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北越出版の佐藤さんと話ができました

 直江津港湾協会の通常総会の日でした。この種の会に出るか出ないかは他に予定があるかないかで決めます。きょうは他に予定があっても出てみたいと思っていました。それは、通常総会終了後に行われる講演を聴いてみたかったからです。講師は地元で出版の仕事をされている北越出版の佐藤和夫さんです。10数年前からお名前は知っていて、どんな人なのかとずっと思っていたのですが、一度もあったことがありませんでしたし、話も聞いたことがなかったのです。

 講演は直江津港の歴史がテーマでした。いきなり義経記の話から入るとはびっくりしましたね。「直江の津は北陸道の中途にて候えば…」を引用し、日本列島東西の分岐点であることを教えてもらいました。そして、直江津は海陸の接点にあって、物流基地になる地理的要請があった。なるほどと思いました。港へは持ってくる物は多いが、ここから出すものがあまりない。この指摘は昔からあったことも初めて知りました。まあ、初めて知ることばかりだったといってよいでしょう。それほど勉強になったということです。

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 総会後の講演は、たいがい、細かい文字がぎっしりならんだパワーポイントのスライドを見せられてきました。佐藤さんの講演は違いました。文字は最低限に抑え、しばらく見ていたいと思うような写真を何枚も使ったスライドでした。石炭を人力で運ぶ写真などなつかしさでいっぱいになった人が大勢おられたのではないでしょうか。講演で心に残った言葉は、「目の前の海がぜんぶ港」でした。なぜかロマンを感じました。

 講師の佐藤さんとは、懇親会後、ホテルのロビーで30分ほどお話しすることができました。佐藤さんが代行を待ち、私は車で迎えに来る妻を待っていたのです。渡辺泉さんのベストセラー、『もう一度望みが叶うなら』と吉川区竹直の真照寺の高嶋先生のこと、季刊『直江の津』とそこに書かれた文章のこと、生涯学習推進課の中西副課長さんのことなどたくさん教えてもらいました。佐藤さんの語りには飾るところがなく、とても好感が持てます。きょうはいい日になりました。

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コメント (2)

佐藤和夫:

江口市議から「橋爪さんが、ブログで大変ほめていたよ」というメールをもらって、今見ました。大変恐縮しています。私も、ほのぼのとした、30分を過ごさせていただきました。

ありがとうございます。失礼なことも書いたかもしれませんがお許しください。

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2012年05月31日 23:06に投稿されたエントリーのページです。

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