住んでいるところが無くなるわけではない
上越地域14市町村の合併は来年1月1日となっていますが、関係市町村の通常の議員選挙は、きょう告示された三和村の議員選挙が最後となります。任期は3ヶ月あまり。確かに任期は短いですが、これから市町村間協議を行う地域自治組織をどうするのか、今後の村づくりをどうしていくのかなどについて大いに議論していく必要があります。ところが、候補者カーを出さない人が殆どで、ポスターを貼らない候補者も何人かいました。これではさみしいですね。というより情けない。
この点、橋本陣営は誠実でした。事前に全戸を対象にした住民アンケートを取り、住民要望を聞き、公約をまとめ、チラシで宣伝する、街頭からも訴える、このごく当たり前のことを今回の選挙戦でも貫きました。橋本候補とともに出陣式で訴えた関口荘六元村長の「たとえ合併しても私たちの住んでいるところが無くなるわけではありません。住むところがあるかぎり、どのようにして住みよいふるさとにしていくかが問われています」という言葉が胸を打ちました。
夕方、選挙戦は無競争が確定し、橋本さんの五選が決まりました。じつは、上越地域14市町村内での議員の選挙は、もう1つあります。来月7日告示の大潟町の補欠選挙です。きょう、三和村へ応援にやってきた大潟町の人が、「ひょっとしたらまたポスター作ってもらわなきゃならないかも……」と私に声をかけてきました。おそらく、地元支部で検討中なのでしょう。ポスター作成の手伝いがあればうれしいのですが、期待したいと思います。

ここはいろんな昆虫もいる、山野草もあり、木の実もある、そして展望台からの眺望は正に絶景ときています。同級生が来れば、必ず案内する場所の1つになっています。昨年も同じ時期にここに来ていますが、今年はセミの鳴き声が全くしないので驚きました。鳴き声はウグイスのみ。それとナナカマド、昨年は紅葉していたのに、今回はまだ、これからでした。多分、猛暑の影響だと思います。きょうの収穫はツノハシバミの実を食べることができたこと。これは木の実のなかでも絶品、くせのない味で、歯ざわりもいいので、昔はため池で水泳をした時に仲間と食べたものです。
カラを抜け出したばかりだったのでしょう、大きな木の根本にしっかりつかまっていたセミの羽は白く、風に揺れていました。
田んぼの中は、しばらく水をもらえなかったのでしょう、かなり深いひび割れができていました。
米山の山体をつくる鮮新世の火砕岩層と下位の中新世の小萱層の関係は不整合となっていますが、きょうの調査でも、新たな不整合露頭が見つかりました。これらは、いつ、どのように動いたのか。素人の私にはよく分かりません。しかし、グループの皆さんのコツコツとした調査によって、この大地のドラマが解明されるはずです。