地域自治区制度と住民自治を考える集い

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おはようございます。いまは深夜ですので、「こんばんは」かな。早朝に東京へ向けて出発するので、いまのうちにブログを書くことにしました。

昨日の午前は、まず大潟区の友人のところへ行きました。新しい「春よ来い」に「海にかかる虹」のことを書いたら、「ぜひ写真を見せてほしい」と頼まれたのです。友人の家では、コーヒーをご馳走になり、大潟町中学校卓球部宏球会がまとめた文集などを見せていただきました。私が知っている人も出てきて、興味深い、貴重な資料です。読みたいページは画像にさせてもらいました。

午前11時からはカニ池交差点へ行きました。陸上自衛隊関山演習場で11月15日から5日間予定されている日英共同訓練に反対する街頭行動があったからです。新婦人、平和環境労組、上越地区労連、市民連合・上越などから約40人が参加しました。リレースピーチでは、「自衛隊と英軍の防衛協力を強化する円滑化協定(RAA)を初めて適用するもの。憲法9条違反であり、市民の安全を守る保証もない」「戦争前夜という言葉が流行語大賞にノミネートされたが、こういう訓練には粘り強く反対していかねばならない」などの訴えが行われました。

宣伝行動が終了後、お昼を食べようと、石橋の「あひる」へ。そこで、吉川区尾神に住んでいたことのある1級上のM子さんに再会しました。息子さんと一緒でした。久しぶりに出会ったので、先日の同級会のことなどを聞きました。同じところに住んでいたことのある人と会うのはいいもんですね。

午後2時から、「住民自治を進める会」(佐藤忠治会長)の発足20周年記念講演会&シンポジウムがありました。会場の市民プラザには各区の地域協議会委員など多数の人が参加していました。トップのイラストはそのときのものです。

私は他の予定も入っていて、第一部の基調講演しか聴くことができませんでしたが、とても勉強になりました。講師は福島大学の牧田実教授です。これまで上越市の地域協議会検証会議にかかわるなど、上越市の制度に詳しい専門家です。

牧田教授は、参加と協働の視点から、地域自治区・地域協議会の基本的な仕組み、上越市での取組を振り返り、今後、地域自治を進めるためにどうしたらいいかを語りました。

そのなかで、注目したことの1つは、地域自治のとらえ方です。牧田教授は、地域自治には、①自分たちのことを自分たちでやる、②自分たちの政府を自分たちでコントロールする、の二面性があるとしました。これは羽貝正美氏が「『分権型社会の創造』と地方分権改革の隘路」(2012年)のなかで、「住民の主体的な活動と地方政府に対する監視・提案機能の総称」とのべていることですが、自分たちの政府(地方自治体)を自分たちでコントロールする一面を追求することの大切さを改めて意識することになりました。

注目したことの2つ目は、2015年(平成27)1月に上越市地域協議会検証会議が地域協議会の参加機能を強化するための提案としてまとめた内容をふりかえったことです。ここでは、①総合計画の地区別計画として位置付ける地域ビジョンの策定、②地域自治区ごとに地域予算枠を割り当て、この使途を地域協議会が決定すること、③一括交付金制度の創設の3つをあげていました。これはいまの時点でストレートに採用できないかも知れませんが、現行の地域予算の仕組みを改革する議論の基調となりうるものと思いました。

注目したことの3つ目は中川市政が取り組んでいる地域自治推進プロジェクトをめぐって、「協働への重心移動で前のめりの協働となっている」「(ここでの)地域ビジョン=地域計画ではない」「地域独自の予算で補助率上限10分の7ということになると、だいぶ性格が変わってくる。自己資金を持っていないと手をあげられない」などといった見解を示されたことです。これらのほとんどは、これまでの議会で指摘してきたことですが、専門家も同じ見解をもっておられるということで自信になりました。

夕方の4時からは柿崎区桃園の「小さな作品展」を見せていただきました。実際は12日なのですが、私は東京行きですので、当日は参加できません。町内会長さんに頼んで、作品が展示された時点で、見せてもらったのです。親子孫三代で作品作りしているケースなどいろいろ楽しませてもらいました。町内会長さんによると、女性陣が大奮闘しているとのことでした。下の画像は展示作品の一部です。

活動レポート2133号、「春よ来い」シリーズの第780回は「海にかかった虹」を私のホームページにアップしました。ご笑覧ください。

さて、ひと眠りします。

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