おはようございます。今朝は5時半に起床して朝刊を読み、その後、コウノトリの観察に出ました。今朝もあいにくの小雨でした。巣の上ではずぶ濡れのコウノトリ1羽がいました。おそらくヒナの1羽、個体番号J0845だと思います。他のコウノトリですが、3羽が巣から500㍍ほど離れた農道、田んぼにいました。メスの親鳥とヒナ2羽です。下の写真は手前がメスの親鳥、奥の2羽がヒナです。

昨日は午前9時半からカニ池公園にて〝新潟百姓一揆〟上越集会でした。呼びかけ人の一人は吉川区の天明伸浩さんです。急な呼びかけにもかかわらず、会場には30人ほどの人たちが集まり、それぞれの思いを語り、いまの農業危機打開を訴えました。
呼びかけ人の一人で主催者の挨拶したのは牧田正樹県議です。先に東京で行われた〝百姓一揆〟が盛り上がって、参加者が最初3200人ほどだったのが4500人にもなったこと、その背景にはもう我慢の限界を超えた農政への怒りがあると指摘しました。そして、「いまこそ農家と消費者が連帯して立ち上がる時だ」と訴えました。
続いてマイクを握った農家のみなさんの訴えが参加者の心にひびきました。
吉川区の鴫谷幸彦さんは、「ある農家の人が、〝最近、米価がいいすけ、これで担い手が増えていったらいいね〟と言ったが、何言っとるがだね。次に米価下がったら、本当に農家がいなくなっちゃうよ」と言うやりとりをしたことを紹介し、「国はだまして農家を生かさず殺さずやってきた。私は小さな農業やっていて幸せです。楽しくてしょうがない。いま一番苦しいのは騙されて規模を大きくしてきた農家だ。山下惣一さんの言葉に〝市民皆農〟という言葉がある。農家を増やせ、家庭菜園でもいい、みんなで農産物をつくろう、少しでもみんなで一緒に食糧作っていこう、農業を守っていこうという一日にしましょう」と訴えました。
旧市内の大和地区で田んぼをやっている小林政紀さんは、「私ん住んでいる大和地区は農民運動が盛んな所だった。私はいま83歳だが、日本農業を支えているということを自負して、ボチボチやっている。これからも頑張りたい」とのべて大きな拍手を浴びました。
大潟区で朝日池総合農場で頑張っている平沢栄一さんは、「30年間、私も騙されて大規模化を追求してきた一人だ。村の農家が一人、また一人とかけていき、農家も商店もなくなっていく。お医者さんもスーパーもなくなっていく。仮に一人だけ大規模経営で生き残ったとしても子どもたちはそこで育つのだろうか。競争社会が農村の隅々まで浸透してきて、地域がどうなっていくのだろうという気持ちだ。何としても国民のみなさんに(いまの農業危機を)気づいてもらいたくて参加した」と語りました。
最後に呼びかけ人でもある吉川区の天明伸浩さんが、「農家は歯を食いしばって努力してきた。いま残っているのはその農家だ。小泉さんは小さい農家をなくして大きな農家を残していく方に舵を切った。まずは、これまで米を作ってきた人たちに感謝することから始めていこう。いま、農家の状況は大変だ。農家はどんどん減る、小中学校は統廃合する、公の施設もそうだ。これでは村がなくなっていく。コメ作りをする、農業をする大きな企業がやってきても、そこに暮らす人たちがいなければ地域はなくなっていく。私はいま、そういう農村をもう1回つくり直す瞬間(とき)になっていると思う。未来のために、もうひと踏ん張りして新しい時代をつくっていきたい」と決意を述べました。トップのイラストでは、マイクを握った農家さんを中心に描いてみました。
集会が終わってからは、軽トラック数台が「百姓一揆」ののぼり旗をひらめかせながら市内を走り、新潟県の百姓一揆の会場がある長岡市をめざしました。
会場の公園では、これまで話したことのない女性のみなさんが何人も来ておられました。そこでは話題となっていたのは米ともうひとつコウノトリでした。みなさんから、「コウノトリはどうしていますか」「巣立ってどこへ行くのですか」などと次々質問されました。
活動レポート2207号、「春よ来い」シリーズの第854回、「手がかり」をホームページにアップしました。ご笑覧ください。

きょうは、高田のカメラ屋さんへ行った後、地区事務所で党務をする予定です。
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