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9月議会終わる

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 おはようございます。今朝は雲がやさしく感じられますね。暑くもなく、寒くもなし。こういう時は草刈りでもしたいものです。

 昨日は9月議会最終日でした。決算等の審査をした常任委員会の委員長報告の後、討論、採決が行われました。提出された議案はすべて全会一致か賛成多数で可決しました。日本共産党議員団は平成24年度上越市一般会計歳入歳出決算認定など12議案に反対しました。反対の議案がいつもよりも多くなったのは職員給与削減関連議案が多かったことによります。

 平成24年度一般会計決算認定についての討論で平良木議員は、「昨年春の予算審議の際に、私たちは、子ども医療費助成の拡充、住宅リフォーム助成制度の継続、保育料の値下げといった積極的な点を評価すると同時に、一方で、『市民こそど真ん中』という公約とは、相容れない市長の政治姿勢について、問題点を指摘しました。その指摘が、当を得ていたものであることが、今あらためて明らかになった」として、産業建設グループの集約などにより、地域住民の暮らしを確実に支え、身近で顔の見える行政サービスを遂行していく上で欠かせない総合事務所の充実に背を向けたこと、(仮称)厚生産業会館の建設問題では、高田区地域協議会の反対の答申にもかかわらず、建設ありきの姿勢を続けていることなどを指摘しました。

 一般職の職員の給与に関する条例等の一部改正(いわゆる職員給与削減条例)について平良木議員は、まず国のやり方を批判、「国は、人件費の削減分に相当するものとして、総額5億円を超える交付税を削減してきた。これは、地方交付税が、すべての自治体に一定水準の財源を保障する見地から、国が代わりに徴収して再分配するという自治体にとっての固有財源であり、国の恣意的な裁量で増減できるものではないという原則に反する不当なやり方だ。それを、たまたま国が分配権を握っていることから、自治体に対して、要請の名のもとで、人件費の削減を強要する手段に使うという、このやり口は、とうてい許されるものではない」とのべました。そのうえで、「国のこうした要請に対しては、最後まで毅然とした態度を貫き、結果として国の言いなりになってしまうような給与削減はやめるべき」「3億円を超える給与削減は、地域経済に重大な影響を与える。また、この削減提案は、新潟県や新潟市など、県内の多くの自治体がまだ提案をしていない中での提案であり、しかも、市職員組合との間ではいまだ合意にいたっていない」とのべ反対しました。

 定例議会終了後、市長選について日本共産党上越地区委員会の上野公悦委員長が記者発表を行いました。この中身については昨日のブログに書きましたのでご覧ください。ブログやフェイスブックで見解を発表したところ、多くの反響がありました。予想以上に多くの市民のみなさんが関心を持って見ていてくださったこと、候補擁立に期待を寄せていてくださったことを知り、ほんとうに申し訳なく思っています。

 昨日は他にもいくつか重要な動きがありました。ひとつは(仮称)厚生産業会館についてです。上越市が株式会社石本建築事務所と同会館の基本設計委託契約を9月20日に締結したのです。契約額は2362万5000円(消費税込み)。市は、同会館の基本設計業務委託の受託者選定にあたり、公募型プロポーザル方式により技術提案書を求め、(仮称)厚生産業会館基本設計業務委託公募型プロポーザル審査委員会(委員長 樋口秀長岡技術科学大学准教授。委員は他に4人)により審査を行ってきました。これらについては、昨日の午後、定例議会終了後の建設企業常任委員会で明らかにされました。地元地域協議会などの反対を無視した推進の動きはここまで来ました。

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 いまひとつは、本会議場での一般質問の席について「慎重な討議がされるよう」市民有志から全議員に要望書が提出されたことです。これは、各派代表者会議で来年度の議会関係に関する予算要望をどうするか議論した時に、会派・創風のみなさんが「現在の質問席だと答弁者から見下ろされた感じがする」などを理由に常設の質問席をつくるよう提案したことが発端です。私や無所属の議員などから、「いまのままでよい」という意見を出したのですが、私と同じような意見が多数にはならず、結局、議会事務局からいろいろなイメージ案(経費も含め)を出して検討していこうということになっています。要望書では、「改めて早急に各会派所属および無所属の全議員の意見などを訊いた上で、メリットやデメリット、緊急性や代替案の可能性等、慎重な討議がなされること」などを求められています。当然の思いだと思います。この要望書は議員に少なからず影響を与えるでしょう。

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 市政レポート1624号、「春よ来い」の第272回、「頑張ってこいや」をホームページに掲載しました。

 きょうは9月議会の後始末です。いろいろやることがいっぱいありますが、生活相談最優先です。それらをやった後、時間があれば原稿書きもしたいし、ポケーとした時間もほしいです。

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コメント (2)

保高 博司:

橋爪さん! ご苦労さまです。議員の多数の皆様と、小生はこんなにも意見が異なるのかと、考えたら悲しくなりました。所詮「ごまめの歯ぎしり」でしかないのでしょうか! 市民の多くは橋爪さんと同一の考えを持っておられると、今でも信じてるのですが、、、。

コメント、ありがとうございました。とても励ましになるお言葉です。うれしく思います。

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2013年10月01日 07:18に投稿されたエントリーのページです。

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