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越後よしかわやったれ祭り2010

 昨日は越後よしかわやったれ祭りでした。酒を飲みすぎたのもありますが、動画のアップに時間がかかり朝の発信となりました。

 「越後よしかわ」というのは新潟県上越市吉川区をいいます。合併前は中頸城郡吉川町、尾瀬あきらの漫画『夏子の酒』で一躍有名になったコメと酒造りの郷です。この郷のシンボルは尾神岳です。ここから流れ出る水が田んぼをうるおしています。いま、田んぼでは酒米、五百万石がこの暑さの中で実り、穂が垂れ始めています。

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どうです。いい姿になってきたでしょう。たっぷりと夏の太陽光線を浴びたので今年のコメは美味しいですよ。今月の末から来月の上旬には刈り取りが始まります。

 越後よしかわやったれ祭りは吉川区に住む若者たちが手づくりではじめた祭りです。豊作を祈願し、みんなの幸せを祈るためにペットボトルで稲穂をつくり、神輿もつくる。祭りは「なんでも積極的にやろう」という人たちの力で続き、今回は12回目となりました。

 会場は上越市吉川区の中心部、原之町商店街です。今年も稲穂竿灯づくりは広がり、吉川小学校では総合学習の時間を活用して絵入りの竿灯をつくってくれました。昼間見た稲穂竿灯です。

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 祭りは午後からはじまりました。私はまずチェンソーカービングを見に出かけました。フクロウを彫っているのは吉川区在住の江村康成さん、チェンソーカービングを始めてからまだ3年足らずですが、どんどん腕を上げ、あちこちで引っ張りだこです。市内で木彫りのフクロウを見かけたら、江村さんの作品と思ってよいくらいです。

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 次はよさこいソーラン。吉川区では「百華踊乱」というグループが日々練習を重ね、特養ホームの祭り、酒祭りなどで活躍してくれています。

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 動画には最新作「天地人(あまちびと)」を載せました。このグループには今年も新たな子どもたちが加わっています。踊りもたいしたものだけれど、グループを育て、継続していく力もすごい。

 稲穂竿灯はロウソクに火がともると一段と美しくなります。

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 暗くなると祭りの中央舞台周辺はどんどん賑やかになります。写真はくじ引き、「さあ、今度は扇風機ですよ」司会が投げかける勢いのある言葉で会場は沸きます。

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 祭りがもっとも盛り上がるのはここも神輿です。子ども神輿、大人神輿と続きます。

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 右の方の神輿、よくご覧ください。「吉中 参上!」、そうです、吉川中学校の生徒の皆さんが神輿行列にも参加してくれたのです。うれしかったねぇ。神輿の雰囲気はやはり動画でないとね。こちらもご覧ください。

 今年の越後よしかわやったれ祭りにはマスコミ関係者の姿も何人か見えました。地元ケーブルテレビは建設機械を投入して3メートルくらいの高さから祭りを撮り続けたようです。こうなれば、こちらも熱が入ります。どこよりも早く動画も使って発信しました。来年はさらに大きな祭りになりますよ。ぜひお出かけください。

 最後になったけれど実行委員会のメンバーのみなさん、ボランティアのみなさん、ありがとうございました。みなさんのおかげですばらしい祭りになりました。みんな元気をもらいました。

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コメント (6)

阪神間在住者:

 毎朝、望郷の思いでこの通信を拝見させていただいています。
「よしかわやったれ祭り」、すごい盛り上がりですね。小さい町の「全員参加」とも思える賑わいに感動いたしました。子供から大人までのよさこい踊りや秋田の竿灯を模した手作りの稲穂竿灯、木彫りの技、それに神輿行列と驚きの連続です。世に知られた有名な祭りとは一味違う良さですね。
 旧の隣村を出て六十年ほどになりますけど、当時は青年団による細々とした演芸会が、唯一とも言える娯楽でした。当に様変わりの姿です。盛り上がりに、住民の方々の「町への意識」の高さが伺えるようです。過疎化などが懸念されている現在ですが、この活気があれば「吉川は永久に不滅」ですね。
       

ホーセ:

コメント、ありがとうございました。今回の祭りは、区内にこんなにも大勢の子どもたちがいたのかと思うほど、子どもたちの参加が大勢でした。毎年、創意工夫がされて盛り上がっていく、ここに未来があると思っています。

匿名:

 今年も無事にやったれ祭りを開催し、豊作じゃ三唱、する事が出来てうれしく、ほっと、しています。今年のやったれ祭りは、今までと違った事が二つあります。ひとつは、稲穂ロードの設営です、昨年までは、観客の人に手で持っていただいて、作っていた稲穂ロードを、独立で立たせ観に来てくれた人に歩いて感じて、触れてもらうことが、出来たこと。
 もう一つは、吉中三年生の有志による神輿参加です。卒業すると、離れ離れになる三年生に、思い出になればと、声をかけ、実現しました。これが伝統になり、一、二年生が引き継いでいって、もらえばとおもいます。
 吉川を、思い出しこの時期には、帰省し、この祭りに、参加して楽しんでもらい、吉川を誇りに思ってもらえるように、やったれ祭りを、続けていきたいとおもいます。
                        松原

ホーセ:

 研修会で家を空けていました。コメント、ありがとうございます。祭りを毎年、充実させていく姿勢と努力に頭が下がります。来年の祭りが楽しみです。

よさこい:

 私は百華踊乱吉川のメンバーです。
 今年は新曲を披露します。新メンバーも入り、みんなで心をひとつにして踊ろうと思っています。
 また、今年もよさこいメンバーで、おみこしを出すつもりです。今年もご期待下さい。
 また、おかげさまで百華踊乱吉川、10周年をむかえることができました。これからも、応援よろしくお願いいたします。

新曲、どんな踊りになるのか、とても楽しみにしています。できれば、動画に撮って発信したいと思います。そうですか、10周年ですか。よくがんばりましたね。おめでとうございます。

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2010年08月08日 05:15に投稿されたエントリーのページです。

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