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町主催で合併問題住民懇談会

 再び激しい雪がやってきました。午前は、時々お日様も顔を出すような穏やかさがあったのに、午後からはがらりと変わって粉雪がさらさらと降り続きました。
 きょうは町主催の市町村合併についての懇談会第一日目、源会場を訪れました。町側の1時間10分にも及ぶ説明の中では、合併により行政サービスがどう変わるかをまとめた一覧表について関係課長が直接説明する丁寧な対応がありました。合併によって良くなるものもあれば悪くなるものもある。参加した住民の皆さんには、合併したらどうなるかについて、これまでになく具体的に示されたと思います。
 ところが質疑応答の場面で町長は、「合併によってよくなることは1つもありません。しかし合併しないで残ればもっと大変なんです」とやってしまう。これまでになかったいい資料提供も、こういう一方的な評価の中ではいい議論へと結びついていきません。また、今回の合併についての住民の意思確認は、懇談会の場でやっていくということでしたが、積極的に確認していこうという姿勢は町側に見られませんでした。せっかくの懇談会もこれではもったいない、と感じました。
 それでも住民の皆さんの発言には、自らの暮らしや地域の取り組みと関連付けた
ものがいくつもありました。「合併によって支所の職員数はどうなるか、これまで頑張ってきた観光部門はちゃんとやってもらえるのか」「簡易水道の扱いはどうなる」「現在、町予算に占める地方交付税や国県補助などの割合は65%というが、合併しない場合は何%くらいになるのか」「今回の合併はでかすぎる。中央だけよくなるのでは」など……。こうした疑問や意見を大事にしながら、今後の対応を考えていきたいと思います。
 懇談会が終わってから二人の方から声をかけられました。「いずれにせよ、この合併は悔いを残す」「土壇場に来て一気に盛り上がってきたね」。住民の意識がかわりつつある、そんな感じを持ちました。


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2004年02月07日 00:00に投稿されたページです。

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