おはようございます。今朝はこのブログを動かせない状態が長く続き、9時45分頃にようやく復旧しました。
昨夜からの雨が上がり、今朝は曇り空ですが穏やかです。コウノトリの巣を観察に行ったときはヒナ3羽だけでした。雨に濡れた体はすぐには乾かず、一目で濡れていると分かる姿になっていました。近くにいれば、ドライヤーをかけてやりたくなります。

昨日は上越九条の会が発足してから20年ということで、それを記念する歌と講演のつどいがリージョンプラザで開催されました。
第1部は歌声サークルたけのこのみなさんによる合唱です。「青い空は」「折り鶴」「手のうた」「ケサラ」などを見事に歌いあげました。このうち「手のうた」は手話付きで素敵でした。「ケサラ」は「人間の優しさをうたえ 明日に向かって力づよく……」がいつまでも耳に残る歌声となりました。ありがとうございました。イラストは「ケサラ」を歌う場面です。

第2部は九条の会の世話人で、弁護士の伊藤真さんによる記念講演でした。タイトルは「武力で平和はつくれない…いまこそ憲法をいかす社会を」。120枚以上のスライドを駆使しながら、自分が幸せになるために、社会をよりよくするために、憲法をしっかり学ぼうという話でした。印象に残ったことのいくつかを書くと、「憲法13条や9条は理想だからこそ、理想に向かうプロセスが重要だ。憲法は〝未完のプロジェクト〟だ」「軍隊の価値原理は、本質的に市民社会の価値原理(個人の尊重、人権尊重、民主主義)とは相容れない。自衛隊を憲法に明記する改憲を進めることは、このような異質な軍事的組織に憲法が正当性を与えることになって、日本が普通の軍事国家になっていくことを意味する」「イラン・アフガン戦争に派遣された米軍兵士は約300万人。戦死者は7057人だが、帰国後自殺した兵士は戦死者の4倍、3万177人もなる」となります。そうそう最後の「我々と子孫のためにゆっくり、急いで一歩一歩歩もう」という言葉も強く印象に残りました。
最後の最後、世話人のみなさんからは、「年をとり白髪が増えた。あとを継ぎで下さる人がほしい」「九条の会の取り組みはコンクラベだと思う。ハトが飛ぶかミサイルが飛ぶかだ。これからも元気にやっていきたい」「いい世界をつくりましょう」などといった発言がされ、大きな拍手に包まれました。

つどい終了後、『9条論に依存しない9条論』(かもがわ出版)という本を求め、伊藤真さんからサインをいただきました。素敵な言葉です。トップの画像をご覧ください。
きょうはこれから親戚の葬儀です。
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