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米価下落対策求める陳情、委員会では不採択

 おはようございます。今朝は冷えていますが、いい天気です。朝の陽射しもとても気持ちいいです。

 昨日の市議会は農政建設常任委員会でした。議案では、安塚の雪室施設や田舎家の今後についてなどの質問が出ていました。所管事務調査では市の食料・農業・農村基本計画案について、「新たな担い手とは具体的に何を指すか」「もっと中山間地域に力を」「農福連携の重視を」などの意見が相次ぎました。私は番外でしたが、「国連の家族農業の10年の取組が反映されているか」「市の条例の魅力を発揮するためにももっと家族農業、小農をどーんと打ち出すべきだ」などと発言しました。

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 注目されたのは陳情です。「TPP参加阻止新潟県民共闘会議」が提出していた、「新型コロナ禍による米価下落対策に関する陳情」と「自家増殖を原則禁止とする種苗法『改定』の取りやめを求める陳情」はいずれも賛成少数で不採択となりました。ちなみに種苗法の改定は昨日の国会で通りました。

 提出された陳情のうち米価に関する陳情は、①新型コロナウィルスの感染拡大で外食需要が大きく落ち込み、2019年産米の過大な流通在庫が生まれ、そのあおりを受ける形で2020年産米の価格の下落が起きたことから、2019年産米の「過剰在庫」や供給過剰となる2020年産米を備蓄米として追加買い入れすること、②2019年産米「過剰在庫」の保管経費等に対する補助の拡充を行うこと、③主食用米から飼料用米への転換にあたっては、産地交付金などの加算を図り、主食用米並みの所得を生産者に補償することなどを求め、政府関係機関に働きかけてほしいと訴えたものです。

 委員会では、「こういうのは支援していかないと、上越市農業は衰退する」「いたって合理的な考えに基づく陳情だ」などという賛成意見がありましたが、その一方で、「米価下落は新型コロナだけが原因ではない。コメ農家だけではなく、野菜農家などバランスのとれた支援をすべきだ」「余剰米は多く、カンフル剤的な対応ではだめだ」などといった意見も出されました。採決の結果、賛成少数で不採択となりました。上越市はコメを主体とした全国でも屈指の稲作地帯です。たいへん残念な結果といわなければなりません。

 委員会が終了してから母が入所している施設によって母の顔を見てきました。距離をとって、しかもアクリル板を挟んでの会話ですから、耳の遠い母との会話はなかなか難しく短時間でサヨナラしました。それでもテレビ電話で愛知県在住の弟の顔を見たらニコニコしていました。

 昨日は12月としては最高の天気でした。雲も広がりましたが、とてもきれいでしたね。何枚も写真を撮りました。

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 きょうは文教経済常任委員会です。議案は少ないので短時間で終わるかも知れません。

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2020年12月03日 07:48に投稿されたエントリーのページです。

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