最終日は異例ずくめ

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おはようございます。今朝は5時半過ぎに起きました。寝ている途中で2回も目が覚めてしまい、いい睡眠となっていません。きょうの日中も眠くなるかも。外は雲が少し出ていますが、青空もけっこう広がってきました。

昨日は9月議会最終日。開会後、最初の議題となったのは中川市長の不信任決議案です。これは日本共産党議員団が提出したものです。

提案理由を説明した上野公悦団長は、一連の不適切発言についてふれたうえで、「これまでの不適切な発言を行なったことに関して本質的な反省や行動の刷新が全くなく、物事に対して歪んだ見方をしていること、発言に関係する相手方の人権や人間的価値を尊重するという人間として最低限必要な態度が身についていないこと、自らの発言の影響力を顧みず発言における慎重さが体得できていない。(中略)市政に責任を負う市長としての資質には決定的に欠ける」とのべました。

これにたいして橋本洋一議員が反対討論に立ち、「不信任決議提出の趣旨、案文に異論はございません。しかし、9月定例会最終日に不信任決議案を提出することには反対だ。なぜかというと、不信任決議が可決された場合は、これまで議論を積み重ねてきた決算認定をはじめ、市民生活に影響を及ぼす補正予算などの採決が行われないまま閉会となってしまう恐れがあるからだ。決算認定が行われないと新年度の予算編成にも大きな影響が出る。市長の一連の発言と政治姿勢は十分不信任に値するものだが、市政の空白を生むことは許されない。市長が次の選挙で市民の審判を仰ぎたいと公言している。最終的な判断は市民にゆだねられるべきだ」とのべました。この発言を聴いていて私は、「えっ」と思いました。すでに決算審査の中で行政に対する議員の意見、注文は出ています。決算は認定されなくても効力を失うものではありません。そして市民の暮らしがかかっている補正予算が採決できなくても、行政当局が重要だと認識しているなら、専決処分もでき、市民生活に重大な影響を与えることにはならないからです。こういうことは橋本議員もご存じのはずなのに、それをあえて反対理由にされたのは何故なんでしょうか。理解できなかったですね。

賛成討論に立ったのは日本共産党議員団の平良木議員です。同議員は、「何度にもわたって市民の信頼を裏切るような不適切発言を繰り返す方には、17万市民の頂点に立つ市長という重責を担っていただくわけにはいきません」とのべたうえで、「7月の(市議会の)辞職勧告の申し入れに対して、現在は市長から『辞職しない』という、テニスや卓球で言えばスマッシュを打ち返されている状態だ。議会としては、この段階で市長に対して毅然として、しかるべく返球すべきだ。来月末には本来の任期による市長選挙が行われる。ここで市長の辞職を求めずとも、任期終了によって市長は職を辞することになるが、任期切れでの退職と不信任決議での辞職では意味が異なるものだ。任期切れでの退職では、市民に対する責任が曖昧なまま、うやむやになってしまいかねない。この議会において不信任を議決することこそが何よりも重要だ。不信任決議が採択されると、市政の停滞を招くことになるのではないかとの心配の声もあるが、すでに市政はかなり混乱し、停滞している。なによりも、市民の声を代弁し、市政を正しい方向に導くべき職責を持った議員として、なすべきことはあくまでもやり遂げることが必要であり、議会としての矜持を基に、毅然と議決することが重要だ」と訴えました。

採決は無記名投票で行われました。その結果は賛成10、反対22でした。昨年の9月議会の不信任決議案では賛成11、反対22でしたから、昨年とほぼ同じ割合でしたね。この結果については、市民からメールなどで、「一体議会はどうなっているのだ。これでまた上越市は全国で話題になる」「これで市長は喜ぶだろね」など次々と声が寄せられました。昨夕のテレビでの報道、今朝の新聞報道でさらに声が寄せられることと思います。

不信任案が否決された後、議会は議案などに関する委員長報告、討論、採決が行われました。私は昨年度一般会計歳入歳出決算の認定などで、「地域医療構想調整会議で新潟労災病院の閉院を前提にした医療機能移行を進めてきたこと、市民の理解と納得を得ないで通年観光計画が進められてきたことなど」などを指摘して反対討論をしました。ところが決算議会ではこれまで必ず賛成討論があったのに、今回はまったくなかったのです。それだけではありません。採決で賛否が分かれた「国民健康保険財政への国庫負担の増額を求める意見書の提出について」「米の安定供給体制の確立と農業基盤強化に向けた施策の推進を求める意見書の提出について」では反対討論がなかったのです。これらは常任委員会審査がありませんでしたから、反対するなら本会議で発言しないとなぜ反対したかも市民にはわからなくなります。いま、上越市議会は議会改革を特別委員会を作って検討していますが、今議会のようなことをやっているようでは話になりません。(採決の結果は市議会ホームページで後日掲載されます)

議会終了後、安塚区に向かいました。新聞屋さんに活動レポートの折り込み依頼をするためです。途中で地元の中学校などと連絡をとる必要があり、電話を何本もかけました。家に戻ったのは18時過ぎになりました。

きょうは、活動レポートの印刷、新聞屋さんへの持ち込み、「しんぶん赤旗」日曜版の配達などで大忙しとなります。柿崎の時代まつりにも行ってきたいです。

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