初霜

季節の風景

おはようございます。今朝は今冬で一番の冷え込みとなりました。外においた車のフロントガラスが凍りました。道路脇の草花も凍っています。トップの写真は柿崎区上直海にて撮りました。

昨日は市議会厚生常任委員会でした。健康福祉部、子ども・子育て部、環境部と審査が行われました。このうち、健康福祉部関係では、市民いこいの家条例の全部改正、一般会計補正予算で活発な審査が行われました。

上越市の軽・中度難聴者補聴器助成事業については、当初予定していた100件の申請件数の2.7倍、277件にもなる見通しとなり、今回の一般会計補正予算に195万円の追加が計上されました。昨日の厚生常任委員会審査では、「当初よりも見込みが増えているがどのように積算したか」「軽度の難聴はどれくらいの程度か」「周知はどのようにするか」などの質問が出ました。担当課長は、「これまで予算の流用で対応してきた。この後、12月後半から③月までに63件見込んでいる」「軽度はささやき声が聞こえない程度だ」「市民に行き渡るよう、これからもホームページや広報ですすめていく」と答えていました。この事業は、関係する市民のみなさんと力を合わせ、私が2度にわたる一般質問を展開する中で実現した事業です。この事業に対する期待が大きいのはうれしいですね。

高齢者施設における虐待に関しては平良木委員が、⓵市としてどのような処理をしているか、②この間の実態はどうなっているか、③今後、どういう対応をしてくのか、の3点について質問しました。担当課長は、「こうした事例があった場合は、市に通報することになっている。一昨年度は1件、昨年度は2件、今年度は2件となっている。事実関係を確認し、改善計画の提出を求め、計画が出てからは、それがどう取り組まれているかみている」と答えていました。

子ども・子育て部関係では、一般軽々補正予算審査の他、上越市保育園の適正配置等にかかる計画案について所管事務調査が行われました。具体的には、⓵大和・和田・三郷の3保育園の統合移転、②戸野目、上雲寺、高士、諏訪の保育園の統合移転、③柿崎第一、第二・上下浜・下黒川の4園の統合移転整備を令和9年度までに取り組む、民間移管に向けた取り組みもしていく、ということです。委員からは、「保護者の理解がどうなっているか」「広域での通園になるが児童の安全をどう確保していく考えか」「年度途中での入園については、公立こそ受け皿になっていくべきではないか」などの質問や意見が出ていました。

環境部では一般会計補正予算でゴミ収集運搬事業が3700慢円ほど追加されることから、指定紙袋等作成にあたって原料となるくず米をどこから求めているかなどの質問が出ていました。

昨日の委員会では請願審査も行われました。若者も高齢者も安心して老後を暮らせるように、物価上昇に見合う老齢基礎年金等の支給額の改善を行ってほしいという請願です。同請願は全日本年金者組合新潟県本部上越支部が提出したもので、関川誠支部長が請願の趣旨を説明しました。その後、各委員から意見表明がありました。しかし賛成意見は、「抜本的な改善が必要だ。これは第一歩。請願の内容は全国の自治体首長がこぞって要求しているし、先日の裁判でも判断が出ている。それにのっとり請願に答えるべき」という平良木委員のみでした。他の委員は、「請願には慎重であるべき」「「説明いただき、生の声を聴くことができた。基礎年金改正についてはその通りだが、請願の趣旨は多少(自分の考えと)ずれている部分がある」「給付と負担のバランスを考えなければならない」などとのべて採択に反対しました。結果として委員会では不採択となってしまいました。

この請願は、15日の本会議で委員長報告の後、採決されます。いまのところ、紹介議員の宮越議員と日本共産党議員団などが賛成ですが、まだ採択には届きません。賛成者の数が足りません。ぜひ、みなさんからも知っている市議会議員に賛成するよう働きかけをお願いします。下のイラストは請願の趣旨説明をする関川支部長です。

会議終了後、地元に戻りました。下町まで来たら、一昨日に見かけたコウノトリがまた同じ田んぼの団地の中にいるのが目に入りました。一羽はほとんど動かず、もう一羽はエサ探しに一生懸命でした。

昨日は夕焼けがきれいでした。吉川区竹直から見た夕焼け風景です。糸魚川の山々が見えます。

きょうは、これから市議会農政建設常任委員会です。

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