« 2011年10月 | メイン | 2011年12月 »

2011年11月 アーカイブ

2011年11月01日

もう干し柿が…

 日中、気温が上昇し、上着はいらないくらいの温かさでしたね。きょうは朝から夕方まで市政レポートの配布と「しんぶん赤旗」の集金でした。お昼は上野議員のお店でラーメンの大盛りを食べました。途中、3軒でお茶をご馳走になりました。柿が豊作であることはたびたび書いていますが、きょうは干し柿をいただきました。もちろん、今年の柿です。けっこういい味でしたよ。

hoshigaki111101.JPG

 家に戻ったら、全国家族新聞交流会から同会の会報「大家族」が届いていました。9月3日から4日にかけて牧区で行われた「柳川月さんを囲む会」のことが特集してあったので、隅から隅まで読みました。2日目のことを書いた私の「春よ来い」の第169回、「有線放送」も掲載していただきました。感謝します。当日、事務局長の清水雅彦さんが写真をたくさん撮っておられましたが、池永さんや柳川さんの写真などとてもよく撮れていて、さすがだなと思いました。会報はA4サイズ、40ページにもなる大部でびっくりでした。

daikazoku111101.JPG

2011年11月02日

上越市版レッドデータブックを入手

 発行されたらすぐ読んでみたい、そう思っていた上越市版レッドデータブックをきょう入手しました。レッドデータブック作成検討委員会の長谷川康雄委員長が書いておられるように、「すべての生物は、種の多様性といった一つの系のなかで存続してきた」ことを考えると、この本で市内の動植物の絶滅危惧の現状を知ることができることの意義は大きい。ぜひ、今後の対策に活かしたいものです。

RDB111102.JPG

 まだ読みはじめたばかりですので、全体的なことは言えませんが、植物のなかでヒトリシズカ、コシノカンアオイなど私がよく目にしているものまで準絶滅危惧種になっているとは思いませんでした。全体的には減ってきているということなのでしょう。レッドデータブックでは、それぞれの種について、環境省や県のカテゴリーとの比較もできるし、市域における分布の状況も知ることができます。確認地区についての記載もあるので、私の記憶と照らし合わせて読んでいます。レッドデータブックは普及版と合わせて2冊で3000円、市役所環境保全課または各区総合事務所で購入しすることができます。

 ところで、先日、初めて出合った野の花の名前をきょう確認できました。キク科の多年草、キッコウハグマ(亀甲白熊)です。小さな白い花がひとつだけポツンと咲いていて、散歩の足が止まったのですが、名前を確認できた時はいつもうれしくなります。これで、久しぶりに私のホームページの「野の花」を更新できます。

kikkouhaguma111102.JPG

2011年11月04日

近くの山も色づいてきた

 今朝は曇。11月にしてはまだ暖かい感じがします。牛舎の近くを歩いてみたら、雑木林が少しずつ色づいてきました。遠くから見る米山は赤くなってきましたから、この辺にも紅葉が下りてきていいころです。これから雪が降るまでに木の葉の色がどんどん変わって、最後には散ります。

zouki111104.JPG

 昨日、ある読者の方からシラネセンキュウの写真が入った市政レポートがほしいと話がありました。なんでも、何人かの人からこの花について訊かれ、このチラシを渡したいというのです。昨日はまた、ある人に、このブログに載せたキッコウハグマはどこへ行けば見られるのかと訊かれました。野の花に関心を持っている人はけっこういるんですね。

2011年11月05日

信州新町へ

 昨日は上越市議会と長野市議会との交流会でした。交流会の前に講演会とか視察とかが行われるのが恒例となっています。長野市が今年、「信州新町イヤー事業」に取り組んでいるというので、今回は信州新町を訪れることになりました。信州新町は昨年、長野市に編入されたばかりの町ですが、広い市域のなかで毎年、重点地域を決めて観光振興を図ろうとしている点がとても新鮮でした。これは上越市でも採り入れたいものです。

bijyutu111104.JPG

 信州新町はバスで通ったことは何回かあるけれど、バスから降りたことはありませんでした。昨日は長野市立博物館分館である有島生馬記念館、化石博物館などを訪問し、学芸員から説明を受けました。有島武郎の弟に画家の生馬がいて、里見弴も弟であることを初めて知りました。兄弟がそれぞれ小説家、画家として活躍していたとはびっくりでした。

 分館から歩いて3分ほどのところに「かあさんの歌」(作詞・作曲は窪田聡)の歌碑があるというので、予定外でしたが、樋口議員と見に出かけてきました。「かあさんの歌」は、「かあさんが 夜なべをして手袋あんでくれた」というあの有名な歌です。この歌は窪田聡が戦時中に疎開していた信州新町の情景などを歌詞にしたといいます。歌碑は奈津女橋(なつめばし)という名の橋のたもとにありました。この歌碑を見たことで、なにかもうけたような気分になりました。

kaasann111104.JPG

 もうけたといえば、信州新町の道の駅で、高橋まゆみさんの『人形出会い旅』(信濃毎日新聞社)を入手できたこともそう。高橋さんの人形は先日、どこかで見たばかりでしたが、どこか思い出せません。ただ、人形だけは記憶に残っていました。そして、こんなにも人間の情愛を豊かに表現する作者はどんな人かと思っていたのです。購入した本はバスの中で一気に読みました。素敵な人形がいくつも掲載されていましたが、なかでも高橋さんのお父さん、お母さんをモデルにした人形とエピソードが最高でした。

takahashimayumi111104.JPG

 交流会では顔なじみとなった前議長さんや日本共産党議員団のみなさんと話すことができました。議会改革のこと、この秋に行われた長野市議選のことなどが話題となりました。激戦を勝ち抜いた小林義和さん、佐藤久美子さん、原田のぶゆきさんなどから来年は応援に行くよ、と激励されました。交流会に出席した党議員だけで撮った記念写真です。

kyousann111104.JPG

2011年11月06日

これから東京へ

 東京吉川会があるので、これから東京へ行ってきます。マイクロバスの乗って、日帰りになるので、たぶんぐったりして帰ってくるでしょう。東京では60人くらいの吉川出身者が集まるといいます。どんな人たちと会えるのか楽しみです。

 家に戻ってからすぐに寝てしまいそうですので、市政レポート1526号及び「春よ来い」の第177回「遺作」をホームページに掲載しました。ごらんください。

第19回東京吉川会総会

 旧吉川町出身者などが集まる東京吉川会が四ツ谷で開かれ、吉川区からマイクロバスに乗って参加してきました。こちら側から出かけたのは八木総合事務所長、まちづくり吉川の田中代表など17人。今回は同級会などと重なったこともあって全体の参加者は約80人にとどまりました。でも、初めて吉川会に参加した人も数人ありました。会はいつもと同じく、ふるさとの情報交換などで盛り上がりました。

 総会では平山会長の挨拶の後、来賓の挨拶が続きました。このなかで稲荷副市長は今年の豪雪、地震、豪雨と続いた災害の状況、北陸新幹線開業めざした動きなどを伝えるとともに、㈱杜氏の郷社長として、同社で造られているお酒、天恵楽などを宣伝しました。合併後、上越市の最高幹部クラスが吉川会に参加したのは稲荷副市長が初めてです。八木総合事務所長は吉川区内の農家の状況、今年のコメの作況、吉川高等特別支援学校開校などについて情報提供し、喜ばれました。

inarisann111106.JPG

 総会後の懇親会。同じ町内会出身者や中学の同窓生などがあちこちで記念撮影をし、語り合いました。私は合併後の東京吉川会に7回連続して参加しています。顔なじみの人も増え、尾神出身の「あっちにし」の杉田さん、町田出身の布施さん、代石出身の森口さんなどが次々と声をかけてくださいました。なかには私のホームページを毎日見ていてくださる方も何人かおられ、トップページの尾神岳の写真の撮影月日まで知っておられる方もあり、感激しました。

husesann111106.JPG

 交流会の後半では梶出身の細金さんを先頭にして踊りの輪もできました。

odori111106.JPG

 東京吉川会は今回で19回目。来年はいよいよ結成20周年を迎えます。今回の会では40代、50代の初参加者もありましたが、こうした流れを大きくして、さらに大きな交流の輪をつくりたいものです。

2011年11月08日

聴く耳を養ふべしと秋の声

 ぐんと冷えてきました。暖房なしだと布団の中にすぐ入りたくなります。まだ黄葉が100%まで進まないのに、イチョウの葉が散り始めました。わが家のまわりで聞こえていた虫の声もポツンポツンとしか聞こえてこなくなりました。

 昨日は党議員団会議、地区委員会幹部との打ち合わせ、JA幹部との懇談会の申し入れなどが続きました。一週間に一度は半日くらい休みを入れたいと思っているのですが、なかなかそういう時間はとれません。今週も会議、視察などが続きます。

 昨日の「見てある記」にひとつ書き忘れました。地元新聞、新潟日報の読者文芸に妻の俳句が掲載されたことです。聴く耳を養ふべしと秋の声。選者の中原道夫さんから【評】も書いていただき、妻はもちろんのこと、私もうれしくなりました。

2011年11月09日

再びファーム高森と北野生産組合を視察

 上越市食料農業農村議員連盟の農産物生産部会で農事組合法人であるファーム高森と北野生産組合を訪ねてきました。どちらの法人も5年前に視察したことがある農事組合法人です。5年間にどう発展してきたか、どういう課題を抱えているかなどを知ることができました。

 ファーム高森は、上越市高森にある法人です。戸数17という小さな集落の中で稲作を中心にしながら、イチジク、枝豆、オータムポエムなどの生産にも取り組んでいます。山岸代表の話によると、5年前とほとんど同じことをやっているがメンバーの高齢化で今後どうしていくべきか悩んでいるということでした。そうは言っても、県版所得保障のモデルになっていたり、飼料米の生産をはじめたりと、私の目にはけっこう新たなことにも挑戦している法人として映りました。

 経営状況説明の後、施設、農機具などを見せていただきました。ブロッコリー、オータムポエムの栽培状況なども見ましたが、なかなか意欲的な経営をされているなという印象が残りました。写真はハウス内での栽培状況を視察するメンバーです。

takamori111107.JPG

 ブロッコリーの畑からハウスへと移動している時、突然、目の前をハクチョウたちが飛んでいく姿が目に入りました。「あれはなんだ」とびっくりした人もいました。もう、ハクチョウが来ているのですね。

hakutyou111107.JPG

 清里区の北野生産組合。集落を守るためにはまず農地を守っていくことが必要と活発に活動している法人です。ここも稲作を中心にしながら、そばやキャベツ、青大豆、越の丸茄子などの栽培に取り組んでいます。

 羽深組合長さんなどから説明を受けましたが、驚いたことがいくつもありました。稲作では、地元北野だけでなく、青柳、赤池、さらには平場の菅原の田んぼもやっているというのです。中山間地の生産組合が平場まで手を広げて頑張っているというのは初めて聞きました。さらに、農繁期には他団体と連携して仕事をしているというのも感動的でした。とくに秋の稲刈りについては天候に大きく左右されます。刈り取りが遅れそうな時には、農業公社などから応援してもらうし、逆のこともあるといいます。

kitano111107.JPG

 新たな取組としては、学校給食用の豆を生産し、供給していること、7000本の干し大根を作り、地元の食品加工会社に販売していることに注目しました。豆腐用の豆も地元で加工してもらい、地元で完全消費しているといいます。ここでは、地産地消の取組が目に見える形ですすんでいて、改めてすごいなと思いました。

2011年11月10日

今冬の上越市除雪計画発表

 今年度の上越市除雪計画が昨日の市議会建設企業常任委員会で発表されました。発表にあたって小林都市整備部長は、「今冬の降雪は12月は平年並みだが、1月が厳しい予想となっている。市民生活、経済活動への影響を最小限に抑えたい」とのべました。計画の基本方針は前年度とほぼ同じで、幹線道路や救急指定病院、消防署などの周辺道路、経済活動などで重要な路線を優先的に除雪するとともに、幹線道路に接続する地区内の重要路線が通行不能にならないよう努めるとしています。

 今年度の主な見直し点は、①雪捨て場については渋滞が生じないよう、開設時期を配慮するなどして交通渋滞の緩和に努めるとともに増設する、②交通量や地吹雪時の危険性、周辺の道路状況などを考慮し、除雪を行う路線を見直すとともに、除雪業者の担当路線についても区境などで効率的な除雪をするように見直す、③新規路線への対応や、1台当たりの除雪距離の平準化などのため、除雪ドーザ6台、ロータリ4台を増車する、④合併前上越市において、GPSを利用した道路除雪管理システムを活用し、除雪状況を把握することで、市民からの問い合わせに迅速に対応するほか、事務処理の効率化を図る、の4点です。

 この計画について、党議員団の樋口議員は、「昨年度、雪捨て場確保をめぐって一部でトラブルがあった。行政はしっかりとフォローしてほしい」「委員会メンバーと建設業者とで行った懇談会で、業者は寝ないで必死で作業していると訴えがあった。待機料、委託料金などについて受託業者と協議したか」などと質問しました。これに対して宮崎雪対策室長は、「除雪終了後、大浦安地域で懇談したところ、雪庇など山間地特有の問題について要望された。合併前上越地域は昨日話し合いを行っている。委託料は県に準じる形で経費をみている。待機料についても県とは若干違うが、それなりに対応させてもらっている」などと答えました。

 また樋口議員が、「要援護世帯への除雪支援について改善点はあるか」と質問したことを受けて、小菅高齢者支援課長は、除雪費助成制度についてどういう改善をしていくか検討中だ」とのべました。同制度は、自力で屋根雪等の処理ができない高齢者の世帯などに対し、除雪にかかった作業員賃金および機械除雪費の一部を助成する制度ですが、市議会や山間部をかかえる地域協議会などから、除雪道路から玄関前までの取付道路除雪についても支援をすべきだなどと改善を求める声が上がっていました。

 

雁行確認

 この時期、「しんぶん赤旗」日刊紙の早朝配達をしながら楽しみにしているのは雁行です。これまで、私の配達当番の時には天候に恵まれず、雁行と出合うことがありませんでした。でも、きょうは、天気もよく、雁が飛ぶ時間帯とうまく重なりました。朝、6時27分、県道新井柿崎線の梶十文字付近で雁の鳴き声が聞こえたので、すぐに車から飛び出し、米山方面へカメラを向けました。小さな雁の群れ、わかるでしょうか。

gannkou111110.JPG

大島区の豪雨被害復旧状況を視察

 午後から大島区を訪れ、7月30日の豪雨により被災した道路や農業用施設などを視察してきました。写真でごらんください。まずは国道253号線沿い、大平から大山温泉へ行く途中の田んぼの土手です。復旧工事が完了していました。手前は池ではありません。山間部では雪が降る前に代にして水をはるところがけっこうあるのです。

akakura111110.JPG

 次は主要地方道上越安塚柏崎線、板山地内の不動尊のそばの道路崩落現場です。ここは工事中で、交通止め(迂回路あり)となっていました。降雪期までに通れるようになってくれればいいのですが、ちょっと心配です。

hudousann111110.JPG

 次は足谷地内の農地、用水路被害が一番ひどかった場所です。田んぼはほぼ復旧していましたが、いま用水路の復旧工事中でした。ここの市道については来年になるという議会答弁でした。

ashidani111110.JPG

 最後は板山の小山さん宅の宅地被害です。玄関前の崩落は復旧済みで、現在、家の脇の地滑り防止工事が行われているところでした。

koyamasann111110.JPG


2011年11月11日

吉川区の豪雨災害、山間部での復旧状況

 きょうは大島区から吉川区に入り、山間部で豪雨で被災した道路や田んぼの復旧工事の進み具合を見てきました。県道大潟高柳線川谷地内の道路崩落現場は、山際に迂回する形で工事が進められていました。これなら、冬は乗り切れるでしょう。

kawadani111111.JPG

 次は県道川谷十町歩線のまるたき温泉近くの地滑り現場です。一時、構造物が道に落ちそうになっていましたが、もう大丈夫です。

marutaki111111.JPG

 倉下橋から大賀へと登っていく途中にある田んぼは豪雨でズタズタになりました。最近、工事が終わって、きれいになっています。

kurashita111111.JPG

 最後に、災害とは直接関係ない写真を一枚掲載します。ツツジの狂い咲きです。野田首相はTPP参加に向けて協議を開始すると決断、亡国の道を歩み出しました。これも狂い咲きです。

tutuji111111.JPG

2011年11月12日

3つのイベントが響き合って

 きょうは午前が県立吉川高等特別支援学校の開校式でした。これについては、データの処理に時間がかかるので、夜に書きます。午後からは同校の学習発表会があり、原之町では「憩いの広場」(元吉川町役場所在地)で「いきいきふれあい市」、すぐそばの福正寺でコンサートがありました。午後からのこの3つのイベントは時間帯では重なるところもあって、たいへんだと思ったのですが、どうしてどうして、それぞれが響き合い、人の流れもできて盛り上がりました。

 県立吉川高等特別支援学校の学習発表会は午後1時から。原之町のイベントと開始時間がまったく同じで参加も少ないと思ったら、保護者や地域の人たちが100人以上集まって賑やかになりました。学習発表会は「吉川ドリームフェスタ2011」という名前です。きょうの同校の取組は開校式も学習発表会もすべて、「夢を求めて」が共通テーマでした。15人の生徒と教職員の気持ちが一つになって、バンド演奏もダンスも迫力があるものになりました。すばらしかったです。

dannsu111112.JPG

 「ふれあい市」は地域活動支援事業を活用した取組です。小山原之町町内会長さんから「ぜひおいで下さい」と誘われ、出かけてきました。地元の農産物が売られ、餅つきがあり、トン汁のサービスもありました。私が注目したのは、小浜屋さんのちんころ作りの実演と指導です。大勢の子どもたちが関心を持ってちんころ作りに挑戦していました。子どもたちから、伝統的なものにこうしたイベントの中でふれてもらうのはとてもいいと思いました。

tinnkoroiti111112.JPG

 福正寺でのコンサートは「旅の音楽家丸山祐一郎とこやまはるこの世界」。音の出る様々なものを使って、聴衆にも参加してもらうなかで音楽を楽しむ。こういうコンサートは初めてでした。私もホースを振り回し、風の音を出して演奏に参加しました。紙飛行機を飛ばす中で「風」をテーマにした演奏を聴くというのも初めて、子どもたちはほんとうに楽しそうでした。写真は雷の音、雨の音、カエルの鳴き声を聴衆に受け持ってもらい、「カエルの歌」を演奏しているところです。

konnsaato111112.JPG

 コンサートから離れて原之町商店街に出たら、高等特別支援学校の生徒のみなさんが原之町の「いきいきふれあい市」に合流しようとしているところでした。学校の行事と地域の行事がうまくつながったいい日でした。

2011年11月13日

県立吉川高等特別支援学校開校式

 昨日、新潟県立吉川高等特別支援学校の開校式が同校体育館で行われました。式典には生徒、教職員、保護者が出席したほか、上越地域選出の7人の県議会議員、創設を考える会の藤田会長、学校評議員、後援会準備会委員などが来賓として招かれました。

 県教育委員会の武藤教育長は式辞の中で(草間教育次長が代理として出席し、式辞を代読)、「本校は上越地域では初の高等特別支援学校です。地域で育ち、地域に愛され、地域とともに歩む学校として期待されています。上越地域の福祉、医療、労働など関係者との連携は欠かせませんが、校章の四つ葉のクローバーのように心を合わせ、ご支援くださいますようお願いします。生徒のみなさんは、教育目標の『夢を持ち続け、みんな輝く』のように、希望を持ち続けて輝いてください」と呼びかけました。

 赤松校長が経過報告をした後、校旗樹立式が行われました。校旗はステージの緞帳ととほぼ同じ茶系統の色が中心で出来ています。これは、県教育庁の早川義務教育課長から赤松校長に手渡されました。

kouki111112.JPG

 生徒の「喜びの言葉」は生徒全員がバンド演奏を行って表現しました。曲目は教育目標とマッチしている「夢をあきらめないで」(岡村孝子作詞・作曲)。生徒たちはいつ練習したのでしょうか、力強く素敵な演奏を披露してくれました。

banndo111112.JPG

 校歌も披露されました。作詞は吉川区吉井出身で明治大学教授の池田功さん、作詞は直江津出身で、県内の特別支援学校などで音楽を教えておられた横山広一さんです。校歌を合唱する前にお二人が校歌への思いを語りました。

 池田さんは、「吉川小学校6年生が明治大学を訪ねてくれた時、私の出身校である泉谷小学校校歌を合唱してくれて感激しました。学校は無くなっても校歌は心にしっかりと残ります。この校歌には、緑豊かな吉川の自然の中で学べる喜び、生徒のみなさんが持っている夢と希望、そして、社会に出れば、うれしいことも悲しいこともあるが、どんなにつらい時でもあきらめないで夢を求め続けてほしいという願いを込めました」と語りました。

 作曲の横山さんは、4月、5月と2回にわたり、吉川高等特別支援学校を訪問。学校周辺の自然や校舎内での生徒の様子などを取材し、作曲したといいます。作曲にあたってイメージしたのは、「吉川の緑豊かな自然の中で、一人ひとりが夢に向かって輝きながら走りぬけていく姿」だということでした。

 校歌の歌詞を紹介します。

 1 緑あふれる吉川の
   大地の力いただきて
   踏みしめてゆくどこまでも
   未来を開けはつらつと
   おおわが母校輝けり

 2 夢にあふれた道を行く
   山河を仰ぎ明日を見る
   前を見つめていつまでも
   希望を胸に歩こうよ
   おおわが母校栄えあれ

 3 いのちの力燃やしつつ
   共に分かちて進み行く
   どんなときにもあきらめぬ
   ともしびとなり光りゆく
   おおわが母校とわにあれ

 式典で生徒と教職員のみなさんが一緒になって披露した校歌です。「校歌」のところをクリックしてお聴きください。なお、音声はWindows Media オーディオ ファイルです。

kouka111112.JPG

 

越後弁サミット

 高田世界館で越後弁サミットがあるというので参加してきました。私自身、日頃からお国言葉をふんだんに使った文章を書いているので、とても関心があったのです。サミットでは、昨年、高田弁のCDを出した有沢栄一さんが、「伝えていきたい故郷のことば」と題して講演、その後、新潟県内の6地区から6人が登壇して、それぞれの地区の言葉について語りました。

etigobennsamitto111113.JPG

 サミットでは、同じ県内でも使う言葉はずいぶん違うものだということを改めて確認しました。特に新発田市の松川美恵子さんのお国言葉は東北弁の影響を受けていて、くせのある言葉だなと思いました。6人が夏目漱石の「吾輩は猫である」の冒頭部分をお国言葉で語りました。「吾輩(わがはい)は猫である。名前はまだ無い。どこで生れたかとんと見当(けんとう)がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。吾輩はここで始めて人間というものを見た」という部分です。下線の付いたところをクリックして聴いてみてください。

 憲法前文の最初の部分については、村上市の加藤悦郎さん、糸魚川市の吉原久美子さん、上越市の石塚正英さんがお国言葉で読みました。これは動画でごらんください。

 今回のサミットに参加して、同じ上越地方であっても、糸魚川市、旧高田の言葉のなかには、「なしなし」「すっぺこっぺ」「やーはい、やーはい」など私が使っている言葉と微妙に違っているものがあることを知りました。お国言葉では、怒りの言葉ひとつとってみてもグレードがあることもわかりました。これはおもしろかった。私がふだん使っている「おっかさ」は敬語だと有沢さんから解説がありました。「おらちのおっかさ」という言葉は、これからも「えんりょしねで」「いっぺこと」使おうと思います。

 

2011年11月15日

上越の3市議会が合同で研修会

 上越地方の糸魚川、妙高、上越の3市議会の合同研修会が昨日、糸魚川市ヒスイ王国館で行われました。今回は新潟県交通政策局の坂井康一局長を講師に、北陸新幹線と並行在来線現在の状況について学びました。講演と質疑では、新幹線貸付料返還をめぐる最新の動きなどが明らかにされました。また、3市議会の特別委員会の活動報告も初めて行われ、とても有意義な研修会となりました。写真は講演する坂井交通政策局長です。

sakaikyokutyou111114.JPG

 北陸新幹線と並行在来線問題は上越地方3市共通の重要課題です。並行在来線会社が経営をスタートさせてから30年間に膨大な赤字をかかえる予想がある中で、県知事が主張しているように新幹線貸付料の返還・還元が行われるかどうか、上越地方の2つの駅に新幹線がどれだけ停車するかなど注目すべきことがいくつもあります。

 研修会の中での坂井交通政策局長への質疑では、糸魚川市の新保副議長、上越市議会の平良木議員など5人が質問に立ちました。このうち、新保副議長は、「新幹線貸付料のなかには並行在来線の赤字分も含まれているとして県は国に返還を求めているが、県の考えている方向で(事態は)動いているのか、あるいは動きそうなのか」など5点を質問しました。これに対して坂井局長は、貸付料の返還については、「何らかの形で国が支援策を打ち出してくれるものと確信している」とのべました。また、経営分離に伴って、JRが資産買い取りを求めているのはおかしいのではという質問に、「一括在姿譲渡という言葉が無限定に聞えて、心配している方もあるかも知れないが、あくまでも並行在来線に必要な部分を精査するということで対応していく」と答えました。これらは重要な答弁だったと思います。

shinnbo111114.JPG

 研修会後は恒例の懇親会でした。ここでは開催地である糸魚川市の市議会の積極的な対応が話題となりました。開会前に大糸線の美しい風景が映像で紹介され、大糸線をテーマにしたフォークソングも会場に流されました。また、最近、注目されている「糸魚川ブラック焼きそば」を多数の市議がイメージキャラクターの「ブラック番長」とともにアピールしました。糸魚川に来たお客を大事にし、糸魚川を売り出す、この姿勢と行動は3市議会研修会の歴史を変えるものとなりました。写真は、私も食べたブラック焼きそばです。

burakkuyakisoba111114.JPG

 市政レポート1527号、「春よ来い」の第177回「人形出会い旅」をホームページに掲載しました。ごらんください。

2011年11月16日

保倉地区で初の議会報告会

 市議会主催の議会報告会が保倉地区で開催されました。同地区での開催は初めてです。参加者は60人を上回りました。

 これまでの議会報告会については、「常任委員長の報告に工夫が必要だ」「もっと大勢の人たちに参加してもらい、初参加の人も発言できるように」など改善が求められていました。議会の各派代表者会議などで一定の議論が行われましたが、今回の報告会では、委員会で焦点となった問題にしぼって常任委員長報告が行われる等の改善がありました。一歩前進です。

 保倉地区での議会報告会では、9月議会で大きな問題となった厚生産業会館(仮称)建設問題や地域事業費見直し問題だけでなく、保倉地区での大きな課題となっている保倉川放水路建設や農村部での人口減少と学校統廃合などについても参加者から発言がありました。直江津地区の工業地帯で水害の危険性が解消されないと大きな企業が撤退する可能性があり、その影響は4~5万人にも及ぶとの発言もありました。

hokura111115.JPG

 昨日は議会の中山間地対策特別委員会等の会議もありましたが、休憩時間等での最大の話題は副市長人事でした。村山市長が稲荷副市長に替わって山岸前議長を副市長に据える方針を固めたという報道があったからです。私は14日の3市議会合同研修会で山岸議員から直接聴いていたのですが、議員やマスコミ記者、市民から、「副議長は新聞報道された15日まで知らなかったそうだ」「議会から出すなら一定の手順があってしかるべきだ」「いったいどこから出た話なのか。大物政治家の動きがあったのではないか」などの声が寄せられました。私どもの議員団では、12月議会での提案が確定した段階で話し合い、対応を決めていきます。それまでに、しっかりした情報が入ってくればありがたいのですが。

タイヤ交換

 急速に気温が下がっています。山間部では降雪も予想されるという報道もあり、きょうは予定を変更してタイヤ交換をしました。週末に山間部で新聞配達などをしなければならないからです。

 昨日から失敗続きです。昨日は市政レポートの配布中にすってんころり、スーツだけでなく下着まで腐った柿に汚されてしまいました。そのため、いったん帰宅し、着替えましたが、運転中に汚れたズボンを履いているわけにはいきません。パンツ一枚で車を運転しました。

 さて、その市政レポートですが、そこに記載してあった議会報告会の日程に誤りがあることが判明しました。配布した最後の家でお茶をご馳走になったところ、曜日が違っていたことがわかったのです。それで、夕方、いま一度配布することに。いやー、まいった、まいった。

2011年11月17日

激しい腰痛で予定変更

 また腰をやってしまいました。一年ぶりでしょうか。きっかけは昨日のタイヤ交換、タイヤを運ぶ時に腰に違和感をもったのですが、今朝になったら痛みに変わっていました。

 きょうの午前は母の定期検査の日でした。腰の痛みをこらえ、病院への送迎、付き添いをしたのですが、まともに歩けません。それで、午後からの医師会との懇談会は欠席させてもらいました。平良木、樋口議員などにまかせました。なお、母の状態は血圧が高いものの、まずまず。MRI検査の結果も「当面は心配いらない」ということでした。それにしても、母の視力のいいのにはびっくりしました。片方が1.0、いま一方は0.8だというのですから。

 午後からはいつもお世話になっているところでハリ治療をやってもらいました。いまのところ、何とか歩けます。今夜は早く寝て、明日の行動が予定通りできるようにしたいと思います。写真は午後の風景です。吉川区大乗寺の市道から米山、尾神岳を撮影しました。

yoneyamaokami111117.JPG

2011年11月19日

県道新井柿崎線整備で県土木部長に要請

 昨日は県道新井柿崎線整備促進議員連盟(宮崎政国会長)のメンバー11人で県庁へ行き、田宮土木部長に要望書を手渡してきました。今回の要望活動には上越市選出の県議にみなさんからも同席してもらいました。

 要望書は歩道の設置、防雪柵の設置など21項目にのぼります。宮崎会長の趣旨説明をうけて、田宮土木部長は、「この路線にかける地域のみなさんの思いを切々と感じている。合併後の連絡道路としても重要だと思っているので、予算的には厳しい面もあるが精一杯やっていきたい」とのべました。

 具体的な要望個所については、折笠道路維持課長が具体的な回答をのべました。この中で同課長は、梶十文字付近の防雪柵についてふれ、「必要だと感じている。この区間だけ遅れた。仮設型の防雪柵を140メートル(延長)できるよう手配している。また、固定型の防雪柵についてはすでに調査費をつけている」とのべ、注目されました。また、歩道に関しても細かな対応策について言及、「整備手法を見直し、全線の歩道整備率を上げる工夫をしていきたい」と答えました。

 腰痛の方は、マイクロバスに乗ったことで痛みが強くなり、一日中、苦しみました。ただ、夕方、温泉に浸かり、横になっていたらだいぶ落ち着いてきました。きょうは、またハリ治療を受けようと思っています。

再びハリ治療

 腰の具合を気にしながらの一日となりました。朝から「しんぶん赤旗」日刊紙、日曜版の配達でしたが、部数の多い日曜版の方は仲間に手伝ってもらいました。私は車の運転をし、新聞は仲間から配布してもらったのです。これでも午前いっぱいかかりました。

 お昼前からはハリ治療です。背中の左の方の筋がガチンガチンでした。約1時間の治療でだいぶよくなりましたが、大事をとって午後からは予定した行動はキャンセル、自分の家でゆったりと過ごしました。休みの人がいる土曜日、動かないのはもったいない感じもします。でも長い目で見れば、休養がプラスになると判断しました。

 夜は区内で議会報告会。これは事前に案内をしてあったので中止するわけにはいきません。しゃべっている時はすっかり腰の痛みを忘れていました。少しは休養の効果が出てきたのかも知れません。明日は法事です。

2011年11月20日

義父の一周忌法要

 義父の1周忌法要が妻の実家で行われました。この日を選んだのは義兄の判断でした。義父の大好きだった庭の紅葉を観てもらいながら故人を偲んでもらいたいということだったのです。たしかに見事でした。私もきょう、妻の実家を訪れた時、紅葉の美しさに誘われ、家に入らず、しばらく赤と黄色の風景を楽しみました。

momiji111120.JPG

 妻はこの日のために短歌20首を一枚の紙にプリントして用意していました。読んでびっくりしたのですが、80数年にわたる義父の生涯をこれらの歌にまとめていたのです。これを見て、私も今朝、義父について書いてきたエッセイのうち、昨年から今年にかけて書いた分を一冊にまとめ印刷しました。

tannkaessei111120.JPG

 法要が始まる前から妻の短歌が話題になりました。20首は、「四男に生まれ二歳で母逝きて父そして兄結核に死す」にはじまって、「提灯の灯を消さぬようそろそろと都会に住まう曾孫歩めり」まで。生まれた家で次々と発生した不幸に耐え、若くして家を継いだことや戦争での苦しみ、義母との結婚のことなどが歌われています。義父とほぼ同年代のTさんは、「ここにある通りだ。一生の出来事が網羅され、凝縮されている」とほめてくださいました。これらの20首は下線をつけた部分をクリックしてお読みください。PDFファイルで横になっていますので、「表示を変更」で90度回転させると読みやすくなります。

 お斎は葬儀が入った方丈さんがおられないのが残念でしたが、義父のことが次々と話に出て、義母も「おじいさん、喜んでくれたと思うよ」と感激していました。自宅でのお斎は久しぶりでした。料理屋さんからとったという料理だけでなく、親戚の人が持ってきた料理や義母の手づくり料理も堪能しました。写真は初めて食べた「いとこ煮」です。レンコンとあんこの組み合わせでした。

itokoni111120.JPG

 市政レポート1528号、「春よ来い」の第179回「夢を持ち続けて」をホームページに掲載しました。ごらんください。

2011年11月21日

面白かったB級グルメ講演

 なかなかおもしろい市議会の勉強会でした。新潟大学法学部の田村秀教授の講演、「B級グルメでまちおこし」のことです。同教授は「地域を元気にするのが地方自治だ」とのべ、いまブームとなっているB級グルメについて語りました。

tamura111121.JPG

 同教授はまず、地域活性化に関する課題や歴史についてふれ、「ハード中心からソフト中心へと移ってきている」「ないものねだりで奇抜なものを作るのではなく、地域の素材をうまく活かすことが大事」とのべました。そして、外から人を呼ぶ上で食べ物は大事なツールだとのべ、宇都宮の餃子や讃岐うどんなどの事例を紹介しました。

 なるほどと思ったのは、B級グルメの課題と成功の5箇条です。これまでのB級グルメで先行し、うまくいっているところでは、「地元に愛されていて、キーパーソンがいる」「B級の良さは安さにあり、食材は100%地元にこだわっていない」といいます。これらは、「B級グルメ成功の5箇条」(①地元の人に愛されなければ始まらない、②ご当地グルメと「地産地消」を混同しない、③なるべく海産物に頼らない、④メニューは凝りすぎない、⑤飲食業界ばかりの利益を求めない)にまとめて示されました。

 B級グルメについては、上越市では現在、焼きそばに力が集中している感がありますが、これについてもふれ、「焼きそばは全国各地で広がっている。地元で愛されているするてんや駅弁にもっと注目してもいい」とアドバイスしました。講演の前にわざわざ駅弁の「いなり寿司」を食べてきて、講演のなかでふれたのには、「さすがB級グルメの先生」だと思いました。

tamura1111212.JPG

 夕方、市内の山間部へ出かけたらなんと積雪が……。いよいよ冬ですね。

253yuki111121.JPG

2011年11月22日

南葉山が初冠雪

 今朝、市役所に向かう途中、前方に見える南葉山が白くなっているのに気付きました。昨日、山間部で雪が降ったのですから当然といえば当然なのですが、初冠雪はいつもインパクトがあります。議員控室から見える米山もところどころ白くなっています。写真右の一番高い山が青田難波山(949㍍)、左の方の高いところは籠町南葉山(909㍍)です。

nannbasann111122.JPG

2011年11月23日

きょうは晴れ

 きょうは素晴らしい天気になりました。晴れ渡って、青い空が見えるとうれしくなります。昨日撮ることができなかった尾神岳と米山の初冠雪、米山の高い部分はまだ消えずに残っていました。尾神岳は午後にならないとハッキリ見えません。先ほど吉川区下町地内で撮った写真です。

yoneyamaokami111123.JPG

 吉川区山方地内を通った時、敬徳寺のイチョウの木と頸城三山の組み合わせがきれいに見えました。

yamagata111123.JPG

 ところで、昨日、わが家のすぐそばの吉川の堤防が崩落しました。はっきりとしたことはわかりませんが、工事関係者の話によると、崩落したところの川は水深がかなりあって、堤防の下部を水がえぐりとったのではないかということでした。きょうは、朝から業者のみなさんが復旧作業をしています。

teibou111123.JPG

初冠雪した尾神岳

 冠雪した尾神岳の写真をようやく撮ることができました。雪は一昨日に降ったものです。写真は吉川区川袋地内で撮りました。

okamidake111123.JPG

 これから党会議のため、出かけてきます。帰りは夜遅くになりそうです。

2011年11月25日

放射能汚染のない、安全な学校給食を

 市議会文教経済常任委員会と放射能汚染を心配する団体のみなさんとの懇談会が昨日、市役所で行われました。団体から参加されたみなさんは約20人で、ほとんど女性です。これまでも中山間地対策特別委員会や新幹線・並行在来線対策特別委員会などが市民のみなさん、団体のみなさんと懇談することがありましたが、こんなに大勢の女性のみなさんと懇談したのは今回が初めてだと思います。

 今回の懇談は放射能汚染のない安全な学校給食を願う人たちの申し入れにより実現したもの。会を代表して説明した二人の人からは、「日本の食べ物の基準値は甘い。このままでは、日本の未来はチェルノブイリよりもひどくなる」「比較的安全な上越でも内部被ばくする。内部被ばくの原因は大気と飲食物だが、学校給食では、子どもたちは食べ物を選べない。汚染の心配のない食べ物を食べられるようにしていただきたい」「放射能計測器をもっと増やしてほしい。市内にはしっかりした検査をできるところもあるがお金がかかる。市から補助を出してもらえないか」などの訴えがありました。

kawakami111124.JPG

iura111124.JPG

 参加者からの訴えも次々と出ました。「中学校で出てくる野菜はジャガイモ、玉ねぎなどは地元産だが、あとは地元外だった。できれば、上越のおいしいものを食べられるようにしてほしい」「住んでいる自治体で放射能対策に差が出るのは親としては切ない。しっかりとした対応を」「最初は抽出検査で大丈夫と出たが、あとで出ちゃったでは困る。できるだけ広く検査を」「私はネットは使えない。上越市では、どんな体制でどんなデータとなっているかキチンと伝えてほしい」「チェルノブイリでの被爆の実際を知って、ほんとに怖いことを実感した。テレビではわからない。現実を知る努力をしていただきたい」「上越市ではヨウ素剤を保管しているというが宝の持ち腐れとならないようにしてほしい」。日本共産党議員団では、こうした訴えをしっかりと受け止め、12月議会の質問等に活かしていきたいと思います。

2011年11月27日

第5期介護保険料基準額は月額6000円超の見込み

 新潟県社会保障推進協議会などの自治体キャラバンは昨日、上越市を訪れ、関係課長などと医療、介護問題で懇談しました。日本共産党議員団も同席しましたが、とても勉強になりました。

 懇談会では、あらかじめ市役所に提出していた「医療・介護に関するアンケート」の回答に基づき、意見交換しました。このなかには注目すべき情報がいくつもありました。

konndannkai111125.JPG

 そのひとつは、子ども医療費助成制度についてです。キャラバンのメンバーは、糸魚川市は入院に関して、近く高校生までを助成対象にするということを明らかにしたと伝えました。これが事実なら、県内自治体では最初になるでしょう。すばらしいことです。

 2つ目は上越市の介護保険料に関する情報です。来年度からの第5期の保険料改定の見通しについて、上越市は、これまでの保険給付の伸びなどから推計すると、「保険料基準額は月額で6000円を大きく超える額となる」と回答しました。同時に、保険料負担は「限界に達しており、今後も介護給付費の増額が必至であり、国の法定割合を引き上げるなどの抜本的な改正が必要である」と答えました。上越市は県内で最高の保険料額となっていますが、この背景には要介護を生み出す疾病があるとの判断から、昨年度から健診でハイリスクの人を訪問していることもキャラバン参加者に明らかにしました。

 3つ目は、特別養護老人ホームの入所申込み状況です。上越市に関しては、すでに7月1日現在、1380人に上ることを議会で明らかにしていますが、その明細がわかりました。担当課では、7月から9月にかけて調査を行った結果、これらの申込者数のうち、すぐ入所が必要な人は約350人ほどになると明らかにしました。

tokuyoumoushikomi110701.jpg

 4つ目は、75歳以上の後期高齢者に対する人間ドッグ助成、肺炎球菌ワクチン接種助成についての県内自治体の実施状況についてです。キャラバンメンバーは、県内30自治体のうち、10自治体で人間ドッグ助成を、5自治体で肺炎球菌ワクチン接種助成を実施していることを明らかにしました。上越市は健康診査事業のみの実施となっていますが、広域連合が主体となって取組を行い、助成するような仕組をつくらないと難しいと回答していました。ここはしっかりと調査して実施を迫っていきたいと思います。
 

2011年11月28日

原発ゼロ、自然エネルギーへの転換を考える講演とシンポ

 原発、放射能汚染をどうするか、自然エネルギー社会をどうつくるか。頸城区出身の五十嵐仁都立大教授による講演とシンポジウムが一昨日、ワークパルで行われました。200人近い人たちが参加し、とても有意義な勉強会となりました。

 講演の中で五十嵐教授は、「原発震災」で明らかとなった事故の規模、放射能被害の大きさと実態を報告し、「安全神話」の崩壊と「地震付き原発」の危険性を指摘するとともに、できるだけ早く「原発ゼロ」を実現することが課題となっているとのべました。さらに、日本は自然エネルギー大国であり、自然エネルギーへの転換は可能であり、必要であることを明らかにしました。

igarashi111126.JPG

 このなかで五十嵐教授は、福島第一原発の事故についてふれ、「事故は津波のせいというが、地震の揺れそのものによる損傷、液状化現象による損傷が大きい」とのべました。また、自然エネルギー、再生可能エネルギーに関連して、太陽光、中小水力、風力などだけでなく、温度差熱の利用、振動による発電にまで言及したのには驚きました。さらに「第4の革命」として挙げた環境革命論は真剣に受け止める必要があると感じました。自然エネルギー重視、大量消費社会の転換、食料・再生可能エネルギー・介護・ケアを内容とした「FEC自給圏」の形成は、経済評論家の内橋克人さんの主張と一致しています。

 結びで五十嵐教授が強調した点は3つです。1つは、政治を変えること、誤った決定をただすことです。いままでの政治が間違っていて、災害に弱いまちになっているところに大震災がやってきた。もっと強靭な対策を講じていればこんなに被害が出なかったというのはその通りです。2つは、具体的な行動に出ること、立ち上がることです。今回、放射能汚染があるから救援に行けなかった地域がある。原発がなければ命を落とさずにいた人たちがいた。ITなども活用して具体的な行動をと訴えました。3つは、騙されないために知ること、学ぶことです。これまで原発神話に騙されてきたが、かつて伊丹万作が戦争責任に関して言ったように、騙されてきた側に責任がなかったのか。自分自身に問いかけてみる必要があるとのべました。

 さて、シンポジウムの方ですが、2人の主婦、佐藤恵美さん、橋本桂子さんと県家畜商組合理事長の萬羽博文さんの発言もすばらしかった。佐藤さん、橋本さんは、主婦として原発災害にどう立ち向かおうとしているのかを明らかにしてくれました。また、萬羽さんは、放射能汚染稲ワラ問題が出て以降、風評被害で肉牛がまったく売れなくなった3か月間の苦しみを語りました。シンポはパネラーが2回ほど発言してなかなかまとめられないケースが多いのですが、今回は会場からの質問も次々と出て議論が深まりました。これはよかった。そして、最終的には放射能検査の徹底、正しい知識の普及に努めることの大切さなどが確認されました。

shinnpo111126.JPG

小春日和に

 昨日は朝から良い天気になりました。こういうのを小春日和と言うんでしょうね。朝8時頃、車で移動中、雁の鳴き声に気づき、大急ぎで車を降りて雁行を撮りました。青空をバックに雁行の写真を撮ることができたのは運が良かったです。

gannkou111127.JPG

 午前10時過ぎ、市政レポートの配布に向かう途中、吉川区中谷内の農道上に30台ほどの車があり、田んぼの中に50人ほどの人たちが何かをやっている光景が目に入りました。降りてみると、長イモ掘りオーナーの人たちでした。ほとんどは市内の人たちですが、新潟市など遠くからの参加者もありました。

 オーナーの人たちはの楽しみは自分たちで植えた芋がどんな芋に生長したかを確認できることにあります。今年はまったく収穫できなかった人が4人ほどあったそうですが、その一方で、一人で10キロも収穫できた人もいたそうです。一口1万円でオーナーになると、自分が植えたものが仮にゼロであっても最低5キログラムの芋をもらえるということです。

imohori.JPG

 午後からは7月末の豪雨で被災した道路や農地の災害復旧状況などを視察してきました。先日、小林県議から視察したいので案内をしてもらえないかと声がかかり、きょう、一緒に、県道大潟高柳線の川谷地内や大島区足谷地内の農地、農業用施設などを見てきました。降雪前に終わるかどうか心配されている主要地方道上越安塚柏崎線板山地内の復旧工事も12月半ばには終わる見通しとのことで安心しました。足谷地内の農業用水路の復旧はあと2、3日で終わりそうです。板山のKさん宅の玄関前の崩落、自宅脇の土砂崩れ、いずれも工事は完了し、数日前に避難先から自宅へ戻っておられました。Kさんは、「正月を自宅で迎えられるのはうれしい」とのべておられました。写真は川谷地内で撮ったものです。

gennbashisatu111127.JPG

 市政レポート1529号、「春よ来い」の第180回「紅葉舞う中で」を私のホームページに掲載しました。ごらんください。

2011年11月29日

議会モードに

 昨日の午前は党議員団会議でした。党地区委員会の幹部にも参加してもらい、当面する市政の課題について話し合いました。災害対策、原発と放射能問題、行財政改革、TPP問題などかなり突っ込んだ議論ができました。この間、いくつかの団体や市民との懇談を重ねていることが議論をするうえでプラスに作用したと思います。

 夕方からは吉川区地域協議会でした。副会長の岩井栄子さんが議長席につき、澄んだ声でテキパキと進める姿は新鮮でした。会議では、公の施設の再配置計画をめぐって、区内の施設をどうするかの議論に熱が入りました。特にスカイトピア遊ランドについては、地域活性化を考えたときに、欠かせない施設だけあって、発言が相次ぎました。

 数日前に雷が落ちて、わが家でパソコンを使っても思うようにインターネットと接続できないようになりました。もちろん、メールもうまくいきませんでした。昨日、有線農協からみてもらい、ようやく復旧しました。家で不自由なく使えることのありがたさを感じています。

2011年11月30日

誘導標があるとないとで大違い

 先日、私の議会報告会で、「夜間、雨が降った時など道路と川の区別ができにくくなってあぶない」との指摘がありました。場所は市道大潟27号線、高橋新田地内です。ここは吉川区から主要地方道新井柿崎線へつながる路線のひとつですが、指摘をいただいてから直ちに関係総合事務所に連絡をとり、調査してもらった結果、たしかに危険だということで誘導標を設置してもらいました。

takahashi111127.JPG

 設置前と設置後、現地へ行ってみて、「誘導標があることで、こんなにちがうものか」と思いました。上越市には市道だけでも約5,790路線、約2,860kmあります(本年3月末現在)。たいへん多くの路線数と延長です。このなかには管理者が気づいていない危険個所もまだまだあるかも知れません。「ここでひやっとしたことがある」「ここが危ない」という場所がありましたら、ぜひ教えてい下さい。

2022年06月

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

最近のコメント

About 2011年11月

2011年11月にブログ「ホーセの見てある記2」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2011年10月です。

次のアーカイブは2011年12月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.34