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地域活動フォーラム

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 おはようございます。今朝は7時過ぎに起床しました。小雨が降っていましたが、そう寒くはありません。写真は昨日、わが家から300メートルくらい離れた農道で撮ったものです。白いタネツケバナの花を最初に見つけ、そしてこのヒメオドリコソウの花を見つけました。近くではオオイヌノフグリも開花目前といった感じでした。いずれも春の花です。暖冬なのでしょうか。

 上越市の地域活動フォーラムが昨日、リージョンプラザ上越にて行われました。テーマは、「すこし先のことを考えてみませんか~人口推計から将来を想像する」。市政の重要テーマのひとつで、もう誰も避けて通ることのできないことなので参加してきました。

 村山市長の挨拶のあと、上越市創造行政研究所の伊倉悠示さんが上越市の人口動態・人口推計の概要を説明しました。上越市の合計特殊出生率の推移、未婚率の推移などをコンパクトに紹介し、当市における人口問題の深刻さを浮き彫りにしました。そのうえで、人口減少がどんな分野にどんな影響もたらすかを明らかにし、人口問題への取組として、地域や人の魅力で地域づくりを推進すること、顔の見える人間関係を大事にする地域自治区の有効活用などを提案しました。

 事例発表は大島区の「大島っ子を育む会」と大島中学校の取組と牧区高尾の「高尾お茶飲み散歩」の取組です。いずれも上越市内の中でも人口減少が著しい地域での取組ですが、これからどのように地域づくりをしていったらよいかを考えさせてくれる先進事例として注目しました。大島中学校の生徒たちが「未来の大島を輝かせる5つの提案」をまとめ、「大島っ子を育む会」とともに実行に移している取組の内容、古澤博之校長や村松重彦さんがわかりやすく紹介してくださいました。牧区高尾在住の植木美奈さん、鈴木明美さんの2人が「お茶飲み散歩」の取組を決意し、地元町内会や農事生産法人などの理解も得ながら、地域の住民やお客さんとの交流の輪をどんどん広げている様子もまた惹きつけるものがありました。

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 約1時間にわたって行われた意見交換。ここでは、上越教育大学大学院の吉田昌幸准教授のリードの中でハッとするような発言が相次ぎました。

 「活動していく中で地域の見方がどう変わっていったか」と問いかけられた鈴木さんは、「協力してくださっている人がどんどん乗り気になってきた。知り合いもどんどん遊びに来る。お茶飲み会をやっている家が元気なるのがうれしくて……。みなさんがうれしくなるのが私たちの励みになっている」と答えました。村松さんは、「大島っ子がこれほど真剣に考えている。我々も頑張らねばという声が出ている。大島っ子の頑張りが地域の人に確実に刺激を与えている」とのべました。

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 活動をうまくやる工夫、課題については、植木さんが、「家族をまず巻き込んだ。パンフレットも看板もお父さんたちが作ってくれた。(お茶飲み会を)やってくれる家を探すのがたいへんだったが、高尾が好きでなくしたくない、どうしたら自分たちだけでやっていけるか、どうしたらうまくやっていけるか話し合って、やっていくと楽しくなる」と発言しました。

 吉田准教授の「地域の資源は何か」という問いに対する4人の回答も今後の活動を進める上で参考になる、興味深いものでした。このうち、2人の女性の素敵な回答を紹介しましょう。植木さんは、「山に暮らしていて、一番思うことは、毎日が生きていると実感できることだ。それが高尾の資源だと思っている」とのべました。また鈴木さんは、「ただの田舎ですが、私が高尾が大好きなのは、どこにでもあるような自然かもしれないが、とってもきれいで、『高尾は地元愛が強い』ことだ。それが一番の資源じゃないか」と答えました。

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 2つの地域での事例発表・意見交換、いずれも共通の課題で悩む地域の人たちにとっては大いに参考になるものだったと思います。もちろん、私も勉強になりました。それと、書き忘れていました。夕張市での経験を紹介した上越市自治・市民環境部の影山直志部長のコメントも参考になりました。

 きょうは午前に印刷機の修理に来ていただき、その後、市役所に向かいます。明日の市議会最終日の準備です。

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2018年12月17日 08:02に投稿されたエントリーのページです。

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