コウノトリの親鳥ペア、95日ぶりに巣があった電柱に

吉川区

おはようございます。今朝は6時前に友人から電話が入りました。コウノトリの巣があった電柱に親鳥が来ているというのです。まだパジャマ姿でデスクワークをしている最中でしたが、そのまま、現地に急行しました。電柱には親鳥が2羽いました。この電柱の巣の上にいたコウノトリのペアを最後に見たのは6月29日でしたから、じつに95日ぶりとなりましょうか。戻ってきてくれたのはうれしいのですが、巣すでに崩れ落ちている状況を見て、彼らがどういう判断をしたか気になります。対策を急がなければなりません。トップの画像も下も今朝の撮影です。動画も撮りましたのでご覧ください。

昨日は吉川中学校で特別授業でした。徳部卯授業は20数年ぶりでしょうか、2年生の教室で「コウノトリから学んだこと」というタイトルで話をさせていただきました。教室ではスーツの上着を脱ぎ、コウノトリ写真入りのTシャツを着て話をしました。

冒頭、今年、吉川区の電柱から巣立った3羽の子どもたちが9月上旬、北海道にいたこと、1日当たりの飛行距離は300キロに及ぶこと、そして親鳥のペアは当日の朝、中学校から500㍍ほどの田んぼにいたことなどを伝えました。

続いてコウノトリが1971年、兵庫県豊岡市にいた鳥を最後に日本の在来種が絶滅し、旧ソ連からの導入で復活を目指して今日に至っていること、肉食系の鳥であることなどについて紹介しました。

その上で、昨年から今年にかけて撮り続けてきた動画や静止画像を使って、私が今年のコウノトリの観察から学んだことを、①雪の日も雨の日も風の日も卵を温め、ヒナたちを守り、育ててきたこと、②コウノトリ同士の武器なき戦いが繰り返されたこと、③メス(母親)の強い愛情を感じたこと、④コウノトリと共生できるようにするためには有機農業、環境保全型農業を深化させ、広めることが大切であることの4点にまとめ語りました。撮影した画像の説明では、撮影に使ったカメラについても説明しました。

生徒のみなさんは、動画でのカエルを呑み込む様子などをじっと見入り、私の話を聴いてくれました。今回の授業がコウノトリへの関心を高めることにつながってくれるとうれしいです。

昨日はコウノトリに関するうれしいニュースも入ってきました。上越市の市展で吉川区出身の井ノ山広幸さんが写真部門で市展賞を獲得したというのです。それもコウノトリの写真です。私とは撮影現場で何回もご一緒させてもらった人ですので、とてもうれしいです。

夕方からは市議補選対策での会議でした。告示が19日ですので、党候補を立てるなら、何から何まで急ぐ必要があります。忙しくなりそうです。

きょうは午後から糸魚川市、妙高市、上越市の3市議会合同研修会です。午前は「しんぶん赤旗」日曜版の配達などをしますが、大島区へは明日行く予定です。

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