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作品展をはしご

 おはようございます。今朝はすっかり寝坊してしまいました。昨夜は9時半頃帰宅して、午前2時頃まで全貌「二・二六事件」などのテレビ番組を視ていたのです。

 昨日は、午前に松之山湯山で関根哲男展を観てきました。市民連合・上越のメンバーでもある前山忠さんから勧められていたので、ぜひ行きたいと思っていました。赤褌をつけた雪の妖怪の作品を150体、古民家の内部や外に配置したものです。葦を編んで作ったムシロに布を貼りつけた作品もありました。関根さんはおられませんでしたが、昨年の夏、お会いした身体表現の本間恵子さんから解説をしていただきました。ふだんから身のこなし方がとても美しい方です。妖怪は一つとして同じものはなく、個性的なものばかりでした。古民家ならではの展示がされていて、感心しました。

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 松之山から安塚経由で帰宅。午後からは柿崎区の浄土真宗本願寺派浄善寺へ向かいました。昨年に続く2回目の「手しごと・手づくり柿崎・上越作品展」を鑑賞しに出かけたのです。浄善寺へ入ったのは初めてです。素敵な寺院ですね。寺院自体が芸術作品(文化財)となっています。

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 ここでの作品展の一番の魅力は作家さんと話ができることです。「切り絵」の木下ひろしさんからは、デザインカッターを使って、カーブしているところをどう切るかなどについて教えてもらいました。また、白い紙を使って鳥などの折り紙をして、バランス良くぶら下げるコツについても語っていただきました。

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 坂木由利子さんの「かご」については、吉川区のSさんから、事前に、「くるみの木の皮を使ったかごが出ているよ」と教えてもらっていました。どんな生長過程の皮を使うのかなどの話を興味深く聴きました。皮の裏と表を使い分けて色の変化を出しているのには、「なるほど」と思いました。

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 「木彫」の五十嵐夷廣さんは吉川区在住の作家さん。般若などいくつもの作品を出しておられました。手前の作品は製作中ものとのことでしたが、乾いた硬い桐を彫りぬいて作品づくりをしなければなりません。彫りやすくするには、水分を含んだものでさっとふいてから彫るというテクニックも教えていただきました。プロの技を少し知っただけで得をした気分になりました。

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 「押し花」の奥田広美さんとも話が出来ました。今春は、村屋の村松家での作品展でしだれ桜の作品を観せてもらっていました。今回の作品の中には、何とキハダの葉と実を使った作品がありました。実をつぶしたのかと思ったら、一つひとつ切って作品づくりをされているとのこと。びっくりでした。キハダの木をめぐって、奥田さんと話が出来て良かったです。

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 作家さんとは話が出来なかったにもかかわらず、写真を撮りたくなった作品は浄善寺の若坊守の長井彰子さんの「ポーセラーツ」。幼女の足の跡と花が描かれた皿は見事でした。飾り付けもお上手でした。

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 「橋爪さん、時間ですよ」と声をかけてくださったのは内山輝義さん。今回も囲炉裏の「かぎさま」や花さしなどの竹細工作品をたくさん展示されていました。作品をゆっくり観る時間がなくなってしまい、内山さんには申し訳なく思っています。内山さんは私の大好きな作家さんの一人です。

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 作品展を観終わってから外へ出ると、鐘楼が目に入りました。大きな鐘つきのそばには看板があって、「江戸時代のものは戦争の道具にされてしまいました。現在のものは戦後にあらためて造られたものです」と書かれていました。二度と戦争はしないという決意が出ていて、すばらしいと思いました。

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 夕方、友人のHさんから、「ツルらしきものが飛来してきている。図鑑を調べたが何だかわからない。見てほしい」と言われ、デジカメを持参して田んぼへ直行。数枚の写真を撮ることができました。望遠を使っての撮影ですので、ぶれていますが、多分、コウノトリかと思います。夕方の5時半頃、吉川区赤沢の田んぼにて撮影しました。

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 夜は地域づくりの会でした。頸北地区の消防団の再配置問題や防災行政無線のあり方などについて意見交換しました。参加者の区によって微妙に違うところもあって、勉強になりました。

 家に帰ってからは、NHKのEテレETV特集、「少女たちがみつめた長崎」や全貌「二・二六事件」などを見ました。林京子の「祭りの場」、読んでみたくなりました。
 
 きょうは、これから長峰城観察会です。午後からは女性フォーラムと続きます。

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2019年08月18日 08:28に投稿されたエントリーのページです。

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