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要援護世帯除雪費助成事業で活発なやりとり

 台風の影響でしょうか、久しぶりの雨となりました。田んぼも畑も大喜びしたに違いありません。日中の降り方は「しとしと」でした。これでも稲は倒れました。

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 写真は頸城区で午後6時ごろ撮ったものです。明日には台風がやってくるといいますから、これ以上降ったら、べったりとなってしまいます。山間部の地割れした田んぼも大きな雨だと、地滑りの可能性もあり、これまた心配です。雨はゆっくりと静かに降ってほしい。

 きょうは厚生常任委員会初日でした。午前だけ傍聴しました。注目したのは上越市の独自の支援制度、要援護世帯除雪費助成事業についてのやりとりです。

 同事業は「要援護世帯の家屋の屋根及び玄関前の必要最小限の除雪作業に要する作業員や機械による除雪費用の一部を助成する」ものです。「多雪地域」(171地域)ではひと冬につき6万5500円(上限額)、「その他の区域」ではひと冬につき4万1000円(上限額)が助成されます。

 昨年暮れから今年の2月にかけては災害救助法の適用の一歩手前までいく大雪となりました。こうしたなかで除雪費の助成限度額を超えた世帯が34.6%にもなったことから、市は「降雪量等を踏まえた新たな限度額の検討を行う」と委員会資料で示しました。これを受け、党議員団の平良木議員が「見直しの方向性は出たのか」と質問しました。これに対して高齢者支援課長は、「要綱等の見直しをやっている最中だ。限度額についても、多雪地域の区域についても見直しが必要ではないかと思い、まとめているところだ」と答えました。

 昨年度、この事業に取り組むにあたり、申請した世帯数は3298世帯。そのうち市が承認した世帯数は3089世帯でした。ところが助成をした世帯数は1932世帯にとどまりました。この点について山岸議員が、「申請した世帯数の3分の1は対象になっていないが、他の事業などで救われたのか」と質問。これに対して野澤健康福祉部長は、「(この制度の)使い方がよくわからない人もいた。また、雪おろしなどが必要でなかったところもあった」と答えました。

 この事業に関しては、その後も制度のあり方をめぐって議論が続きました。野澤部長は、「福祉の原点は困っている人を救うところにある。制度として、誰をどうやってどんな状況で救うのか考えなければならない。引き続き検討していきたい」と答えていました。今後の動きに注目です。

 きょうは帰りに農産物直売所「あるるん畑」に寄ってきました。先日書いた「一口メロン」が出ていないかさがしたものの、ありませんでした。そこで購入したのは「まくわうり」です。これも子ども時代、楽しみにしていた食べもののひとつです。

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 さっぱりしていて甘味も十分、次々と口に入れたくなる美味しさは昔と変わりありませんでした。「まくわうり」は握りこぶし大で1個250円ほどです。いまのうちですよ、食べられるのは。

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2010年09月07日 23:37に投稿されたエントリーのページです。

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