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2009年06月投稿分

2009年06月30日

母、検査結果は異状なし

 気になっていた母のMRI検査がきょう行われました。私は議会の用事があり、妻から付き添ってもらいました。結果は異状なしです。「まったく問題ないって」という妻の言葉を聞いてホッとしました。こうしてみると、診療所の先生が言われたとおり、「働き過ぎ」ということになります。この結果を聞いて、すぐにでも畑に行きそうな母にブレーキをかける役目は私がしなければなりません。

 きょうは長野市議会の皆さんとの交流会でした。今回で、確か4回目になりますが、きょうは長野市に出向いて交流です。まず、上越市の観光にも大きなかかわりのある善光寺を2時間以上かけて視察しました。今年の御開帳には670万人を超える人たちが訪れ、その足で、春日山、天地人博などに来られた方もかなりあったようです。私のとっては、小学校の旅行以来の善光寺でした。きょうは、親鸞聖人が善光寺で100日ほど過ごされたことがあることなど、これまで知らなかったことをいくつも学ぶことができました。

 いうまでもなく、日本共産党長野市議団の皆さんとも会って、情報交換することができました。昨春の市議選で応援に来てくれた佐藤久美子市議のほか、宮崎市議、小林市議、野々村市議と話ができてよかったです。宮崎市議は午前の活動で「しんぶん赤旗」の読者を5人も増やしてきたとか。みんな、総選挙の比例で議席を奪還しようと燃えていました。何回かの交流ですっかり顔なじみになった他党派議員もいます。議会での質問の工夫などいろいろ教えてもらいました。来年は上越市での交流となりますので、再会がまた楽しみです。


2009年06月29日

上越市の中山間地の特徴は?

 午後から市議会中山間地対策特別委員会でした。今回から2つの分科会に分かれて中山間地振興条例づくりに向けて具体的なワーキングに入りました。第1分科会は条例の前文と目的を担当し、第2分科会は他の条文を担当することになりました。私は第1分科会所属で、副責任者です。日頃から考えていることを自由に、のびのびと話し合うよう心がけました。

 上越市の市域の6割は中山間地です。平地をぐるっと囲むようにして中山間地がある。全国の中山間地と同じように人口の減少が著しく、農林水産業が衰退し、集落機能は低下の一途をたどっています。じゃあ、そういうなかでこの上越市の中山間地の特色、特徴はどこにあるのか、どういうところに中山間地の価値を見出していくのかという議論になりました。上越市の中山間地の最大の特徴は「重たい雪」です。板倉区が積雪8メートルという世界記録を持っていることでわかるように豪雪地帯を抱えていて、海に近いことから雪質は重い。この重たい雪がマイナスにもプラスにも作用してきた歴史があることにみんなが注目しました。

 さて、その中山間地ですが国土保全、水源涵養などの役割を果たしています。分科会のメンバーはどんな価値を見出しているか。私は、「ホッとする」「昔ながらの助け合いの精神が残っていて、人間らしい暮らしがある」ことをあげました。都市部と中山間地のどちらでも暮らした経験を持つ中川議員がなるほどと思わせる発言をしました。「垣根が低くて、隣近所の温かい交流がある」「いろんな社会問題の解決のヒントがある」「中山間地は水や食料の供給元になっている」。研修生を毎年のように受け入れている武藤議員は、山や森の中に住んでみたいという青年の声を紹介しました。

 大島区の岩野議員の「中山間地にいたいんだけども生活できないから出ていく」という発言を契機に、何が問題かについてもたくさんの発言がありました。一番の問題は農林業での所得が補償されていないこと、雇用の場がないことでした。所得を求めて平場へ出ていく。次に、やはり雪です。「雪さえなければ、ここは最高」という言葉に代表されるように、雪が暮らしに重くのしかかっている。これをなんとかしないと年をとっても暮らす気になれないのです。

 きょうの収穫は、「中山間地と平野部のどちらもある上越市においては、双方の利点を生かして交流し、お互いの発展策を考えていくことが大切である」、このことが何人かの議員から指摘されたことでした。山に住む人たちが里や浜に住む人たちのために貢献し、里や浜に住む人たちが山に住む人たちのためになる。理想のように見えるかも知れませんが、同じ市の中にあるのですから、これを意識した具体策を検討しないともったいない。そう思います。

 次回はワークショップ方式で分科会を進めることにしました。市議会の委員会でのワークショップは初めてです。おもしろくなってきました。

 


2009年06月28日

総選挙の訴え、生活相談

 昨日、市役所の資産税課から相続に関する文書が届きました。市税に関する相続人代表者指定届をだしてくれという文書です。わが家はすでに私が相続することにしていますが、市役所以外のところの手続きもまだ終わっていないので、急がなければと改めて思いました。議会などの各種の会議、総選挙、市長選挙の準備と毎日いろんなことで頭を使っていると自分のことはつい後回しになってしまいます。どこかで、しっかりと時間をとってやってしまわないと……。

 きょうは日曜日、昨日までに配達ができなかった地域での「しんぶん赤旗」日曜版の配達と集金、総選挙での日本共産党への支持のお願いをしました。テレビなどでの報道もあって、徐々に総選挙近しという雰囲気になってきています。「小選挙区は橋本正幸さん、比例は日本共産党に」と訴えるのですが、橋本さんの名前はまだまだ浸透していません。でも、いまの政治に対する不満度は高く、「何とかしなければならないね。こんがん世の中じゃやっていかんね。頑張ってくんない」と励ましてくださいます。

 きょうはこの他、生活相談でも動きました。吉川区で来月から始まるデマンドバスの運行についてある高齢者の方から質問が寄せられました。柿崎病院へ通っているが、診療時間が終わる時間はいつも同じとは限らない、事前に予約などできない。そういう人たちのために、原之町から山直海方面に小型バスが出るというのは本当かという問い合わせでした。どこでそんな話が広まったのかわかりせんが、「私は聞いていません。たぶん聞き間違いでしょう。柿崎からなら、予約がなくても山直海方面へ行けますよ」ということを丁寧に説明したところ、やっと納得してもらえました。相続の問題でもある人から電話があり、明日動くことにしました。日曜日は議員だか市役所の職員だか区別ができなくなります。


2009年06月27日

手づくり自治区

 上越市主催の地域自治フォーラムが春日謙信交流館でありました(画像)。「身近な地域からはじめよう!わたしたちのまちづくり」がテーマです。私は13区でのまちづくり活動の発展ということも意識はしていましたが、何よりも今秋からはじまる合併前上越市の地域自治区、このエリアでのまちづくりをどうしていったらいいのかという問題意識を持って参加してきました。

 第一部は明治大学の小田切徳美さんの「『小さな自治』がつくる地域の未来」という講演です。小田切さんの講演は中山間地対策をテーマにしたものを一度聴いたことがありましたが、きょうの講演は胸にストンでした。いい話を聴いたと思います。
 いま求められている新しいコミュニティは行政主導、行政の下請け化から自立した自治区。地域の仲間とともに手づくりで未来を切り開いていく手づくり自治区だ。自立した小さな自治づくりは大きな幸せづくりにつながっていく。身近なところで物事を決めていく過程に参加していく、そこに喜び、幸福感が生まれる。この幸福感はそれぞれの住民の参加度によって決まる。 
 この「手づくり自治区」の先発事例として紹介されたのは広島県安芸高田市川根地域振興協議会です。1972年(昭和47年)の大水害で、負けてたまるかと地域の人たちが思いをひとつにして振興会を設立。その後、楽しいイベントにも取り組み、さらに独り暮らしの人たちなどを「お互いさま」の精神で支援する地域福祉組織へと発展させていきました。最終的には、誇りを持って地域に暮らすことをめざしているといいます。
 このほか、スタート時点で大切なのは広報紙と集まる「拠点」だとか、都市と農村の違いを意識した運営が求められていることなどの指摘も参考になりました。

 第二部は市内での事例発表です。地域の宝を再発見して地域づくりに生かしている直江津、高田の取り組み、地道にこつこつとまちづくりを進めている大潟区や浦川原区の事例はいずれも小田切さんの話とかみ合っていましたね。

 小田切さんの講演、事例発表と聴いて、「合併前上越市の地域自治区づくりもいける」と思いました。これまで4年間、13区でがんばってきた地域協議会のメンバーの方たちも自信を深めたのではないでしょうか。春日謙信交流館のホールはほぼ満席に近い状態でしたが、高田、直江津の人たちも大勢いらしたかどうか、ちょっと気がかりです。でも少なくてもいい。参加された方々が、小田切さんの最後のメッセージ、「できることから始めようではないか」に応えて動き始めれば、小さな幸せが大きな幸せをうみ出していく。そう思います。


2009年06月26日

第4回議会基本条例策定検討委員会

 議会基本条例策定検討委員会はきょうで4回目です。今回もまた、どんな議会にしていくのか、どんなことを基本条例に盛り込んでいくのかを話し合いました。これまでの話し合いの中で出されたものについては事務局がコンパクトに整理し、議会の責務、市民参画などのキーワードで分類してあります。きょうはこれまで出されたものを再確認し、追加があれば、それも検討するということになりました。まず2つの班に分かれて話し合い、それを持ち寄って委員会全体で検討しました。

 私は2班のメンバーです。議会報告については自治基本条例でうたわれている市民に対する説明責任からいっても、市議会としての報告だけでなく、議員個人の議会報告についても言及が必要ではないかと提起しました。また、不断の議会改革についても言及しました。おもしろいと思ったのは、あるべき議会像、議員像を追求していくと、自治体議員としての不十分さが浮き彫りになってくることです。議会基本条例づくりは議員にいっそうの努力と自己改革を求めていくことになりますね。

 検討委員会全体の検討会の中では、私が前回の班会議で発言したことが質問の対象になり、私からいま一度説明しました。そのうちのひとつは女性議員についてです。男女共同参画の視点から議会の役職についても女性議員を積極的に登用していくこと、市民参加についても女性の参加を重視していくことが大切だと訴えました。議案などの審査過程での市民参加については、常任委員会審査を例に話をしました。委員の発言が一通り終わった段階で、傍聴者からも発言してもらう仕組みをつくったらどうかという提案しました。これらは今後、大いに議論してほしいものです。


2009年06月25日

市長選に関する電話相次ぐ

 夕方、市内の友人から2本電話が入りました。いずれも市長選に関連するもので、宮越元市長に続いてある経済人が腹を固めたらしいという情報提供です。政治に強い関心を持っている人であることは知っていましたが、この人がやっておられる仕事上、出馬はありえないと思っていたので、ちょっとびっくりでした。明日、明後日あたりにこの人の動きは目に見えてくるかもしれません。

 きょうは代表者会議でした。中心議題のひとつは中山間地対策特別委員会が提出しようとしていた市長への提言書の取り扱いです。この提言書は中山間地対策の総合窓口の設置などを内容としたものですが、議会の委員会が行政機関に提出する提言書は異例とあって、どうあるべきかをめぐって議論となりました。「議会の委員会としての自主的な活動を前提にしつつも、議会全体の意思であることを明確にする手続きが必要ではないか」との発言がいくつもあって、最終的には会派に持ち帰って検討することになりました。

 代表者会議のもうひとつの議題は議員定数アンケートの結果と今後の取り扱いについてです。まだ最終的なまとめではないですが、議員定数を32人とすべきという人が62%を占め、議員定数34人とすべきという人は24%となりました。私ども議員団が主張していた38人については「その他」というくくりでしかみることができませんが、「その他」は13%にとどまりました。残念な結果です。議長からは、この結果を受けて9月議会に提案していくことになろうと思うが、各派の意向をまとめてほしいと要請がありました。

 夜になっても、市長選についての電話が相次ぎました。日本共産党はどういう動きをするのかという問い合わせ、打診が主たる内容です。私のこのブログでは党人である以上、正式決定したもの以外はほとんど書けません。ただ、これまでの話し合いの中で、無党派で市民本位の市政を推進してくれる人を擁立したい、上越市自治基本条例を意識して市民参加の中で候補擁立作業を進めていこうという方向になっていることはお知らせできます。ますます忙しくなってきました。


2009年06月24日

どこへ行ってもタチアオイがきれい

 さて何から書いてよいやら。朝から吉川区、浦川原区、大島区、柿崎区、最後は高田へと飛び回りました。吉川区では総合事務所の幹部のみなさんとケーブルテレビなど当面する区内の重要課題について意見交換を行いました。昨年は㈱杜氏の郷問題、今年はスクールバス等の運行新基準づくり、来年は……。財政難の中、毎年のように大きな問題が次々と出てきています。

 浦川原区で生活相談があったので、ついでに大島区まで足を伸ばし地域協議会を傍聴してきました。たまには区外の地域協議会に出てみるもんだと思いました。いくつも勉強になることがあったからです。
 ひとつは中越大震災復興基金事業の取り組みについての大島区総合事務所本山次長の報告(画像)。私は、吉川区内では中越沖地震復興基金事業にばかり目を向けていましたが、考えてみれば中越大震災復興基金事業を使って復興につなげていくことも可能です。改めていま現在取り組むことのできる復興基金事業は何か、明日、市の防災局へ出かけて、チェックしてこようかと思います。
 二つ目。09年度の大島区地域事業の進捗状況についての報告です。これも本山次長から報告されました。各事業について、予算額、契約日、受注者、進捗状況と一覧表を作成しての説明、まず、この丁寧さに感心しました。そして今後の問題として、国の緊急経済対策に呼応して地域事業の見直し、前倒しが予想されるので、その時は地域協議会の皆さんからご意見を頂戴したいという発言がありました。これは市全体の問題です。いまから考えを整理していかなければならないと思いました。

 きょうは朝の曇り空が次第に晴天に変わり、車を走らせても気分は上々でした。とくに道沿いにあるタチアオイがきれいでした。妻の言葉を借りるならば、「タチアオイはどんよりした曇り空の下に咲くのが一番似合う」そうですが、私は晴れ上がった時の方が好きです。上越市においては、太陽光線の関係で午前は南葉山、妙高山が美しく、午後になると北部の米山、尾神岳、兜巾山が美しい。夕方、大潟区高橋新田にて撮った「タチアオイと尾神岳」(画像)、「私の好きな風景」に入れようと思います。


2009年06月23日

生活相談、原稿書き、議員団会議と続く

 朝から市役所で生活相談で動きました。飛び込みで入ってくる相談は切実なケースが多いので、なるべく早く対応するように心がけています。

 生活相談が一区切りした後は、党議員団の6月議会報告ビラなどの原稿書きでした。そう長くはない文章ですが、ビラの書き方ひとつで分かりやすくもなれば分かりにくくもなります。特に、一般職の夏季一時金カット議案に反対したのはなぜかを短く、分かりやすく書くにはどうしたらいいか。時間をかけて書きました。ありがたいのは、集団で練ることができること。町議の時はほとんど1人でしたがいまは4人の集団です。4人それぞれ持ち味があって、意見を出し合えば、いいものができます。きょう書いた原稿も集団的な検討の場で直されていくでしょう。

 議員団会議はめずらしく夕方から。市議会主催の議会報告会をどう発展させていくか、中山間地対策特別委員会の提言にどう対応するか、議員定数に関する市民アンケート結果が出たら、どうするか。そして秋の市長選についても情報交換、意見交換しました。


2009年06月22日

雨が降って

 昨日は夕方から温泉へ行ったので、日記を書けませんでした。母の具合が悪いのではと心配して電話をくださった方もありましたが、母はとても元気です。ご安心ください。温泉行きは妻のキョウダイが定年だとか還暦祝いだとかをかねて、妻の父親、母親などにゆっくり楽しんでもらうために前々から準備していたものです。私の母や板山の伯母も一緒でした。私の方で準備していって披露したのは、これまでの家族旅行のスナップ写真や次男の結婚式などの写真です。これらをプロジェクターを使って大画面で観てもらいました。

 久しぶりに昨日は雨、それもかなり強い雨が明け方に降りました。雨が降ったおかげで、昨日の消防団吉川方面隊の演習は駆けつけ放水、小型ポンプ操法の訓練以外は中学校体育館で行われました。駆けつけ放水は午前7時半から原之町の池で実施。いっせいに放水するところをカメラにおさめました(画像)。中学校の体育館で規律訓練を一緒に見ていた元消防団長のTさんは、「まとまりのある、いい訓練をする分団は昔から変わらない。伝統がある」と言っておられましたが、なるほどなと思いました。訓練が終わる頃には天気は晴れ、青い空が広がりました。

 きょうは吉川区地域協議会を傍聴してきました。協議会の中に市教委の「スクールバス等の運行新基準案」を検討する専門委員会が設置されていて、きょうはその代表がPTA役員との意見交換会の様子を報告。それを受けて、今後、吉川区地域協議会としてどう対応するか話し合いが行われました。きょうの委員の発言では、「学校統廃合の経過を踏まえて、その時の原点に立って考えるべき」「1市1制度でなくてもいいのではないか。意見書を出すべきだ」「義務教育なんで無償でいい。(このまま進むと)将来値上げもありうるのではと疑問がある」などといった声がだされました。そして具体的な対応ですが、1500円にこだわらず、できるだけ下げるんだということで、他区地域協議会と足並みをそろえる方向で努力していくことになりました。


2009年06月20日

8中総の学習会は3回目

 関西方面へ研修に行っていた次男が20日ぶりに家に戻ってきました。次男がいなくなって、「はらいね」と言っていた母はこの日を心待ちにしていました。玄関の戸を開けた途端に「〇〇ちゃんか」と母に声をかけられたとか。今朝、母が赤飯を炊いたのには理由があったんですね。勤務の都合で住所を移した次男は、明日からまたいなくなります。

 きょうは午前中に市政レポートの印刷、「しんぶん赤旗」日曜版の配達をやり、午後から第8回中央委員会報告の学習会でした。支部では全党員に読んでもらおうということで、学習会を開いていますが、きょうで3回目になります。総選挙が間近になる中で、仲間たちも力が入ってきました。でも、きょうは暑かった。軽く30度を越えたのではないでしょうか。アイスクリームを食べながらの学習会になりました。

 「しんぶん赤旗」日曜版の配達の途中、天気がよかったので、野の花や風景写真を何枚か撮りました。キオンとコシジシモツケソウとヤマアジサイの黄色、ピンク、青色の3つ色の組み合わせの写真をねらったのですが、2つしか入りませんでした(画像)。ウツボグサ、ミヤマヨメナ、イチヤクソウの写真も撮ることができました。「暇だねぇ」と思われる方があるかもしれませんが、こうした写真はチラシづくりに生かされるのです。

 市政レポートNO1402、それから「春よ来い」第105回「寄り添う」を掲載しました。トップページからお入りください。印刷して新聞に折り込んだものをかなり手直ししました。


2009年06月19日

少しでも負担を軽くしてほしい

 通学援助費・スクールバス等運行の新基準(案)をめぐって区内の小中学校PTA幹部のみなさんと地域協議会のみなさんの意見交換会に参加させてもらいました。この会合は2度目とかで、市教委の方針への疑問に答えるため、総合事務所教育文化グループ長なども参加しました。

 吉川区内の通学児童・生徒はこれまで、市のスクールバスに乗ろうが、頸北観光バスに乗ろうが無料でした。市教委は来年度からの有料化の方針を出しているものの、いくらにするかの最後の詰めはこれから。「定期券をもらっても使わないケースがある。定期券は1か月ごとにならないのか」「回数券を出すということは頭に入っていないのか」「地域バスが運行されているがこれもお金がかかるのか」「こんなことをやっているとだんだん過疎になる」。なかには、「通学費を払えなくなってもバスに乗れるようにしてほしい」という声までありました。今晩のPTAのみなさんの意見を聞いていたら、負担を少しでも軽くしてほしいという願いが伝わってきました。

 バスを利用している皆さんは来月からのバス路線等の見直し、実証運行についても具体的な注文を出しました。「山直海線だけ吉川中学校まで上がらないのはどうしてか。上げてほしい(中学校は高台にある)」「デマンドバスの予約をしていなくても総合事務所のバス停にいれば村屋方面に乗れるなら、中学生の定期券は総合事務所前までのばしてほしい」。こういう声はこれまで気が付きませんでした。細かい配慮が必要ですね。


2009年06月18日

生活相談、議会の振り返り

 「議会が終わったら…」と約束しておいた生活相談などがいくつもあります。きょうはこのうち、3件について対応しました。飛び込みで「ちょっと相談に乗って」というものも入れると4件かな。約束しておいたものを先送りしていると相談をかけてきた人には申し訳ないし、こちらもいい気分ではありません。きょう動いた相談の中身は書けませんが、納税、離婚に関するものは常識では考えられない内容で、びっくりでした。

 市役所では何人かの人たちと最近の議会の動きについて話をしました。まだ議会が終わって間もない時ですので、どうしても6月議会のことが中心となります。この1年間ほどの間に急速に論戦力を高めている人がいるとか、議長や委員長の役割を再確認する必要があること、代表者会議などで出てきている発言制限の動きは議会活性化に逆行することなどが話題となり、ためになりました。

 夕方からは自分の家のことで吉川区に戻りました。父がいなくなって、農協の建物共済など整理すべきことが残っていましたが、ようやく手をつけ始めました。1か月以内に手続きしておれば不要なものもあり、もっと早く動き出せば良かったと反省しています。残っている整理課題でやっかいなものは相続登記です。これは来月10日くらいまでを目標に個人申請しようと思っています。


2009年06月17日

「ちょっとやそっとではまいらないよ」という顔

 母を乗せて病院へ着いたのは午前8時半過ぎ。それから受付、検査、診察、会計と続き、すべて終わったのは正午を回ったころとなりました。半日なんて、あっという間です。医師の診断では、母のめまいは疲れから来た可能性が高いということでした。レントゲン検査では異常はなく、医師は、「このおばあちゃんは歳の割に元気、元気。ちょっとやそっとではまいらないよ、という顔をしている。仕事のし過ぎでしょう」と言っておられました。ただ、一応、念のため、月末にMRIの検査をしましょうということになりました。母はこの医師の話を聴いて、すぐにでも畑に行きたい様子でした。仕事をしたい気持ちにブレーキをかけるのがたいへんです。

 きょうは午後から、市議会中山間地対策特別委員会の勉強会でした。病院からいったん家に戻り、大急ぎで市役所に向かい、着いたのは開始2分前。会では、これまでの議論を踏まえた課題整理、市への提言、中山間地振興条例づくりにむけた体制などについて話し合いました。途中、過疎地有償運送、公共交通計画と実証運行について担当課から説明を受けました。次回は29日の予定です。


2009年06月16日

ホタルがいっぱい

 昨晩はよく眠れませんでした。何よりも母の様子が気になったこと、そして慣れない部屋だったことがその原因です。時間的には2時間も眠れたかどうか。その影響で、きょうは一日中、ボォーッとしていました。

 母の具合ですが、夜中にトイレに行き、その頃から「フラフラ」の感じは消えたようです。ただ、このままいつも通りに動くとすぐに同じ状態になることが予想されます。それで吉川診療所で診察してもらいました。内臓の方が悪いのか、それとも三半規管がおかしいなど他に原因があるのか。そこら辺は確定できませんでした。そこで、診療所の先生から紹介状を書いていただき、明日は父が入院していた病院へ行って、診てもらうことにしました。

 きょうは6月議会最終日でした。母の方は午後から勤務となる長女にまかせ、私は議会に出ました。市の一般会計補正予算など議案についてはすべて全会一致で可決しましたが、意見書提出を求める請願で割れました。農地法の改悪に反対する請願では、平良木議員が討論に立ち、「農地法の目的まで見直し、農地の貸し借りを全面自由化し、企業の農業への参入に大きく道を開く、1952年農地法制定以来の大転換」だとのべ、改悪反対の意見書の提出を主張しました。賛成は日本共産党議員団と市民クラブの3人のみで不採択。いまひとつ、30人学級の実現を求める請願では市政クラブの7人が反対、他会派はすべて賛成し、採択されました。反対した会派はその理由を明らかにしてほしい。

 夜、ホタルを見るために近くの大出口川へ行ってきました。もちろん、今年になって初めてです。川の柳の木や草むらから飛び立つたくさんのホタルを確認することができました。春普請で農業用水路の掃除をした時にホタルのえさとなるカワニナをいっぱい見て、「今年はホタルが多いぞ」と思ったのですが、その通りとなりました。飛び交うホタルは写真に撮りたいですね。でも今回はうまくいきませんでした。

 今晩も母の部屋で寝ることにしました。


2009年06月15日

金平糖

 ㈱杜氏の郷で買い物をしてきた妻がおもしろいものを見せてくれました。金平糖です(画像)。子どもの頃、大好きだった食べ物ですが、買ってきたものは単なる金平糖ではありません。㈱杜氏の郷で造っている「有りがたし」という酒の粕をもとにしたもので、酒の匂いがふわっとしてとてもいいのです。車の中で見せてもらった時、「これはいける」と思いました。きょう、市役所で何人かの人から食べてもらいましたが、「なつかしいいい味だね」「素朴でいいです」という評価でした。
 きょうは市役所で議会基本条例検討委員会でした。2つの班に分かれて、どういう条例を目指すかを話し合いました。私の班では、「上越市議会らしさ」が話題になり、これまでの町議会との比較や市議会の改革の歴史のことなどが出て、とても興味深い展開となりました。
 夜になって、母の体調がよくないと長女から言われ、母と一緒に寝ることにしました。どうも、このところの疲れがたまっているようです。


2009年06月14日

第8回中央委員会の学習会

 午前中は友人のお母さんの葬儀に参列しました。ある議員が父親の時よりも母親の時がグツッとくると言っていましたが、どうもそうらしい。友人は喪主としてのお礼の挨拶の際、言葉を詰まらせました。普段、落ち着いて話をする人ですので、お母さんの思い出が急に浮かんできたのでしょう。亡くなったお母さんは、ここ一年ほど友人のお連れ合いから介護をうけながら暮らしておられました。会うといつも「ご苦労さんです」と声をかけてくださる、とてもやさしいお母さんでした。

 午後からは吉川区の山間部で市政レポートを配布しました。このところ、後援会の仲間から配布してもらっていたので、久しぶりに一人での配布です。「あらー、おまさんだね。ご苦労さん」「テレビで見たよ。ありがとね」などと声をかけてもらいました。
 山間部はいま、夏の花が次々と咲き始めています。ホタルブクロ、ヤマアジサイ、キオン、コシジシモツケソウなどがとてもきれいです。それと、きょうは美味しいキイチゴをたくさん採ってきました。私の近くにもあることはあるのですが、こんなにたくさんあるのはめずらしい(画像)

 夕方からは党支部の学習会です。先日、行われた第8回中央委員会の報告をインターネットで受信し、プロジェクターを使って大きなスクリーンに映して学びました。耳が遠くなった人も多いので、スピーカーもセットして聴いてもらいました。総選挙が近づいてきて、仲間のみなさんの表情も真剣です。視聴が終わってから、少し懇談しました。吉川発の「集い」が全国に広がっていることに確信を持ち、後援会ニュースの配布、支持拡大などで7月3日めざしてがんばろうと意思統一しました。市政レポートの配布の際、採ってきたキイチゴもみんなに食べてもらいました。


2009年06月13日

上越市の介護労働実態調査に関心

 きょうも朝から一日中、「しんぶん赤旗」日刊紙、日曜版の配達と集金でした。先月は親戚の葬儀やわが家の結婚式などがあって、月末の集金がかなり残っています。きょうは、普段、なかなか会えない人のうち何人かと連絡を取って訪問しました。久々に会った人が多く、話がはずみました。
 訪問したある人のところでは、介護の話になり、「いまの介護施設は黒字を出そうと必死になって経営努力をしているが、それは橋爪さんが議会で問題にした職員の低賃金で実現している。おかしいね」と言われました。この人は市が昨年の12月に行った介護労働実態調査にも関心を持っていて、全文を読みたいというので、市役所のHPを開いて紹介しました。
 配達の途中、先月の親戚の事故の際、使用していた4駆運搬車とほぼ同型のものに乗っている人と出会い、ゆっくりとみせてもらいました。メーカーはN製作所。運搬車は思っていた以上にがっしりしていていました。ハンドルは丸ハンドルで、普通のトラックを運転する感覚で運転できます。事故の際使っていたものは、葬儀の日にユンボを使ってひきあげてもらいましたが、ギヤーが入っていなかったといいます。ギヤーが入らず、ニュートラル状態で転落したのか、落ちた際、抜けたのか、気になりました。「新聞報道では事故現場がどういうところなのかよくわからない」という声をこれまで何人かから寄せられていますので、改めて事故現場の写真を掲載します(画像)。左の軽乗用車は私の車です。
 夕方、ちょっと貧血気味だったので、すぐにごろりとなりました。だいぶ疲れがたまっています。


2009年06月12日

ホタルブクロが咲き始めた中で

 一般質問が予定よりも早く終わったので、きょうは休会日となりました。金曜日は一週間で一番忙しい日ですが、おかげさまで、いつものように市政レポートの作成、「しんぶん赤旗」日曜版の配達などができました。
 今朝は5時に起床。まず、「しんぶん赤旗」日刊紙を配達です。途中、大潟区に住む弟に会ったら、「兄貴、ホタルブクロが咲いていたよ」と言います。ホタルブクロは私の大好きな花の一つです。少し前につぼみを見ていたのですが、6月の議会でバタバタしている間に花が咲き始めたんですね。この一言で、きょうの配達はホタルブクロを意識した配達となりました。
 6時半頃、家に戻り、今度は市政レポートづくりです。先週の土曜日、日曜日と行われた総合事務所の地区別懇談会を特集しました。裏面も利用して昨日の一般質問も載せようと思ったのですが、昨日の質問は1回目のやりとりだけではつまらないし、なによりも全部を載せるにはスペース的に無理でした。
 レポートは9時過ぎに出来あがり、印刷して配達に出たのは10時前でした。きょうの「しんぶん赤旗」日曜版配達では読者の方とどこでも会話になりました。市政レポート先週号に久しぶりに「春よ来い」を書いたことから、「よかったね。目出たいことがあって」「おらちも結婚式があったら、じいちゃんの写真かざってやろと思ってさ。ありがとね」などと声をかけてもらいました。それと昨日の一般質問、思った以上に大勢の人たちが見ていてくださったようです。「夜にたまたま11チャンネル(地元上越市のケーブルテレビ)つけたら、おまん手をあげていてさ、それから全部見たよ。がんばっていてくんなるね」「今回は騒ぎでばか忙しかったすけ、質問しなんねがかと思ったけどやんなったね。いかったでね」などという声を聞くことができました。昨日の質問はよくて60点の出来でしたので、こんなふうに声をかけていただけるとうれしくなります。
 きょうは昼前にいったん市役所へ行き、午後から2時間ほど「議員自己改革勉強会」にも出てきました。夕方には、朝からずっと思っていたホタルブクロ(画像)にも出合うことができました。


2009年06月11日

一般質問終わる

 きょうは私の一般質問の日。よく眠れず朝4時前に目が覚めてしまいました。
 質問は3つのテーマ。オバマ米大統領のプラハ演説の評価と市の平和施策の充実、自治基本条例制定後の取り組みと課題の整理、そして新たな過疎法制定めざす取り組みについてとり上げました(画像)
 平和施策では非核平和友好都市宣言に基づく広島の平和祈念式典への中学生の参加作文集をクローズアップし、参加して得た知識と感動を同世代だけでなく、他世代にも広げるよう求めました。また昨秋、市が初めて発刊した戦争体験談集の増刷と2集、3集の発行をと訴えました。いずれも検討を約束してもらいました。オバマ米大統領のプラハ演説については市長も高く評価しました。
 市自治基本条例については、施行後1年2か月の間に何を意識して行政運営にあたってきたのかを掘り下げたいと思ったのですが、質問と答弁がなかなかかみ合わず、事実上の空振りに終わってしまった感があります。ただ、自治基本条例を振り返る場にはなったかと思います。
 新たな過疎法に関する問題では、新過疎法に備えてこれまでの取り組みを整理して、市としてどういう過疎対策を求めていくか方針として決めていく必要があることを訴えました。時間がなく、具体的な事例をあげて論戦できませんでしたので、9月にでも引き続きとりあげたいと思います。
 質問がうまくできたかどうかは議場の緊張度、集中度で判断できます。「あのう…」を連発し、質問の切れ味がいまいちでしたので、議場の集中度は60%くらい。質問を前にして一番大切なことは前日よく眠ることだとわかっていながら、これをやれなかったのは情けない。質問準備ももっと早くしておかなければ……。


2009年06月10日

事前調査の力

 いい一般質問となるかどうかを決める要素のひとつは市民の立場にたった調査が十分行われているかどうかです。例えばきょうの平良木議員の質問。同議員は公立高校と私立高校の間で授業料に大きな開きがあることを明らかにし、私学に通う生徒への助成強化を求めました。その際、他市の状況がどうかをよく調べてありました。上越市の場合、第3種(市民税所得割額42,000 円以下世帯)は1万円で糸魚川市より5000円低い、高くしてもらいたいと訴えたところ、教育長が「そうはいっても糸魚川市では1類(生活保護世帯・市民税非課税世帯)では上越市よりも低い」と答えました。平良木議員はすかさず、「1類では確かにそうだが2類でも5000円低く、1類から3類までの平均でも低いんです」と切り返しました。こんな場面が3回ほどあると答弁席の様子が変わってきます。答弁する教育長、教育部長は緊張した表情になりましたし、このやり取りを聴いていた市長・副市長等の表情は「よく調べているなぁ」とすっかり感心した表情になっていました。議員が質問する場合、事前調査がいかに大切か、そのことがよく分かった質問でしたね。
 さて、明日の午後からは私の出番です。きょうの党議員団の平良木、樋口、上野3議員の頑張りに続いてどこまでやれるか。これから質問の組み立てを練り、事前調査資料の点検をしなければなりません。


2009年06月09日

一般質問2日目

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 一般質問は2日目。きょうも5人の議員が登壇しました。今秋でやめる市長に遠慮したのか、全体として30分の持ち時間を使い切らずに終わる議員が多かったですね。いまの市政の現状、市民の暮らしの実態からいえば、遠慮はいりません。市民の暮らしを守る立場でどんどん発言してほしかった。明日はわが党議員団のメンバー3人が午後から登壇します。登壇の順番は平良木哲也議員、樋口良子議員、上野公悦議員となります。インターネット中継していますので時間がある方はぜひごらんください。
 きょうの本会議は午後3時半近くに終わったのですが、その後、生活相談の仕事をやり、夕方からは小学校へ出かけてきました。土日に休んでいないので少し疲れ気味です。明後日が私の出番ですので、そろそろ準備にかからないと…。
 写真は吉川区原之町の上野正夫さんのサツキ展です。上野さんは青年団時代からの友人です。気持のやさしい人ですが、30年も前からサツキをやっているとは知りませんでした。見事な花でした。サツキ展は原之町の万年堂近くの上野さんの車庫が会場です。


2009年06月08日

一般質問はじまる

 市議会はきょうから一般質問に入りました。トップバターは滝沢一成議員。行政改革と新型インフルエンザ対策をとりあげたのですが、後者の再質問は新人とは思えないほど鋭さ、力強さがありました。「まず上越市には発熱外来があると見ていいのかどうか確認したい」と切り出すと、議場には緊張感が走りました。最後の、県立中央病院に発熱外来を置くべきでないという主張はどうかと思いましたが、今回の質問で市民の新型インフルエンザについての関心度は高まり、理解は深まったはずです。いい質問でした。

 興味深く聴いたのは武藤正信議員の大出口泉水についての質問。大出口泉水は尾神岳でためた水が日量4000トンも湧き出ているところで、昨年6月、「平成の名水百選」のひとつに選ばれました。場所が柿崎区の東横山にあることから柿崎区の観光スポットのひとつになっていますが、吉川区源地区のすぐ隣にあることから、私も子ども時代からお盆にはみんなで必ず訪れる場所です。湧き出る水はとても冷たくて、スイカやメロン、トマトなどを冷やして食べると美味しいです。ビールもすぐに冷えますよ。県内でも数少ない名水百選のひとつであるので、上越市全体の観光資源としてもっとアピールしてほしいという訴えは同感でした。

 今朝、車で走り始めたところ、杉林の土手で小さな黄色の実が目に入りました。キイチゴです。田植えシーズンに実る野生の美味しいイチゴとして、昔から楽しんできました。車から降りてすぐカメラにおさめました(画像)。その後はどうしたかって? もちろん美味しくいただきました。


2009年06月07日

市政レポート、1400号到達

 1985年6月にスタートした市政レポート(当時は町政レポート)が本日発行のもので1400号になりました。創刊から24年かかっての到達です。昨日、「しんぶん赤旗」日曜版のある読者の方とこのレポートのことで話になり、「(1400号到達)記念パーティをやるなら参加するよ」と言ってもらいました。ありがたいことです。私にとっては毎週発行の積み重ねの結果であり、これでやめるわけではないので1400号到達は単なる通過点。これまで、「しんぶん赤旗」日曜版の休刊日以外は休まず発行を続けてきました。最近は休刊日であっても作成し、発行しています。24年間も続けることがができたのは読んでくださる方々からの励ましがあったからです。心から感謝します。いまのペースで行きますと2年後には1500号となります。昨日、話した読者の方には「1500号の時には(記念パーティを)やるこて」と約束しました。今後ともご支援、ご協力、よろしくお願いします。

 さて、きょうも昨日に続いて総合事務所の地区別懇談会でした。
 竹直地区会場では、バス路線の見直しで新たな路線となる上下浜駅線についての関心が高く、駅構内(画像)まで乗り入れは可能かなどの質問が相次ぎました。総合事務所の説明では、小型バスになるかどうかを含め最終的な詰めに入っているとのことでした。
 通学バスなどの基準見直し問題、ここでも出ました。これで3会場目です。きょうの発言を聴いていて、保護者だけでなく、市民の皆さんから納得してもらうには、お金がかかっても一番いい水準で統一しないとだめだと思いました。
 吉川地区住民を対象とした会場は参加者数が少なかったものの、真剣な発言、要望が続きました。バス路線見直し問題では、「くびき駅線のダイヤで湯沢方面の電車に4分遅れで間に合わないものがある」というのがあり、注目しました。今回の見直しにあたっては、朝夕の通勤・通学での電車の乗り継ぎを最優先することがいわれていましたが、なかには電車との接続がうまくいかないケースもあることがこの人の発言でわかりました。あとで調べてみたら、平日で、バスから電車に乗る場合だけでも5件ほどあることが判明しました。なかなか難しいですね。
 昨日の日記には書きませんでしたが、昨日もきょうも市道、県道の損傷箇所の修繕を急いでほしいという要望がいくつもありました。市民の安全にかかわることですのですぐに手を打ってほしいものです。


2009年06月06日

5会場で地区別懇談会

 きょうから2日間、吉川区総合事務所の地区別懇談会です。新年度の主要事業などについての説明と懇談が主な内容です。今回は市社会福祉協議会吉川支所も参加して同協議会の事業説明もありましたので盛りだくさんとなりました。

 きょうは朝8時半から午後6時20分まで5会場で懇談会がありました。

 新年度の主要事業に関して質問が相次いだのは鳥獣被害対策でした。参加者からの発言で、カラス、サギ、イノシシ、カモシカなどの被害の広がりを感じました。サギ、イノシシの被害は中山間地、平野部関係なく広がっていて、梶、道之下、石谷の参加者から対策強化の声が上がりました。担当グループの説明では区内に2か所に捕獲用オリを設置するほか、人身被害まで出そうな危険が迫った時には、今年度からはじめた「鳥獣特別捕獲員」を派遣するとのことでした。

 全体として若い人の参加は少なかったのですが、児童生徒を持つ参加者などからスクールバスなどの通学支援制度見直しについて2会場で要望が出ました。東田中地区の会場では「橋爪議員もおられるががんばってもらいたい」、泉谷地区会場では、「スクールバス運行は学校統合の歴史的な経過がある。有料化するなんてとんでもないこと」だとの強い発言がありました。この問題は今後、この秋にかけて熱い政治課題となります。

 きょうの懇談でもっとも関心が高く、発言が多かったのは路線バスの見直し問題です。7月から初めてデマンド型運行(事前に予約して乗車する)となる山直海線(やまのうみせん)。同線を通院、買い物の交通手段として活用している人たちは源地区会場に大勢参加しました(画像)。そして日頃、こういう場で発言したこともないばあちゃんたちが、「おら、毎日、予約で電話なんかできない。忘れてしまう」「バスが毎日通っていないと安心できない」などと訴えました。デマンド型運行については丁寧過ぎるほど丁寧に、かつ分かりやすく説明し、慣れてもらわないとうまくいかないと思いました。大きな変更のある旭地区会場でも、少ない懇談時間の中で、「くびき駅線、梶に寄ってもらえないか」「鵜の浜線は確かに利用が少ないが通学に支障はないのか」などの発言がありました。この問題は来年3月末までの実証運行の中でしっかりと検討していかなければなりません。

 ところで、お昼の時間に総合事務所のメンバーのみなさんとテレビを見ていたら、「信越線、北陸線、ほくほく線、大糸線は地域の宝、みんなで守ろう」と、住民団体による信越本線沿線大行進の模様が放映されていました。直江津から妙高高原まで歩くということですが、その先頭集団に平良木議員や仲田前議員などの姿がありました。みんな、がんばってますね。


2009年06月05日

土地開発公社、民間売却は計画の3分の1

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 笹の葉が一番いい時期を迎えています。近くの農業生産法人などから笹採りを頼まれている母も忙しくなってきました。きょうは笹団子、といっても市販されているものとは少し形は違いますが、それから、チマキをもらいました。どちらも長年食べているものです。毎年、何回かはいただくのですが、いつ食べても笹の香りもいいし、美味しいですね。
 きょうは市議会総務常任委員会でした。当初予算が通ってから3か月ですから議案の中身が少なくて当たり前ですが、それにしても他の常任委員会に比べて少ない。議案審査はあっという間に終わってしまいました。
 むしろ賑やかだったのは常任委員協議会でした。土地開発公社の20年度決算などについての報告をめぐって質問が相次ぎました。経済不況の影響があって昨年度は民間売却が計画の3分の1にとどまりました。簡単に不況を脱する状況ではありませんので、経営健全化計画の見直し、修正が必要なのかどうか、注目していました。ところが、4月に改定したばかりの行政改革推進計画では市の買い戻しを含め毎年25億円売却するとなっていたのです。この点から質問に入り、公社の見解をただしましたが、いまのところ計画が瓦解したとは認識していない、目標値の達成めざしてがんばっていきたいとの答えでした。全国的に土地開発公社の保有額の多さが大きな問題になっているのかで、市の公社が今年度どういう実績を残せるか。結果次第では市政を揺さぶることになります。


2009年06月04日

防災ラジオ

 きょうの厚生常任委員会は朝からみっちりと審査が続きました。議案の中で最も活発な質疑が行われたのは、防災ラジオ整備の契約でした。
 今回の防災ラジオは合併前上越市の区域の世帯などに無償貸与し、市や国からの緊急災害情報を伝えようというものです。整備は今年度から3カ年の計画ですすめられ、今年度は1万5120台を直江津地区、五智地区などに配備する予定となっています。
 入札は指名競争入札で行われ、8社が参加。このうち、新井電機㈱が予定価格の73%の価格で落札、関係者をアッと言わせました。今回の入札では2社が予定価格と同額で札を入れたことも話題となりました。
 ところで、きょうの委員会で一番質疑が集中したのは、来年以降発注する防災ラジオの仕様書がどうなるかでした。ラジオ本体を起動・終了させる信号にはEWS方式とDMF方式があります。今回、落札した業者はリズム時計工業㈱のDMF方式のラジオを納品することになります。技術的に見て、来年以降は方式を今年度のものと同一のものにするのかと思ったら、川上防災局長はDMF方式にしぼりこむか、EWS方式とDMF方式のどちらを採用してもいいようにするか検討の余地を残し、明言を避けました。きょうの質疑を聴きながら、市民を災害から守る上でどうすべきかなのかもっと勉強しておけばよかったと反省しています。
 所管事務調査は重要課題が目白押しでした。新型インフルエンザ対策指針(案)、市立病院改革プラン(案)、生ゴミ収集、滞納世帯の国保短期証などです。このうち、国保税滞納世帯の子どもへの保険証交付について、4月1日から一般証でなく短期証としたことが報告されました。国民健康保険法の一部改正に基づくものだとのことですが、昨年12月に改善されたことがまた一歩後退した感は否めません。


2009年06月03日

観光施設整備が「炎上」

 今朝、市役所の駐車場で車をバックしようとしたら、首が左の方に回りません。寝こじった記憶もないので不思議です。たぶん、年末にお風呂で転倒した後遺症でしょう。夕方には少し良くなりましたが、ちょっと気になります。
 きょうは文教経済常任委員会でした。最初の方の議案は質問がほとんどなかったのですが、一般会計補正予算のところまで行って、観光施設整備事業のところで「埋蔵文化センターなどの案内看板が少なすぎるのではないか」「買い物をするところがない。泊まるところがない」「トイレについて苦情が寄せられている」「駐車場誘導員が足りない」「市発注の道路関連工事と調整を」などの質問が集中しました。ネットで言えば、「炎上」に近い状態です。最後は議長が、「知らないのは行政だけだ」と強く叱る場面もありました。大河ドラマ『天地人』の放映で上越市が全国から注目されているだけに、実態を正確につかみ、観光振興上の大きなチャンスを生かしたいものです。
 午後からは一般質問の聞き取り調査でした。今回の私の質問は、平和政策、自治基本条例、過疎法の3つですが、担当の課長、副課長に質問の概要を説明しました。前回と違って、市長と深く論戦しないですみそうな感じです。


2009年06月02日

半袖姿で

 暑い日になりました。おそらく28度くらいはあったでしょう。昨日はスーツ姿で市役所へ行ったのですが、きょうは上着も持たず、ノーネクタイ、半袖で通しました。
 きょうの常任委員会は建設企業常任委員会です。雨水管路整備工事など数件の契約案件、補正予算などの議案が審査されました。何年かにわたって同種の工事が継続される場合、入札参加業者がどうなっているのか、落札業者はどうかなどの角度から見ることが必要ですが、本城議員の質問はそのお手本となるものでした。事前調査がよくされています。
 きょう、一番活発な議論となったのは所管事務調査。新幹線駅周辺の土地利用計画案についてでした。第5次総合計画などこれまでの計画をふまえながら、ゾーン設定し、玄関口としての整備、中心市街地との役割分担などが書き込まれていました。委員会では、「ブレーキとアクセルをふんでいる感じで、中途半端」「大規模商業施設をはじめからもってこないと書くのは疑問」などの声が上がっていました。私は、これまでの議論が反映されている計画案という印象を持ちましたが、議員団としてもよく検討して提案すべきはしっかりと提案していくようにしたいと思います。
 午後3時過ぎ、久しぶりに高田図書館へ行きました。トイレから出たところで小池館長さんとばったり出会いました。小池さんは私の中学時代の先輩です。事務室でお茶をご馳走になりながら、吉川区蛍場での親戚の死亡事故、図書館の構造と冷房などについて懇談してきました。


2009年06月01日

囀りや最期の言葉聞き取れず

 今朝の新潟日報文芸欄に妻の俳句が載りました。囀(さえず)りや最期の言葉聞き取れず。これは父が亡くなる前日の夕方、妻が最後に父を見舞った時のことを詠んだものです。この時は私も一緒でした。5分ほど父のそばにいて、ふたりで病室を出ようとした時でした。父が大きな声で「おい!」と私たちを呼び止めたのです。久々に父の「おい!」を聞いてびっくりした私たちは病室に戻り、「じいちゃん、何?」と尋ねたのですが、父はいっぱい喋ったものの、何が言いたいのかさっぱりわかりませんでした。振り返ると、あの時、父が何を言いたかったのか、とても気になります。この俳句にはその気持ちをこめたのでしょう。
 
 さて、きょうから6月議会がはじまりました。市長の提案理由の説明、常任委員長の報告、人事院勧告に関連する条例審査、討論、採決などが行われました。

 総括質疑では、党議員団を代表して上野議員が登壇、緊急融資支援と一般職の期末手当・勤勉手当のカットについて質疑を行いました。

 上越市は昨年11月以降、信用保証料補助制度の拡大、経営改善支援資金緊急金融対策特別枠の創設と同資金への利子補給、さらに、元金の返済猶予及び全ての市制度融資の借換えを可能にするなどの対策を講じてきました。上野議員はまず、これまでの緊急金融支援策の効果の総括について市長の見解を求めました。市長は、「経営改善支援資金において、一般枠と特別枠を合わせ、昨年12月から本年3月までに当初の見込みをはるかに上回る565件、約50億円もの利用があった」ことを明らかにし、中小企業の資金繰りの緩和のための資金需要に応えることができたと答えました。

 融資枠の拡大については一定の評価をしつつも、「売り上げ見込みを含む資金繰り計画書の提出を求められた」「税金の滞納があり、融資を認めてもらえなかった」などの事例をあげ、より借りやすい環境をつくることを求めました。市税の滞納や金融機関の滞納があってもぎりぎりの状態の中で融資を必要としている事業主の声に応えるよう訴えたのです。これに対して沢海産業観光部長は、「さらなる踏み込みが可能かどうか精一杯研究してまいりたい」と答弁しました。大いに期待したいと思います。

 いまひとつ、一般職の夏季一時金カット問題。上野議員は、「内需拡大、消費活性化が求められている時にこれと逆行する一般職の夏季一時金を削減することは、市域の消費拡大に水を差すものだ」として、市内の消費動向への影響を問いました。市長は、「減額の規模から見て、影響が全くないとは言えないが、民間企業における夏季一時金の大幅な減額がうかがえる中で、民間と公務員の一時金に大きな乖離を生じさせないように実施するものだ。消費動向への影響を懸念して手当を減額しないとすれば、市民の皆さんの理解は到底得られない」と答えました。上野議員は再質問などで、「まだ民間企業従業員ベースでの約70%の民間企業が一時金の支給について未定であるときに減額措置をとることには問題がある」「人事院勧告やそれに基づく県人事委員会の調査結果は十分とは言えない」などと反論しましたが、消費を冷え込ませる形で官民の一時金格差を「是正」するのは理解しがたいですね。

 今回の夏季一時金カットは一般職だけでなく市長、市議会議員など特別職についても対象です。党議員団では上越市内の経済への影響、市民世論はどうかなど議論を重ね、地域経済に大きな影響を与える一般職については反対し、特別職については賛成することにしました。
 


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