消防施設整備などで激論

季節の風景

おはようございます。今朝は5時半に起床し、イラスト描き(トップの画像です)、フェイスブックでの発信などを行いました。外は小鳥たちの鳴き声がにぎやかです。

昨日は総務常任委員会審査2日目でした。防災危機管理部、総合政策部関係の議案などの審査を行いました。議案内容は大事なものが多く、委員会は夜10時近くまでかかりました。こんな時間までかかったのは市議になって初めてでした。私が発言した項目は多数ありますが、その中のいくつかをお知らせします。

(消防施設整備について)

本年3月14日付けで消防庁消防救急課長から全国都道府県の担当部長に、「令和4年度消防施設整備計画実態調査結果について」通知されました。その内容は全国の消防局、消防本部消防ポンプ自動車(署所管理分)、救急自動車、消防水利、消防職員などについて、算定数、整備数、整備率を明らかにしたもので、消防庁は全国の担当部長に、「調査結果を周知し、消防施設・人員の計画的な整備を」と訴えています。私はこの調査の中で、上越地域消防局については、消防ポンプ自動車の整備率は86.7%(全国97.7%)で、県内19消防局・消防本部の中では阿賀町消防本部が80%で一番低く、上越地域消防局は2番目に低い、その他は100%だ」などと紹介し、早急に改善を図るべきだと訴えました。八木副市長は、上越地域消防局に働きかけて、検討していくことを約束しました。

(消防水利整備指針は公表へ)

上越市独自の問題として、「消防力の整備指針」「消防水利の基準」との関係で実態と今後の計画についてもとりあげました。このなかで消防水利については、昨年度、「上越消防水利整備指針」を策定していることが明らかになりました。これは職員には公開されているものの、市民には公開されていません。これは速やかに公開して市民の意見を聴くべきだと訴えました。市川防災危機管理部長は公開に向けて検討することを明らかにしました。近く公開されるものと思います。

(戦争体験者の証言動画をもっと多く)

非核平和平和友好都市宣言推進事業で市は、平和展の開催や、戦争体験伝承事業等の取組をしています。私からは毎年、いろんな工夫をして平和展を開催していること、戦争体験証言の収集、動画作成に努めていることを高く評価したうえで、「戦争体験動画は何人分集まったか」と質問しました。担当課長は「昨年度は10人、これまでのものを合わせると10数人だ」と答えました。私は「戦争体験者から体験談を聴くことは急がねばならない。私は出産予定の日に夫に召集令状がきたときの切なさをある女性(故人)から聴いたことがことがある。あの時の話は動画で撮っておきたかった。体験談は身近な人からのものには訴える力がある。こういう体験談をもっと広く集めて動画にしてほしい」と訴えました。担当課長は努力すると約束しました。

(ふるさと交流にもっと力を)

新型コロナの影響で郷人会の活動も制限され、毎年行われていた総会や各種イベントの休止状態が続いています。そうしたなかでも昨年度、新型コロナ対策をしたうえで開催するところが増えてきました。私からは、東京荒川区との交流を例に挙げながら、「何回も休むと再開するにはこれまで以上のエネルギーがいる。再開への支援をおしまずやってほしい」と訴えました。

(地域活動支援事業の総括)

市は今年度から「地域独自の予算」をスタートさせました。この制度設計にあたって、長年続いてきた地域活動支援事業の「運用上の課題」を踏まえたとしています。市がその「運営上の課題」として挙げたのは、「地域協議会が審査に相当の時間を要し、自主的な審議に集中することができなかった」「補助金として執行する性格上、市の各取り組みへのかかわりが受け身となり、市と提案団体との連携した取組に至るケースが少なかった」ことなど5点でした。私からは、「地域活動支援事業を活用した取組には優れたものがいくつもあったが、全体としての弱点は地域づくりの将来像も計画もないなかでの取組となってしまったことだと思っている。なぜ、これが課題とならなかったのか」「補助金として執行する性格上、市の各取組へのかかわりが受け身になったとしながら、新たにスタートした地域独自の予算では、補助金を交付することを入れている。どうしてこうなるのか」などいくつかの問題点を指摘しました。昨日は時間がなく、最後まで詰めませんでしたが、今後、私から(正確には日本共産党議員団から)「地域独自の予算の改善に向けた提案」を公開し、来年度からの事業に役立つ議論をしていく予定です。

きょうは、「しんぶん赤旗」日曜版の配達で頑張らなければなりません。晴れていてほしいです。

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