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戦争体験集「炎と飢えと」第50集


 おはようございます。今朝は冷え込みました。ひょっとすればと思い、雪の上にのぼったところ、埋まりませんでした。今冬2回目の凍み渡りやりました。

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 昨日は午前が総務常任委員協議会でした。前回の続きで、テーマはFM上越のJCVへの事業譲渡についてです。総務管理部長が前回の委員同士の意見交換を聴いて、改めて今回の問題について補足説明を行い、質疑が交わされました。協定書づくりはどこまで行っているか、どんな内容となるのか、本当に譲渡しかないのかなど活発な議論が行われました。詳しいところはインターネット録画を見てから活動レポートに書きたいと思います。

 午後からは母を施設に迎えに行き、病院へ連れていきました。定例の検査です。病院への行き来で母とたくさんしゃべりました。おもだった会話です。

母「とちゃ、あれ妙高山か」
私「そだよ。隣りの尾神岳みたいながは黒姫」
母「そいがか。春になればウド出るだろな」
私「おまん、えらいもんだ」
母「あの看板は店か」
私「よく見えるねぇ、えらい、えらい」
母「だって、おれ、目、付いているもん」
私「ははは」
母「とちゃ、ナルス寄らんでとっとと帰るがか」
私「時間ねえがどね」
母「寄れば、買い物しちゃうもんな」

 施設まで送っていって、帰ろうとした時、「じゃ、また来るすけね」と言ったら、「どこへ行くが」とさみしそうな顔をしました。かわいそうですが、やむを得ません。

 その後、「しんぶん赤旗」日曜版の配達をして、家に戻りました。日野市から濃いオレンジ色の文集が送られてきていました。新日本婦人の会国分寺支部発行の戦争体験集「炎と飢えと」第50集です。送り主は私が学生時代からお世話になっている古厩喜美子さんです。

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 「炎と飢えと」は戦争体験を風化させてはならない、新しい平和への取組、思いを伝えようと、1971年に発刊されて、今回50号に到達したということです。戦争体験集は1回だけというのが多い中で、地域の組織が50集まで積み重ねたというのはすごいですね。

 まだ、読み始めたばかりですが、2つの投稿に注目しました。そのひとつは喜美子さん自身が書かれた「戦後75年の夏に思うこと」。古厩さんとは長いお付き合いをさせていただいていますが、お父さんの本籍が新潟県であり、高田連隊の重機関銃部隊に配属されていたことや、4歳のときに佐渡に疎開されていたことは初めて知りました。

 文章の中で、佐渡の親戚に疎開された翌日の話が書かれています。佐渡の親戚まで喜美子さんを送ったきた父親が東京へ帰る時に交わした言葉が切ないですね。以下は原文です。

 一夜明けて私をおいて東京へ帰る父に、
「お父ちゃんどこへ行くの?」
「お便所だよ」(田舎は母屋と別棟だった)
「お便所行くのにどうしてオーバー着ていくの?」
 この会話に、父は男泣きに泣いて走り去ったとのこと……。

 この部分を読んだら、向田邦子のエッセイ「字のないハガキ」を思い出しました。喜美子さんご自身がこんなにも切ない体験をされていたとはびっくりでした。

 昨日、送られてきた包みには、長年にわたり戦災孤児を支援してきた鎌田十六(トム)さんが亡くなられた時に、作家の早乙女勝元さんが「しんぶん赤旗」に書かれた追悼文も同封されていました。読んでいなかっただけに助かりました。また、手紙が添えられていて、東京でFM上越の私のインタビューを聴いたとか、新潟市の吉田三男先生(故人)のお連れ合いが私のホームページを見てくださっていることなどが綴られていました。うれしかったです。古厩さん、ありがとうございました。

 きょうは、これから朝市宣伝です。


 

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2021年02月13日 08:47に投稿されたエントリーのページです。

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