大潟作品展、安塚文化講演会へ

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おはようございます。今朝は6時半過ぎに起きました。一昨日までは防寒着がほしくなる寒さでしたが、昨日もきょうもおだやかな朝です。トップ画像は昨日の米山さんと尾神岳です。雲もきれいでしたね、昨日は。

昨日はブログのアップに手間取りました。そのせいで午前のスタートは遅れました。まずは、柿崎区のある介護施設へ行き、親戚のNさんに活動レポートを届けてきました。ちょうど、玄関の近くにおられたので、ガラス越しにハイタッチして気持ちを通わせました。水曜日に会ったばかりですが、私の顔を見ると、「おーおー」という顔をして、うれしそうでした。

大潟区の作品展にも午前に行きました。ここの作品展は盆栽を中心に吉川区出身者、吉川区在住者の作品がいくつも出ているので毎年のように行っています。わが家がお世話になっている大工さんは、花や木の盆栽を何点も出されていましたし、時計屋さんの作品もありました。展示されている作品の中で惹かれたもののひとつにヒメタデがあります。湿地帯にある小さなタデですが、盆栽にもなるんですね。作品の中には、この日に合わせたように、アケビの実を開いたものもありました。

絵画・水墨画・写真のコーナーでも何人もの友人、知人の作品が展示されていました。Wさんの写真には吉川区の村松家のしだれ桜も入っていました。後藤さんの水墨画は何度か観せてもらっていますが、今回のものが一番素敵でした。はまっこ保育園の展示は誰が指導されたのでしょうか、いずれの作品も絵もタイトル文字も見事でした。

午後からは安塚区です。昼食は須川の食堂で食べました。そこには知り合いの人がいて、声をかけていただきました。その人は中川市政について、「良くなったことが2つある。1つはバスだ。停留所も増え、頼めばじきに来てもらえる。もう1つは市長に頼みやすくなったことだ」と言われました。いつも辛口の発言をする人ですので、評価の言葉を聞き、びっくりしました。でも、こういう評価の声があるというのは大事なことです。

昼食後、時間があったので、紅葉見物を兼ねながら林道石塚線などを車で見て回りました。菱ヶ岳がきれいに見えましたね。紅葉も良かったです。

午後2時からは、安塚区の文化講演会でした。高田文化協会事務局長の河村一美さんが祖父である横尾義智旧小黒村長との思い出を語るというので、聴きに行ってきました。

河村さんは6歳の時に、「私、おじいちゃんの耳と口になる」と決意したということですが、今回の講演でも祖父の横尾義智さんに対する深い愛情を感じました。これまで、私は、ろうあの人がどんな風にして村長を務めたのだろうかという疑問をもっていました。今回の話を聴き、その疑問は解消しました。妻であるおばあちゃんをはじめ、周りの人たちが献身的に支えてきたんですね。それだけの人物だったということです。でも、河村さんは、おばあちゃんの葬儀の時の義智さんの強引なふるまいなどにも触れて、祖父のありのままの姿を語ってくださいました。おかげでろうあ村長の人となりを知ることができました。

もうひとつ、ぐいっと引き込まれたのは口話(唇の動きで発話の内容を読み取ること)についてです。河村さんの話のなかに口話のことが出てきたとき、母のことを思い出しました。じつは亡くなる2日前の朝、母は目を開けていたので、「トチャの顔だよ、見えるかね」と声をかけたら、母は口を動かしたのです。私には、「見える」と言ったか、あるいは「わかる」と言ったように見えたのですが、それを確かめたくなりました。じつは、その時の様子は動画で撮影してあるのです。

河村さんは私よりも5歳年上。いつも若々しく、とても素敵な女性です。これまで、わかりやすく、読む者の心をとらえる文章の書き手として尊敬してきましたが、講演は今回、初めて聴きました。予想はしていたとはいえ、こんなにもやさしく、丁寧な言葉遣いをされる人であるとはびっくりでした。講演の中では、「自由奔放な」母親の生き方にもふれて、自らの人生を語られました。ますます河村さんが好きになりました。

講演が終了後、朔日峠を越えて帰宅しました。途中、親戚筋の90代の女性から電話が入りました。私の本が届いたという連絡です。180ページ前後の本ですが、尾神や知っている人も出てきてうれしかったとのことです。びっくりしたのはすでに読了したということでした。すごい人です。帰り道、夕焼けが素敵でした。

きょうは午前に地元で活動し、午後からは会議が3つも続きます。夕方からは、長野市議会との交流会もあります。

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