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一位不動入札、第三セクター問題で議論


 おはようございます。今朝は5時半に起床し、デスクワークをしています。じつは昨夜、夕飯を食べてから横になったら、目が覚めたのは何と深夜の1時半過ぎでした。その後、風呂に入り寝なおしたのですが、原稿書きの仕事がたまり、朝は大忙しになりました。

 朝仕事が一段落したところで近くの田んぼへ行きました。そして、ついにオタマジャクシに手足がはえたものを撮ることに成功しました。6月に入ってから、ずっと狙っていたんです。こういう姿のオタマジャクシを見たのは初めてです。水中生活から陸上生活に移行するカエルならではの姿、興奮して何度もガッツポーズをしました。

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 昨日は文教経済常任委員会でした。この委員会で本年5月に行われた上越市の入札で「一位不動」が相次いでいることが明らかにされました。

 これは5月9日に行われた柿崎屋内水泳プール大規模改修工事と5月11日に行われたスポーツ公園野球場照明設備更新工事の入札です。前者は4つの共同企業体が入札に参加し、三牧・西田共同企業体が3回の入札でいずれも最低価格を入れ、1億9400万円で落札しました。落札率は99.26%でした。後者は5つの共同企業体が参加し、入札は3回に及びました。ここでは第1回目も2回目(2者が辞退)も最低価格を田辺・富士・名立共同企業体が入れました。3回目も入札を辞退するところが2つ出て、田辺・富士・名立共同企業体だけが札を入れると事態となりました。しかし、予定価格に達せず、市は同企業体と2億6200万円で随意契約を結びました。この案件は「一位不動」に加えて「不落隋契」という問題をかかえたものとなりました。

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 委員会では、日本共産党議員団の上野議員が、「一位不動は全国市民オンブズマンが『談合の状況証拠』としているものだ」「不落隋契も問題であり、入札をやり直すべきだったのではないか」「中川新市長は選挙公約で『特定の業界と既得権益によるしがらみを持たない』『行政を可視化する』などと改革をめざすとしていたが、これでは変わらない。市長の改革意欲はどこへ行ったのか」と追及しました。これに対して担当課長は、「入札結果は受注意欲が高いことのあらわれだ。一位不動だけで不正があったとは考えていない。他市でも一位不動は起きているが、特段、対策を講じているところはない」「隋契への移行に関しては法や市の移行基準に基づいて行っていることだ」「担当としては、今のところ、即改善とかは考えていない」とのべました。採決の結果、賛成多数(上野議員が反対)で、2件とも可決しました。

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 上越市ではガス水道局発注の工事で談合疑惑が起きて、その後、入札は改善されてきました。しかし、市長部局発注工事は改革がなかなか進まず、落札率も高く、市の財政改革にも影響を与えています。日本共産党議員団では、具体的な談合情報などの取得に努め、今後も追及していきたいと思っています。

 昨日の市議会文教経済常任委員会では、産業観光交流部が所管する第三セクターの経営問題についても議論が行われました。

 J-ホールディングスについては、傘下の事業会社の2社が解散、1社が株式譲渡のめどがつくなかで、残る4社をどうするか、そもそもJ-ホールディングス本体をどうするかが問われていました。市は今回、「産業観光交流部が所管する第三セクター等の推進について」という文書を示し、①柿崎総合開発㈱、㈱大潟地域活性化センター、㈱ゆったりの郷、黒倉ふるさと振興㈱の4社は、吸収合併するなど事業会社として集約化を図る、②J-ホールディングス㈱は、事業会社の集約化後、令和4年度末をめどに解散する、③その後、温浴宿泊施設の取組方向の検討に合わせ、集約化後の事業会社の事業を順次、整理する、などの方針を明らかにしました。

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 委員会では上野議員等が、「4社を統合して、どういう経営形態となるのか」「やろうとしていることはJ-ホールディングス発足のときと同じではないか。いままでのJ-ホールディングスの総括が必要ではないか。中身が変わらないと同じ失敗が生まれる」「市が100%株式を所有した経営を前面に出すなら、それなりの人材も必要だ」などという発言をしました。

 これに対して市側は、「4社については吸収合併を基本に進めたいと思っているが、見直しもあり得る」「J-ホールディングスについては平成30年に一度検証し、令和元年度に第三セクターの方向性を示してきている」「集約化により、関連部分が統合され、固定経費は必ず削減される。新型コロナなどの問題があって、各社とも人員はぎりぎりで運営しているが、今後は人員の流動化の効果も出る」などと答えていました。

 市側の説明を聞いていて、集約化については、もっと具体的な数字も出してしっかりした議論ができるようにしてほしいなと思いました。今回の方針で集約化される会社については合併前にそれぞれの地域で議論され、地域活性化の重要な取組の中で誕生してきた歴史があります。今後、関係団体だけでなく、関係地区住民の声も充分すぎるほど充分聞いて対応してもらいたいものです。

 午後3時過ぎからは「しんぶん赤旗」日曜版の配達をしました。その際、いくつかの野の花写真を撮りました。下の写真はヤマアジサイとヤマブキショウマです。

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 夕方、弥彦へ行っていた連れ合いを柿崎駅まで迎えに行きました。海がとてもきれいな色をしていたので、帰りに、夕日を撮りに行きました。

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 今日は、これから「しんぶん赤旗」日曜版の残りを配達し、その後、市街地へ出かけます。午後4時からは参院議員の森ゆうこさんの決起集会です。場所はリージョンプラザです。ぜひお出かけください。 

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2022年06月11日 09:57に投稿されたエントリーのページです。

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