« デマンドバスはドア・ツウ・ドアで運行が当たり前 | メイン | 福岡県豊前市の「空き家」対策を学ぶ »

市立しものせき水族館、「海響館」で学ぶ


kaikyou1.JPG

 おはようございます。今朝は山口県下関市からの発信です。こちらは現在、曇り空です。朝早いせいか、何となくどんよりしていて、しかもちょっぴり寒い感じがします。

 昨日は岡山県高梁市から電車で山口県は下関市に移動して、市立しものせき水族館、「海響館」を視察しました。同市の水族館は昭和31年にオープン、当時は水産都市下関のシンボルとして東洋一の規模を誇っていました。現在の水族館、「海響館」は二代目です。平成13年に開館し、その後平成22年にリニューアルしています。建設事業費はリニューアル分を含めて146億2900万円。水族館の規模は展示水量で比較するのだそうですが、ここの展示水量は約3200トン、水槽数は75基です。上越市の水族館は約3400トンで、ここよりも少し大きいということでしたが、私には下関の方が大きいように見えました。管理運営は平成18年度から指定管理者制度に移行し、現在、市が100%出資の公益財団法人下関海洋科学アカデミーが管理しています。入館者数はオープンした年が142万人、その後、リニューアルで一時回復したものの減り続け、現在は70万人くらいだということでした。

kaikyou8.JPG

 昨日は石橋敏章館長などから概要説明してもらった後、水族館の展示部、管理部とも見せてもらいました。下関と言えばフグです。「海響館」では、世界にいる約430種類のフグのうち、約100種類のフグを展示していました。まあ、フグにもさまざまなのがいるもんだと思いましたね。トラフグ、ミドリフグ、マンボウなどたくさんのフグを見ていたら、水槽のガラスに映る私の顔までフグに見えてきました。やはり太り過ぎだなぁ。

 ペンギン村は亜南極ゾーンと温帯ゾーンに分かれていました。このうち、前者の水槽は世界最大級の水量約700㎥で、最大水深が6㍍もあります。見学場所は水槽の上部から下の方へと展開し、水中トンネルなどからペンギンが見えるようになっているのにはびっくりでした。温帯ゾーンでは、一人の女性飼育員がちょうど餌をくれているタイミングでした。30匹くらいといったらいいのか、たくさんのフンボルトペンギンが餌を求めて彼女の周りに集まる中で、どうやって全部に与えることができるのかとじっと見ていましたが、私の目ではわかりませんでした。飼育員に訊いてみると、ペンギンは全部、標識などにより区別できるんだそうです。すごいですね。

kaikyou10.JPG

 通年でやっているイルカショーも見ることができました。イルカショーを見るのは初めてです。激しい雨風が吹いている時でしたが、屋根つきの場所でアザラシとイルカが繰り広げる数々のパフォーマンスに酔いしれました。圧巻だったのは、イルカたちが水上へとジャンプしているときに近くの海峡を大型コンテナ船が瀬戸内海側から日本海側へと航行する姿が見えたことです。ゆっくり、海をすべるようにして移動していく光景はすごくインパクトがありました。

 昨日は、餌をつくっている場所、展示前に育てている水槽、様々な機械器具などバックヤードも見せてもらいました。これも初めてです。展示される華やかな部分を支えている人たちの苦労が少しではありますが、わかりました。

kaikyou9.JPG

 昨日の視察で、改めて思ったのは、水族館は癒しの空間だということでした。フグやイルカなどを見ているだけでとても楽しくなる、私の友達に水族館がたまらなく好きだという人がいますが、なんとなくわかった気がしました。他の水族館との差別化をすることの大切さも再認識しました。フグを活かし、関門海峡というロケーションも活かす、この企画力はたいしたものです。そして、近くには観覧車など娯楽施設もありました。石橋館長さんが、「遊具施設と駐車場が集客力に大きな影響を与える」とのべられた言葉も印象に残りました。

 さて、きょうは参院選公示日です。選挙が気になりますが、この視察は選挙日が確定するずっと前に決めてあったことから変更できませんでした。地元の仲間のみなさん、よろしくお願いします。きょうは福岡県豊前市で空き家対策について学んできます。上越市でも大きな問題となっているテーマだけに、どんな解決策があるのか探ってきたいと思います。帰りはずっと電車です。夜の9時前には家に戻ります。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.hose1.jp/mt/mt-tb.cgi/3833

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

2022年06月

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

About

2013年07月04日 06:43に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「デマンドバスはドア・ツウ・ドアで運行が当たり前」です。

次の投稿は「福岡県豊前市の「空き家」対策を学ぶ」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.34