コウノトリの足環装着

吉川区

おはようございます。今朝は5時30分頃起床しました。まずは朝刊に目を通しました。上越タイムスのトップはコウノトリのヒナたちの足環装着の記事でした。コウノトリのことをよく調べた良い記事になっていました。上越タウンジャーナルなど他のマスコミも丁寧に取材して、書いてありましたね。新聞を読んでからゴミ出しをし、その後、コウノトリの観察に出かけました。

今朝は雨です。車の中からの観察となりました。今朝は足環装着後、初めて迎える朝です。ヒナたちが元気でいるかどうかがいつも以上に気になりました。一番大きなヒナが体を起こして目立ちました。他の2羽も元気な様子で安心しました。動画は車の中からの撮影です。車の屋根に雨が落ちる音も入っています。

さて、コウノトリです。昨年に続き、上越市吉川区で今年もヒナ3羽が誕生(最初のヒナは4月3日、他の2羽は不明)して1か月半近く経過しましたが、昨日の午前、兵庫県のコウノトリの郷公園のスタッフや多摩動物公園職員、上越市役所職員などが足環装着作業を行いました。

巣の上のヒナたちの捕獲作業を行った人たちは、東北電力の協力で高所作業車に乗って巣のそばまで行きました。そしてタモなどを使いながら巣の上にいる3羽のうち、大きい順に取り押さえ、目隠しして布に包んで段ボール箱に入れ、作業用テントまで運びました。作業中、電気は切っていただいたそうです。

テントでは全長(口ばしの先から尾羽の先までの長さ)、体重などをチェックし、番号が入った足環を1羽ごとに装着しました。足環は全長85㌢(体重4.6㎏)のヒナがJ0843、全長84㌢(体重4.7㎏)のヒナがJ0844、全長74㌢(体重3.3㎏)のヒナがJ0845 となりました。これが個体番号となります。3羽のうち、大きいヒナと小さいヒナでは体重などでけっこう差が出ましたが、1つの巣でヒナが3羽、4羽となると、これくらいの差は出るのだそうです。ヒナたちの性別はDNA検査を行った上で発表するとのことです。スタッフのみなさんの評価によれば、成長のスピードが一番遅かった小さなヒナも含め、全部が順調な成長をしているとのことです。よかったです。

作業が始まる前から親鳥のうちオスは400㍍ほど離れた田んぼでじっと様子を見ていました。親鳥のメスは作業の途中から巣の隣の電柱のてっぺんに来て、様子を見ていました。作業開始してヒナを捕獲したのは午前10時3分、ヒナたちを巣に戻したのは午前11時5分でした。そして親鳥のメスが巣に戻ったのは11時15分でした。オスは12時20分頃巣に戻ったとのことです。写真の1枚目は田んぼの中でじっとしていたオスの親鳥、2枚目は電柱上のメスの親鳥です。3枚目は足環装着後の親鳥のメスと3羽のヒナたちです。親鳥のメスからエサをもらい食べているところです。最後は昨日夕方の写真です。右側のヒナの足に装着された足環が見えます。

昨日、足環を装着してもらったヒナたちは来月中旬には巣立つ予定です。昨年よりもひと月ほど早くなっていますが、降雪や強風、同じ仲間たちとの縄張り争いなどを乗り越えて、ここまで来ました。頑張りましたね。あとは無事に巣立ってほしいです。

昨日の足環装着のニュースはBSN、NSTで放映されました。きょう以降、地元の上越ケーブルビジョン(JCV)でも放映される予定です。ごらんください。

きょうは午後から上越市合併20周年記念式典です。その後、打ち合わせ会議などがあります。さて、日曜版の配達、活動レポートの新聞屋さんへの持ち込みに出かけなければ……。

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