おはようございます。今朝は石川県からの発信です。タクシーのなかで書いていますので、最小限の書き込みになりますがよろしくお願いします。
石川県に来ているのは、市議会災害対策特別委員会の管外視察です。視察先との日程調整で選挙期間と重なってしまいました。視察先は志賀町の北陸電力志賀原発と珠洲市です。
昨日は志賀原発を訪れて、能登半島地震の被災状況を聞き、復旧の取組などを見せていただきました。原発の構内に入って、免震棟、緊急対策室、タービンなど発電施設、指令室などを説明してもらいましたが、3時間かかりました。時間がかかったのは、説明が丁寧だったことと、何重ものチェックがあったからです。
視察で印象に残ったことは、説明してくださった職員の言葉です。「東日本大震災までは、原発は安全だと信じていたが、いまは、事故は必ず起きると思っている」「昨年の能登半島地震のときは、まず家族が大丈夫であることを確認してから駆けつけて対応した。対策室では、早く来た者から対策に動いたが、100人くらい集まるまで4時間ほどかかった」など、率直な言葉でした。
気になった発言もありました。「原発を動かしている電力管内は電気料が安い」「環境対策上、早く再稼働が必要」などです。原発は廃炉までのことを計算に入れれば、他の発電よりも決して安いとは言えません。電力会社職員さんはそういう考えはされないのでしょうか。
東日本大震災や中越沖地震などで明らかになった重要事項への対応も確認できました。例えば、中越沖地震時に発生した原発での火災を契機に配備されるようになった化学消防車、見てきました。免震棟は東日本大震災後、2年半ほどで整備されていました。
きょうは地震と豪雨災害とたたかっている珠洲市です。
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