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2006年02月投稿分

2006年02月28日

3月予算議会初日

 2月も、きょうが最後の日です。これからは、だらだらと雪が降ることなく、一気に春になってほしい。そう思います。でも山間部はなかなか雪消えが進みません。積雪が3メートルを切るかと思っていた上川谷では、きょうは昨日より増えて3メートル10センチになっていました。昨日の降雪がきいたのです。でも雪質はとても軽く、ふわっとした感じでしたので、たいしたことはないでしょう。
 きょうは3月議会の初日でした。市長の提案理由の説明は昼食休憩を挟み、3時間半以上かかりました。すでに一度、目を通した原稿です。眠ることなく、しっかり聴くにはどうしたらいいか考え、思いついたのは国語学者・斎藤孝さんの3色ボールペンのメモ術です。3色の蛍光ペンを使い、大事なところには赤、まあまあ大事なところは青、おもしろいところは緑、こうやって区別し、線を引きながら聴きました。おかげで、かなり集中することができました。
 総括質疑は政和クラブと公明党の代表が登壇しました。部局ごとに上限を設けて予算編成したことや少子化対策の1つとして打ち出したジョイカード事業、地域振興事業などについて質問していました。おもしろいもので、こうした質問があって、市長の考えていることがハッキリと見えてきます。自分が質問者になったつもりで、どう詰めていくかを考えているうちに、委員会での質疑、一般質問のイメージが少しずつ膨らんできました。明日は、党市議団の杉本議員を含め4議員が登壇することになっています。


2006年02月27日

予算議会目前、やることはいっぱい

 予算議会は明日からです。市議団では一日中、勉強会というか議案の検討会をやりました。途中、関係課にきいたり、他市の議員団と相談するなどといった時間が入るケースもあって、結構、時間がかかりました。特に、国民健康保険や介護保険などの特別会計予算をどう評価するかが難しかったですね。自分の所属する委員会資料は、きょうのうちに読了しておく予定でしたが、まだ残ってしまいました。
 夕方になって、市役所から直接、上川谷まで出かけました。市政レポートの配布のためです。本当は昨日のうちにと思っていたのですが、パソコンを使った仕事に時間がかかり、出かけることができなかったのです。市役所周辺ではチラチラと降っていた雪も上川谷では本格的でした。15センチくらい新雪が積もっていました。1軒の家で、大島区の庄屋の家周辺で行われた雪あそび・花火を見に行ってきて、とてもいい思いをしたという話を聞きました。合併前は出かけることがなかったけれど、板山の小山建設の社長さんに勧められて出かけてきたそうです。
 夜は党支部の会議でした。党大会のハイライトビデオが完成したというので楽しみにしていたのですが、肝心のテレビが故障して視聴できませんでした。ビデオテープを入れても回転しないようなのです。これまでの1週間の活動を振り返る場では、先週2人が参加した長野県栄村などの視察、昨日の頸城の「新春の集い」が話題になりました。今回と次回の会議では、支部の「政策と計画」(案)の検討が中心課題です。


2006年02月26日

頸城の「新春の集い」に参加し、その後は爆笑トーク

 きょうは雨。雪上運動会を計画していた人たちにとっては、具合が悪かったことと思います。私の方は、パソコンに向かっての仕事でしたので、天気は関係なし。午前は、夕方からの党頸城支部・後援会主催の「新春の集い」の準備をしました。合併後1年3ヶ月ほど経った新上越市の課題、党市議団の活動などについて報告してほしいとのことでしたので、パワーポイントを使いまとめました。午後からは市議会の委員会資料を読むことに集中しました。膨大な資料ですので、まずはサッと読むことにして、委員会の直前にじっくり読むようにしています。
 「新春の集い」の会場には開始時間の10分前に到着。この会場は集落のセンターですが、プロジェクターのスクリーンが常備されていたのでビックリしました。会場は暖房がしてあって、最初、プロジェクターのレンズが曇りましたが、これは時間が解決してくれました。何とか糸魚川市での集いのような失敗をせずにすみました。報告では16枚のスライドを用意し、上越市の実態と課題、議員団の活動、党大会決議などを語りました。難しい話の連続となりやすいので、スライドの中ほどに女子フィギュアスケートの荒川静香選手の素敵な写真を入れてみましたら、ワーッという声があがりました。
 終わってからは懇親会でした。お酒を注いでまわったら、私のことを知っている人が何人もおられ、話がはずみました。そのなかには、わが家の牛舎に水道を引いた時に、その仕事をしてくださった方たちがいました。もう20年程前のことでしたが、当時の父のこと、私のことを覚えていてくださり、感激しました。
 夜は、友人に誘われ、エンジェルひばりの爆笑トークに参加してきました。顔も声も美空ひばりにそっくりで、歌も物まね以上、そして何よりも面白かったのは彼のトークでした。人を笑わせるネタの豊富さ、タイミングの良さ、見事と言うしかありません。約1時間、笑いっぱなしになったので、とてもいい気分転換になりました。会場には、吉川区の人たちが20人ほどおられ、談笑しました。


2006年02月25日

小さな春みつけた

 青空の広がる、とても良い天気でした。「しんぶん赤旗」日曜版の配達は商業新聞に折り込む市政レポートの印刷を終えてからスタートしました。きょうの活動では、春を告げるものに次々と出会い、うれしくなりました。まず、雪割草です。ある読者の玄関先においてあった雪割草の植木鉢が白い花を咲かせていたのです。これを見てからは、山間部の雪割草の自生地のことが気になりました。遠くから見ると、すでに黒い土が出ています。ということは、山に咲く花ももうすぐ咲くということです。まだ2メートル以上の雪があるというのに花が咲く、早く行ってみたくなりました。
 フキノトウにも出会いました。雪が解けてまもない土手に、出たばかりのフキノトウが2つほどありました。黄緑色の、かたくしまったフキノトウです。採りたくなりましたが、人家に近いところでしたので、遠慮して、そのままにしておきました。おそらく、当てにしている人がいることでしょうから。きょうのような天気が続けば、来週には、田んぼの土手でも収穫できることと思います。そうすれば、今年になって初めて、フウキ味噌を食べることができるかも知れません。
 配達の途中、大潟区のギフトショップ・南部堂に立ち寄りました。市議団事務局長の上野公悦さんのお店です。ある店員さんが、ちょうどパソコンと格闘しているところでした。メーカーに品物を注文するソフトが正常に動かないということで、社長と電話連絡をしていました。それで、私にみてくれというのです。どうなるかあまり自信は無かったのですが、15分くらい、あれこれと操作しているうちに正常に戻りました。機械オンチでも役立つことがあるのです、たまには。この操作をしている最中に、あるお客さんが、花が咲きかけたマンサクを持ってきました。おそらく、枝を折り、暖かいところにおいておいたのでしょう。黄色の、この花も春を告げる花です。


2006年02月24日

金メダルの朝

 朝起きたのが6時半過ぎ、テレビではちょうど女子フィギュアスケートの村主選手の演技がはじまったばかりでした。彼女の点数、そして順位が出て、荒川選手のメダル獲得が確実となってからは、テレビから離れられなくなりました。このオリンピックでは、日本はメダル獲得は無理とあきらめていたので、興奮しましたね。最後に登場したロシアの選手の演技が終わって、荒川選手のメダルが金となった時には信じられない思いがしました。よかった、よかった、本当によかった。
 NHK総合も、7時のニュースはライブで女子フィギュアスケートの会場を映しっぱなし。それにつられて、とうとう8時過ぎまで牛舎の仕事もしないでテレビを観てしまいました。出勤時間と重なっていた人もたくさんいたはずです。おそらく、大勢の人たちがぎりぎりまでテレビにかじりついていたのではないでしょうか。ひょっとしたら、きょうは全国で遅刻者が最も多い日になったかも。わが家では、荒川選手の快挙によって、牛たちの朝食は1時間遅れになりました。
 さて、きょうは、市政レポートの作成と「しんぶん赤旗」日曜版の配達・集金でした。レポートは新年度予算案に載った吉川区関係のものをピックアップしてお知らせする内容にしました。今回は昨年と違って、「13区の主要事業」が予算発表と同時に出てきませんでしたので、総合事務所が地域協議会むけにまとめたものや委員会資料を参考にしながらまとめてみました。全戸配布用のバージョンでは、このほかに3月議会のスケジュールなどを掲載する予定です。
 「私の好きな風景」に「幻想的な尾神岳」を追加しました。ご覧ください。


2006年02月23日

三位一体改革の荒波は消防まで

 朝早く、党地区委員会事務所まで行って印刷機を見てきました。思っていたとおりでした。新らしくなった印刷機の製版時の設定がうまくなかったために写真が真っ黒になってしまったのです。「写真と文字」を選択し、製版濃度を薄くする。たったこれだけのことで、チラシはきれいに印刷できました。この機械は、パソコンから直接、データをとりこめるようになっていますので、それをやればさらにきれいな印刷になるはずです。私以外にもメカに弱い人がいるんですね。
 きょうは午前が上越地域消防事務組合の議会でした。05年度の一般会計補正予算、06年度一般会計予算などを審議しました。一部事務組合とはいえ、当初予算の規模は27億円にもなります。小さな町や村の予算と規模は同じです。予算の説明の中で、「救急関係以外の補助事業は、三位一体改革によって、ことごとく削られた」とありました。人命にかかわる仕事の分野までメスを入れる小泉改革はやはりおかしい。
 午後からは議員団会議でした。上野事務局長も加わって、議案の検討をしました。企業振興条例、下水道、農業集落排水関係条例などいくつかの議案では、合併前の上越市と13区では制度の違いがあったので、評価もいろいろ出ました。そのため、議員団としての態度をまとめるに時間を要したものもありました。総括質疑は議員団長の杉本議員がやりますが、議案の検討と並行して、何をテーマにするかも話し合いました。


2006年02月22日

重要計画(案)示されたが…

 この冬は例年よりも寒さが厳しいですね。今朝も凍りました。いまの時期になると、きょうのように冷え込んだ時は降り積もった雪も固くなっていて、人間がのぼっても埋ることはありません。先日、ある町内会長さんが、「雪の上を歩いてきた」と言ってニコニコ顔でした。きょうは、私も牛舎近くの雪の上を歩いてきました。長靴の下で感じるクッ、クッという音がたまらなく良いですね。
 きょうは午前9時から議員団会議をやり、総括質疑の打合せなどをしました。午後からは厚生常任委員協議会、文教経済委員協議会があり、夕方6時まで会議が長びきました。老人保健福祉計画・介護保険事業計画(案)、観光振興5ヵ年計画(案)、食料・農業・農村基本計画(案)など市の重要な計画(案)を数時間の間で審議しようというのですから疲れました。(案)とはいえ、新年度予算のなかに反映させてある事項がいくつもあります。従って、定例会間近になってこういう審議をやると事実上、予算審議に踏み込むかたちになります。(案)の検討をするなら、もっと早い時期に出してほしいものです。
 会議が長びいたため、当初予定していた市議団ニュースの作成は夕方になりました。地区委員会の印刷機で刷った前号は、印刷設定がきちんとされていなかったのか、写真が真っ黒になってしまったとか。今号もうまくいかないというので、わが家にある印刷機で印刷し、明朝、地区委員会事務所まで届けることにしました。楽々寝ていられそうもありません。


2006年02月21日

栄村などで雪対策を学ぶ

 詩人の茨木のり子さんが亡くなったことを長野県栄村へ向かう車の中で知りました。学生時代から石垣りん、新川和江などとともに親しんできた現代女性詩人の一人です。数年前に出た詩集の『倚りかからず』も読ませていただきました。各紙が一斉に茨木さんのことをとりあげていますが、赤旗コラム・「潮流」で紹介されている言葉が気に入りました。「野党はもっとおもしろい、生き生きとした言葉で、人の心をわし掴みしてほしいんですよ」。この言葉を忘れないようにしたい。
 きょうは日本共産党新潟県委員会の雪対策についての視察でした。長野県栄村、十日町市松之山、松代で行政当局から説明を受け、懇談してきました。栄村訪問は今回で5回目かと思います。いつもここでは住民の暮らしを守る気概に圧倒されます。今回も、雪対策の、きめ細かい施策の展開に感心してきました。屋根雪対策で落雪式はもうかんべんしてもらいたい、雪が降ればすぐ落ちる、落ちた雪は始末が大変だ。これからは融雪式の屋根にしてもらわないと、豪雪時には対応できなくなる。救助対象の家をまわるには順番を崩してはダメだ。説明役のIさんのズバズバした言葉は健在でした。
 松之山、松代では、マンパワーが不足している中で、豪雪とどう闘うか、について学んできました。松之山の「いきいき隊」の活動、松代の「集落安心づくり組合」の取り組み、これからの対策の方向を示すものとして注目してきました。上越市にも自主防災組織の取り組み事例はありますが、豪雪時の助け合い活動までは視野に入っていないのが実際の姿です。今回の視察で学んだことを上越でどう発展させたらいいのか、大いに議論していきたいと思います。


2006年02月20日

予算議会モードへ

 予算議会が28日からはじまります。審議そのものがはじまるのはその日からですが、いうまでもなく準備はそれよりも前からになります。きょうは上越市の新年度予算が発表されました。私の場合、予算が発表され、予算書や関係資料などが配布された日から本格的な準備のスタートになります。これらの資料が入った事務用の大きな袋は4つで、重さはなんと7.5キロ。まず、これらを早く読んで質問事項の整理をしなければなりません。帰り道、吉川区総合事務所へ寄ったら、ある職員から、「また、山のような資料がきましたね。がんばってください」と言われました。いよいよ、きょうから予算議会モードに切り換えです。
 きょうは朝9時から市長自ら新年度予算の説明をやり、その後、議会運営委員会、月例議員懇談会、総務常任委員協議会、議会活性化検討委員会と続きました。市長の予算説明は、予算概要の説明です。耐震住宅改修への支援、幼児医療費助成対象の拡大などプラス面はいいのですが、「戦時動員体制」として大問題となっている国民保護計画づくりを盛り込むなど、いくつか黙過できないものがありましたね。総括質疑、委員会審議などでしっかり議論していかなければなりません。
 午後からの総務常任委員協議会では、第3次行革大綱(案)と行政改革推進計画(案)の説明と質疑がおこなわれました。予算発表と同じ日になったことで、予算との関係が気になりました。議会に「ご意見を伺いたい」として出されている(案)のなかには、部局ごとの予算枠配分方式の導入、有料広告の導入などの重要事項がいくつも新年度予算の中ですでに具体化されていたからです。これでは、何のための会議なのかと疑問に思うのは当然でしょう。本気で議会の意見を聴きたいなら、もっと早い時期にやるべきでした。少なくとも、事前に、06年度予算編成と重なるものもあるのでよろしくと了解をとっておくべきだったと思います。それにもう1つ、まず行革大綱や推進計画を決めて、総合計画や各種計画にこの内容を反映させていくという考え方もいただけません。市の最上位計画が総合計画であることを忘れているんではないでしょうか。


2006年02月19日

もうすぐ春を実感

 春が近づいて来ている。きょうはそう思いました。一日中暖かな陽気が続き、山間部の山々では全層雪崩がおきて土の黒い色が見える場所も出てきました。こうなればしめたもの、そう遠くない時期に春はやってきます。それにもう1つ、ある家で、玄関に置いている桜が咲いているのを目にしました。ピンクがかったとてもかわいい桜です。今年初めて見たものですから、何かウキウキする気持ちになりました。今冬は豪雪に苦しめられた分、春を待つ気持ちが強くなっています。
 さて、きょうは、「しんぶん赤旗」の配達と生活相談で動きました。昨日はお酒を飲んだものですから、配達が30部ほど残り、今朝になってしまいました。2軒でお茶をご馳走になりながら世間話をしました。最初の家では、合理化による農協支店の撤退が話題に。近くの支店には事務所と大きな倉庫があります。ことしのような豪雪の時、きちんと雪下ろしや除雪をしてくれるかどうか心配だといっておられました。もう1軒ではお茶がとても美味しいので、「水道、どうしてなるが」とたずねたら、「山から引っぱってきている」という答えでした。標高400メートルくらいのところで水が湧き出ていて、それを利用しているということでした。うらやましい。
 やっと自分の時間が持てるようになったのは午後2時過ぎでした。精米、買物などわが家の用事をすませました。途中、朝日池総合農場へ寄ってコーヒーをご馳走になってきました。ちょうど社長さんもおられ、新たな農業政策について意見交換をしたほか、ビラの作成についてもアドバイスをもらいまいした。この農場が発行している「農場だより」では、写真のほかに社長自ら描いているカットをたくさん使っています。市議団ニュースや市政レポートにカットを載せれば、もっと読みやすくなるよ、との話でした。振り返ってみると、昨年の選挙以後、カットはまったくといってよいほど使っていません。いい勉強になりました。


2006年02月18日

党支部及び後援会有志でお楽しみ会

 豪雪対策などで先送りとなっていた党支部と後援会幹部のみなさんなどとのお楽しみ会、ようやく実施できました。まず風呂につかり、その後は、参加者が持ち寄った料理などを囲んで楽しみました。かたい話は私の活動報告ぐらいなもので、その他は朗読、民話、ジャンケンなどのゲームです。楽しく、有意義な時間はあっという間に進みました。
 朗読では、小田順子さんが大門高子著『むらさき花だいこん』(新日本出版社)をとりあげてくださいました。先の大戦で、日本は中国に戦争をしかけましたが、中国で紫色の菜の花と出会った一人の兵士がこの種を持ち帰り、平和への願いをこめてまき、ひろめた物語です。憲法改悪の動きが強まっているなかで、とてもタイムリーな企画でした。私は一度だけこの話を読んだことがありますが、小田さんの張りのある声を聴きながら、この絵本の素晴らしさを再認識しました。
 昔は民話や昔話を生で語ってくれる人があちこちにいたものです。最近は少なくなりました。Sさんは自分の家に伝わる民話をいくつも暗記していて、小さな冊子にもまとめておられます。きょうも、「あったてがな。さすけ」とやってもらいました。Sさんに続いて、わが家の親戚筋のHさんが、「ほしゃ、今度、おれがやらしてもらうわ」と突然立ち、「だんごのヒョイトコナ」という話を語ってくれました。腹がすいていればどんなものでも美味しいということを、じつに面白おかしく語る、その内容は私が子どもの時に近所のばあちゃんから聞いたものでした。よく覚えていたもんだと思います。
 ジャンケンゲームがこんなにも楽しいものだと思いませんでした。グウ、チョキ、パーの3つで勝ち負けを決め、勝った者に商品を出す。これだけで笑いがおき、ため息が漏れ、盛り上がる。とてもいい遊びです。きょうは、後援会事務局のTさんがゲームを仕切ってくれました。普段は司会の上手な人ですが、これほどの「遊びの先生」だとは驚きでした。


2006年02月17日

市政レポート1233号作成

 思い込みによる誤報があるかどうかのチェックは必ずした方が良い、そう思いました。市政レポート吉川版を作成していて、きょうの段階で気付いたことが2つもありました。1つは障害者控除対象者認定書についてです。上越市においては、介護保険で要介護認定をされている人はほとんど障害者、または特別障害者としてあつかわれ、市役所が障害者控除対象者認定書を関係者にだしていると思っていたのですが、担当者に電話で確認したら、そうなっていませんでした。障害者控除対象者としてどうなのかチェックをしているそうなので、具体的なところをよく調べてみたいと思っています。もっとも、これは思い込みというより勉強不足かな。
 もう1つは、吉川ケーブルテレビ自主製作番組の放送についてです。「おらったりの出来事」は月に2回内容が変わると思っていて、この「見てある記」でもそう書きました。ところが、実際には毎週水曜日に更新されていました。番組表を確認し、時間をつくって番組を観ていれば、こんな間違いは起きないことです。製作スタッフのみなさんには失礼なことをしました。お許しください。「見てある記」の記述は直ちに訂正しました。
 きょうは市政レポートNO1233を作成後、「しんぶん赤旗」日曜版の配達に出ました。雪がまた降り始め、風が吹いたため、あちこちに吹き溜まりができていました。吉川区の旭地域では田んぼの畦が見えるところまで雪消えが進んでいるというのに、山間部ではきょうも新雪が20センチほど積もったといいます。上川谷の今朝の積雪は3メートル30センチです。


2006年02月16日

毛利弁護士が4冊目の本を出版

 きょうは日本共産党全県議員団会議でした。市議団からは事務局長を含め4人が参加しました。まず、先の党大会決定について川俣県常任委員から報告があり、続いて田村自治体部長から、3月議会に向けての課題について話してもらいました。さらに武田県議団事務局長からは県の新年度予算についてどうみるか話がありました。いつも全県議員団会議に参加すると、定例議会に何をすべきかについて一定の整理ができるので助かります。きょうも三位一体改革と自治体予算の関係、自治体のアウトソーシングをどう見るかなど、とても参考になりました。ただ、重要な問題が多く、私の頭に入りきれない状態でしたので、配布された資料などはあとでじっくり読もうと思っています。
 わが市議団は4人そろって車に乗ると、漫才集団のようになります。助手席に座った樋口議員が自分の前のフロントガラスの汚れを気にして、「この画面何とかしてよ」と言うと、誰かが「それはガメンではない。…ゴメン」。大会決定や議員活動を仲間などにどう語るかについて杉本議員が、「おれ、今度、パワーポイント使って説明しようかな」と言ってからは、「いいねぇ、この写真は豪雪地で視察している時のものです。樋口議員が見ているのは雪ではなくカンジキです、と説明する(私)」「めずらしかったんだもん、いいじゃない(樋口)」「次の写真は…、あっ、すみません、こちらは同じ良子でも長岡市の良子さんでした(杉本)」などといった調子なのです。きょうも面白い道中でした。
 家に帰ったら、宅急便が着いていました。岡谷市の毛利正道弁護士からのものです。彼は学生時代からの友人ですが、今度、4冊目の本を出版しました。その本が届いたのです。本のタイトルは『平和創造・人間回復 つなげよう いのち!』(合同出版・1470円)です。毛利弁護士は学生時代からそうなのですが、とても精力的な活動をする人で、全国各地で平和や子どもの問題などで講演を続け、彼の出すメルマガ・「非戦つうしん」はもう152号にもなります。今回の本は日頃の彼の訴えのエッセンスがつまっています。きょうはまだ、30ページほどしか読んでいませんが、とても読みやすい本です。ぜにお読みいただきたいと思います。


2006年02月15日

ケーブルテレビ開局式

 こういう式典の開始時間を直前に変更するのは通常やってはいけないことです。しかし、きょうの開局式では、吉川区総合事務所がこの「やってはいけないこと」をやって開局の喜びを参加者全員で確認しあう演出を見事に成功させました。司会者が午前10時ちょっと前に参加者の同意をもらい、会場でテレビを観ることになりました。番組は吉川区自主放送番組、「おらったりの出来事」です。
 「おらったりの出来事」は毎週水曜日が新たな内容に切り替る日になっています。きょうの午前10時からは、ちょうど、新しい内容の放送が流される時間帯の1つでした。吉川区地域協議会の様子、吉川中学校PTAが取り組む音楽会の案内、上川谷集落での保健集会の模様が報道されました。見たことのある身近な人たちの動きや発言に参加者の関心が集まります。PTA会長の金子敏美さんが、「私も参加します。カラオケとはちがった雰囲気に悪戦苦闘しています」とのべたところで、会場では笑いが起こりました。さらに積雪3メートルを超えた上川谷の住民の皆さんの元気な様子が映し出され、田辺ミヨさんが「雪に比べればベト(土の方言)が恋しい」と言うと、会場は笑いでいっぱいになりました。
 開局式は予定より15分遅れでスタート。40人ほどの参加者を前にして、主催者の木浦市長は言いました。「町内会長さんから集落向けの放送ができる、地域内電話は無料であることを知ってビックリしました。こんなすばらしい施設ができたわけですから、大勢の皆さんから利用していただきたい」。来賓の山岸副議長もいい挨拶でした。「難視聴地域が50%ほどあったということですが、オリンピックもすっきりした画面で、しかも多くのチャンネルでご覧になったことと思います。メダルには届いていないが、日本の若者も捨てたもんじゃない。いい根性持っていますね。開局によって、地域の情報をいち早くキャッチできるようになりました。有効に活用してください」と祝いの言葉をのべました。
 開局式終了後はケーブルテレビ施設などの見学が行われました。ここでは、農協職員時代から面白くて分かりやすい説明で鳴らしていた永井有線放送事務局長が説明役。「皆さんがいま目の前でごらんになっているものは、すでに利用していないものです」とやって笑いを誘い、「ハイ、質問のある方!」と進めました。加入者が一斉に電話を使った時にどうなるかという問いには、一般道路と高速道路の違いを例にあげ、説明していました。永井節は健在でした。


2006年02月14日

上越三市議会議員合同研修会

 どうもオリンピック疲れが出てきたようです。今朝も男子スピードスケート500mをライブで観たせいか、市役所でビラを作成しようとしても集中力はゼロ、それでは軽い本を読もう、と数ページめくったものの、これも続きません。きょうのメインである上越三市議会議員合同研修会も最初はダメでした。楽しみにしていた、北ア朝日岳から親不知日本海に至る栂海新道の開発で知られている小野健さんの講演も前半は睡魔との闘いとなってしまいました。
 でも面白い話は寝た人間も起こします。途中から完全に集中力を回復し、話を聴くことができました。地質にも植物についても詳しい小野さんならではの話の展開も内容も見事でした。たいした標高でないところの洞窟から冷たい空気が吹上げている。そのそばで高山植物がきれいな花を咲かせている。ある稜線、同じ高さの場所でありながら、片方の斜面は一面ブナ林、片方はブナが一本もない。ふたつの植物が「ここは自分の場所、この先はあなたの場所」と仲良く分け合っている。その分岐のラインは人間がつくったかと錯覚しそうになる「道」になっていました。福島生まれの男性が山に惚れ、石に惚れ、海抜ゼロから3000mの高山に至る道をつくったドラマに酔いました。栂海新道、ぜひ訪ねてみたいと思います。
 研修会後の懇親会では、懐かしい人やぜひ一度お会いしたいと思っていた人にも会うことができました。青海出身の鈴木勢子さんもその一人です。つい最近、手づくりのHPを立ち上げたというので、その話に花が咲きました。また妙高高原の北村正春さんとは、初めて言葉を交わすことができました。日本共産党の冬の赤旗祭りや民主団体の研修会などの実施にあたっては、地元の良き協力者となっていただいた方です。お礼を述べたら、「この状況(不景気)のなかで、お前はいつから赤旗を振るようになったのだという者もいたが、そんなこと言っていられる状況でなかった。みんな大事なお客様だった」と言われました。
 一昨年まで20数市町村があった上越、昨年3つの市になってしまいました。そして、全議員が集まっても、100人ちょっとしかいない。なんとも複雑な思いがしました。こうなれば、隣近所の3市の行政も議会もいままで以上に協力して、上越の発展をめざしたいものです。


2006年02月13日

市議当選から1年

 午前から議員団会議、生活相談と続きました。議員団会議は、3月議会を視野に入れて、新市建設計画、行政改革推進計画などについて話し合いました。合併して1年を経過しているなかで、今後の5年間の収支不足が700億円近くになるなど新市の行財政運営がたいへんな状況になっていることをどう見るか、どう打開するか、議員団としての見解をまとめることが求められているとの認識で一致しました。
 夕方からは党地区委員会の新たな勤務員として赴任した伊藤さんの歓迎会でした。まだ31歳、若さあふれる指導者の仲間入りに仲間たちは大喜びです。阿部地区委員長からは、上越の地に骨をうずめる覚悟で奮闘してほしいとの歓迎の挨拶がありました。また、結婚相手を探してやってもらいたいという声も誰かから出ました。お礼の挨拶にたった伊藤さんは、早く上越の地になじんでがんばりたいと決意をのべていました。明日は板倉区の仲間の家の雪掘りに行くとか。
 この歓迎会で議員団の上野事務局長から、「きょうは2月13日、昨年の選挙の投票日だった日だ」という話が出て、ひとしきり、選挙の話になりました。10日の文化財調査で名木山を通った時には、「昨年の10日に名木山で雪崩があって、候補者カーの道がふさがれた」ことを思い出していたのに、きょうの13日についてはすっかり忘れていました。もう1年がたったんですね。区民のみなさんからお寄せいただいた熱い期待を忘れずに頑張りたいと思います。


2006年02月12日

映画鑑賞そして買物

 妻に誘われ、久しぶりに映画を観てきました。いま話題の三谷幸喜脚本・監督作品・「THE有頂天ホテル」です。大晦日の夜10時からの約2時間に繰り広げられる数々のドタバタ劇ですが、政治家、大物歌手など次々と登場する人たちの本音の部分がえぐりだされ、笑っているうちに、何故か人間として親しみを感じました。そしてラストは新年を迎えるカウントダウン、全員の気持ちがひとつになり、幸せに向かって進みます。気分転換にはぴたりの作品ですので、まだの人はどうぞ。
 映画を観てから買物をしました。ここからは妻とは別行動です。私は本屋さんへ行き、宮崎駿さんの講演が載っている本を探しました。店内にあるパソコンなどを使って探せば簡単なのですが、ぐるぐる回ってあちこち寄り道をしながら探すところに楽しさがあります。「声に出して読みたい日本語」の子ども向けのもの、芥川龍之介の短編が大文字で読める本などに出会い、パラパラとめくって読みました。結局、探していた本は見つかりませんでしたが、いい気分で本屋を出ました。
 


2006年02月11日

トリノオリンピック開幕

 きょうから冬季オリンピックです。朝仕事が終わってから開会式の再放送を見ました。全部ではないですが、日本選手団の入場行進に間に合いました。私は昔から、夏であろうが、冬であろうが、オリンピックの入場行進が大好きです。これから大舞台に臨もうとしている人たちの緊張感が伝わってくるからです。今回は行進だけでなく、聖火の点火、イマジンの歌の響きが印象に残りました。いまだ戦争の絶えない地球の最大のイベントでイマジンが響く、とてもいい企画でした。
 テレビを観てからは新聞配達でした。昨日の配達では3割ぐらいしかできませんでしたので、きょうは午後3時過ぎまでかかりました。途中、雪についての生活相談があり、民生委員さんのところにも寄ってきました。この冬の除排雪支援について、じっくりと民生委員さんに聞くことができました。対象世帯をまわった時のたいへんさ、申請手続き上、改善してもらいたい点などを話していただきました。
 配達の途中、山中集落内の市道上でタヌキと出会いました。雨に打たれ、毛はびしょぬれ、路面の低いところにたまっていた水を飲んでいるところでした。カメラを持って近くまで行ったのですが、逃げません。私に気付いても、よたよたと歩いていました。家に戻ってパソコンでこの写真を見たら、このタヌキの周辺の路上は血と思われる色になっていました。交通事故にでも遭ったのかも知れません。いままでタヌキとは何度も出会っていますが、こんなに元気の無いタヌキは初めてでした。無事でいるかどうか、気になります。


2006年02月10日

文化財調査2日目

 昨日に引き続いて区内の文化財調査が行われました。天気は晴れ。冬のこの時期、青空がちょっと見えただけでもホッとしますが、きょうは青空が大きく広がり、実に気持ちの良い1日となりました。文化財調査審議会の植木委員長、中西文化財係長が総合事務所から見える米山と尾神岳がいいですね、と言われたので、総合事務所のなかでは一番よく見える3階の第2委員会室へ案内しました。植木委員長は「すばらしい」を連発して、写真を撮っておられました。中西係長の説明では、文化財保護法が改正されて景観も文化財として指定できるとのことでした。総合事務所からの景観、ぜひ指定してもらいたいものです。
 さて、きょうの調査は、国田集落内にある善徳寺の仏足石、同じく国田の横田昌治さん所有の鈴木昌司自筆の漢詩扇面、そして石谷の阿弥陀如来坐像の3つでした。いずれもすばらしいものばかりで、いい思いをさせてもらいました。昨日も思ったことですが、一つひとつの文化財をじっくり見て、丁寧な説明を聞き、調査をする。このなかで、初めて知ることがたくさんありますし、発見もあります。場合によっては疑問が浮上することもある。善徳寺の仏足石の調査では、仏足石の北側にある木造建築があまりにも見事なので、参加者の注目を集めました。また、仏足石に彫られている魚は何を意味するのか、ということが話題になりました。これは調べる必要があると思いました。
 調査が終わってから、市政レポートの作成にかかりました。昨日ときょうの調査の模様を伝え、吉川区の宝物について関心を持ってもらう、そこにねらいを定め、2時間弱でつくりあげました。その後、「しんぶん赤旗」のポストおろし、新聞配達と続けました。疲れました。
 トップページの写真、いい天気だったので撮影して、入れ替えました。久々です、入れ替えは。ただ、やはり冬の風景ですね、雪があると、どうしても同じような写真になります。12月の写真ときょうのもの、ちょっと区別がつきません。


2006年02月09日

吉川区内の文化財調査

 吉川区内にある上越市準指定文化財の調査がきょうから始まりました。市の教育委員会からは、生涯学習推進課副課長の小島幸雄さん、文化財係長の中西聡さん、そして文化財調査審議会の植木宏委員長、地元の山崎文治郎臨時委員が参加しました。総合事務所教育文化グループの江村グループ長などが案内し、私も立ち会いました。
 きょうの調査は赤沢の雲門寺の開山禅師の法衣と袋、上杉景虎からの書状からスタート。私が雲門寺の文化財を見るのは2度目ですが、約1時間半の調査のなかでは、初めて知ることだらけ、興味深い話をいくつも聴くことができました。
 法衣と袋は約550年前のものですが、緑色などの色が実に鮮やかでした。中西係長によると、「辻が花染め」と呼ばれているものは上越市内では浄興寺など数点しかなく、全国的にもめずらしいといいます。法衣は7条、9条、なかには20数条というものもあるそうですが、住職の前川さんのお話が面白かったですね。法衣は元々、ものもらいをするほど貧乏していた人が捨てた布を貼り合わせてつくったものが本当の姿だった。女性のスカートと同じで、時代によって法衣の長さは変わる、というお話でした。
 上杉景虎からの書状は、年始に贈り物をしてもらったことにたいする礼状です。青銅50ぴきというふうに書かれていますが、豪華な贈り物でした。当時は戦国の世でしたから、雲門寺は争いをしている双方に届けたものと思われます。この書状は数年前に雲門寺に戻ってきたもので、保存状態も極めて良好です。書かれている内容がめでたいことなので、茶会などで使ったらどうかという提案が市教委メンバーからありました。文化財のなかには、活用することによって価値が増すものがある、みんなに見てもらうことも大切、この視点、大事だと思いました。
 きょうは、この他、町田の閻魔堂塑像、転輪寺の飯綱明神石像、長峰遺跡出土品などを調査しました。このなかで一番話題になったのは、長峰遺跡の小さな土偶でした。お腹が大きく、髪の毛を後ろに束ねている女性で、長さは3.9センチ。4000年くらい前のもので、とてもかわいい土偶です。県内では一番小さく、全国的に見ても小ささではトップクラスといいます。しかも完形品はめずらしいとのことでした。小島さんは、「これは特別文化財条例をつくって保存するぐらいの価値がある。(上越の)マスコットとして売り出せばいい」と大喜びでした。
 さて、きょう調査した文化財ですが、準指定文化財とはいうものの、吉川町時代は町指定文化財だったものです。合併協議で、「13町村の指定文化財はとりあえず市の準指定文化財とし、3年間の間に調査をして指定文化財にするかどうかを決める」ことになっていました。私の市議会での質問により、「基本的には指定文化財にする方向で調査する」との答弁が出ていますので、裏づけ資料に間違いでもないかぎり指定文化財になります。きょうの調査では、準指定文化財台帳に記載された年号と実物が違ったり、個数を特定していないものがあったりしましたが、これらは早急に整理されることと思います。きょう、調査にあたられたみなさんの印象は、「吉川区にはとてもいいものがある」でした。うれしかったですね。調査は明日が第2日目、雪が消えてからのものは、春の調査になる見込みです。


2006年02月08日

市議団ニュースNO37号作成

 新聞記事を書いて送ったら翌日掲載される。こうなればいいといつも思っていますが、今回、初めて実現しました。昨日の清里区の視察についての記事が「しんぶん赤旗」日刊紙に載ったのです。急いで原稿を書いた割には、直された箇所も1か所だけでした。それも、「市議団」と書いたところを「市議団の杉本敏宏、樋口良子、橋爪法一の3市議」とされたのです。市議団ニュースとして書く場合には、これまで市議団全員が参加しているときは「市議団」、そうでないときには「市議団のだれだれ」と書いてきましたので、どうしたら親しみやすくなるか、研究してみたいと思います。
 さて、きょうは、私用で高田へ行ってから、市役所で原稿書きでした。市議団ニュースNO37号を完成させた後、市議会報告の豪雪対策関係の記事を書き始めました。市議団ニュースは前号が文字だらけのチラシになってしまいましたので、今回は写真を3枚入れて、字数を大幅に減らしました。記事は、昨日の視察、山口典久さんの挨拶、郵便局の集配業務廃止の3本でした。少ない字数で書きたいことをキチンと書く。それができるようになれればいいのですが、いまだにそこには到達できません。
 夕方、党地区委員会に行って、市議団ニュースNO37号をプリントしてきました。地区委員会のプリンターが新しくなっていました。前々号の時、プリントが出来ないと樋口議員がくどいていましたが、ファイルを印刷する時にプリンターの設定を変更しなかったのではないかと思いました。地区委員会のソフトは私が使用しているパブリッシャー2000ではなく、2003なので、デザインも勝手に変更されてしまいます。一部、手直ししましたが、出来ないものもありました。


2006年02月07日

清里区視察

 きょうは清里区の視察からはじまりました。昨日、総合事務所に電話を入れ、県が借上げた重機やダンプを使って除排雪作業をやっている集落を紹介してもらいました。同区内では8集落で取り組まれていますが、きょう、私たち議員団の4人が訪ねたのは、東戸野集落です。積雪そのものは2メートル50センチくらいでしたが、集落内に入ってびっくりでした。集落内の道路脇の雪の山の高さが4、5メートルになっていたからです。近くの住民に聞いたら、小型除雪機で雪を飛ばすにも高すぎて、雪が落ちてくるということでした。
 県がレンタル業者(株式会社アクティオ)から借上げ、上越市内に配備した重機等はバックホー、ダンプ、スノーロータリー、ホイルローダー、ブルドーザーなど合計30数台です。東戸野集落での除排雪作業では、このうちバックホー1台、ダンプ2台が活用されていました。訪ねた時は、雪で埋まった集落内道路をあける作業の真っ只中でした。バックホーで雪をダンプに載せ、雪捨て場に運ぶのです。重機の扱いが上手いので、どこかの業者を頼んだのかと思ったら、オペレーターは集落の住民でした。一昨日の日曜日に集落会議を開いて、集落内で誰がバックホーの運転をするか、誰がダンプに乗るかなどを決めたそうです。
 バックホーのそばへ行くと、そこには数人の人たちが作業を見守っていました。おそらく近所の人たちでしょう、中年の男性が2人、中年女性が数人、それにまだ保育園に行っていない小さな子どもも。案内をしてくれた総合事務所の次長、班長とともに見ていたら、オペレーターをしていた男性が、「いやー、座りっぱなしの仕事やっていると腰がいたくなるわ」と言いながら降りてきて、話をしてくれました。今年の雪の降り方は異常で、集落内の道路除雪も家の周りの除雪も思うようにいかなかった。道路については、今回の重機の投入がなければ後回しになっただろうが、助かっている、という声も聞くことができました。
 清里区では昨日、指定観測所の1つ、旧青柳分校前で4メートル8センチを記録したといいます。安塚区須川でも4メートル25センチでした。ちなみに吉川区上川谷は3メートル58センチです。いずれも今冬2番目の記録だと思います。このまま降り止んでくれればありがたいのですが。


2006年02月06日

文教経済委員協議会と党議員団会議

 またやってしまいました。水道管の破裂です。午後3時過ぎ、JAの畜産担当の人から連絡が入り、「牛舎の太い水道管が破裂して水浸しになっていた。とりあえず、水を止めておいたので、よろしく」と言われました。2日間凍っていたので、ひょっとすればと思っていたのですが、ウォーターカップでなく、水道管がやられるとはまいりました。わが家の牛舎は建ってからすでに24年経過しています。牛舎内に配管されているものは、あちこちにサビができていて、限界を超えています。じつは、水道屋さんから、そろそろ管の全面的な更新をした方がいいと言われてから、もう1年以上たっていました。
 きょうは文教経済委員協議会と党議員団会議でした。委員協議会での議論は、産業振興課と観光振興課などの組織を高田の本町5丁目に移転させる問題です。12月議会で、移転の目的や規模などをめぐり空転した経過がありました。産業振興課と観光振興課の職員は全員が移転する。行政組織はできるだけ現場の近くに置きたい。分庁舎問題とは切り離し、あくまでテストケースとして取り組む。産業観光部の説明に一応了解したものの、何となくしっくりいかないものが残りました。会議終了後、ある議員が、「現場近くにといって次々と本庁から出て行き、そのうち、分庁舎をどうするなんていう議論をしなくていいようになるんじゃないか」と言っていましたが、もう少し詰めた議論をすればよかったと反省しています。
 議員団会議では、豪雪対策を中心とした活動について話し合いました。これまでの取り組みについて、「しんぶん赤旗」読者以外にも報告する必要があるということで、上野事務局長と私で原稿を用意することになりました。また、パイプハウスなどの農業被害の実態、県が集落などに無料で貸し付けた重機の活用状況などを視察しようということになりました。具体的には明日、清里区へ行くことになりました。ここでは、民家周囲の除排雪をバックホーやダンプを使って作業している現場を見てきます。
 夜、党支部と後援会の合同の「新春の集い」開催について話し合う場を持ちました。ここで、パソコンとプロジェクターを使ったプレゼンのテストをしてみました。説明書に基づき操作したところ、ちゃんと出来ました。やはり、一昨日の糸魚川での失敗は基本操作の間違いにもとづくものでした。昨日、プロジェクターを活用している人からメールで、事前の準備、機器が使えなくなったときの備えなどをアドバイスしていただきました。もうあわてることはないでしょう。いい経験になりました。


2006年02月05日

川谷地区でビラ配布、その後、大島区の親戚へ

 2日間続いて吹雪き、そして寒い1日になりました。牛舎の中は仔牛を含めて4頭しかいないので、20数頭の乳牛を飼っていた当時に比べると、とても冷え冷えしています。そこへこの寒さがやってきて、牛舎の水道は2日間凍ったままの状態です。牛たちの糞も凍ってカチカチでした。きょうは管理舎から何回も水を運び、牛たちに与えました。
 午前中に「しんぶん赤旗」日曜版の配達を終わらせ、その後、川谷地区へ市政レポート配布に出かけました。20数軒しかないのに、終わったのは午後3時ころになりました。ある一人暮らしの家を訪ねた時のこと、「寒いね、おらちは水道凍って困っている」と話をしたところ、びっくりする話が帰ってきました。そこの家では、もうかなり長い間、水道が出ないので、洗いものは雪を溶かしてやっている、飲み水はペットボトルで間に合わせている、ということでした。「何とかしてもらったほうがいいんじゃないかね」と言ったら、「おらは先長くないすけ、これでいいがだ」。何となくさみしくなりました。
 上川谷は今年5回目の訪問です。積雪は正確な記録を聞くのを忘れましたが、3メートル70センチくらいだと見てきました。前回訪問した際、家の周りの除雪をピーター(小型除雪機)でやっていましたが、雪が吹き込んで、いっぱいになっている家もありました。でも、みんな元気でした。どこの家からもお茶を飲んでいってくれと誘われましたが、きょうは遠慮してきました。というのは、上川谷へ向かう途中、大島区板山の従兄に偶然出会い、帰りに寄っていってくれと言われていたからです。
 板山の伯母の家は玄関の戸がなかなか開きませんでした。鍵がかかっているのかと思い、郵便入れの口から、「ばちゃ、おれだ、開けてくんない」と声をかけたら、伯母がニコニコして出てきて、「鍵なんかかけていないがだでも……」と言いました。戸は凍っていたのです。土蔵を改造した居間はとても暖かでした。コタツで1時間あまり眠らせてもらい、起きてからは、おでんをご馳走になってきました。寝ている間に、伯母は市政レポートを読んだらしく、「なかなかうまく書いてあるじゃ」とほめてくれました。
 板山からまっすぐ帰るつもりでしたが、母の実家のある大島区竹平まで足を伸ばしました。伯母と従兄の3人でお茶を飲み、たのしくオシャベリをしてきました。伯母は昨年3月に交通事故に遭ったのですが、その後、順調に回復し、とても顔の色も良く、安心しました。従兄からは大島区での豪雪対策の取り組みについて教えてもらいました。家に戻ったのは、午後6時過ぎでした。


2006年02月04日

糸魚川の新春の集いに参加

 案の定、すごい吹雪になりました。朝の早い時間など、たまに静かな時間帯もあるにはあったのですが、いったん風が吹き始めたら、車の前は真っ白になります。ライトをつけ、ゆっくり走りましたが、「しんぶん赤旗」の日刊紙、それと日曜版20部ほど配達するだけでも2時間半以上もかかってしまいました。残りの40部ほどの日曜版は明日、早朝配達することにしました。
 きょうは、糸魚川の党市委員会などが主催する新春の集いでした。昨年の市議増員選挙のことを中心に吉川の党組織、後援会の活動について話してほしいとの要請があり、後援会の人たちと3人で参加して来ました。高速道路は吹雪で交通止めとなっていましたので、朝9時半に出発して、一般国道を走り、2時間弱で到着しました。まず、明星セメントの近くの食堂で780円の日替わり定食を食べ、腹ごしらえをしました。魚の入ったお汁が美味しかったです。
 集いの会場も現地の人から案内していただいたので、すぐに分かりました。ここまではよかった。会場に着いてから、ハプニングが起きてしまいました。プロジェクターを使い、スライドをみてもらいながら話をする予定だったのですが、使えなかったのです。昨年秋から30数回、問題なく使っていたのに、パソコンからの信号が送れない状態を抜け出すことができずじまいでした。原因は基本的な操作ミスと思われます。このハプニングで、市役所の何人かの職員に助けを求めました。ご迷惑をおかけしました。糸魚川バージョンで作成した18枚のスライド・「2005年2月、越後よしかわに春一番が吹いた」は、苦い思い出と共に残しておきましょう。
 結局、スライドなしで話をすることになりました。想定外の展開に戸惑いましたが、何とか聴いてもらえる内容になったようです。懇親会では、妻と一緒に組合活動していた人や私の高校時代の友人(糸魚川出身)のことを知っている人もいて、楽しい交流ができました。もちろん、初めて話をする人がほとんどです。そのなかに、父親が50年以上も党活動をやっているというIさんがいました。小さい時から、選挙結果を親と共にみていた。地味な活動だったが50年も続けた親父はすごいと思う。彼のそんな話を聴いて、自分もそうなれたらいいな、と思いました。
 「春よ来い」の第62回、「母の自転車」を掲載しました。ご笑覧ください。


2006年02月03日

無題

 午前は市政レポートの原稿書きをしました。昨日の続きです。前々から書きたかった、母の三輪自転車にかかわるエピソードを書いてみました。あまり時間が無かったので、すぐに印刷、赤旗日曜版に折り込みました。印刷が終わって読み直したら、何ヶ所もおかしな表現があります。明後日の一般新聞に折り込む時には、訂正して印刷したものを入れたいと思っています。
 また寒波です。市役所で消防事務組合の会議を終えて外を見たら、かなり強く吹雪いていましたので、吹雪の影響をあまり受けないルートで家に帰りました。明日は糸魚川へ行く約束をしてあります。JRや高速道路がダメになった場合、国道は混雑することでしょう。何とか無事に行ければいいのですが。


2006年02月02日

克雪・利雪見本市

 ゆきみらい2006in上越がリージョンプラザなどを会場に開かれています。きょうは克雪・利雪見本市を中心に見てきました。会場内をゆっくり見てまわりましたが、私の知らない情報がたくさんあって、とても参考になりました。例えば航空レーザ測量による積雪深の計測、無雪期と積雪期の比較により正確なデータをこの方法で入手できます。尾神岳の山頂付近はどれくらいあるか、など知りたくなりました。また、地震調査研究などのために約20キロ間隔で全国に設置されている国土地理院の電子基準点パネルも興味深いものでした。
 克雪・利雪は最新情報だけでなく、昔からの取り組みがあり、それが文化となっているものもあります。代表的なものは高田の雁木でしょうね。雁木の歴史や写真パネルの会場で思いがけない人から声をかけていただきました。上越地域振興局の村山局長と高校時代の同級生・清水恵一さんです。清水さんは高田の町並み保存などで活躍している人ですが、きょうは彼のガイドでパネルの説明をしてもらいました。展示してあった写真には、野口化粧品店や内山金物店など同級生だった人の家などもあって、なつかしくなりました。清水さんの、わかりやすくて、親しみの持てる説明には感心しました。
 きょうは外は荒れ模様でした。リージョンの普段の駐車場が会場となっている除雪機械の展示もしっかり見たいと思っていたのですが、寒くて、さっと見て帰りました。展示してあったかどうか確認しないでしまったのですが、小型除雪機があれば、各社の機械の比較をしてみたかった。でも寒さに負けました。家に戻ってから、失敗したなと思ったのは、絵画展、写真展を見ないできてしまったことです。いろいろなことを考えていたら、会場の2階へ行くのを忘れ、うっかり外に出てしまったのです。明後日、糸魚川へ行く途中に寄れればいいがな、と思っています。


2006年02月01日

豪雪対策で市長あて要望書提出、夕方からは講演会

 忙しい1日になりました。午前9時半から、豪雪対策で市長に対して4回目の要望書を提出し、助役、関係部長などと交渉をしました。これは、先日の知事への要請と交渉の結果を踏まえて、弔慰金の支給、公営住宅の屋根の雪下ろしなど当面する課題を提起したほか、災害救助法の運用基準の見直しなどで提案をしたものです。応対した中川助役は、「日本共産党議員団の皆さんが4回も要望してくださったのは初めてのことだ。感謝する」と述べました。今回の要望書には問題提起も含まれており、今後、市側と意見交換、協議する場面もでてくるものと思います。
 午後からは市政レポート吉川版の作成にかかりました。今号は先月30日に開催された地域協議会特集です。コミュニティプラザ整備問題で急浮上した階段の改修のことや基本健康診査の自己負担金問題、ISOエコタウン吉川活動の終結についてふれました。残るは、「春よ来い」の第62回です。明日、時間をつくって書いてみようと思っていますが、書くテーマがいまひとつハッキリしないので、書けるかどうか心配です。
 夕方からは講演を2つ聴きました。1つは安塚区キューピットバレーでの矢野市議の講演です。テーマは雪国からのメッセージ。安塚町時代から取り組んできた「雪のふるさと安塚」のまちづくりの、これまでとこれからについての話でした。豪雪をどう克服するかから出発して、機械力を駆使した除排雪と新しい雪国のかたちづくり、興味深く聴きました。
 もう1つは、農民文学者・山下惣一さんの「農から見た日本」という話でした。こちらは頸城区の希望館での開催でした。私が山下さんの講演を聴くのは初めてです。新聞などで、批判精神にあふれた、切れ味十分の文章を読んできたので期待していましたが、氏の文章と講演内容の落差にビックリでした。率直に言って、「私は百姓、自分と家族の食いぶちを確保できれば、食料自給率がどうなろうが関係ない」などといった発言を氏から聞くことになろうとは思いもよりませんでした。その一方で、スイスなどヨーロッパ諸国が食糧自給を大切にしていることも紹介されていましたから、本音なのかジョークなのかわかりません。いずれにせよ、落胆して家に戻りました。


2006年02月投稿分

2006年02月に投稿された全てです。

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