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久しぶりに視察受け入れ

 昨日の午後、村上市議会の人たちが上越市にやってこられました。昨年、議員提案で制定した中山間地域振興基本条例と上越市議会の議会報告会に学びたいということでした。このうち、条例関係を中心に私の方で説明をさせてもらいました。スライドで説明した後、村上市議会のみなさんから出た質問は、「行政側との調整はどうであったか」「今年度の中山間地対策全体の予算額と主な内容はどうか」などでした。視察においでになったメンバーのうち板垣議長さんは仕事の関係で何度も上越市を訪問されているということでしたが、上越市の山間部について詳しかったですね。

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 夕方からは有田地区での市議会主催の議会報告会でした。村上市議会、柏崎市議会など他市の議員や議会事務局の視察メンバーが10数人おられたようですが、全体で80人を超える盛況ぶりでした。議長が3月議会の概略を説明したのち、4人の常任委員長が委員会での主な審議状況を報告し、その後、参加された市民から質問などを受けました。

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 市民からの質問や要望は注目すべきものがいくつもありましたね。「新年度から設置された理事は本当に必要なのか、そこらへんの議論はどうであったか」「介護保険料が30%も上がったが、議会として、今後、国に対してどう働きかけていくのか」「水族館については、できるだけ多くの市民の声を聴く必要がある。どういう形を考えているか」「(仮称)厚生産業会館の決定過程を明確にして市民に説明をしてほしい。市長公約だからというのではだめだ」「水族館はすべての市民が使うものだ。すべての地域協議会に諮問するよう条例を変えてもらいたい」「北陸新幹線の開通で佐渡汽船の小木航路に効果はあるか。今後の運行体制を考える必要がある。議論はどのように進んでいるか」いずれもしっかり対応すべきものばかりでした。

 昨日はこのほか、(仮称)厚生産業会館の第6回検討委員会が行われました。最後の検討委員会になるという報道もあって、議員の関心も高く、私を含め4議員が傍聴しました。マスコミなどで注目された建設場所については、最終的に、高田駅前と高田公園内の2案併記でしたが、後者の方が多かったという答申となりました。委員会の中では、今回の委員会を最後とせず、公民館機能や子育て機能についてもっと議論を深めるべきとの声も出ましたが、それらの意見は採用されませんでした。ここにきて、議会報告会などでも、「そもそも必要なのか」「もっと市民の声を聴くべきだ」との声も大きくなってきている感じがします。経済界を代表してでておられる委員からも「これまでも上越市の施設は半端なものが多かったが、これも半端だ」という批判もありました。委員長さんからは、もう少しゆとりをもった丁寧な対応をしてほしかったですね。

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 検討委員会を傍聴して勉強になったことがいくつかありました。その一つは会議の進め方です。スクリーンをふたつ用意し、議題の説明をパワーポイントを使って行う。委員の発言や行政側の発言の要約をスクリーンに映し出す、そして、会議が終わるまでに主なやり取りをペーパーでまとめて委員に配布する。担当した職員のスキルのすごさを感じました。これらについては、議会の委員会審査などで大いに真似をすべきだと思いました。検討委員会の写真は担当課から提供していただきました。

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2012年06月28日 04:53に投稿されたエントリーのページです。

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