« 久しぶりに視察受け入れ | メイン | 板山の伯母が畑に出た »

大島区で初の議会報告会

 市議会主催の議会報告会が昨晩、大島地区公民館で開催されました。大島区内では中山間地対策特別委員会が意見交換会を開いたことはありますが、議会報告会は今回が初めてです。議員、市役所職員を含めて総勢50数人で、それ以外の市民のみなさんの参加は約30人でした。私は今回、パソコンを使っての記録係でした。

 議長、常任委員長の報告の後、7人の市民から質問や要望が出されました。開催地が柏崎刈羽原発に近いことや昨年、総合事務所産業建設グループの基幹的総合事務所への集約問題でもめたという経過もあって、一昨日の有田地区での報告会とは違った展開となりました。

 記録に基づいて、主な意見、要望を紹介します。
●総合事務所における産業建設Gの集約化をどう考えるか。
●介護保険料が県内で一番高い(注)。その原因、これからの対応策について詳しくのべてほしい。予防策、倒れる前の施策について強力にお願いしたい。他市よりも対象者多い。医療機関での治療が短くて、介護施設で面倒をみる部分が多いのではないか。
●(仮称)厚生産業会館、目的、必要性はどうなっているか。
●昨年の大震災で福島第一原発が大事故でたくさんの人が故郷を奪われた。近くにも柏崎刈羽原発がある。あの災害から日本人が得た教訓は、命をとるのか、金をとるのか。故郷をとるのか、利便性をとるのか問われている。私は命をとりたい、ふるさとをとりたい。上越市議会としての見解はあるのか。議会としての意見書を出しているか。
●学校運営協議会は学校から投げかけられたことを最終的には承認して評価する。たいへんな役目を持っている。地域のみなさんから理解していただくことが重要だ。その辺について、もっと地域に浸透する方策を委員会などで議論してほしい。
●放射線についてだが、野菜食べた場合、安全かどうか。野菜は大丈夫だとか、米は大丈夫だか、いっさい流れていない。上越は情報が不足していると感じている。
●㈱あさひ荘が倒産した。市長へは各団体からあさひ荘の再開の要望が出ている。議会側でも早期再開に向けて努力してほしい。
●大島区でHP見る人、確認する人がどれだけいると思っているのか。広報無線だってある。もっと懇切丁寧にやってほしい。お年寄り、女性など市民の声を集約するシステムを考えてほしい。
(注)厚生労働省によると、上越市の介護保険料は県内第2位となっています。

ooshima120628.JPG

 あさひ荘に関しては、議長が発言を求め、「議員みんなが早く再開しなければならないという認識を持っている。どう再開をするか、あの施設を維持管理、運営していくには、2500万円くらいかかる。どう収入をあげていくかということになる。大島区のみなさんがあの施設をどう活用していくかがひとつのキーワードになる。いかに収入をあげていくか、そこが出てこないと、市の方でも、はいそうですかということにならないのではないか。皆さん方の健康の場であり、癒しの場だ。私も大好きな湯だ。方策を一緒になって考えていきたい」とのべていました。

 「市民が求める情報は市のホームページに載っています。そこで公表されています」という発言、確かに、パソコンを使っていない人たちには、自分たちで調べろと聞こえるようです。私もたびたびそういう発言をしていますので、今後は気をつけて発言しなければならないと思いました。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.hose1.jp/mt/mt-tb.cgi/3399

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

2022年06月

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

About

2012年06月29日 06:27に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「久しぶりに視察受け入れ」です。

次の投稿は「板山の伯母が畑に出た」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.34