不正受給調査結果と今後の方針明らかに

季節の風景

おはようございます。今朝も穏やかな朝となりました。起床してから、ゴミ出し、そして「しんぶん赤旗」日曜版の配達をしてきました。下の写真は柿崎区百木にて撮ったものです。

昨日の午前、市議会全員協議会が開催され、リフレ上越山里振興株式会社における雇用関係助成金の不正受給に関する調査結果と同社が指定管理していた「くわどり湯ったり村」などの施設管理の今後の方針について説明がありました。

不正受給についてはリフレ上越山里振興株式会社が依頼した弁護士が調査結果を報告しました。それによると、従業員の出勤状況の偽りの申請をして得た不正受給額は約2500万円(ただし、助成金の仕組み上、不正をした以降の申請はすべて不正受給とみなされることから、労働局が認定した不正受給額は3915万余となる)であること、関与者は2人で、動機は「雇用を維持する目的である。その他は詳細不明」としました。また、労働局が調査に入って以降、関与者がヨーデル金谷のマネージャーに対し、タイムカードを提出しないよう指示を出したり、「くわどり湯ったり村」の予約受付表等の一部を破棄するなどの「不正隠し」が行われたことなどが明らかにされました。

この調査結果を受けて市は、指定管理を取り消しを検討し、早期に令和5年度以降の新たな指定管理者の選定に着手すると表明しました。具体的には、「くわどり湯ったり村」については、「将来的な施設の譲渡や貸し付けを前提に指定管理者への参加を提案した民間事業者」があるとして、新たな指定管理者の選定に入る見込みです。また、ヨーデル金谷については、「従業員から独立の提案がある」として、その法人を現在の指定管理の残期間の指定管理者として検討するとしています。

こうした報告を受け、議員からは、「今回の不正受給は詐欺行為にあたると思うが、その認識はあるか」「関与者は2人だと断定していいのか、外部者からのアドバイス等の可能性はないのか」「会社の役員会では調査結果についてどういう声が出たのか。また会社の今後の方針はどう議論されたのか」「会社の負債が大きな動機になって今回の事案が発生していると思うが、市はこの点、どう考えているのか」「取締役の皆さんへの聞き取り調査はしたのか」「市には監督責任がある。市として調査委員会を設置すべきではないか」などの質問が相次ぎました。

これらの質問には調査にあたった弁護士や市の担当者(部長、室長など)が「関与者2名については詐欺罪に該当すると考えている」(市)、「関与者2人の事情聴取の中では、(外部から)そういう働きかけは確認されなかった。会社から追加調査が必要だと話があれば、追加調査もいいのではないか」(弁護士)、「役員会で協議した結果、不正受給関与者、給料の過払い者から支払いを受け、労働局へ返還することなどを決めた」(市)、「取締役会に何回か参加させていただき、その際にいろいろなお話を聞いたのでそれを踏まえて今回の調査結果を出した」(弁護士)、「市としては独自に調査をせず、会社が依頼した調査を参考にして判断をさせていただいた。その調査結果については、市としても、顧問弁護士に相談をさせていただいてこの調査結果の内容でいいだろうという判断をさせていただいた」(市)「第3セクター等の経営評価委員会を少し強化し、研究していきたい」などと答えました。

昨日の説明と質疑ではまだまだ未解明なところがいくつもあります。これらの解明や今後の動きの対応などは文教経済常任委員会を中心にして対応すべきだと思います。その委員会においては、(総合計画案調査の時のように)番外議員もいつもよりも発言できるようにしてほしいものです。トップ画像は昨日の全員協議会の様子です。

午後からは、いったん帰宅して、新エッセイ集、『初孫誕生』の配達をしました。大島区まで行ってきたのですが、地元に戻ったら疲れがどっと出て、夜はイラストを1枚描いただけで、あとは何もできませんでした。

きょうも午前中は「しんぶん赤旗」日曜版の配達です。午後からは会議が2つあります。忙しくなりそうです。

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