新潟労災病院など3病院を訪問

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おはようございます。今朝は6時に起床し、資源ごみを出してきました。外は寒く、路面は凍結していました。下の画像は7時頃に撮った吉川橋から下流を見た風景です。

昨日は梅谷守衆院議員の呼びかけで、県議、市議の有志が上越市内にある厚生連上越総合病院、県立中央病院、新潟労災病院を訪ねてきました。そこでは、病院幹部のみなさんから能登半島地震対応、病院の働き方改革、地域医療再編対策などについて聴くとともに、意見交換をさせていただきました。

先日の能登半島地震では、病院でも大きな被害が出ていました。特に上越総合病院においては、エレベーターの一部や病棟給茶機、採尿検尿器具などが使用できなくなったり、非常灯、オーバーテーブルなどが破損したりしていました。

上越総合病院の院長さんは、「今回の地震で一番大変だったのは津波対策だ」と言われましたが、今回の津波の遡上を見ても心配です。また、新潟労災病院は地域住民の避難場所となり、150人からの人たちが避難し、不安な一夜を過ごしたとのことでした。津波対策は本格的な議論と対策が必要ですね。トップのイラストは上越病院でのものです。

意見交換、懇談で一番の話題となったのは医師、看護師不足、働き方改革です。「医師不足対策として何をすべきか、医療現場からの声を聞きたい」との質問に、上越病院院長さんは、「ポイントの一つは、医師が職場を決めるときに自分が働いて成長していけるかどうか、そういう環境が用意されているかどうかだ。もう一つのポイントは待遇だ。新潟県の研修環境は魅力がない」と答えておられました。医大の設置、医学部定員における地域枠確保などが医師確保の中心課題だと思いますが、こういう角度からの検討も大事だと思いました。上越総合病院では、看護師が不足しているので人材派遣会社から常時7~8人来てもらっていて、その場合の人件費は2倍になるとのこと。看護師不足も深刻な状況であることを再認識しました。中央病院は現在110人の医師がいるそうですが、関東地方では、中央病院くらいの規模の病院だと200人くらいの医師がいるとか。働き方改革を進めていくと、このくらいの規模になるのかも知れません。新潟大学と富山大学が連携して北越地域医療人養成センターを昨年度から設置し、両大学の教育ノウハウを共有し、地域を守る総合的な能力を持った医師を共同で養成していく方針を打ち出していることもお聞きしました。重要な取組だと思います。下のイラストは県立中央病院のときのもの。

新潟労災病院は2年後に閉院するという方針が昨年、打ち出されましたが、県立中央病院幹部の方は、懇談のなかで、「当初はもっと時間をかけていくものと思っていた」と話しておられました。それで、新潟労災病院での懇談で、「2年後に閉院という方針は病院で決めたのか、それとも新潟県か」と質問したところ、「新潟県だ」との回答でした。やはり、県主導の再編ですね。今後、移動するスタッフの処遇については病院間の協議が中心になるだろうとのことですが、「1つの病院を閉院し、いくつもの病院が労災病院の機能の受け皿になるというが、全国でこういう形での成功例はあるのか。病院を1つの運営主体が引き継ぐという選択肢はなかったのか」との問いに、「成功例があるかどうかは承知していない。機能引継ぎに穴が開くことがないようにしていく」と病院側は答えていました。今回訪問したメンバーからは、「地域では病院を残してほしいという強い声がある」との声が出ていました。病院を今後どうするかは、もっと時間をかけて地域住民の声を聴いて決めるべきだと思います。下のイラストは新潟労災病院での懇談風景です。

夜、テレビで作家の西加加奈子へのインタビューをやっていましたので、全部見ました。彼女の本は何冊も読んでいませんが、本のカバーのイラストはほとんどが著者本人の作であることを知って、驚きました。とても素敵で、プロが描いているものと思っていたからです。

きょうは、地元で動きます。活動レポートの作成も待っています。

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