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始末に困るものはつくってはならない


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 おはようございます。昨夜は事務所で横になり、そのまま眠ってしまいました。いま、大急ぎで活動レポートの原稿を書いているところです。写真は今朝の吉川橋です。

 昨日は午前は地元で活動し、午後から市民プラザへ出かけてきました。「子どもたちの未来と原発再稼働を考える集い」(主催は集いと同じ名前の会で、元糸魚川市議の鈴木勢子さんが会の代表者)があったのです。会場いっぱいの100人が参加しました。

 この集いでは、昨年、フィンランドのオンカロとドイツの廃炉原発を視察してきた新潟市の元教員・立石由美さんが約一時間にわたって講演されました。

 立石さんは、フィンランドでの原発建設の「慎重さ」を紹介するとともに、世界で初めての核のゴミ最終処分場・オンカロを見学した時の様子をプロジェクターを使ってスクリーンに映し出し、紹介しました。また、EUの基準に合わず廃炉となったドイツのラインスベルグ原発についても廃炉過程を詳しく紹介しました。

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 結論はひと言で言うと、「始末に困るものはつくってはならない」ということでした。地中深いところで2800もの洞穴を作り、そこに使用済み核燃料などを入れて少しずつ放射性廃棄物の危険が弱くなっていくのを待つ。だが、そことて、1年で6ミリ隆起し、10万年では600㍍も隆起する。世界初の核のゴミ処分場での処分の方法を聴いて、放射性物質を処分することがいかに困難なことかを改めて確認できました。原発の危険性を使用済み核燃料などの処分の角度から浮き彫りしたいい講演だったと思います。

 講演後、参加者からは、「プレートがいくつもある日本では最終処分場は造れない」「(放射性廃棄物の)恐ろしさを常々感じている。みんなで原発に反対していかねば……」「柏崎刈羽原発の周辺に住む人たちが原発に反対していると実感できない。これから若いお母さんたちに(原発の恐ろしさを)伝えていきたいと思っているが、何をどうしたいいのか」などの発言が相次ぎました。立石さんは、最後に、「人の考えは様々だが、原発はやだねの1点でつながることが大切だ」と強調していました。

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 きょうは、これから活動レポートを仕上げ、印刷、ポスト下ろしと続きます。午後からは「囲む会」もあります。

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2015年12月24日 08:24に投稿されたエントリーのページです。

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