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2008年12月投稿分

2008年12月31日

一年間ありがとうございました

 2008年も、あと3時間ほどになりました。まずは、この「ホーセの見てある記」を訪問してくださった皆さんに心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
 今年は年明け早々から市議選の準備、そして選挙戦と大忙しでした。100日間に及ぶ辻立ち、「こんばんは街頭演説会」、すだれ宣伝など私が初めて経験した取り組みは一生忘れることがないでしょう。吉川区内外から党派を超えたご支援をいただき、お陰様で定数1の議員選挙で2回連続当選することができました。
 改選後は党議員団の団長を務めることになったことで、これまでになく重い責任を意識しながら、市民生活を守るために奔走してきました。景気の悪化に伴って、生活相談は増え続けました。市政の重要問題も目白押しでした。その中で、党議員団として市民のみなさんの生の声をお聴きし、議会で市民代表として発言していく活動、そして初めての議案提案権の行使など、いくつかの新しい挑戦をしてきました。これらは今後の議会活動に大いに役に立つものと確信しています。
 新年は総選挙、市長選が行われる年です。どんなことが待ち受けているか分かりませんが、時間を作って重要課題を学び、国民本位、市民本位の政治実現めざして頑張っていきたいと思います。また、ホームページでは、「ふるさとの音の風景」「民話」なども発信していく予定です。どうか、これからもお付き合い下さいますように。それでは、よいお年をお迎えください。


2008年12月30日

お茶をご馳走になって

 きょうも「しんぶん赤旗」の集金活動でした。雨まじりの天候でしたが、この時期としては良い方です。午前8時半頃に家を出て、お昼も帰らず、夕方まで頑張り続けました。と書けば、お昼も食べないで頑張ったのではと思われるでしょう。それほど我慢強くありません、私は。じつは、お昼はある読者の方のところでご馳走になったのです。焼きソバとおにぎり、とてもおいしくいただきました。
 集金活動をしていると、何軒もの読者の方からお茶を誘われます。昨日も、きょうも数軒でご馳走になりました。お茶を飲んでの話題は様々です。ある家では、市政レポート最新号に載せた杉本真人の『吾亦紅(われもこう)』の話になりました。亡くなった母を想う歌ですが、この歌詞がとても気に入っているということでした。私はこの歌の歌詞で憶えているのは、「あなたに あなたに 謝りたくて」くらいなものでしたので、家に帰って調べてみました。お茶は飲んでみるものです。「親のことなど 気遣う暇に 後で恥じない 自分を生きろ」「あなたに あなたに 見ていて欲しい 髪に白髪が 混じり始めても 俺 死ぬまで あなたの子供…」。本当に良い歌詞ですね。
 お昼をいただいたのは牛飼い仲間だった家です。ここでは、偶然にも他の牛飼い仲間だった人もいて、牛の話になりました。最近のエサ高、昔の苦労話と話は尽きません。この中で、吉川区内でいまなお頑張っている2人の酪農家のうちの1人が近々やめるということを初めて聞きました。一緒にお茶を飲んだ人は、いずれも牛飼いをやめた時の切ない思い出を持っています。「今度、牛飼いだった人で、『同級会』(?)やろうよ」という話をして別れました。そういえば、来年は丑年です。
 きょうは、うれしいことに、「しんぶん赤旗」日曜版を読んでくださる方がまた増えました。


2008年12月29日

冬の食べ物

 夕飯のおかずは何にしようかと玄関周辺を見渡すと、白菜、ニンジン、山芋、大根が目に入りました。これらはいずれもわが家で入手したものばかりです。よく洗ってじっくりと煮込み、母の手作りユズ味噌で味付けをしてみました。先日もこれとほぼ同じ内容で作ってうまくいったので、大丈夫だと思ってはいましたが、とてもおいしい煮込み野菜が出来上がりました。
 きょうは朝からずっと新聞代金の集金でした。夕方、家に戻ったところ、仲間からヒラタケ(画像)が届いていました。これを使い、明日は別のおいしい煮物か炒め物を作ろうかと思っています。冬の食べ物はおいしいものばかりですね。
 市政レポート吉川版1377号、掲載しました。ご笑覧ください。


牛舎の下見板吹っ飛ぶ

 年末はいろんな相談ごとが持ち込まれます。今年の市役所は緊急経済対策などで窓口が開いているのですが、それでも休みだと思って、私の所へ電話が入ってくることがあります。この2、3日でも3件の電話がありました。そのうちの2件は年明けに対応することで納得していただきましたが、いまひとつは隣にある廃屋が倒壊した、何とかしてくれという相談でした。おそらく、ここ数日の強風が原因です。昨日はこの件で朝から午後3時近くまでかかりきりとなりました。幸い、関係者から動いていただき、解決することができました。
 夕方、「しんぶん赤旗」日曜版の集金から戻るとわが家の牛舎の様子がいつもと違うことに気付きました。牛舎の下見板が何枚も吹っ飛んでいたのです。これも26日からの強風被害です。わが家の牛舎の下見は6尺×3尺ほどの大きさではめ込み式になっています。今回の風で6か所吹き飛ばされてしまいました。このままだと吹雪いた時の雪が牛舎内に入り込みますので、また、仕事がひとつ増えました。


2008年12月27日

入院から1年

 このままでは危ない。すぐに救急車を。そう言われて、父を緊急入院させたのが昨年の12月27日の夜でした。その夜が山、翌日の朝までもつかどうかと心配して、病室で付き添った時のことは一生忘れません。夜明けまでの時間は長く、明るくなった時、これで山を越えたととてもうれしかったものです。
 あれからちょうど1年が経ちました。何回か高熱に襲われたものの、おかげさまで父はなんとか生きていてくれます。この間、入院先の医師、看護師さんなどにたいへんお世話になりました。また、親戚の皆さんをはじめ、多くの皆さんからご心配いただきました。心から感謝申し上げます。
 父の病状は、いまのところ安定しているように見えます。何をしゃべっているかほとんど聞き取れないのですが、熱がない時は語りかけると「あぁん」といった言葉で反応してくれます。母や私、妻、長女のことは分かるようです。数日前、久しぶりに39度を上回り、心配しましたが、それも乗り切ってくれました。昨日はいままでのなかでも最高に調子がよく、母と電話でまともに話をしていました(父と母の会話の音声記録)
 きょうは久しぶりに除雪ブルが出動しました。降雪は10数センチです。私は朝から「しんぶん赤旗」日刊紙の配達、市政レポートの印刷、「しんぶん赤旗」日曜版の配達、集金、党の会議と続きました。予報で言われたほど雪は降らなかったおかげで、助かっています。ここ数日は集金で大忙しとなります。


2008年12月26日

御用納め

 きょうは御用納めでした。午前は各派代表者会議があり、午後は市に対する新年度予算要求(画像)を行いました。いずれも短時間で終わったのですが、吉川区まで戻って仕事をするわけにもいかず、パソコンを使って、次号の市政レポートの準備をして過ごしました。
 市役所にいたのは夕方5時過ぎまで。さすがに、この日は、控室を訪れるお客は少なく、ほんの数人でした。でも、1年の最後となると、話題はこの1年間どうであったかというところに集中します。ひとりのお客は、党議員団はよくがんばったねとほめてくれました。具体的な話になったのは、図書館問題で議員団として取りくんだ緊急議会報告会、㈱よしかわ杜氏の郷問題での全世帯アンケート、そして12月議会での修正案の提出です。まだまだ不十分さがあるものの、いずれも今後の議会改革に影響を与える出来事だったと振り返りました。これらのことは議員団でも議論し、教訓をまとめておく必要があると感じました。
 きょうは、この冬一番の大荒れでした。夕方の電車は大きく遅れ、運休したものもありました。高速バスに乗って帰宅した妻もダイヤの乱れでたいへんだったということです。


2008年12月25日

音声も聞けるようにしました

 すでにお気づきの方もあると思いますが、この「見てある記」でも音声が聞けるようにしました。21日の「日曜日に…(2)キラキラ大作戦」、23日の「ほっとホットコンサート」には音声ファイルが入っています。該当箇所をクリックすると音が聞こえてきますのでお試しください。
 今後は文章表現や写真だけでなく、時々、音声も活用していきたいと思います。いうまでもなく、「冬の花火に大歓声」と書くよりも生の音を聴いていただいた方が臨場感があります。コンサートの最後にみんなで「ふるさと」を合唱しましたが、レコーダーを近くに置いたら、私のへたくそな歌まで入っていました。
 私のHPでは、これまで、ふるさと吉川の自然などを紹介してきました。今後は「懐かしい音の風景」などの収録にも努めていきたいと思っています。
 さて、きょうは、「しんぶん赤旗」の配達、集金と市政レポート作成で1日が終わりました。日刊紙を配達している時に、一面トップの見出しを見てびっくりしました。日本共産党の志位委員長とトヨタの幹部が党本部で話し合いをしたとあったのです。雇用の問題が深刻化するなかで、このようなことが実現したのでしょうが、それにしてもビッグニュースでした。時代が変わりつつあります。


2008年12月24日

芸術活動が活発なまち

 昨日のことで、もうひとつ紹介を忘れていたことがあります。ほっとホットコンサート会場の入口に飾られたCG作品についてです。CG、コンピュータグラフィックスというのは、コンピュータを使って画像を作成すること、またはその作品のことをいいます。会場入口に飾られていたのは原之町在住の細井一貞さん制作の素敵なCG作品です。2008年度にいがたデジコングランプリ優秀賞に入った「雅‐Ⅲ」など数点の作品のうち、一点だけ写真で紹介します(画像)のでごらんください。
 細井さんは、ごキョウダイもお父さんも絵を描かれる家庭で育ってこられました。これまで教育活動のかたわらCG作品を制作、発表されてきました。私は市展に出品されたものをいくつかみさせてもらいましたが、人物画も抽象画も群を抜いています。吉川区には、音楽の分野だけでなく、他の芸術活動でも活躍されている人が多いことを感じます。うれしいですね。
 なお、細井さんの他の作品は細井さんのホームページでも公開されています。ぜひ訪問してみてください。
 
 きょうは一日中、市役所で新年度予算要望に関する文書の整理をしました。午後からは平良木議員とふたりきりの作業となりました。もうひとふんばりです。


ほっとホットコンサート

 このところ吉川人のいい調子が出てきましたね。先日、春日山町のラ・ソネで吉川区在住の山岸協慈さんがギターコンサートを成功させたことが話題になりました。次は先週の日曜日のクリスマスキラキラ大作戦です。こちらも小雨の降る中、見事に盛り上げ、「吉川区、ここにあり」とアピールしました。そして昨日の「ほっとホットコンサート」、吉川コミュニティプラザの多目的ホール満杯の観客が音楽を楽しみました。
 昨日のコンサートは吉川中学校の吹奏楽部の金管6重奏から始まりました(画像)。同部はこの夏、吹奏楽コンクール新潟県大会で金賞をとったばかり。今回は吹奏楽部の1、2年生がドヴォルザークの「4つの合唱曲」などを聴かせてくれました。演奏したのは9人ですが、そのなかに私が1月から4月にかけて辻立ちしていたときに「おはようございます」と元気に声をかけてくれた生徒が2人もいました。「がんばっているんだね」と声をかけたくなりました。
 柿崎区でこの春に結成したばかりというフォークトリオ、『あぜ道』のみなさんの歌は初めて聴きました。滝澤ちず子さんの「涙そうそう」、平田優一さんの「われもこう」、良い歌でした。しっかりとした歌声につられて一緒に歌い出しそうになる。そんな雰囲気がありました。司会者に将来の夢はときかれて「紅白歌合戦出場です」に大きな拍手が送られました。
 山岸協慈さんのギター、関澤章子さんのフルートはこれまで何度も聴いてきました。二人とも吉川区の誇る演奏者です。きょうは関澤さんの「EARTH」にすっかり魅せられました。目をつむると、宇宙に浮かぶ地球がイメージできました。
 最後はチェコから前日帰ったばかりのピアニスト、市村幸恵さんです。ショパンの「別れの曲」、ベートーベンの「月光第3楽章」を力強く弾いてくれました(画像)。チェコに行って10年になったそうですが、帰省する度に、こうして地元で演奏してくれるのはうれしい。大拍手です。
 昨日のコンサートの主催は吉川区の「夢をかなえる会」です。「音楽コンクールで金賞をとりたい」「保育士になりたい」「公務員になりたい」「紅白に出たい」。演奏者がそれぞれ自分の言葉で夢を語る場面は時々笑いもあって、とても良かったです。
 最後は参加者全員による「ふるさと」の合唱でした。ここをクリックしてお聴き下さい


2008年12月23日

ビラを頼りに

 伯母を大島区の家に送る途中でした。携帯電話が鳴ったので出ると、見知らぬ人からの電話です。「親戚のことで相談したいことがあるので時間を作ってもらえないか」ということでした。大島区からの帰り道、電話をくれた人と約束した家に行くと、4人の人たちが私を待っていてくれました。相談内容は書けませんが、「困った時は橋爪法一へ」という1枚のビラを頼りに私に電話をかけてきたことがわかりました。昨晩は眠れなかったという人が、「来てもらってよかったね」。こういう言葉が聞けた時はうれしいですね。年末、いろんな相談が寄せられる時期です。


2008年12月22日

今年最後の地域協議会

 朝から夕方まで市役所で過ごしました。主な仕事は、議員団ニュースの作成と新年度予算要求のまとめの作業です。議員団ニュースは、「しんぶん赤旗」日曜版の発行に合わせて編集していますが、今号は1月4日号との合併号ですので、それにふさわしい編集をしようと4人の議員の新年の抱負も入れました。新年度予算要求の方は、26日に市長に申し入れることになっています。いくつか整理が必要となっていますので、完成するのは24日にずれ込みそうです。
 夕方からは吉川区地域協議会でした。区内にある道の駅の管理はこれまでの指定管理者にまかせていましたが、来年度から直営に戻す諮問が出され、諮問どおり答申することが決まりました。市の施設は1000近くありますが、直営に戻す事例はまだ数例しかありません。今後、財政面での検討から直営に戻す事例が増えそうな気がします。この日の地域協議会では、㈱よしかわ杜氏の郷の新役員体制などの報告も行われました。
 会議が終わってから忘年会でした。今年は地域協議会にとって、改選後、いきなり大きな問題が投げかけられたこともあって、たいへんな1年となりました。会長さんが挨拶の中で、「今年の吉川区内での流行語大賞は『損失補償』でした」と振り返っておられましたが、みんなで労をねぎらい、楽しいひと時を過ごしました。


2008年12月21日

日曜日に…(2)キラキラ大作戦

 ふるさと吉川を輝かせるにはどうしたらいいか。今晩、平成6年まで旧吉川町役場庁舎があった広場で行われたクリスマス・キラキラ大作戦に参加してみて、「うーん、やるねぇ」とすっかり感心してしまいました。ツリーを飾る。孟宗竹を利用して蝋燭を並べる(画像)。屋台を出す。そうした会場に子どもたちを集めてマルバツ(○×)ゲーム、ビンゴゲームなど、楽しさいっぱいの遊びを用意する。そして最後は冬の花火です。たくさんの明かりが輝き、参加者の目も輝いていました。
 クリスマス・キラキラ大作戦は今年で4回目となります。実行委員会のみなさんが、少しでも吉川区を元気づけようと、計画・準備をしてくれました。本当は少し雪があるともっとムードは高まるはずだったのでしょうが、今年の場合はどうしようもないでしょう。今晩は生憎の小雨となりましたが、参加者はゲームやクイズで湧きました。花火の時は最高に盛り上がりましたね(画像)(音声はこちら)。参加者の中には吉川区以外からも来て下さった方々もあったようです。300人くらいは集まったように思います。
 私はこの作戦には初参加です。まず屋台でワンカップを買い、うどんを食べ、ゲームを観戦、いや参戦しました。ビンゴゲームで景品をゲットしましたから。実行委員会のメンバーのほとんどは、夏の越後よしかわやったれ祭りの時と同じです。子どもたちと楽しくゲームをやるのがじつにうまい!今晩はお酒を少しいただきながら、メンバーの皆さんとこのイベントのことやまちづくりについて語り合いました。


日曜日に…(1)季節はずれのスイカとフウキ味噌

 朝から「しんぶん赤旗」の配達と集金で忙しく動きました。途中、ある家でお茶をご馳走になったところ、めずらしいものを見せてもらいました。夏に採れたスイカ(画像)です。なんでも、冬に食べるために毎日転がして、保存しているんだそうです。外見を見ても腐った様子はまったくありません。昨年も1月に美味しく食べたそうです。こういう保存方法があるなんて初めて知りました。ここの家とは父も母も昔からお付き合いをさせてもらっています。「おじいちゃん、どんな具合だね」と聞かれたので、先日、病院で収録した父の声(といっても、ちょっぴり歌っただけですが)を聞いてもらいました。
 その後、吉川区の一番奥の集落まで行ったので、久しぶりに大島区板山の伯母の家まで足を伸ばしました。伯母は先週に土曜日にわが家に来たばかりですが、ゆっくりと泊まっていきたそうな顔をしていたのが気になっていたものですから、きょうこそ泊まってもらおうと迎えに行ったのです。わが家まで到着すると、すでに母はいつものようにいろいろな食べ物を用意していました。そのひとつに、この12月に採れたばかりのフキノトウを使ったフウキ味噌(手前のビンに入ったのがフウキ味噌)がありました。この時期にフキノトウとは、これまためずらしい。お餅にフウキ味噌はぴったり合いますね。


2008年12月20日

高橋秀雄さん逝く

 吉川区尾神の高橋秀雄さん(81歳)が亡くなり、きょう、ご自宅で告別式が行われました。
 高橋さんは私の父と同じ昭和2年生まれ。家畜商、材木の取引、それに町議会議員を6期やっておられたやご長男が郵便局長をされていたこともあって、大勢の人たちが参列しました。家の中も、前庭も人でいっぱいになりました。私が尾神地内で見てきた告別式の中では、これまでで最高の集まりでした(画像)
 わが家が牛を飼っていたことや父が集落の役員をしていたこともありますが、私も一緒に町議をさせてもらったこともあり、高橋さんとはいろいろとお付き合いをさせてもらいました。車ですれ違っても、頭を低くして挨拶される人でしたので、「挨拶は高橋さんのように」とよく言われたものです。高橋さんは面倒見の良い人でした。世話好きな人でもあり、仲人をした件数は20前後にものぼっていたように記憶しています。
 きょうは12月だというのに、青空が広がる最高の天気でした。高橋さんのご自宅から見える尾神岳周辺の景色は見事で、こんな日に旅立てるとはうらやましいかぎりです。ご長男が挨拶の中で、「自分の家から出してくれというのが父の遺言でした」と言っておられましたが、晴れた日で良かったです。それにしてもこの天気はどうしたのでしょうね。先日はキクザキイチゲが咲いたことを紹介しましたが、きょうは、オオイヌノフグリが咲いているのを見つけました(画像)


定例議会終了後一日目の動き

 定例議会が終わった翌日というのは議会の余韻が残っていて、市民の様々な反応が聞こえてきます。いつの定例会後もそうなのですが、誰々の質問はどうだったかとか、どこどこの会派の態度は理解できないなどです。
 昨日はいつも以上にいろいろな疑問や評価の声が聞こえてきました。そのなかのひとつ、委員会と本会議で賛否が違っていいのか、についてふれておきたいと思います。これは基本的には同じでなければなりません。ただ、委員会終了後、いろいろな動きがあって、賛否を変えざるを得ない事態があれば、変更はありうることです。㈱よしかわ杜氏の郷問題では、私たちが取り組んだアンケート結果を重く受け止めて態度変更してくれた議員もいましたが、これへの批判はあたりません。
 私たちの取り組んだアンケートが思わぬ波紋を呼んでいることもわかりました。住民投票条例についてです。これまで、総務常任委員会などで議論してきましたが、地域限定、例えば、関係する地域自治区内に限定した住民投票を考えてもいいのではないかという声です。今回の㈱杜氏の郷のような問題で、民意をしっかり把握する必要がある時に、こういう規定があれば、確かにいいなと感じます。ただ、地域限定となると、法務上、どうすればいいか十分検討しなければならないと思います。
 昨日の午前、㈱よしかわ杜氏の郷の臨時株主総会があって、その結果をホームページや市政レポートですぐに報道したところ、びっくりされました。報道のスピードがこれほどインパクトのある要素だとは思いませんでした。それだけではありません。新役員の顔ぶれも衝撃を与えたようです。経営再建に向けてのすごい布陣だという評価の声とともに、何でという声も聞こえてきました。どういう評価があろうと、新経営陣にはがんばってほしい。


2008年12月19日

㈱よしかわ杜氏の郷の新役員決まる

 最新情報です。㈱よしかわ杜氏の郷の臨時株主総会が19日午前、吉川コミュニティプラザで行われました。議案は、募集株主の件、定款の一部変更、現役員退陣に伴う役員の選出など4件でした。
 臨時総会に出席したのは約50人で、総会での質疑はなかったとのことです。
 注目の新役員体制については総会で選出された後、役員会が開かれ、決まりました。代表取締役社長には村山秀幸氏(上越市副市長)、代表取締役専務に金沢幸彦氏(大潟区)が就任しました。また、取締役に服部武氏(JAえちご上越)、矢澤源一郎氏(吉川区)、保坂秀明氏(吉川区)の3氏が、監査役には渡辺武敏氏(安塚区)、上野英夫氏(吉川区)の2氏が就任することになりました。
 この情報を含め、市政レポート1376号をアップしました。トップページからお入りください。
 


2008年12月18日

3会派共同で修正案提出

 12月議会の最終日でした。深夜、上野議員宅から戻って、3時間ほど睡眠をとり、「しんぶん赤旗」の早朝配達をした後、午前7時55分には市役所に到着しました。議員としては一番早い登庁です。早く市役所に行ったのには理由があります。これまで準備してきた議案の修正案、及びその趣旨説明を議会事務局の力も借りて最終チェックしたかったこと、そして他会派議員にも働きかける時間が欲しかったからです。

 午前9時からは議会運営員会です。それまでにチェックを終え、議運に修正案を配布しなければなりませんでした。8時20分には用意した文書のチェックを終え、後は他会派との交渉です。議案提案権は日本共産党議員団が春の市議選で4人になったことで獲得していますが、行使にあたっては幅広く同調者を集め、行使したいと考えていました。私の次に市役所に到着した議員は、一人会派「一人会爽創」の滝沢一成議員でした。彼に修正案について説明し、議案の提出者に加わってもらいました。それから、同じく一人会派「緑の会」の中川幹太議員にも名を連ねてもらいました。あと、複数議員で構成しているいくつかの会派の議員と話をしましたが、代表がまだ来ていなかったり、会派として検討してもらう時間がとれないことなどから同調を得るには至りませんでした。修正案提出の最終判断を昨晩にした以上、時間の制約があり、これが限界でした。

 党議員団メンバーには8時半に集合するように連絡しておきました。それぞれ討論原稿を用意するなどの任務分担をしてありましたから、そのチェックと、議案提案権行使及び一連の議案への態度表明などで最終確認をしました。本会議開会前の時間帯で、きょうほど緊張感あふれた日は経験したことがありませんでした。

 議運が終わり、本会議は午前10時開会です。常任委員長報告に続いて、上野議員が登壇し、一般会計補正予算案の修正案を提案しました(画像)。修正案は、㈱よしかわ杜氏の郷出資金1億2200万円を減額し、14款予備費に同額計上するという内容です。

 同議員は説明の中で、「これまでの質疑のなかで市当局は、市とJAえちご上越、㈱よしかわ杜氏の郷の間で再建策について協議を継続中であり、『全体的なことについては、現役員とJA、それから市の間でいわゆる議会に提案する内容のすれ違いがないように覚書はかわしていきたい』と答弁してきた。ところが、議案を本会議で採決するきょうの段階になっても、覚書が交わされたのかどうか、最新の合意内容はどうなのか明らかにされておらない。これまで、民間スポンサーの問題ひとつとってみても、より具体的な説明をと求めても、市当局は、いま少しの時間をいただきたい、という言葉を繰り返してきた。市議会に対する結果報告はいまだにない。日本共産党議員団では、こうしたなか、吉川区の全世帯を対象にしたアンケートに取り組んできた。内容的には、11月中旬段階での3者合意をふまえた設問だが、このうち、1億2200万円を市が増資することについては60.8%もの人たちが反対の意思表示をされた。また、会社の再建存続に関しても61%の人たちが『やめたほうがよい』と回答された。このアンケート結果は重くとらえなければならない。いうまでもなく、11月中旬段階ときょうの段階では、3者合意の中身に新たな展開があるはずだ。最新の合意内容を十分に説明した後、改めて、吉川区住民の皆さんの民意をしっかりと把握する必要がある。それゆえに、いったん、㈱よしかわ杜氏の郷出資金を減額して予備費に計上しておく。そして、吉川区住民の皆さんの合意が得られた場合は、所定の手続きを経て予算執行するという形をとるべきだ」とのべました。

 この修正案についての質疑はありませんでした。どういう質問が出るか、質問が出た時にどう答えるか、昨晩から上野議員と準備をしてきたものの、緊張しました。これまでの具体的な経過など踏み込んだ質問があれば、私が答弁する以外にないと思っていましたから。修正案は賛成少数で否決されましたが、修正案に名を連ねた6議員のほか、「一義の会」の永島義雄議員も賛成してくれました。うれしかったですね(修正案の採決)

 原案の採決にあたって党議員団は、棄権しました。理由は、市とJA、会社が最終合意した内容を議会や市民に示さない。その内容で民意も確認しない。そういうなかでは、賛成も反対もできないと考えたからです。採決の結果は反対が3で、賛成多数で可決成立しました。

 私たちはこれまで、㈱よしかわ杜氏の郷をできたら残したい。しかし、その場合、①市、JA、会社の役割と責任が明確になっているかどうか、②今後の経営改善計画が現実的で実現可能なものになるかどうか、③経営改善計画をしっかりとになえる新経営陣が登場するかどうか、④(3者合意などを)吉川区住民に十分説明し、ぜひこれでやってほしいという意思確認がされるかどうか、が判断のモノサシになるなると繰り返しのべてきました。今回のような状況の中で、市議会が結論を出したことは残念に思います。

 今晩、上野議員から電話が来ました。市が緊急経済対策本部を設置し、雇用対策などに乗り出したことがうれしかったのです。上野議員が一般質問で提案したことといくつか同じ内容が入っていたこともあって、「質問して良かったよ」と声がはずんでいました。きょうもそうでしたが、今定例会では、平良木議員といい、上野議員といい、わが議員団のメンバーがいい働きをしてくれました。

 
 


休みます

 明日の議会で、㈱よしかわ杜氏の郷への出資金を含んだ補正予算にどう対応するかで上野議員などと議論をし、少し前に帰ってきたところです。いまは午前1時23分です。一日の中で緊張する場面が多く、すっかり疲れました。きょうは、もう休みます。


2008年12月16日

一般質問最終日

 昨日から生活相談が2件あって、きょうは早朝から動きました。そのうちの1件は、相続問題です。昨晩電話があり、一時も早く来て相談に乗ってほしいと言われていました。朝早く起きてそのお宅に出かけましたが、予想外に簡単なことだったのでホッとしました。どんなに簡単そうに見える問題であっても、相談者の方が重大だと認識されていることが多いのが実際です。うまくいってくれるといいのですが。
 市議会は一般質問の最終日でした。これまで木浦市長を評価していた議員が、市長の姿勢の変化を執拗と思えるほど追及していたのが印象に残りました。一般質問の初日の日記に「市長派の論戦が変わり始めた」と書きましたが、きょうの質問は事実上の「市長との決別宣言」という感がしました。
 昨晩の㈱よしかわ杜氏の郷アンケート結果は大きな波紋を呼んでいます。きょうは他会派議員が次々とわが議員控室にやってきて、杜氏の郷についての議論をしました。アンケート結果をどう見て、議案にどう対応するか。夕方から、党議員団で意見交換しましたが、慎重な対応が必要だということになり、結論を出すには至りませんでした。明日は朝から一日中、忙しい日となりそうです。


2008年12月15日

㈱よしかわ杜氏の郷に関するアンケート結果

 日本共産党議員団が吉川区で実施した㈱よしかわ杜氏の郷に関する全世帯アンケートの開封・集計作業(画像)を行いました。その結果、㈱よしかわ杜氏の郷の長期借入金を一括返済するために、市が1億2200万円の増資を行うことに反対の回答が60.8%にもなりました。また、㈱よしかわ杜氏の郷を再建・存続させることについても「やめた方がよい」が61%にのぼりました(集計円グラフ)
 アンケートをとる前に、日本共産党議員団や私の議会報告会を吉川区内11会場で行ってきました。そこでは賛否両論が出され、どちらかというと反対が多かったのですが、まさかこれほど差が開くとは思いませんでした。党議員団では明日中に団会議を開催し、18日の議案採決にあたっての態度を決める予定です。
 今回のアンケートは、吉川区内の全世帯(1551世帯)を対象に区民の意向を確認するために実施したものです。回答は608通寄せられました。回収率は39.2%です。この数値は、これまで私たちが吉川区内で何回か取りくんできたアンケートのなかでは最高記録となりました。それだけ関心が高かったといえるでしょう。今晩の開封・集計作業は吉川コミュニティプラザ3階大会議室で公開で行いました。開封作業は私の後援会の人たちからも手伝ってもらいました。また、緑の会の中川幹太議員からは立会をしてもらいました。ありがとう、幹太さん。マスコミ関係では、新潟日報とJCV(上越ケーブルビジョン)が取材に来ていました。
 
 よしかわ杜氏の郷 アンケート集計

【質問1】市は、㈱よしかわ杜氏の郷の長期借入金を一括返済するために、1億2200万円の増資を行うとしていますが、あなたはどのようにお考えですか。

賛成160(26.4%)
反対369(60.8%)
わからない71(11.7%)
無回答7(1.2%)


【質問2】市は、質問1の増資分を吉川区の地域事業費から支出するとしていますが、あなたはどのようにお考えですか。

賛成74(12.2%)
反対483(79.6%)
わからない42(6.9%)
無回答8(1.3%)


【質問3】市は、1億2200万円の増資のほか、これまでの経営陣の刷新、JA、民間事業者の協力などによって、㈱よしかわ杜氏の郷を再建・存続させたいとしています。あなたはどのようにお考えですか。

存続177(29.2%)
やめる370(61.0%)
わからない53(8.7%)
無回答7(1.2%)


【質問4】市は、㈱よしかわ杜氏の郷の現経営陣の責任の取り方として、現経営陣が、⒜会社への貸し付けや報酬の返還分を含め2100万円を出資する、⒝役員をやめ経営から手を引くなどとしています。この責任の取り方について、あなたはどのようにお考えですか。

責任果たすことになる127(20.9%)
責任果たすことにならない415(68.4%)
わからない54(8.9%)
無回答11(1.8%)
                      

【質問5】自治基本条例では、議会、議員も市民への説明責任を果たすことが求められています。この間、私たちは市政レポートなどで議会の様子をお伝えするとともに、何か所かで皆さんのお考えを聴く場を設けてきました。このことについて、あなたはどのように感じておられますか。

責任を果たしている309(50.9%)
責任を果たしていない133(21.9%)
どちらともいえない142(23.4%)
無回答23(3.8%)
                        


2008年12月14日

新しい親戚

 久々に緊張しました。次男が来春結婚する予定ですが、市内の割烹で彼女のご両親との昼食会を行ったのです。ひと昔前で言えば、結納のようなものでしょうか。若い二人はもう5年ほど付き合いをしているのですが、ご両親と会ったのは今回が初めてです。きょうの昼食会はそれぞれの両親の顔合わせをと二人が計画し、準備してくれました。
 彼女のお父さんは職人さんと聞いていました。かなり厳しい人ではないかと勝手に想像していたのですが、気持のやさしい方でホッとしました。偶然にもビール党で、しかもキリンラガー派である点は私と全く同じ。手の指は乳しぼりをしていた私に負けないくらい太く、働き者の職人さんらしい感じがしました。びっくりしたのは焼いたヒラメの食べ方です。頭の部分と骨をほんの少し残して見事にというか、きれいに食べる点にみんなの目が集まりました。私もきれいに食べる方ですが、私以上に食べられる部分を徹底的に食べる、これには圧倒されました。では、試しにどこまで食べられるのかと私も挑戦したところ、ほぼ同じレベルまで食べることができました。ここまで食べると、残物をもらったネコはがっかりするかも知れません。
 ちょっと余計なことを書きました。何よりもありがたかったのは、次男のことをよく理解していてくださり、二人の付き合いをあたたかい目で見ていてくださることでした。きょうは、初めてとはいえ、話がはずみ、3時間ほど一緒に楽しい時間を過ごすことができました。彼女のご両親も近くの山に行ったり、温泉に入ったりすることが好きだということがわかり、今後、一緒に出かけることも出来そうです。
 


2008年12月13日

まだ12月だというのにキクザキイチゲが…

 感激です。まだ12月だというのに、私の大好きな野の花であるキクザキイチゲが咲き始めたのです。「おまんに教えてやろうと思ってさ。なんて花だっけ、春一番に咲く花?」そう言って、私にこの情報を教えてくれたのは従姉のミコちゃんでした。わが家に遊びにやってきた大島区板山の伯母と一緒にお茶を飲んでいた時のことです。
 この情報を聴いてじっとしていられる私ではありません。従姉が見かけたという場所へ行くと、まだ咲き始めたばかりの薄紫色の花がいくつもあります。まちがいなくキクザキイチゲでした。雪解けのころ、大地から芽が出たときの姿は何度も見ていますので、一目で確認できました(画像)
 きょうは柿崎区でロウバイの花が膨らみ始めているのを発見して、今年も暖冬だな、と思っていたところでした。先日降った雪もすっかり消えました。このキクザキイチゲは、春になったと勘違いしたのかも知れません。それにしても、この花と久しぶりに出合う時の感動はどこからくるのか。


他会派の質問に学ぶ

 おはようございます。昨晩は少しアルコールを口の中に入れただけでぐっすりと眠ってしまいました。一般質問が3日連続であり、疲れがたまっていたのかも知れません。
 さて、昨日の一般質問では6人が登壇しました。いずれも他会派議員の質問でしたが、とても勉強になりました。何人かの質問にふれたいところですけれども、きょうはフル回転で「しんぶん赤旗」日曜版を配達しなければなりませんので、市教委の「スク-ルバス等運行の新基準(案)」に関する柳沢周治議員の質問についてだけふれておきたいと思います。同議員の質問は論点整理のうまさと切り口に鋭さがあることで定評があります。きょうの質問展開は、その背景に日頃の勉強の積み重ねがあることを感じさせるものでした。
 今回の問題は13区の住民にとって極めて関心の高い住民サービスだ。14通りの方法をひとつにまとめようというのですからなかなかむずかしいところがあると思うが、着地点を誤ると「こんな合併ならごめんだ」ということになりかねない。こう切り出した同議員は、まず見直しにあたっての基本的な理念を問います。そのなかで、「自分が考える理念は教育の機会均等という理念だ。(そこから出発すると)この問題では、2つの視点が大切になってくる。ひとつは、同じ教育を受けるのに様々なハンディを軽減するという視点。いまひとつは、子育て支援から軽減を図るという視点だ。どう考えるか」とのべ、質問を展開しました。
 続いて同議員は、教育長にゆだねられた「特例の範囲」について切り込みます。これは、小学校3キロ、中学校5キロという通学距離以下のところにたいする支援の「特例」ですが、そもそも3キロ、5キロという通学距離を線引きの根拠にしたことが適当であったかどうかと疑問を呈し、一定基準以下、地域事情の範囲というものが見えてこない。いままで認められてきたケースが認められないとしたら問題だ、とせまりました。通学支援の線引きとなった3キロ、5キロというのは合併協議の合意事項ですが、そこまで踏み込んだ質問は、いつも市民の目線で考える視点を持っていないと出てこないものです。
 柳沢議員の今回の一連の質問は私の一般質問とダブるものです。同議員の質問で、改めて「教育の機会均等」の重みを感じました。このやり取りを聴いていて頭に浮かんだのはこの春だったでしょうか、岩波のブックレット(『格差社会と教育改革』)に載った北大の山口二郎さんと東大の刈谷剛彦さんの対談でした。きょう、明日の時間の中でもう一度読み直して、同議員の質問をさらに深められればいいなと思っています。


2008年12月11日

人探し

 先日、妻と一緒に長峰温泉に行った帰りのことです。星空を見ていて、突然、一人の「少年」を思い出しました。名前は柴山貴彦さんといいます。いまから40年ほど前に新潟で家庭教師をしていた時の教え子です。とても素直ないい子どもで、何よりも星が好きな子どもでした。どうしているか知りたくなり、インターネットで検索してみたものの、見当たりませんでした。たぶん、名前の漢字が違っていたのでしょう。がっかりでした。元気でいれば、40代の男性です。
 そういうなか、東京都在住の60代の女性から3日ほど前、手紙が来ました。ご自身のお連れ合いと学生時代付き合いのあったある男性がおられたのですが、その人の奥さんを知っていないかという問い合わせでした。その女性は、インターネットで検索していたところ、私のホームページに探している人の手がかりを見つけたのです。こちらも40年ほど前の人を探しておられたのです。私はすぐに連絡を取り、お役に立てたのですが、きょう、お礼の手紙が届きました。前回は6枚もの手書きの手紙、今回も3枚にもおよぶ手紙でした。こういうこともあるのですね。感激でした。
 きょうは一般質問の2日目でした。きょうも6人の質問で終わりましたので、明日の私の出番はなくなりました。私は15日の午前となる可能性が高くなりました。


2008年12月10日

市長派の論戦が変わりはじめた

 市議会はきょうから5日間、一般質問です。事前に配布された通告一覧表を一読して、これまでと論戦が変わりそうな予感がしました。これまで木浦市長を支えてきた人たちの質問内容を見て、これまでよりも市長との距離が長くなったことを感じたのです。なかには、距離が長くなるというよりも、不支持へと発展しそうなものまで出てきました。
 実際、きょうの質問の展開はその通りの展開となりました。「世の中で一番悲しいのは仕事がないことだ。この程度で緊急対策と言えるか。来年の前倒しでしかないではないか。いまの(不景気の)現状を生身で感じてほしい」。経済の低迷に対する対応に生ぬるさを感じて、思い切った緊急財政出動への転換を求めたのは江口議員でした。3年前の市長選では、昼休みにもかかわらず、上越大通りでドライバーに手をふっていた人です。今年からコメの生産調整配分の方法が中山間地に不利になったと、元に戻すよう訴えた武藤議員からは、「最近、市の幹部の顔が見えないと言われている」と苦言。創風クラブ代表の滝沢議員は、同クラブの議員が3か月前、保倉川放水路問題で市長が地元に入るように訴えたにもかかわらず、入っていないことを厳しく指摘しました。いくら、質問の最後に、「市長への激励だ」と言っても、それまでの発言は明らかに不満の表明と受け取れる内容でした。
 市長選まであと1年を切りました。「公約した92項目中83項目について目標を達成した。どの分野も90%以上の達成率だ」「おしなべて成果をあげたと評価している」と言う木浦市長ですが、再出馬については、今回も、「忙しくて、じっくり考えるゆとりがない」と態度を明らかにしませんでした。


2008年12月09日

市民の意見を尊重すること

 市の政策立案などの段階で市民の意見を聴く手続きを定めるパブリックコメント条例づくりが大詰めを迎えています。きょうは総務常任委員会でその素案が示され、調査が行われました。
 この条例づくりで私が最もこだわってきたのは、市に提出した意見をとことん尊重する内容にすることでした。それは、直江津図書館問題でパブリックコメントが行われたものの、意見の提出者に対して意見をどう扱ったかお返ししないうちに議会提案されたことが頭にあったからです。一生懸命考え、こうしたらどうだろうと提案した人たちにとって、とくに提案が採用されなかった人たちにとっては、じつに不愉快なことだったはずです。「意見や提案を尊重する」ということはどういうことか。そこでは、採用するかしないかも大事ですが、採用しなかった時に、なぜ採用しなかったかについて市の考えをキチンと示して次の段階に進むすことが重要なポイントのひとつだと思うのです。
 今回の上越市の素案では、この点で、大きく一歩を踏み出した内容になりました。素案では、「市長等は、提出された意見を尊重し、計画等の意思決定を行わなければならない」「意思決定を行ったときは、速やかに提出された内容及び提出された意見に対する市長等の考え方を公表しなければならない」という文言が入ったのです。きょうの会議で市側は、提出された意見についてどう扱ったかを速やかに明らかにしたうえで次の行動段階に進むことを条例の逐条解説でより詳しく書き込みたいとものべました。
 お昼の休憩時間、党の議員控室では、直江津図書館問題での論戦が実ったね、と話題になりました。


2008年12月08日

㈱よしかわ杜氏の郷への増資、委員会で可決

 今議会で最も注目されている文教経済常任委員会が開かれました。きょうは、㈱よしかわ杜氏の郷を中心とする第三セクターについての質疑が活発に行われました。
 市が管理している施設については指定管理者制度を導入しているところがほとんどです。今回、いくつかの施設で、指定管理者の指定が議題になりました。議論のなかで注目したことのひとつは、永島委員の発言です。永島委員は、選定委員会の構成メンバーをどうするかについて、「実際、経営に携わっている人が少ないのではないか。現場で汗水だして働いた人を入れた方がいい」と提案しました。これは一考に値するものだと思いました。また、党議員団の上野委員は市が議会に報告している「出資法人等経営状況報告書」の中の「経営状況の予備的診断」の評価の仕方について言及、A1(単年度黒字。健全又は複数年の経過で判断を要する)という評価をしてしまうことが会社経営の総合的な判断として良好であるとみなされてしまいがちであり、問題だとのべました。この点は先の総括質疑でも矢野議員が問題にしていましたが、再検討すべき課題だと思います。
 さて、㈱よしかわ杜氏の郷へ市が1億2200万円の増資をする問題です。3日の総括質疑から5日を経過していますので、きょうの時点でどれだけ深まるか、3者協議での新たな到達が報告されるか、大きな関心を持って傍聴しました。
 結論から言うと、期待した新たな報告はほんのちょっぴり、議論もほとんど深まりませんでした。何人かの委員が会社の新役員体制について、もっと踏み込んだ答弁をと求めましたが、答弁は3日の総括質疑のレベルと比べてもあまり深まりのないものとなりました。例えば、「市として(社長をどうするかなど)どういう提案をしていく予定なのか」という質問がありましたが、提案ともいえる言及はまったくありませんでした。
 これまでよりも一歩踏み込んだ答弁があったのは民間からの役員、吉川区からの役員に関してぐらいなものです。澤海産業観光部長はそれぞれについて、「酒の業界というよりは杜氏の郷のいまの販売ルート、いまの支配人とも協調しながら売上を伸ばしていける人材」「区民の方から認知していただける方はだれか、ファンクラブや地域協議会などの方から意見を聴いている」とのべました。あとは、「最終的な調整をしているところ。もう少しの時間をいただきたい」との繰り返しです。この言葉は、これまでの委員会でも何回も使われてきた言葉です。この時点に来ても、まだ使わなければならなかったのでしょうか。
 きょうの委員会での議論は役員体制、市と地域協議会との関係に関するものが中心でした。最後の採決、これは増資分を含んだ一般会計補正予算ですが、党議員団の上野委員と市政クラブの2委員、合わせて3人が退場・棄権するなかで行われました。賛成は創風クラブ、公明党など7、反対は無所属の永島委員のみでした。党議員団は採決直前の打ち合わせで、きょうの議論では㈱よしかわ杜氏の郷を安心して存続させられる担保がない、また区民アンケート(15日開封、集計)での世論の確認ができていないなかで賛否は決められない、として棄権を決めました。


2008年12月07日

除雪車出動

 案の定、雪は降り続き、とうとうわが家の周辺でも除雪ドーザの出番となりました。吉川区内では、先月の19日に山間部で出動しましたから、今回で2度目です。朝の4時前に除雪車の音を布団の中で聞き、「来たな」と思いました。除雪車の動く音はタイヤチェーンの音とバックする時のピッ、ピッという音が聞こえます。来年3月まで、また、この音と付き合いをすることとなりました。わが家周辺の積雪は15センチほどです(画像)
 さて、きょうは午前中、総務常任委員会審査の準備をし、午後から党地区活動者会議に参加しました。久しぶりに妙高市や糸魚川市の仲間の皆さんと会いました。旧能生町の池田さんは現職の新保さんとともに来春の市議選に立候補するとのことで、きょう挨拶されました。市民の暮らしを守る立場に立ち、しかも若さとリズム感のあるとてもいい挨拶でしたので、大きな拍手が送られました。
 夕方からは市内の八千穂地区にあるはまぐみ交流館で「保倉川放水路を考える市民懇談会」でした。主催は党市議団です。始まるまでだいぶ時間があったので、上野議員と野菜ラーメンを食べ、その後、交流館内にあるお風呂にも入りました。懇談会では放水路の河口に位置する集落の人たちが何人も参加して下さり、「国は十分な調査をやっているのか疑問だ。納得できる説明をしてほしい」「私たちは単に反対しているのではない。大学の先生を呼んで勉強もした。保倉川も見てきた。海水の流入など、放水路を造った時にいろんな問題が出てくるのではないか。100年後が心配だ」「肝心の地元町内会で1度も説明会をやっていない。国も市もこわがっている」「市議会の放水路整備促進議員連盟も地元に入ってくるべきだ」などたくさんのご意見をいただきました。参加者の皆さんには、地元町内会での説明会の開催、議員連盟への働きかけを約束して閉会しましたが、やってよかったです。
 トップページの尾神岳の写真を最新のものと入れ替えました。また、市政レポートの12月7日号も掲載しました。ごらんください。
 


2008年12月06日

思わぬプレゼント

 夕方、「しんぶん赤旗」日曜版の配達を終えて私の事務所に着いた時のことです。車のライトで照らした中に白っぽいものが見えました。さて何だろうと思ってそばまで行くと、そこにあったのは、チェンソーで木を削り込み作った仔牛の顔でした(画像)。従弟が制作し、プレゼントしてくれたのです。牛の顔の特徴をよくとらえていて、長年にわたり牛飼いをしていた私にピタリの作品でした。ヤコちゃん、ありがとう。
 さて、きょうは大忙しの一日でした。「しんぶん赤旗」日刊紙の配達、アンケートの配布、日曜版の配達・集金、そして最後は議会報告会と続きました。
 アンケートは㈱よしかわ杜氏の郷問題についての住民アンケートです。市議団全員だけでなく、配布ボランティアとして8人の仲間からも私の事務所に集まっていただき、これまでの配布残、約500枚を一気に配布してもらいました。きょうの午前中は、雨が降らなかったものの、風がとても強く、しかも冷え込んでいました。母にお願いしておにぎりを大量につくってもらい、私の方でトン汁を作って食べてもらいました。台所にあった白菜と玉ねぎ、ジャガイモ、豚肉を入れたところ、「白菜入りトン汁は初めてだわ。おいしい」と喜んでもらいました。みんなで仕事をして一緒に食べると楽しいですね。
 今晩は急速に冷え込んで、この冬、二度目の雪となりました。㈱よしかわ杜氏の郷についての議会報告会は今晩で10会場目です。最悪の天候にもかかわらず、10人近い人たちが駆けつけて下さり、「市が説明会をやっているが会社の幹部も説明に回るべきではないか」「実際の酒づくりを見てもらえるような施設になっているのに、説明や案内をする人がいない。最低限、案内テープでも流した方がいい」などの声を寄せていただきました。終わったのは午後9時少し前、外へ出ると、車のフロントガラスに雪が積もっていました。明日の朝、どれくらいになるのか心配です。


2008年12月05日

賑わう党議員控室

 きょうは建設企業常任委員会でした。このところ、お昼の時間帯や休憩時間に他会派の議員が私たちの議員控室に次々とやってきて、直前の論戦のことや市政について語り合う機会が増えています。きょうも保守系の会派の議員がやってきて、昨日の厚生常任委員会の論戦について評価しあったり、趣味について語っていきました。本会議場や委員会室を離れた時は、与野党関係なく、こういう交流ができるのはとてもいいことだと思います。
 私は、きょうは少ししか傍聴できませんでした。母の通院に付き合わなければならなかったからです。84歳ともなると、何から何まで面倒をみてやらなければなりません。エレベーターの乗り降りも分からない、かかる科の窓口で何をしていいかもわからないなど結構、てがかかります。
 今朝は朝早く起きて市政レポートを作成したため、病院から家に帰るまで、あくびが出るわ、出るわ…。家に着いたとたん、とうとう車の中で眠ってしまいました。暖房を切った後で、1時間近くも寝たことで、どうも風邪をひいたようです。夜の議会報告会は、リポビタンDを飲んでなんとか切り抜けました。きょうは早めに布団に入ります。


2008年12月04日

厚生常任委員会

 きょうは厚生常任委員会でした。最も議論になったのは、旧県立高田盲学校の校舎・敷地を利活用し整備を進めてきた上越市福祉交流プラザの設置条例です。同施設は福祉の総合拠点ともいうべき施設で、市や社会福祉法人などが主体となるいろいろな支援や相談事業などを行う場となります。委員からは、各種支援センターのオープンしている曜日以外の貸し館としての活用や喫茶・売店をNPO法人にやってもらうことになった経過などについて質問が相次ぎました。きょうは、これまであまり目立たなかった小林章吾委員が積極的に手をあげ、「質問を始めたら止まらない」(本人)ところを見せ、注目されました。同施設は、貸館としては平成21年3月1日から、その他は4月1日供用開始となる予定です。
 委員会は午後3時前(?)には終了。その後、一般質問の質問取り、党議員団会議と続きました。私の一般質問は、災害対策、裁判員制度、そして通学支援制度・スクールバスの見直しがテーマです。順番は20番目ですので、早くて12日の夕方、遅くとも15日の午前になる見込みです。


12月議会はじまる

 おはようございます。このところの睡眠不足がたたって、日記を書かずにダウンしてしまいました。
 昨日から12月定例議会がはじまりました。今回の定例会で最も大きな関心を寄せられているのは㈱よしかわ杜氏の郷への市の増資、1億2200万円が認められるかどうかです。昨日の総括質疑でも、6会派の代表が登壇し、現在の会社経営陣の責任の取り方、新たな役員体制などについていろいろな角度から質疑が繰り広げられました。
 昨日の論戦の中で、いくつか新しい展開が確認されました。これまで、会社の現経営陣は2100万円を出資することで責任を果たすとされていましたが、この出資分、及び会社経営陣がいま持っている75万円の株を含めて市に無償譲渡することが明らかになりました。おそらく、最近の3者協議で一定の合意をみたのでしょう。これは、市民説明会でのアンケートなどで「責任の取り方として不十分」という声が多数あったことを配慮したものと思われます。また、新役員については12月19日に予定されている臨時株主総会で選出されるとこれまでも説明がありましたが、そのうちの1名は市から市長または副市長が入ること、JAから1名入ること、吉川区から2名出てもらうこと、このほか、民間から1名入ってもらうとの答弁がありました。役員をどうするかについては、市とJAの2者協議で詰めているとのことでしたが、具体的な名前は株主総会まで明らかにできないとのことでした。
 注目のスポンサー企業名は昨日の段階でも明らかにされませんでした。質疑全体を通じて感じたのは、市議会全体から予想以上の厳しい目が注がれているということでした。それともうひとつ、これまで市議会に報告してきた市、JA、会社の3者協議の到達点と新たな到達点でどこがどう変わったかの説明があると、質疑はさらに深まったと思います。
 この㈱よしかわ杜氏の郷問題は、8日の文教経済常任委員会で細かく議論されるはずです。場所は市役所5階の第1委員会室で、午前10時からです。


2008年12月02日

短期保険証でなく、一般保険証を高校生まで交付

 うれしいお知らせです。党市議団は先月13日、上越市長に対して、子どもからの「保険証の取り上げは、医療にかかる権利を奪うものであり、憲法で保障された生存権の侵害です。また、上越市子どもの権利に関する条例に照らしても、あってはならないことです。子どものいる家庭はもちろん、すべての世帯で取り上げを中止すべきです。このたび明らかになった実態を踏まえ、子どもからの国民健康保険証の取り上げを直ちにやめ、短期保険証でなく、一般保険証を交付するよう」申し入れていましたが、きょう、高校生まで一般保険証を交付するとの回答が文書でありました。文書(画像)は土橋市民生活部長と池田保険年金課長が党議員団の控室まで持参され、「満額回答です。よろしくお願いします」と挨拶がありました。県内の自治体でも子どもの保険問題がクローズアップされ、方針転換をする自治体が相次いでいますが、上越市の措置はそのなかでも先進的なものとなりました。
 上越市ではこれまで、国保税を長期間滞納し、納税相談にも応じてもらえない世帯に対して、世帯単位で資格証明書を出してきました。この12月1日からは、①18歳に到達する年度末までの子どもには資格証明書又は短期証を発行しない、②子どもには通常の保険証(一般証)を交付する、③現在、短期証を発行している世帯の子どもは、更新時に一般証に切り替えるとした方針に転換しました。今回の方針転換にあたって市は、「滞納は保護者の事情に起因するものであり、子どもには何ら責任がない」「福祉や教育的観点を踏まえ」対応することにしたとしています。11月28日現在、市内で資格証明書を交付している世帯と子ども数は19世帯30人で、短期証を交付している世帯と子ども数は122世帯205人にのぼります。
 きょうは、もうひとつ、うれしいニュースがあります。地元で議会報告を終え、夜9時に夕食の時間となりましたが、テーブルの上に新潟市の地質研究者、O先生から冊子小包が届いていました。先生は、私の随想「春よ来い」が100回になったことを記念して、冊子を2部作成してくださいました。そのうちの1冊を手元に置き、もう1冊を私に送ってくださったのです(画像)。冊子に添えられた手紙には、「傍らに置いておくだけで、雲が湧き上がってくるような気持にさせられます。まさしく読む人に希望と勇気を与えるものです」とありました。ここまでほめてくださる方があるというのは感無量です。先生、ありがとうございました。


2008年12月01日

夜空に笑顔が…

 冷えた夜空に笑顔が見える。きょうの夕方、妻と一緒に父の病院へ行く途中、3つの星が輝いていました。金星と月、もうひとつはおそらく木星ではないでしょうか。車の前方であまりにも美しく輝いていたので、写真におさめました(画像)
 きょうは、朝から市役所で12月議会の準備でした。総括質疑の検討、一般質問の分担、意見書の検討など夕方までかかりました。一般質問については、いまの市政の課題を中心に誰がどの質問をするか話し合いました。私は新地域防災計画と防災体制、防災訓練、裁判員制度を担当することになりました。ひょっとすれば、もうひとつ加わるかも知れません。きょうはこのほか、議員団ニュースの検討と「㈱よしかわ杜氏の郷に関する緊急アンケート」の検討もしました。
 夜は印刷でした。緊急アンケートの用紙、返信用封筒の宛名の印刷です。封筒の印刷がうまくいかず、終わったのは11時近くでした。明日から次の日曜日までに吉川区の全世帯に配布し、13日までに回収できればと思っています。


2008年12月投稿分

2008年12月に投稿された全てです。

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