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2010年06月 アーカイブ

2010年06月01日

新幹線・並行在来線対策特別委員会

 6月議会を目前にして市議会の新幹線・並行在来線対策特別委員会が開かれました。開催目的は、委員会のメンバーも変わったことだから同委員会にかかわる基礎的な情報の共有を図ろうということでしたが、数日前に新聞報道された、「新潟県と地元3市が出資して第三セクター設立へ」について質問が集中する委員会となりました。

 新聞では第三セクター設立にむけて出資金などについての関連議案が6月議会に上程される見込みと報道されていました。質問のトップは近藤委員、「出資金の関連議案は6月議会に間に合うのか」との質問に、竹田淳三総合政策部長は、「私の方からはお答えを控えさせていただきたい」「6月議会で無理かどうかはここでは言えない」という答弁でした。昨日の委員会での部長答弁は、全体として、神経質すぎると思われるほど慎重でした。そのため、わかりにくかったですね。関連議案についての協議が大詰めを迎えているのかも知れません。

 そういうなかでも注目した答弁がいくつもありました。「経営計画案が決定しないうちに会社が先にできることもありうる」「経営形態については新潟県単独の三セクを前提に話を進めている。他県はむずかしい段階だと言われている」「いまは単独で進むが、未来永劫、このまま進むとは限らない」などの発言です。部長答弁の多くは、新潟県並行在来線開業準備協議会での協議を踏まえたものですが、いまの時点でどこまできているか、もっとつっこんで最新の情報を提供してほしいと思いました。

 昨日は午後3時過ぎに吉川区に戻り、石谷町内会の小規模水道の集水桝などの施設を視察してきました。

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ホトトギスが鳴いている

 昨日、きょうとわが家の近くの山でホトトギスが鳴いています

 ホトトギスはカッコウ目カッコウ科に属する鳥です。先日、山間部ではカッコウの鳴き声も聞くことができました。どちらも、鳴き声が聞こえるようになると夏がやってきます。

 数日前までストーブをたいていました。きょうから6月。早く夏らしい天気になってほしいものです。

並行在来線会社出資金などの補正予算提案へ

 驚きました。議会運営委員会が終わって、市長による6月議会の提案理由を読んだら、最初のページに、並行在来線の開業に向けて設立する経営主体についての予算計上がされていたからです。こんなことなら、昨日の特別委員会で「関連議案は提出する予定です。中味の説明、質疑は事前審査とみなされるので、きょうはお許しを」と、なぜ一言言えなかったのか。市側の「慎重答弁」からは予測できない提案に唖然としました。並行在来線対策事業として補正された額は約1600万円。そのうち並行在来線会社出資金が1565万円、会社登記経費の負担金が35万5000円です。

 議員団会議ではさっそく総括質疑の準備に入りました。昨日の新幹線・並行在来線対策特別委員会での審査状況を踏まえるとともに、並行在来線開業準備協議会での経営委員会、地域活性化・交流委員会の議事録などを読み、議員団全員に資料を配布し、質疑項目を整理しました。総括質疑には平良木議員が登壇します。総括質疑で細部に入れない部分は私が総務常任委員会で追及することになります。質疑の中心は、経営主体の設立をどんな経過のなかで決定したかです。事実経過のカレンダーを一枚一枚丁寧にめくるような質問をしていきたいと思います。

 夕方、家に戻ってから長峰温泉ゆったりの郷へ行きました。今回は温泉に入るためではありません。昨日、温泉水をくみ上げるポンプが故障したということを耳にしましたので、その状況などを把握するためです。中村支配人と会い、経過及び今後の対策について聞いてきました。大事な温泉施設ですので、いっときも早く復旧させたいものです。

2010年06月02日

鳩山首相が辞任

 吉川区梶にできた複合福祉施設、「いこいの里あさひ」の竣工式・祝賀会を終わった時点で鳩山首相辞任のニュースを聞きました。昨日からの民主党のあわただしい動きを見て、辞任は近いなと感じていましたが、とうとうその時がきました。

 夕方、「しんぶん赤旗」号外の配布をするなかで鳩山辞任のことを話しましたが、どこでも「あれだけでたらめやれば当然だ」「期待はずれだった」などという声を聞きました。普天間の基地問題や後期高齢者医療制度などで国民との約束を反故にし、「政治とカネ」で真摯に解明しようとしなかった以上はやめて当然だと思います。

 民主党はおそらく首相を替えて参院選に臨むのでしょうが、首相が替わってもアメリカにものをいえない政権、大企業優先政治を変えることが出来ないことは目に見えています。雨後のタケノコのように次々と誕生した新党とて、この点は同じです。いよいよ、日本共産党の出番です。頑張らなくてはなりません。

 鳩山首相が辞意を表明したのち、志位委員長が国会議員団会議で見解を表明しています。短い挨拶ですのでご覧いただきたいと思います。

いこいの里あさひ、盛大に竣工式

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 吉川区梶地内で昨年から建設工事が始まっていた複合福祉施設、「いこいの里あさひ」の竣工式・祝賀会がきょう行われました。同施設は上越市社会福祉協議会が初めて設置主体となって取り組んだものです。取り組みのスタートでぎこちなさがあったものの、無事竣工できてホッとしています。竣工式・祝賀会には稲荷副市長、岩崎副議長など行政、議会、地元町内会などから70人近くの人たちがお祝いに駆けつけました。

 式辞で市社会福祉協議会の橋本眞孝会長は、「市社会福祉協議会では地域福祉を重視し、市民一人一人が安心して、その人らしい自立した生活が出来るように努力してきた。この度、高齢化率の高い頸北地区で、同地区を対象としたディサービス、市内全域を対象としたショートスティなどの福祉複合施設を関係者のご協力により計画通り建設できた。これからがたいへんであり、地域の皆さんに支えられて発展していきたい」と喜びと抱負を語りました。式典では稲荷副市長、岩崎副議長がお祝いの言葉をのべました。

 同施設は鉄骨造で一部二階建、床面積は一階が859㎡、二階が261㎡あります。建設工事費は3億187万円、備品整備で2447万円かかっています。初めて中に入ってみて感じたのは、空間がゆったりとしていることと、木のぬくもりです。

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落ち着きと温かさがいいですね。建設にあたっては、新潟県の森林整備加速化・林業再生事業を活用したということでした。

 同施設にはディサービス(30人)、ショートスティ(14人)、緊急利用(1室)、それと地域交流室もあります。いまのところ、入所が決まっているのは約6割ということでした。「いこいの里あさひ」という名前は吉川区の上野康博さんの提案が採用されたといいますが、この名前のように地域の皆さんの憩いの場となればいいなと思います。

2010年06月03日

党議員団会議、議会基本条例策定検討委員会に参加

 午前は党議員団会議でした。6月議会対策が中心課題です。一般質問テーマの検討と一般会計補正予算の中の並行在来線の経営主体についての部分、他自治体の動向などを踏まえてどう対応するか議論をしました。また、糸魚川、上越、妙高の3市議会で上越地域3市議会並行在来線対策協議会を設けているので、「(旧)政府与党合意の見直しを求め、市及び市民負担を軽減させていく」という同会の目的に沿った活動をどう展開していくべきかについても話し合いました。近々、糸魚川、妙高の党議員とも意見交換し、問題提起をしていく予定です。

 午後からは議会基本条例策定検討委員会でした。市民説明会で出された意見、提案は「議案の賛否の『公表に努めていくものとする』ではなく、『公表しなければならない』にできないか」「議員の口ききについて条文のなかで行ってはならないと書くべきだ」など90項目を超えていましたが、そのうち、条文、解説などで修正していくべき点があるかどうかの検討をしました。内容的にかなりボリュームがあって、きょうだけの検討では終わりませんでした。7日も引き続き検討していくことにしました。

2010年06月04日

「しんぶん赤旗」配達と対話でフル回転

 市政レポートの作成が終わったのが午前9時。それから昼食をはさんで午後7時過ぎまで「しんぶん赤旗」日曜版の配達と集金、対話活動でした。きょうは気温も上昇して暑い一日となりました。上は半袖シャツです。車は窓を開けて走りました。

 鳩山総理が辞任した直後であり、もうすぐ参院選という意識も広まってきているのでしょう、きょうは久しぶりに「がんばってくんない」という言葉をたくさんかけていただきました。喉頭がんの手術をして言葉が出ないNさんは、私を呼びとめるために手でパンパンとやり、両手で応援しているよと合図を送って激励してくださいました。うれしかったです。

 青空が広がっているなかで、気温が高かったせいでしょうか、きょうはニセアカシアの花の甘い匂いが車の中に入ってきました。今年初めてです。花はもう終わりに近づいていますが、もう1、2回は甘いにおいをかぎたいものです。また、配達の途中、ササユリの花を撮ることができました。

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こちらの花は咲き始めたばかり。ササユリの多くはまだつぼみの状態でしたので、来週あたりが花どきとなるでしょう。

 夕方、糸魚川市の仲間から並行在来線問題で情報が入ってきました。「JRの姿がまったく見えない中で経営主体をつくるために出資金をといっても無理がある」「今回の出資にあたって、どういうところにお金を使うのか疑問だ。そもそも収支計画があるかどうかも不明だ」そんな疑問の声が上がっているというのです。明日は長岡市で参院選勝利をめざす総決起集会です。そこでは妙高市、糸魚川市などの党議員と意見交換をすることが出来ればと思っています。

2010年06月05日

武田勝利さんの初の動画メッセージ

 日本共産党と後援会の総決起集会が長岡市で行われました。参院選公示を前にした集会です。中央委員会から田熊選対局長が講演し、参院新潟選挙区の日本共産党公認候補予定者の武田勝利さんが決意を表明しました。武田さんは、「政治の中味を変える絶好のチャンスがやってきた。アメリカいいなり、財界にもものが言えない政治を変えていく」と元気いっぱいでした。

 総決起集会後、武田勝利さんから動画メッセージを寄せてもらいました。インターネットで動画による武田さんのメッセージを発するのは初めてです。

2010年06月07日

ニセアカシア満開の中で

 また、朝になりました。昨日、家に戻ったのは夜の10時半近くでした。朝から夕方まで「しんぶん赤旗」日曜版の配達、生活相談、「しんぶん赤旗」号外の配布と対話で動き回り、さらに夜は党会議でした。参院選が近いので大事な会議となりました。でも、体はぐったり……。今週から議会なので、ここらへんで半日くらい休養をとりたいところです。

 ここ数日の気温の上昇で田んぼの水温も上がり、稲の色が変わってきました。ようやく「色が出てきました」ね。

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 写真は柿崎区江島新田で撮ったものです。バックは米山です。

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 この間から何回も書いているニセアカシア。大潟区だけでなく、柿崎区の高速道周辺でも増え続けています。写真はゴルフ場付近から尾神岳を望んだ風景です。左の木も遠くの白い木もみんなニセアカシアです。このニセアカシアを近くで撮ると、

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 こんなふうになります。写真には写っていませんが、ミツバチが何匹も飛び交っていました。

 市政レポートの1452号を掲載しました。先日の福祉複合施設竣工式、吉川高校100年の集いのことを中心に書きました。昨日の日記で参院選新潟選挙区予定候補の武田勝利さんの動画メッセージを掲載しましたが、平良木議員、上野議員、竹島県議などのブログでも掲載されています。まだ、ご覧になっていない方はぜひご覧ください。
 
 

3市議会並行在来線対策協議会の緊急開催を

 本日午後、滝沢逸男議長に会い、並行在来線問題で緊急申し入れを行いました。6月議会には、新潟県と沿線3市で1億5000万円出資し、並行在来線を運営していく経営主体を設立する提案がされています。しかし、新聞報道などによると、糸魚川市議会がこの動きに反発を強め、6月議会に提案されるかどうかは不透明だと言われています。いうまでもなく、並行在来線を運営していくためには沿線の関係自治体の連携は不可欠です。申し入れは、こうした事態打開のためのものです。

 そもそも今回の出資金の提案は、新潟県並行在来線開業準備協議会の経営委員会で経営計画についての審議の成果が見えない中でされています。
 5月12日の記者懇談会で村山市長は、「ここまで来ると(6月議会での提案は)難しいのではないでしょうか。例えば、会社の資本などの議論が全くないわけです。どれだけの資本を持ち、どのようなことをするためにスタートし、時系列的にこのようなことをしていこうという全体の色が見えないとなかなか難しいと思います。このような会社を作るから出資してほしい、出資しましょうという話になるのだろうと思います。会社の内容が出てこないと資本金の額も固まらないのではないでしょうか」とのべていました。それだけに今回の提案には唐突感があります。

「JRの経営参画を含め『政府・与党申し合わせ』を抜本的に見直しこと」を求めた3月議会意見書は政府国交省の『政府・与党申し合わせ』見直しの動きにインパクトを与えるものとなりました。この意見書の趣旨に照らしても今回の提案についてはもっと慎重であるべきでした。

 日本共産党議員団では、今回の提案に至る一連の経過をただすとともに、3市、3市議会が連携して対応できるように全力を尽くす決意です。以下は本日の申し入れ全文です。

                               2010年6月7日
上越市議会
 議長 瀧澤 逸男 様

                        日本共産党上越市会議員団
                            団長 橋爪 法一


「上越地域3市議会並行在来線対策協議会」開催に関する緊急申し入れ


 向暑の候、貴職におかれましてはますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。また、日頃より市民の声を生かす市議会運営に尽力されておられることに敬意を表します。
 さて、今議会には、並行在来線対策事業の一つとして、経営主体設立のための出資金支出の補正予算が提案されました。
 この議案に関しましては、新幹線開業後も並行在来線を存続させるとともに、運営にあたって当市や市民に過度の負担を強いることのないようにすることが求められていることから、慎重な審議が求められております。さらに、当該3市の足並みをそろえ、一体として取り組んでいくことも重要な前提課題となっております。
 また、県開業準備協議会の経営委員会では、今後の公的負担額がさらに膨らむ見通しであると報道されています。
 こうした現状を考えると、当議会としては、3月26日に政府関係機関に意見書を提出したとおり、「JRの経営参画を含めて『政府・与党申し合わせ』を抜本的に見直すこと」をはじめ、あらゆる手だてをとりながら市民負担軽減に向けた取り組みを強めることが求められております。
 一方、並行在来線対策では、市民の足をしっかりと守っていく立場で、一昨年秋に「上越地域3市議会並行在来線対策協議会」が設立されましたが、ご承知の通り、この協議会はその目的として「並行在来線を存続させるとともに、運営に当たっては、政府与党申し合わせを見直し、沿線自治体や地域住民に過度の負担を強いることのないよう国・県・JRに働きかけていくこと」としています。
 つきましては、市民の利益を守る立場から、「上越地域3市議会並行在来線対策協議会」を緊急に開催し、「① JRの経営参画を含めて『政府・与党申し合わせ』を抜本的に見直すことを求めていくこと、② 今回の経営主体設立の案件について3市議会が足並みをそろえていくこと」を協議するよう申し入れます。
    


 

2010年06月08日

新緑の山仰ぎつつ昼寝して父は米寿の一日悦ぶ

 妻の短歌が朝日新聞の「歌壇」(新潟版)に載りました。それも一番最初に。

 新緑の山仰ぎつつ昼寝して父は米寿の一日悦ぶ

 この歌は柏崎市の海辺のホテルの一室で米寿の祝いをやっていた時のことを詠んだものです。妻の兄弟など参加者は、美味しいご馳走を食べた後、風呂に入る人、散歩に出かける人などに分かれたのですが、私と柏崎の父だけが部屋に残って昼寝をしていました。そこを切り取った歌です。

 この歌は柏崎の父も今朝読んだことでしょう。よかった。

 当日の柏崎の父と母の様子です。

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2010年06月09日

やまぎし農園のトマト、販売開始

 まずはお知らせから。3日ほど前から吉川区大乗寺のやまぎし農園のトマト販売が始まりました。今年は低温の影響で少し遅くなりましたが、重量感があって、甘味も十分、相変わらず美味しいトマトです。

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一袋に3個入って300円です。ぜひお求めください。売っている場所は地図をご覧ください。


大きな地図で見る

 さて、昨日は総括質疑の打ち合わせをした後、吉川区内にある2つの小規模水道施設を市役所職員とともに視察してきました。いずれも山間部にあり、水源で流れ出る水は冷たく美味しいものでした。水は山間部住民の暮らしに欠かせないもの、しっかりと守っていきたいものです。

 視察時に川の中にも入りました。その中州で見たことのない野の花と出合いました。ひとつはミゾホウズキです。

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黄色の花の形が個性的です。そして、いまひとつ、ミズタビラコです。

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 昨晩、ふたつの花の名前を探し出すのに苦労しました。もし、名前が違うのではないかと思われた方はぜひご指導ください。数日後に私のホームページの「野の花」に登載したいと思いますので、お願いします。

かわえ明美、たけだ勝利事務所開き

 参院選勝利に向けて日本共産党新潟県委員会は7日、かわえ明美・たけだ勝利の事務所開きを行いました。

 その模様を日本共産党新潟県委員会の動画コーナーで見ることが出来ますのでご案内します。ぜひご覧ください。

 

グミの実が食べ頃に

 わが家の庭にあるグミの木の実が赤くなりはじめました。今年は天候不順で、実がつくかどうか心配したのですが、たくさん実をつけてくれました。

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 夕方、妻とともにいくつか食べてみました。ほどよい甘さと渋みがあります。食べた後に種を口からプッと噴き出す快感も味わいました。おそらく、じきに小鳥たちの目に留まるでしょう。それまでにもう少し食べさせてもらいたいものです。

2010年06月10日

6月議会はじまる

 昨日から6月議会がはじまりました。注目は北陸新幹線開業に伴う並行在来線の「経営主体設立」出資金です。わが党議員団の平良木議員と公明党の杉田議員が総括質疑で登壇しました。

 今議会は村山秀幸氏が市長になって3回目の定例議会です。原稿に頼らずに自分の言葉で答弁している点はすごいなと思います。それも回を重ねるごとに力強さが出てきました。ただ、気になる点があります。昨日の答弁では、並行在来線会社の経営計画について問われ、「(県並行在来線開業準備協議会の経営委員会の)経営計画づくりは7月頃(議論が)かわくことになるだろうが、設立する会社の具体的な作業の段階で大きく変更することになる」とのべるなど、慎重さに欠けた発言がいくつかありました。「糸魚川市が出資しなくとも会社をスタートさせるのか」という質問にはズバリ答えないずるさもありました。こうした点は速やかに修正してほしいものです。

 さて、話題はかわってブログの話。私は毎日10人ほどのブログを読ませてもらっています。党議員のもの、他党派議員や友人などのブログがその中に入っていますが、毎日のようにいろいろな発見があって、とても楽しみにしています。

 昨日のブログでは参院比例代表で日本共産党から出る「かわえ明美あったか日記」に感動しました。高校時代、修学旅行に行く際、「この歌をおぼえて行きなさい」と「青い空」を教えてくれた先生がいた。その先生が体の具合が良くないのに演説会に来てくれました。かわえさんは何百人という聴衆がいるなかで、この恩師に元気になってほしいと「青い空」を歌ったのです。涙が出ました。


 

家庭ごみ袋変更へ

 きょうは厚生常任委員会でした。議案審議ではほとんど質問がありませんでしたが、報告事項で質問が相次ぎ、終了したのは午前11時半頃となりました。

 報告の中で質問がたくさん出たのはごみ袋の変更についてです。いま使っているバイオマスプラスチック製の家庭ごみの指定袋については、「破れやすい」「底が抜ける」などの苦情が多く、今回、プラスチック製容器包装を再生したものへと変更したい方針であることを市は明らかにしました。委員と担当課長のやりとりで、苦情が数十件にも及んでいたこと、取替えのため袋を製造している会社が家庭に出向いていたことなどを初めて知りました。新たな袋にさわってみましたが、確かに破れにくい。今度はうまくいくでしょう。

 午後から一般質問の質問取りがありました。私の通告は、①核拡散防止条約(NPT)再検討会議最終文書と市の平和施策、②口蹄疫対策など農業問題、③第三セクター経営検討委員会が提出した経営分析報告書をめぐって、の3項目です。いずれもテーマも論戦になるような内容でないので、質問取りはすんなりと終わりました。今回の一般質問通告者は19人。私は17番目です。私の予想では21日(月)になりそうです。

 きょうの天気でわが家のグミは赤い実が増えました。近所の人たちの間でも話題になりつつあります。夕方、わが家に来た人は、「実は新芽につくから、ちゃんと剪定したほうがいいよ」とアドバイスしてくださいました。知らなかったなぁ。子どもの時分から食べることに夢中で、剪定は考えたことがありませんでした。

2010年06月12日

市民団体も動き始めた

 並行在来線をめぐる動きがまた出ました。昨日の午後、「在来線と地域のあり方を考える直江津・頸城の会」と「在来線を守る三市連絡会」が共同して上越市議会に対して申し入れを行いました。

 申し入れた内容は、①3月議会で「JRの経営参画を含め『政府・与党申し合わせ』を抜本的に見直すこと」を求めた意見書を採択しているが、この意見書の趣旨に沿って行動、審議をしてほしい、②三セク先にありきの拙速を避け、国土交通省・沿線各県・JRの8者会議での協議・検討、新潟県並行在来線開業準備協議会の経営委員会の方針を受け、経営主体のあり方を明確にした後に議会で審議を、③今回の出資金問題についても、3市及び3市議会が足並みをそろえていくよう、上越市議会としてイニシアティブを発揮してほしい、の3点です。

 2つの団体は党派を超えた市民団体としてこれまでも重要な役割を果たしてきましたが、今回の申し入れには私も全面的に賛成です。申し入れの内容に沿ってがんばっていきたいと思います。

2010年06月13日

大出口川沿いでホタルを確認

 昨日は朝から「しんぶん赤旗」の配達と対話活動でした。途中、ホタルブクロがつぼみになっているのを見つけました。これを見ると思い出すのはホタルです。ホタルブクロの開花した時は間違いなくホタルが飛ぶので、そろりと飛び始めるのではと思い、近くの大出口川沿いへカメラを持って出かけてきました。川の近くまで行ったら、チカッチカッとやっています。ほんの数匹でしたが、ホタルが飛ぶ姿を確認出来ました。

『「五センチ」になった母』が赤旗「潮流」に

 今朝の「しんぶん赤旗」日刊紙を手にしてびっくりしました。私はいつものクセで赤旗のコラム、「潮流」をまず先に読むのですが、その冒頭に私の名前が載っていたのです。そして、私の随想集『「五センチ」になった母』の第22話、「大きな靴」のことが紹介されていました。うれしかったですね。すぐに妻に、「母さん、潮流に載っているよ」と教え、支部の仲間たちにも連絡しました。

 今朝の「潮流」は先日、アルメニアの洞窟で発見された世界最古の革靴のことなどにも触れながら人間と靴の関係を書いたものです。「大きな靴」は、わが家の日常のことを綴っただけのものですが、こんな形で紹介していただけるなんて最高に幸せです。きょうは2つの会への出席と対話活動を予定していますが、元気もりもりです。全文はこちらをごらんください。

 日本共産党中央委員会のホームページでもご覧いただけます。こちらをクリックしてみてください。

2010年06月14日

井上ひさしの「絶筆ノート」

 昨晩、コンビニに入って文芸春秋7月号を購入してきました。読みたかったのは井上ひさしの「絶筆ノート」です。5月に国際啄木学会の近藤典彦さんから講演していただきましたが、その際、石川啄木の短歌についての井上ひさしの解説、分析の素晴らしさを教えてもらいました。以来、井上ひさしの書いたものを次々と読んでいます。今回のノートにも何が書かれているのか、とても関心がありました。

 「絶筆ノート」とユリ夫人の手記を読み、改めて井上ひさしのすごさを感じました。まず、メモです。「就寝前にハルシオン0.125ミリグラム」など具体的な治療の状況、医師の名前等をキチンと書き記しています。こういった調子ですから、戯曲をひとつ書くにも彼の資料収集はすごいというか、すさまじかったのではないかと思います。

 ユリ夫人の手記に、「ことばを使うものとしての責任」というのがありました。「書いた以上は、自分のことばに責任をとる」「こんなに苦しいことを経験してみると、いままでの自分は、どこか観念的に『苦しさ』ということばを使ってきたと思う」という井上ひさしの言葉が紹介されていました。作家としての誠実さというよりも、作家としての執念を感じます。

 「家で死にたい」という願いに応え、家族が病院側の協力も得て、家に帰らせてあげたのは4月9日の朝でした。そして、その日の晩にゆっくりと息を引き取ったとあります。意識はもうろうとしていても家に帰れた、よかったなぁ、と思います。夫人は私が知っている米原昶さんの子どもさんでもありました。「絶筆ノート」とユリ夫人の手記を読んで井上ひさしがまた近くなりました。

 私のホームページの「野の花」「私の好きな風景」にそれぞれ2枚の写真を追加しました。また、市政レポート1453号もアップしました。左上の「小さな町の幸せ通信」をクリックしてください。ご覧いただけます。

2010年06月15日

会社設立についての合意文書なし

 きょうは総務常任委員会審査でした。今回の定例会で一番注目されている並行在来線対策事業(新会社設立)について審査する委員会です。並行在来線対策事業だけで2時間近くかかりましたが、びっくりすることがいくつもありました。

 そのひとつは会社設立についての合意文書はないという事実です。新会社設立については新潟県と妙高市、上越市、糸魚川市が話し合いを進め「合意した」というのですが、4自治体が合計で1億5000万円の出資をして立ちあげるというのに確認書とか覚書とかいうものを交わしていないというのです。税金を使ってやる仕事としてはあまりにもご粗末ではないでしょうか。
 
 そして2つ目。出資金をどうするかなどの話し合いをしたものの、どういう内容で経営をしていくのかについては基本的なことが何一つ決まっていないこと。これもびっくりでした。糸魚川市の米田市長が、「詳細を議会や市民に出せない状態にある。三セク会社がどういう形でいくのか、しっかりしたものでないと提案できない」(上越タイムス6月12日付)とおっしゃるのは当然です。

 3つ目。新潟県並行在来線開業準備協議会の平成22年度事業計画は書面開催による総会で決められたということです。確かに同協議会の規約には、「総会は、会長の判断により書面による開催とすることができる」という規定はあります。でも経営計画や利用促進など重要事項を決めるには「書面開催」は極力避けるべきです。今回は6月2日に開催したというのですが、担当課長も思い出せないような開催だったのです。

 4つ目。その「平成22年度事業計画」ですが、「3、経営主体の設立準備等」のところに、「並行在来線の経営計画に基づき、経営主体の設立準備を進める」とあります。今回の会社設立提案にあたっての説明では、「県並行在来線開業準備協議会の経営委員会では計画を詰めることができないので、新会社でいっときも早く経営計画づくりをしていかなければならない」とのべてきたきたのです。担当部課長とやりとりしていて、一体どうなっているんだと思いましたね。

 5つ目。委員会運営の問題です。質問が終わった段階で滝沢いっせい委員が、「委員間討議をしませんか」と提案しました。問題点や課題をはっきりさせるためには良いことだと私は賛成したのですが、「意見は出尽くしたので必要なし」という声がありました。すかさず「午前の質疑を聞くかぎり、行政側に対する批判や注文等は出たが、正面から賛成だという声はなかった。(討議は)やるべきだ」と発言したのですが、決をとったところ、委員間討議に賛成は11人中3人のみ。これはびっくりというより、がっかりでした。こんなことでは、議会基本条例を制定しても先が心配です。

2010年06月16日

空撮提案

 きょうから一般質問が始まりました。一番目が飯塚議員で、全部で6人が登壇しました。

 「ひょっとすると上越タウンジャーナルを見ているのかな」と思ったのは、江口議員の市の紹介DVDを作成したらどうかという質問と近藤議員の「観桜会ポスターに、高田公園の空撮写真を使ったらどうか」という質問です。上越タウンジャーナルが「ダイナミック、高度100メートルからのお花見」というニュースを流したのは4月16日。私も記事と動画を見て、これは使えるな、と思いました。みんな同じようなことを考えていたんですね。

 武藤議員の質問は私の通告と一部がダブっています。口蹄疫の予防対策でのやりとりを聞いたら、私が聞こうとしていたことがすでに出てしまい、質問をどう組み立てていいのかわからなくなりました。同議員は質問で、小中学校の児童生徒が公共施設を使用する場合は無料にできないかと市長に質問しましたが、吉川区内の関係者からもそうした声があがっていて、地域協議会でも議論されています。市長は秋までに結論を出すと答えていました。早期に無料化してほしいものです。

 私の一般質問は週明けの月曜日かと予想していたのですが、きょう、6人登壇したことで、18日(金)の最後となる可能性が高くなりました。おそらく、午後3時半過ぎから5時までの間となるでしょう。質問テーマは、核拡散防止条約再検討会議最終文書と市の平和施策、口蹄疫対策など農業問題、第三セクターについての3つです。

 夜遅くなってから、近くの大出口川へ行ってきました。その後、ホタルが増えたかどうか確認したかったのです。ホタルは前回よりも増えていましたが、たくさんの蛍が舞うまでにはもう少し時間がかかりそうです。ただ、きょうは元気なホタルが一匹、私の周りを飛び回っていました。これは動画でご覧ください。

2010年06月17日

質問準備

 予想が狂ったというか思い込みがあったというべきか。昨日の夕方の時点まで、私の一般質問は週明けになるものと思っていました。ある人が、「今回は質問者が少ないから1日当たり5人というもんだこて」と言ったので、すっかりその気になっていたのです。ならば、準備は土日にやればいいと思い、別のことをやっていたのは間違いでした。

 というわけで、きょうは朝から市政レポート作成にとっかかり、夕飯前には何とか印刷するところまでこぎつけました。日中はいうまでもなく議会です。集中していたためか、印刷が終わった途端に疲れがどっと出ました。ワールドカップを見て気分転換をと思っていたのですが、その前に眠ってしまいました。

 質問準備は資料集めがほぼ終わり、質問項目の整理にかかっています。3つのテーマごとに獲得目標を決め、どういう流れで質問を展開していくか、どこでどの資料を使うか。これがちゃんとやれれば、たいがい、質問はうまくいきます。ま、たまに予想外の展開もありますが。これから明朝までにどれだけできるか。

 私の一般質問は明日の午後3時頃からとなる予定です。上越市市議会ホームページの議会中継でご覧いただけます。

2010年06月18日

Sさん、危篤状態に

 夕方、母から電話がありました。親戚のSさんが危篤状態に陥っているとの知らせです。Sさんは私の議員選挙で通算6回選挙責任者を務めてくださった方です。病院にはSさんのキョウダイ、子どもさんなどが次々と駆け付けています。何とか持ち直してくれればいいのですが。

2010年06月19日

一日中落ち着かず

 Sさんの病状を気にしながら「しんぶん赤旗」日曜版の配達をしました。携帯電話が鳴るとビクッとします。そんなことで、落ち着かない一日となりました。疲れて、ひと眠りしたら、サッカー、残念ながら日本は負けていました。でも善戦でした。明日は午前に消防訓練、午後からは旧吉川町長の角張さんの受賞祝賀会があります。

2010年06月20日

消防訓練

 きょうは朝7時半から上越市消防団吉川方面隊の消防訓練です。駆けつけ放水訓練は原之町の場々谷池で行われました。7時半にサイレンが鳴ると次々と消防車が現地に駆け付け、放水を始めました。この模様を動画でご覧ください。

 訓練の状況は方面隊の幹部、総合事務所の幹部のほか、近くに住む人たちも訓練の様子を見守りました。子どもたちも7~8人いて、すぐそばの笹川さんちのおばあちゃんは子どもたちにお菓子をプレゼント。子どもたちは大喜びでした。お菓子は訓練を見に来たご褒美です。私までお菓子をいただきました。

 午前9時からは会場を吉川中学校グランドに移し、機械器具の点検や規律訓練、小型ポンプ走法の訓練などが行われました。ズラリと並んだ消防車を見せていただいた時、最新型の消防車と古い型の消防車を比較することもできました。写真は機械器具の点検の様子です。

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2010年06月22日

落雷でパソコントラブル

 一昨日の夜11時頃、近くに雷が落ちた模様です。それ以来、わが家でのパソコン通信ができなくなりました。昨日、有線農協から修理してもらい、ようやく復旧しました。

 親戚のSさんですが、重篤状態から脱して小康状態です。昨日はベッドのそばで、「Sさん、わかるかね、橋爪です」と声をかけたら、酸素マスクをつけながら何かをしゃべってくれました。倅さんによると、「どこか痛いところあるか」と尋ねたら、「しゃばじゅう(全体)」と答えてくれたそうです。いま、家族が二人がかりで付き添い、Sさんの病状を見守っている状態です。

 議会は昨日で一般質問が終わりました。あとは24日に委員長報告、討論、採決などがあります。24日は参院選の公示でもあり、きょう、明日はその準備で大忙しです。

 この日記のカテゴリーに「動画」を追加しました。「動画」をクリックするとこれまでアップしたすべての動画を見ることができます。私のホームページのトップページにも「橋爪法一の動画集」を加えました。ここをクリックしてもご覧いただけます。

信越本線移設工事にかかるJR東日本からの回答

 昨日の夕方、JR東日本から信越本線移設工事について新潟県と上越市に対して回答がありました。どういう内容か、議会でも大きな関心を持っていましたが、市側からは「公表は明日以降になる」との連絡があったのみでした。ところが、新潟日報、上越タイムスは朝刊で、「JRが移設工事を全面的に受け入れ」と報じました。私だけでなく、議員はみんなびっくりしたことと思います。

 本日の午後1時15分、議会事務局からFAXが送られてきました。昨日の結果についての市長から議長へのお知らせの写しです。

 そこには、「昨日、JR東日本から信越本線移設工事に協力できる範囲について、下記の通り回答がありましたので、お知らせいたします」と前書きがあり、JR東日本㈱から総合企画本部投資計画部長など4人が新潟県庁交通政策局で坂井康一県交通政策局長と村山秀幸上越市長に回答をしたことなどが記載されていました。

 【回答の要旨】として記載されていたのは以下の通りです。

 先般、新潟県と上越市より要請のあった信越本線(脇野田駅)移設事業については、地元のために出来る限りの協力をする観点で協力してきた。
 弊社の施工体制については、北陸新幹線の開業関連工事や並行在来線(信越本線 長野・直江津間)の経営分離に必要な工事を実施するため、特に電気関係を中心に人手が不足している状況にある。
 弊社としては、これらの状況を勘案した結果、以下に示す条件に了解いただくことを前提に、脇野田駅移設の設計・施工を引き受ける。

 1 適用する仕様・基準等
 2 事業費の負担
 3 並行在来線(信越本線 妙高高原・直江津間)の一括在姿譲渡
 4 第三セクター会社による旧線施設等の撤去

 その他のところには、「詳細については、JR、県、市で確認しております。」とありました。

 きょうは他会派(複数)の議員からも電話などで、「みんな心配していたのに、なんで報告が遅かったのだろうね」「これじゃ議会軽視と言われても仕方ない」等の声が寄せられました。FAXで送られてきた内容なら、昨日の段階で報告があってもよかったのではないでしょうか。

2010年06月23日

鈴木寛一さん亡くなる

 いまは午前2時53分です。昨日の午後10時37分に鈴木寛一さん(81)が亡くなったとの知らせを受け、病院へ行き、その後、鈴木さん宅で葬儀などの打ち合わせを行って、先ほど帰ってきました。

 21日の午後、病院で会った時は話も出来ましたので、まだしばらくは大丈夫だと思っていたのですが、残念です。家族の人たちの話によると、昨日の午後から苦しみ出し、最後は静かに息を引き取ったということでした。でも、うらやましいなぁ。医者にもう一日くらいの命と言われてから、奇跡的に回復し、2日間ほどの間に、会いたい人とほとんど会って話も出来たというのは……。たぶん、本人も満足していることでしょう。

 私の議員活動は32年間になりますが、そのうち28年間、鈴木さんは地元の親戚として私を支え続けてくださいました。いつもやさしく、穏やかな人です。地元をまとめてもらうにはうってつけの人でした。心から感謝の言葉を贈りたいと思います。ありがとうございました。

葬儀と議会と選挙が重なった

 今朝は2時間弱しか眠れませんでした。朝の6時半には鈴木さん宅へ行き、今後の日程について打ち合わせました。通夜は明日の午後6時から(自宅)、葬儀は25日午前9時から(「虹のホールおおがた」にて)と決まりました。参院選の公示、初日、2日めの活動予定と重なりましたが、議員団の仲間と相談して対応することにしました。私の任務は葬儀委員長です。

 明日は6月議会最終日でもあります。葬儀の準備を進めながら、討論内容の検討なども行いました。並行在来線新会社問題などが浮上したこともあって、例年の6月補正予算審議の時以上に疲れました。水面下で様々な動きがあることも情報として入ってきました。明日の本会議では予想外の展開も起こりそうです。議会のチェック機能が機能しているかどうかが問われる議会となりました。

 参院選公示になると、今回もまたホームページ、ブログなどに制限が加えられることになります。候補がどこでどうしたとか、どこどこへの投票をなどと書くことはできません。ネットによる選挙運動解禁が見送られたからです。このブログに記載する記事はこうした制限を意識して、選挙活動以外のことを書かざるを得なくなります。この大事な時期に何を書いているんだと思われるでしょうが、しかたありません。

 新潟選挙区予定候補者の武田勝利さんから公示前最後の動画レターが届きました。ご覧ください。

2010年06月24日

修正案賛成討論で問題点浮き彫り

 6月議会最終日。朝の8時半過ぎに市役所に着きました。議会事務局へ入ると、ある職員さんに「きょうは何かあるのでしょうか」と訊かれました。けげんそうな顔をすると、私のブログのコピーに黄色のアンダーラインがひいてあります。その場所は、「明日の本会議では予想外の展開も起こりそうです。議会のチェック機能が機能しているかどうかが問われる議会となりました」の部分。私としては、私たちが提出した修正案に対する他会派の対応が委員会の採決時と違った展開になるかも知れないことを書いただけなのですが、議会での進み具合に大きな影響を与える動議か何かでも提起されると思ったのでしょう。

 本会議。注目の並行在来線会社にかかわる予算が計上されている一般会計補正予算に関しては上野議員が修正案について提案理由の説明を行い、平良木議員が討論を行いました。平良木議員は市議会での総括質疑、常任委員会審査、県議会連合委員会での質疑を踏まえて、まとめてくれました。「何よりも、設立される経営主体の全体像や将来見通しなどがほとんど明らかにされないまま、出資のみを先行するということは、市民の財産である予算の使い方として、きわめて不適当」であるとのべたうえで、「委員会審議などの中で、見過ごすことのできない問題点が明らかになりました。ひとつは会社設立についての4つの自治体による合意文書がそもそも存在しないという事実、2つめには、出資金の額は決めたものの、経営内容については基本的なことが何一つ正式決定を見ていないという事実。3つめに、経営計画をだれが作るのかをめぐって、県並行在来線開業準備協議会の事業計画と市の説明に大きな隔たりがあるという事実。さらに、経営委員会では、今後の地元負担が当初予想されていた386億円から大幅に増額する見込みであることが議論されたという事実。このことは、資金計画をかなり綿密に立てた上での立ち上げでないと、経営主体自体が立ちゆかなくなりかねないことを示しています」と具体的に展開しました。やじひとつ飛ぶことなく、とても説得力のある討論だったと思います。今後の並行在来線会社に関する動きに影響を与えるはずです。

 採決の結果は、昨日入った情報通り、修正案に対する賛成は私たち議員団のみでした。今後の動きを注視しながら、並行在来線を守る連絡会の皆さんと連携して頑張っていきたいと思います。

2010年06月25日

鈴木さんの葬儀

 鈴木寛一さんの葬儀でした。斎場で棺を炉に入れる直前、お連れ合いが何度も寛一さんの額を指でなでている姿にみんな涙を流しました。

 朝6時過ぎから鈴木さんの家に行き、親戚や近所の人たちと鈴木さんについて語りました。お坊さんが法話の中で、「寛一」の「寛」は寛容の「寛」、名前の通り、おだやかな人でした、と語られましたが、まったく同感でした。機械にも強く、遠くで機械の音を聞いていても異常を察知できたという話は初めて聞きました。農業、とくに稲作にかけてはプロ意識を持っていた人でしたね。

 お斎の席では、たいへんご馳走が出ました。寛一さんからのプレゼントだと受け止め、おいしくいただきました。このなかでも丸茄子の田楽とサーモン錦紙巻、地場産のトマト等が入った酢の物は食べたことがなく、とても気に入りました。携帯のカメラで撮ったものをご覧いただきましょう。
 まずは丸茄子の田楽です。

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 次に酢の物です。

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 きょうは吉川区内に宣伝カーが2台入ってきました。こういう音を聞くと、落ち着かないですね。

2010年06月26日

伝えるべきことを伝えていない

 並行在来線を守る三市連絡会のメンバーのAさんから電話をもらって驚きました。JR東日本が21日、新潟県と上越市にたいして行った回答の中身については県議会議員にはほとんど知らされていないというのです。Aさんは、県政の重要課題なのでこうした動きは全県議に直ちに伝えるべきだ、少なくとも上越市選出の県議くらいは伝えるべきだった、と語っていました。この主張は当然です。

 電話をもらってから上越市と新潟県のホームページを見てみました。県民、市民に対して知らせているかどうかをチェックするためです。どちらのホームページにもこの回答についての情報は掲載してありませんでした。県政や市政の重要課題で大きな動きがあっても伝えないホームページでは、ホームページを設けている価値がありません。こう書くと、「回答についての詳細の確認がとれていないから」と言い訳されるのかも知れませんが、それは通用しません。上越市議に対してはファックスで【回答の要旨】が伝えてあるのですから。

 【回答の要旨】については、22日付の「ホーセの見てある記」に書きました。その主要部分を再録しましょう。

 先般、新潟県と上越市より要請のあった信越本線(脇野田駅)移設事業については、地元のために出来る限りの協力をする観点で協力してきた。
 弊社の施工体制については、北陸新幹線の開業関連工事や並行在来線(信越本線 長野・直江津間)の経営分離に必要な工事を実施するため、特に電気関係を中心に人手が不足している状況にある。
 弊社としては、これらの状況を勘案した結果、以下に示す条件に了解いただくことを前提に、脇野田駅移設の設計・施工を引き受ける。

 1 適用する仕様・基準等
 2 事業費の負担
 3 並行在来線(信越本線 妙高高原・直江津間)の一括在姿譲渡
 4 第三セクター会社による旧線施設等の撤去

 その他、「詳細については、JR、県、市で確認しております。」

 改めて【回答の要旨】を読んでみると、疑問も浮かびます。この回答は口頭だけだったのか、それとも文書回答もついていたのかどうか。「詳細については、JR、県、市で確認しております」とあるが、それは回答のどの部分なのか。ファックス送信は22日なのに、まだ確認は終わっていないのか。こうしたことは速やかに伝えてほしいものです。

2010年06月27日

障がい者の皆さんと懇談

 久しぶりにいい降りとなりました。午前中、一時、集中的に降った時は、5年前の大水害を思い出しました。

 午前は山間部で「しんぶん赤旗」の集金、ビラ配布をしました。雨が降ったものの、時々、止むこともあって助かりました。山間部は梅雨時に咲くヤマアジサイが盛りを迎えています。雨の中の写真です。

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 午後からは福祉交流プラザで障がいをお持ちの皆さんとの懇談会でした。会場についた時に目に入ったのは七夕飾りです。短冊には、「元気な赤ちゃんが生まれますように」「ケーキ屋さんになりたいな」「大事な人が元気でありますように」「今年こそ泳げるようになりたい」などたくさんの願いが書いてありました。

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 写真の女の子が書いたのは、「地球のみんなが健康でいられますように」。この子は将来大物になりそう。

 懇談では、「消費税10%は困る。年金で生活するのはたいへん」「年金が入るのは8万3000円なのに、自立支援法ができてから6万円ほど払っている。らくらく外出もできない。ジャスコへ買い物に行くにしても福祉タクシーを使うと4000円くらいかかる」「福祉施設のなかにはボタンを押さないとドアを開けられないところがある」等の声を寄せていただきました。なかでも、消費税の増税に対する反発は強かったですね。大企業の減税のために税率を上げようとしていることが伝わると、怒りが爆発するのではないでしょうか。

 終了間際、参加者の皆さんにきょうの懇談の感想を聞いたら、「いかったです」という言葉が返ってきました。ホッとしました。

2010年06月28日

大企業減税とセット

 菅内閣の支持率が急落していると報じられています。内閣が出来てわずか1カ月ほどしか経たないのになぜ急落したのか、その要因はいろいろあろうとは思いますが、最大の要因は、消費税増税を大企業の法人税率引き下げとセットで打ち出していることにあると思います。

 「セット」というのは、「組み合わせて一揃いにすること」(ヤフー百科事典)をいいます。実際、マニュフェストではどうなっているのか確認してみました。

 菅さんのところでは、「強い経済」の柱のひとつに「法人税率引き下げ」が位置付けられていました。そこには、「法人税制は簡素化を前提に、国際競争力の維持・強化、対日投資促進の観点から見直しを実施します。あわせて、中小企業向けの法人税率の引き下げ(18%→11%)、連帯保証人制度、個人保証の廃止を含めた見直しを進めます」と書いてあります。そして「強い財政」の「今すぐやること」の5番目に、「早期に結論を得ることをめざして、消費税を含む税制の抜本改革に関する協議を超党派で開始します」とあります。完全に「セット」になっています。

 これまでの消費税と大企業減税の関係はどうなっているか。ずばりあらわしている図があります。

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 89年4月の導入以来、国民が納めた消費税額の累計は約224兆円。一方、89年度の税収と比べた各年度の法人3税(法人税、法人事業税、法人住民税)の減収額累計は約208兆円。消費税収はそっくりそのまま法人税の減収の穴埋めに用いられてきた計算になります。これまでも消費税は大企業減税の穴埋めに使われてきたし、これからも続けられる。そうなれば、反対の声が高まり、支持率にも影響を与えるのは当たり前ですね。


2010年06月30日

吉川区地域協議会で地域活動支援事業の審査

 朝になってしまいました。昨日は午前がビラ配布、午後からは街頭演説会、そして夜は吉川区地域協議会と続きました。くたびれて、ワールドカップの方もうとうとしながらのテレビ観戦となりました。ただ、最後のPK戦だけは緊張し目を開けていました。日本代表はよくがんばってくれたと思います。

 吉川区地域協議会では、地域活動支援事業の申請(応募)についての審査が行われました。当初、17件の申請がありましたが、補助残が自己負担となることなどから3件の取り下げがあったということです。

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審査会場は吉川コミュニティプラザの大会議室でした。大勢の傍聴者があるかも知れないとの判断だったのでしょう。しかし、傍聴者はマスコミ関係をのぞくと、私を入れて4人だけでした。マイクを使わないで会議は進められたこともあり、委員によっては発言内容がよく聞きとれませんでした。

 昨日は申請された14件をすべて審査しました。14件の中には、文化財の保全と活用にかかわるものが2件、溜め池調査設計にかかわるもの3件、これまで地道に取り組まれてきた活動やイベントを発展させようというものなどが含まれています。審査は初めてにもかかわらず、各委員からは、「事業対象をもっと広げるべきではないか」「内容はすばらしいが、期間内にやるのは困難ではないか」「昨年の国体時に農地の荒廃が気になった。農地保全につなげてほしい」など活発な発言が相次ぎました。地域協議会委員が代表を務める団体からも申請が複数ありましたが、忌憚のない意見が出されていました。

 審査の結果、14件すべてを採択とすべきということになりました。申請額の100%を認められたのは「えちご吉川少年剣道練成大会」です。県内外から剣道の強豪校を招待し、少年剣士の技術の向上と交流を深める企画は大きな評価が与えられました。補助額は69万円です。
 この他、町田閻魔堂を活用したイベント事業、国田城跡整備事業など8件が90%補助、原之町町内会憩い施設整備事業と水源地域活性化計画作成事業の2件が80%補助となりました。また、3件出された溜め池調査設計事業については、「市の補助事業の補助率15/100を適用し、事業費の15/100とする」という条件が付きました。
 採択すべしとの結果が出た申請事業の事業費合計は641万6000円。吉川区への配分額(650万円)に近い金額となりました。残った金額は追加募集ではなく、次年度に繰り越すことを確認しました。

 昨日、審査された案件は総合事務所長の決済の後、補助金の交付申請・決定と続き、事業開始へと進みます。

季節の風景写真を2枚

 頭がボオーッとしていた一日となりました。明らかに、昨晩の睡眠不足の影響です。公選法の改正が実現しなかったため、きょうも書きたいことを書けず、パソコンに向かっても気が進みません。一日の中で一番印象に残ったことを記録できない日記なんてつまらないです。

 そこで、気分転換。ここ数日間に撮った写真のなかから季節感のあるものを2枚ご覧いただきます。

 まずは北陸、新潟地方しかないと言われているコシジシモツケソウとキオンのコラボレーションです。コシジシモツケソウの色はもっと濃いピンクなのですが、私のカメラではこんな色になってしまいます。

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 もう一枚は長野県との県境の山々です。梅雨時の朝はこんな風景がよく見られます。

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