おはようございます。今朝は6時前に起床し、デスクワークをしました。その中心は活動レポートの修正作業です。裏面のエッセイで漢字とひらがなの使い方を統一したり、おかしな表現を直したりしました。そして今は印刷です。今号は7000枚からの印刷となりますので、けっこう時間がかかります。外は風が弱まり、小雨が降っています。
昨日は午前が災害対策特別委員会、午後からは総務常任委員会でした。定例会が終わった翌日に丸一日会議はきついですね。疲れが激しく、猛烈な睡魔が襲ってきましたので、夜に予定していた地域協議会の傍聴は断念しました。
災害対策特別委員会は「上越市原子力災害に備えた屋内退避・避難計画」の改定がテーマでした。当市の計画は2015年（平成27年）に策定されていましたが、今回、初めて改定されました。これは「新潟県原子力災害広域避難計画」などで、安定ヨウ素剤の配布体制やスクリーニングの実施体制などが修正されたりしたことから、当市の計画に反映させたものです。ただ、県内の関係市町村が一斉に改定に入ってはいないようです。
当市の計画で修正した、あるいは新たに加えた主なものは、⓵「複合災害が発生した場合においても人命の安全を第一とし、自然災害による人命へのリスクが高い場合は、自然災害に対する避難行動を取り、安全が確保された後、原子力災害に対する避難行動を取ることを基本とすること」、②「市及び県は、国が屋内退避指示を出している中でも、自然災害を起因とする緊急の避難等が必要になった場合は、人命最優先の観点から、独自の判断で避難指示を行うこと」、③「新型コロナウイルスのような感染症の流行下において原子力災害が発生した場合、住民等の被ばくによるリスクとウイルスの感染拡大によるリスクの双方から、住民等の生命・健康を守ることを最優先とすること」、④「屋内退避の指示によりＵＰＺ内の自宅等で屋内退避を行う場合には、放射性物質による被ばくを避けることを優先し、屋内退避の指示が出されている間は原則換気を行わない。ただし、一時集合場所等においては、感染症対策の観点から、放射性物質の放出に注意しつつ、30分に1回程度、数分間の換気を行うよう努めること」などです。
行政側から説明を受け、委員会では、「福島県飯館村のような例もある。30Ｋ圏外の安定ヨウ素剤の配布はどうするか。市役所や振興局だけで間に合うのか」「スクリーニングの場所は海岸沿い中心だけでなく、高田などの中に入ったところにもあってもいいのではないか」「屋内退避中の換気は新型コロナ対策との関係で誰が判断するのか」などの質問が相次ぎました。
注目したのは屋内退避中の換気のタイミングの判断です。県の３つの検証委員会の報告会では、私の質問に対して県側は、「感染のリスクと放射性物質の汚染のリスクのどちらかを選ぶことになる」と答えていましたが、今回、市側は「現地には線量計などを置くが、換気の判断は国が指示を出す。ホットラインも敷いている」と踏み込んだ答弁をしました。この点は、現実には判断は極めて難しいため、今後も議論は続くことと思います。
午後からの総務常任委員会、「上越市みんなで安全安心まちづくり推進計画」（案）、「上越市第４次男女共同参画基本計画」（案）についての所管事務調査でした。
「上越市みんなで安全安心まちづくり推進計画」（案）は来年度から８年間の計画です。私が問題にしたことの１つは、取組の３つの基本のなかでも「意識づくり」がなかなか進まないことです。具体的な施策として打ち出されている、防犯意識の広報啓発、防犯教室、講習会の開催、防犯情報の提供にしてもこれまでで違った新たな力点などがなく、その点、検討するように求めました。もう1つは特殊詐欺対策です。一般質問でも取り上げられていましたが、当市での被害は県内ではワーストワンになっています。これについても、特別に柱を起こすなりして、どこかに特別、力を入れていくことを明記するよう求めました。
「上越市第４次男女共同参画基本計画」（案）については、新たに「女性の市内定住、U・Iターンのための環境整備」「貧困等による困難に対する支援と多様性を尊重する環境の整備」など新たに盛り込んだり、修正したものについて質問がいくつも出ました。私からは、「計画の策定における主な視点」の文章の中で何が視点なのかわかりにくい、また、評価指標の設定はもっと検討して数値を入れてほしいとのべました。特に、「配偶者等から暴力を受けたことがある割合」の「目標値」を2027年度（令和９年度）で30％としていることは、いかがかと疑問を投げかけました。暴力は根絶を目指すのが基本です。ですから５年後でも現状とそう変わらない数値では、本気かどうか、姿勢が問われます。
きょうは、これから活動レポートを新聞屋さんに持ち込み、その後、安塚、大島区へと車を走らせます。
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