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中山間地域集落対策の方向性で議論

 おはようございます。昨日は中山間地対策特別委員会と議会基本条例検証委員会がありました。このうち、中山間地対策特別員会(委員長は私)では、市と財団法人地方自治研究機構が共同して行っている「中山間地域の活性化方策に関する調査研究」(報告書案)についての市から説明があり、質疑や注文をしました。

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 この研究報告書は、「上越市における中山間地域集落の現状」「上越市における中山間地域対策の現状」「モデル集落における地域活動・事業及び支援内容の検討」「集落における地域活動・事業を促進するための集落対策の方向性」の4章で構成されていて、昨日は最後の集落対策の方向性に関して質疑や注文が相次ぎました。

 委員からは、「ここでは方向付けとしてよく整理されているが、これからの進め方はどうするのか。問題は短期であろうが長期であろうが実施計画だ。何をするか集約されていないといけない」、「不足しているのは雪に対する認識だ。この方向性が薄いのではないか」「集落維持においてはキーマンが一人いるだけでも動く。(近くに住む他出者との連携も重要だが)よそから人を受け入れようというところが見えない」「最近、集落の70代の夫婦が都市部に移住し、住民にショックを与えている。過疎化のスピードが上がってきている点を考慮すべきだ」などの発言がありました。市側は「雪の問題では加筆していきたい」とのべるなど、全体として前向きでした。

 研究報告書はこの日の議論なども参考にし、3月末までにまとめられます。

 さて、昨日の特別委員会では今後の活動方針についても協議しました。特別委員会は来年の5月までですので、それまでにどんな課題で政策提言を行って行くか。協議の結果、特別委員会が取り組む重点課題は3つに絞られました。
 重点課題その1……生活環境の向上。特に雪の中での暮らしを守り、豊かにすること。
 重点課題その2……産業の振興。特に農林業の担い手確保、中山間地で生産 した農産物の買い上げ制度の創設。
 重点課題その3……定住の促進。特にI、Uターン受け入れ体制の整備、地  域おこし協力隊の導入、都市との交流の本格化。廃屋、空き家対策。
 頑張っていきたいと思います。

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2013年02月09日 09:58に投稿されたエントリーのページです。

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