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2008年06月投稿分

2008年06月30日

直江津図書館等整備で緊急議会報告会開催へ

 午前中は議員団会議でした。直江津図書館・社会教育館整備事業についてどう対応するかの議論をする中で、緊急議会報告会(案内文)を直江津地区と高田地区、それぞれ1か所開くことにしました。主催は党議員団です。4日に臨時議会が予想されるので、3日に開催します。場所と時間は市民プラザで午後2時から、直江津のレインボーセンターで午後7時から。きょうもいろいろな意見が入ってきているので、どんな人たちが参加してくださるか楽しみです。ただ、困っているのはこの緊急議会報告会のご案内が十分できないことです。トップページに案内文のPDFファイルを掲載してあります。これを緊急に広げてくださると助かります。

 夕方からは吉川小学校において、市教委と保護者側との間で通学バス制度統一についての意見交換会(画像)がありました。保護者側からの参加者は小中学校合わせても、わずか20人ほどでしたが、参加者からは意見がいくつも出て、活発な意見交換となりました。「アンケート調査で市が全額負担すべきという声が多数となった場合、その準備の気持ちがあるか」「3キロ未満という切り方をしないことを確認できて安心した」「負担はやむをえないと思うが、たいへんにならない配慮をしてほしい」「(いまの無料は)学校統合の条件であったことを重視して無料を続けてほしい。補助を出しているとか、援助しているという考え方はおかしい。通学距離が遠いからバスに乗っているだけだ」。今回の意見交換会は1回目で、今後、地域協議会や議会で結果を報告した後、2回目を行うとのことでした。意見交換会の開催日について注文の声がありました。PTAがあるときとか、みんなが集まれる時に開いてほしい。その通りですね。吉川区の現行の制度は新上越市内でもいい水準なので、これを維持できるようにがんばりたいと思います。

 なお、合併協議では、①平成21年度までの5年間は現行どおりとし、平成22年度から新基準(距離・補助率)を作成し、適用する。②補助対象距離は上越市に統一することとし、地域事情を考慮した教育長の判断による特例を認める。③距離計算の起点は集落の中心地からとする。④スクールバスについては必要なものは継続する、となっていました。


2008年06月29日

民商総会、図書館等整備問題市民説明会に参加

 久しぶりにたくさんの雨が降りました。早朝からの新聞配達、集金では、傘をさして飛び回りましたが、時々、強く降り、ひょっとしたら災害が発生するかもしれないと思いました。でも、強い調子は続かず、弱くなったり、強くなったり。この雨で畑の野菜も土もたっぷり水をもらいました。田んぼの稲にとってもいい雨でした。これで、干ばつの心配はなくなったのではないでしょうか。山間部の人たちに様子を聞いてみようと思います。

 さて、きょうは午後から高田でした。午後1時半から上越民主商工会の総会で、日本共産党を代表して挨拶をさせていただきました。私も酪農をやっていた関係で、数年前までは会員でした。何人も知っている人が参加されていて、肩の力を抜いて話ができました。総会の中での発言は都合で2人しか聞けませんでしたが、厳しい経営・暮らしが生々しく報告され、いい勉強になりました。総会後の懇親会では、いろんな出会いがありました。「妻は原之町のどこどこの者だ」「福平に親戚がある」と話しかけてきてくれる人がいました。そういうことを聞いただけで、その人たちとの距離が縮まります。尾神出身のSさんは、私の同級生の弟さん、「市議選では心配になり電話をかけて、お願いしたよ」。こういう人たちもいたから当選できたんだと思いました。

 総会を途中で抜け出して、直江津図書館・社会教育館整備事業の市民説明会に参加してきました。市民の皆さんの生の声を聞きたかったからです。「なぜイカヤなのか、なぜ直江津駅前にこだわるのかそこを知りたい」「いったん白紙に戻して、既存の施設の活用を考えるべきだ」「直江津に住む人間にとっては海と駅が大事。子どもとも話をしたが、図書館は『まちなか』にあってほしい。静かな環境もいいが、にぎわいの中に図書館があってもいい」などたくさんの声を聞くことができました。もし時間が制限されていなければ、もう1時間は議論が続いていたでしょう。

 きょうの説明会に参加してみて、議会での議論まで最大限時間をとってほしいと思いました。市民との対話が不完全燃焼をおこしていると感じたからです。この日記を読んだ人から、「議員も議会も説明責任を果たしてください」というコメントが寄せられました。これも当然です。議員団でもHPの更新をしなければいけないなどと話しています。市長がこうした重要問題で直接市民と対話をする姿を見て、いいなと感じました。自治基本条例が施行されて3か月、今回のような問題で市民も議会も行政も鍛えられていきます。直江津図書館等整備問題でもめたことが、上越市の自治にとって大きな収穫につながっていくかも知れません。なお、木浦市長はこの日、「27日にイカヤの社長と話をした。厳しいけれど銀行団に聞いてみるとの答えだった」と新たな事実を明らかにしました。


2008年06月28日

図書館等の市民説明会開催へ。市長も参加

 昨日の議会で一般会計補正予算が継続審査となったことで、直江津図書館等整備問題についての市民のみなさんの関心が一段と高まっています。浦川原区内で行った地元党支部主催の議会報告会でも、冒頭から、「図書館問題のことも報告してください」と催促されました。今朝、上越市のホームページを見たら、市民説明会を明日、明後日、3会場で開催するとありました。市長も出席するといいます。パブリックコメントについても、寄せられた意見や要望に返答を出すために総力をあげるそうです。自治基本条例に基づいて情報公開を行う、わかりやすい説明をする、パブリックコメントにはきちんと答えてから議会に臨む。私たちが総括質疑などで主張してきたことが実現することになりました。明日は民主商工会の総会で挨拶した後、市民説明会に途中参加してこようと思います。なお、私の総括質疑の模様は「上越市議会」のホームページ中、「議会中継」のなかの「過去の中継」(24日のところ)をクリックすればご覧いただけます。

 吉川区以外で議会報告をするのは昨年の県議選前に大島区、柿崎区で行って以来でした。参加者はあまり多くはありませんでしたが、「いま、みんな必死で頑張って生きている。ガソリンも上がる。肥料代もあがる。年金は介護保険料などが天引きされてたいへんだ。そういう暮らしをしている人たちの立場で議会活動をしてもらいたい。期待している」「限界集落という言葉は後期高齢者という言葉と同じくきらいだ。10年後に集落がなくなる可能性があると言っているようだが、とんでもない。おれたちはそこで生きているんだ」など活発な意見が次々と出て、とても有意義な会となりました。具体的な相談も寄せられました。


2008年06月27日

6月議会終了

 市議会の6月定例会が終わりました。直江津図書館等整備事業が盛り込まれた一般会計補正予算は、結局、全会一致で継続審議になりました。今後、臨時議会で審査が行われる予定です。それまでの間に、市長がこの問題でホテルセンチュリーイカヤ側と折衝するかどうか、市民への説明会をやるかどうか、パブリックコメントについては市民への回答全文まで含めて議会に示すかどうかなど当面、マスコミも市民も注目することと思います。

 6月定例会は、日本共産党議員団が4人になって初めての定例会でした。4人で打ち合わせをやり、論点を整理する。議案の賛否を検討する。調査に出かける。議員団が3人の時代よりも忙しくなった感じがします。でも、4つの常任委員会で発言ができて、一般質問も4人がすると、大きくなったなと思います。私にとっては、議員団長として初めての定例会でもあります。各派代表者会議、総括質疑など市議になって初めてやることがいくつかあって、ちょっぴり緊張しました。でも、いい経験になりました。

 議会は定例会が終わったことで一区切りですが、今後、開かれるであろう臨時会に向けて準備を始めなくてはなりません。資料の整理、新たな情報の入手、まだ、しばらくは、頭から直江津図書館問題が離れないでしょう。


2008年06月26日

きょうも常任委員会

 文教経済常任委員会が開かれ、冒頭、昨日の委員会運営でまずさがあったとして委員長が陳謝しました。そして閉会中に継続審査を行うことを明確にしました。ということで、きょうの委員会については、一般会計補正予算の審査ではなく、所管事務調査ということで開会されました。
 
 市教委はきょう、新たに提出した、ホテルの一部を買う売買契約書(案)について説明しました。売買代金については、共有登記の前提となる抵当権抹消登記に必要な関係書類がホテル側から市に提出され、支払い請求書が7月4日までに市に提出された時、市は売買代金の7割のお金、3億1500万円を7月25日までにホテル側に前払いする。残りは共有登記が完了した時点で払うとあります。この売買契約書(案)を繰り返し読んだら、なぜ7月4日なのか、なぜ7月25日なのかをますます知りたくなりました。

 文教経済常任委員会が一般会計補正予算を継続審査としたことで、午後開催された総務常任委員会もこの議案については継続審査としました。というのは、当市議会では、総務常任委員会が他の委員会の最後に常任委員会審査を行うことにしているからです。しかも直江津図書館等整備を含めた歳入全体が総務常任委員会の審査対象になっています。文教経済常任委員会の審査が終わってから審査を行うというのは理解できます。


2008年06月25日

スモモ

 わが家の庭にあるスモモが実りました。妻の職場で友人の奥さんと会った際、スモモの話をしたところ、「すっぱいスモモが好き。ぜひ分けてほしい」と頼まれました。日が沈むちょっと前の時間、150個くらいもぎました。朝、食べたときには、「もう1日くらい待った方がいいかな」と思ったのですが、夕方、もいで食べると、朝よりも酸っぱさが薄くなって甘味が少しついています。とても美味しくなりました(画像)。明日は友人などにおすそ分けしようかと思っています。

 きょうは追加議案の常任委員会審査でした。注目の文教経済常任委員会では発言が相次ぎました。現ホテルと市、それに銀行が同席してホテルの一部を購入する協議を進めてきた経過のいくつかの山場の部分が説明されたことにより、また一歩、事実関係の解明ができたように思います。ただ、新たな疑問も生まれました。契約期限を7月4日よりも延期してもらえないか、その要請を市長がなぜ直接やらなかったか、という質問に返ってきた答えは「都合がつかなかったから」でした。信じられない答弁です。また、自治基本条例の中で情報共有、市民参画の取り組みとして位置づけられている市民説明会、パブリックコメントの規定を原則通り守っていく点では前進が見られませんでした。

 3時間ほど審査をしたところで、継続審査の動議が出され、6対5で継続審査が決まりました。この結果、最終日にこの継続審査が本会議で認められれば、今定例会後の閉会中の審査となります。認められなかった場合は、今議会で精力的に審査を続けることになりますが、時間がほとんどないことやパブリックコメントの回答をすべて終了させて委員会に臨むことが求めらていることなどから、会期の延長も考えられます。


2008年06月24日

一般質問4日目

 上野公悦議員が岩手県出身であることは知っていましたが、今回の地震の震源地の近くに生家があることは知りませんでした。市議として初の一般質問に立った上野議員、安心して見ていられました。市議選の中で寄せられた市民の生の声をお年寄りと子どものことに限定して紹介して、市長に実現を迫る。しかも礼儀正しく追及していく。やじひとつ飛ぶことなく、議場全体が彼と答弁者に集中しているのがわかって、とてもいい質問でした。施設使用料の統一によって、値上げとなった施設では利用者数が減っていることを頸城区のデータを使って鮮明にして料金引き下げを求めましたが、これは長年の議員経験がものをいったと言ってよいでしょう。

 一般質問はきょうが4日目の最終日。質問者は4人でしたが、その後、一般会計補正予算などが追加提案され、6人が総括質疑を行いました。答弁側の市長にとっては、1日で10人を相手に質問を受ける形になります。総括質疑の1番手である水沢議員の質疑あたりから、ハプニングがいくつか起き、おかしな答弁もでました。水沢議員の質疑に答える時に、間違って次に質疑をする私の答弁原稿を読む。答えを求められていないのに答弁席で原稿を読み始める。「千載一遇の好機」と言っていたものがいつのまにか「苦渋の選択」に。これは完全に疲れから来ています。総括質疑が終わったら夜の8時を回っていました。総括質疑に6人立ったことで、議事日程に無理がでましたね。

 注目された直江津図書館・社会教育館の総括質疑、私は、公正で透明性のある事業推進となっているかを自治基本条例に沿ってチェックしていく必要があるとして、いくつか確認させていただきました。新会社直江津駅前ホテルの設立について市長は、「14日の新聞報道で初めて知った」と答えました。また、現在のホテルセンチュリーイカヤが市への売却を見越して2月26日に建物の分割登記をしていることを私が指摘し、これを知っていたかと尋ねたところ、市教委は「知らなかった」と答えました。これは休憩後の本会議で「実は4月2日に確認していた」と訂正しましたが、「7月4日のタイムリミット」(ホテルの一部を市に売却する諸手続きの期限?)が本当に動かないものかどうかも含め、事実関係をさらに追及する必要があります。市民説明会が十分であったかどうか、パブコメの取り組み、扱いはどうかもそうです。明日の文教経済常任委員会審査に期待したいところです。

 父が入院している病院へは朝と議会終了後行きました。昨日よりも少し元気が出てきたようです。夕方から2時間ほど父のそばにいてくれた妻の話によると、しゃっくりが止まらなかったものの、「さざんかの宿」「炭坑節」のさわりを歌ったとか。帰りに「おれたち、これから家に帰るけど、がまんできるかね」ときくと、いつもなら首を縦に振るか、「うん」とか言うのですが、今晩は黙っていました。「さみしい?」と言うと、こっくりしていました。ちょっとかわいそうでした。


2008年06月23日

一般質問3日目

 夕飯を食べたのが午後9時過ぎでした。疲れて横になったところそのままダウンしてしまいました。目を覚ましたら、もうすぐ12時という時間です。

 一般質問3日目。きょうは私の出番(画像)でした。今春実施された厚生労働省の全国調査で、上越市の妊婦健診の公費負担回数は全国平均以下になったことから、妊婦健診の公費負担回数を増やすべきではないかと迫ったところ、前向きの答弁が返ってこなかったことで、予定した以上の時間をかけてしまいました。その結果、市が契約している公共工事や業務委託などで働く人たちの労働条件改善を求める質問の時間が極端に少なくなってしまいました。いうまでもなく、質問は不完全燃焼です。時間配分をきちんと守らず、一般質問が中途半端に終わったのは、市議になってからこれで3度目。出番の直前まで、イメージトレーニングして臨んでいるのですが、なかなか難しい。

 私の後に続いたのはわが党議員団の平良木哲也議員です。私学助成と子ども医療費助成の拡大をテーマに初の一般質問を行いました。昼休みは12時50分まで自分の机で眠り、午後1時から登壇しました。出番直前に、これほど落ち着いている新人は見たことがありません。質問も、堂々としたもので、ていねいな論理の展開が見事でした。特に、子ども医療費助成問題では、国の助成拡大にともない、市がこれまでよりも出さないでよくなった分(金額)を市単独の助成拡大の財源に回せないかと迫る場面は質問のハイライトでした。

 議会後、妻と一緒に病院へ。昨日は母と長女が見舞い、「ハトぽっぽ」を歌っていたと聞いていたので元気だと思っていたら、げんなりしていてまったく元気がありません。顔に赤いぶつぶつも出来ていたので、熱をはかったら36度ちょっとです。でも、目はうっすらとしか開けず、声をかけてもすぐ寝てしまうといった状態です。いつもは10分程度の面会で帰ってくるのですが、心配になり30分ほどいました。明日は家を早く出て、まず病院へ行こうと思います。


2008年06月22日

消防演習

 上越市消防団吉川方面隊の演習の日でした。午前7時半からのかけつけ放水は原之町の場々谷池で行われました。次号の市政レポートで放水の模様を写真で紹介するつもりででかけたのですが、支度に時間がかり会場に着く10秒前に「放水やめ」。こんなことなら遠くで写真に撮ればよかった。8時50分からは吉川中学校グランドで機械器具の点検(画像)、規律訓練、ポンプ操法等の訓練です。そう暑い日でもないのに、消防団員が3人も具合を悪くしたのには驚きました。たぶん、前の日の疲れが残っていたのでしょう。

 吉川方面隊の演習は合併前の吉川町消防団の演習を引き継いで行われています。今年で4回目。町消防団時代と比べれば簡素な演習ですが、たびたび発生する地震や水害などでの頑張りが求められているだけに、こうした訓練は大事だと思います。昨年は中越沖地震とその後の行方不明者の捜索で消防団の人たちと一緒に活動しました。地域防災の最前線で若い人たちが頑張っていてくれるから、地域住民は安心して暮らすことができます。点検者や来賓の挨拶では、昨年の消防団の活躍に感謝の言葉がありました。今年は梅雨前線豪雨がやってこなければいいのですが。

 来月6日は、市役所近くの駐車場で上越市消防団の点検、そして27日には、上越地区の消防大会が吉川区で行われます。昨年お世話になった消防団長さんなどと再会できることと思います。しばらく、消防団関係で動くことが多くなりそうです。


2008年06月21日

久しぶりに新潟へ

 久しぶりでした、電車に乗って新潟へ行くのは。朝から暑い日でしたが、柿崎駅のホームは海が近いこともあって、いい風が吹いていました。柿崎は明日まで浄福寺のお引き上げです。プラットホームには70代の女性と50代の女性がおしゃべりをしていて、話が聞こえてきました。「昭和20年から35年頃までに生まれた人たちは、お引き上げが楽しみだったわね。あの頃はお引き上げの時だけだったね、お小遣いがもらえたのは」「そうね、いまとは全然ちがったもんね」。こんな調子の懐かしい話は、きょうだからこそ聞けた話だったかも知れません。

 行きの電車は快速くびき野号です。電車の中で、本を読もうとカバンには2冊の本を入れておいたのですが、開いたものの、すぐに寝てしまいました。朝早くからの新聞配達で疲れがたまっていたのでしょう。帰りは特急北越号です。新潟駅の地下で購入した椎名誠の『風まかせ写真館』(朝日文庫)をゆっくり味わいながら読みすすみました。作者の椎名さんは60代半ばの人、ほぼ同じ世代といってもよいかと思います。くせのない、まあるい文章で見聞きしたことをかいているので、とても気に入っています。写真はすべて白黒で、見ていてもホッとするところがあります。この本を読み始めたら、私も写真エッセーに挑戦してみたくなりました。

 新潟は日本共産党後援会の世話人会でした。ここで上越市議選のことを話してほしいと頼まれたのです。会場へ着くと、会の次第に、私の話を「講演」としてあるのでびっくり。気楽に話すつもりでいたので、電車のなかではのんびりと寝てきたのです。しかし、もう間に合いません。日本共産党の会議などで話したことのないエピソードなどを自由に語らせてもらいました。「橋爪法一と語る会」で使っている黄色い幕はフォークシンガー・横井久美子さんのミニライブ「春秋楽座」で使う幕をヒントにしたこと、最近入党した人が熱心に読んでいたのはレーニンの『唯物論と経験批判論』だったことなどです。きょうの会議は衆院選を後援会としてどう闘うかを話し合う場でしたので、参考になったかどうかちょっと心配です。


2008年06月20日

一般質問2日目

 一般質問2日目。早朝から市政レポートの原稿書きと印刷、「しんぶん赤旗」日曜版の配達、9時からは各派代表者会議、10時から一般質問と続きました。昼食をとった後、12時20分より午後1時ぎりぎりまで総括質疑の質問取り(こちらから質問の趣旨を説明)、1時から夕方まで一般質問。夕方、再び総括質疑の質問取り。議会関係の仕事が終わったのは午後6時少し前でした。それから妻を職場に迎えに行き、病院へ。すっかり疲れてしまいました。

 きょうの一般質問は昨日同様6人が登壇しました。そのうちの一人は新人の滝沢一成議員です。新幹線駅周辺開発について、「未来からの視点」で質問しました。質問内容も、身振り手振りも個性あふれていました。両手を演台につき、体をひねって答弁者に語りかける。質問内容が変わる時は、右手を高々と上げて、「次は2番目、…」とやる。くせのある独特のスタイルは強く印象に残りました。その次に登壇したのは中郷区選出の最年長議員吉田さん、最年少の中川幹太議員などの発言にふれ、「老いも若きも一緒になってがんばりましょう」とエールを送りました。

 明日は新潟へ行くことになりました。日本共産党後援会で話をしてほしいと依頼されたからです。疲れてろくな準備も出来ませんが、久しぶりに電車に乗って行こうと思っています。議会と全く関係のない本を読んで、気分転換もしたい。


2008年06月19日

一般質問初日は盛りだくさん

 直江津図書館・社会教育館整備事業が追加議案に盛り込まれることになりました。これは今朝の議会運営委員会で明らかになりました。具体的に言いますと、この事業の費用が計上された一般会計補正予算が24日に提案され、27日には財産取得の議案が提案されます。24日に提案される議案についての総括質疑の通告は明日まで。私は党議員団を代表して今議会で2度目の総括質疑に立ちます。場合によっては、27日に3度目の総括質疑をしなければなりません。今晩は、久しぶりに書きたいと思っていた「春よ来い」の執筆もやめて、質問準備をしました。

 きょうは一般質問の1日目でした。32歳の新人、中川幹太議員が本会議で初質問を行いました。テレビ放送にかかる負担格差解消を訴えた質問は、ほとんど原稿を見ることもなく、落ち着いて、じつに堂々としたものでした。彼の質問する姿を見ながら、私の町議としての初質問を思い出しました。当時28歳。3回できる質問を、上がったのでしょうか、2回でやめてしまったら、後の席にいた社会党(当時)の杉田惣平議員が「橋爪さん、もう1回質問できるんだよ。もったいない」と声をかけてくれたものです。中川議員の頑張りを見て、樋口議員は、「新人でなく、中人(ちゅうじん?)だね」と言っていました。ベテラン議員にも大きな影響を与えるでしょう。

 夕方、父の入院している病院へと急ぎました。午後4時頃から手術(といっても大げさなものではなく、胃に穴を開けて管で流動食を入れるようにするもの)をすることになっていたのです。妻が午後から休みをとって手術に立ち会ってくれたので、心配してはいませんでしたが、やはり気になります。胃ろうの手術は入院して2度目です。手も足もやせ細って、血管も細く、もろくなっている中で、生きていくためにはどうしても必要な手術でした。病院に着くと、「メール送ったんだけど、無事終わったよ」と妻が待っていてくれました。数日前、父が、「おい、とちゃ、(家に)帰っていっぱいやろさ」と言いました。酒をしめしたガーゼくらい、かませてあげられればいいのですが。

 病院を出てから、吉川区総合事務所へ急ぎました。「まちづくり吉川」(まちづくり団体)の呼びかけで、今後のまちづくりについての意見交換を行うことになっていたからです。私は会の終わるちょっと前に到着し、尾神岳のふもとにある遊ランドでの懇親会に出させていただきました。吉川高校同窓会の小林会長さんや東京吉川会に参加しているメンバーなどと飲みながら、吉川区の将来について楽しく語り合いました。出された料理の中に、ほうの葉に包まれた寿司(画像)がありました。先日も、ほうの葉でつつんだ赤飯を食べたばかりです。葉の匂いがなんともいえない懐かしさを感じさせてくれます。味も良かった。


2008年06月18日

総務常任委員会

 きょうは私の所属する総務常任委員会です。付託された案件は少なかったのですが、積極的に発言しようと心がけました。注目したのは一般会計補正予算書及び委員会資料そのものに、これらがどういうふうにして作成されているか、わかりやすい説明が入ったことです。これは4月に施行された自治基本条例(財政を市民にわかりやすく公表する)に基づく措置とのことでした。私はこの点を評価しつつ、予算そのものを市民にもっとわかりやすく知らせる工夫もしてほしいと訴えました。

 議案審査では、春日地区にできた春日謙信交流館条例制定に質問が集中しました。「春日謙信」という名称に違和感を覚える、「春日・謙信」とすべきだと主張したのは小林克美委員です。春日地区の住民の皆さんが郷土の誇りとして謙信という名前を入れたい気持ちも理解できますが、条例が提案される前にもっと議論があってもよかったと思いました。滝沢一成委員が2か所ある建物の入口のうち、1か所しか点字ブロックがないことを問題にしました。担当課はいろいろ理由をつけていましたが、ユニバーサルデザインの視点でのチェックが甘かったと感じました。身障者の方から生の意見を聞いて、すみやかに対応すべきでしょう。

 マスコミ各社がきょう関心を持って取材に来たのは、委員協議会で議論することになっていた高田駅わきの駐車場問題でした。これまで覚書や契約書に違反して返還しなかった不動産会社との話し合いが決着したことから、土地開発公社より経過と返還確認書などについての説明がありました。引き続き駐車場として活用することにして、管理を株式会社まちづくり上越にお願いしたのですが、この会社が直接管理することなく、これまで管理していた不動産会社にまかせたことから市民の間でどうなっているんだとの声が上がっていました。土地開発公社事務局の説明では、管理委託をお願いした相手方の株式会社まちづくり上越がどういう形で管理するかは関与できないとのことでしたが、株式会社まちづくり上越との契約書そのものを公表させ、さらに一歩踏み込んだ議論に発展させていけなかったので反省しています。質問の準備不足です。


2008年06月17日

建設企業常任委員会

 6月の天気とは思えないさわやかな晴れの日が続いています。きょうは建設企業常任委員会でした。きょうまで3つの常任委員会が開かれていますが、議案数も少なく午前中で終わりとなりました。

 数少ない議論のなかで関心を持ったのは、市道の災害復旧工事中に新たな陥没、隆起が発生し、改めて災害復旧工事を行わなければならなくなった事案です。災害復旧工事中に大雨が降ったり、地滑りが起きたりするなどして新たな災害復旧工事をしなければならない。こういうことはありうることですが、最初の工事をやる前の調査に甘さがあったり、見落としがあったかも知れない。また、工法や実際の工事の進め方に問題はなかったのか。しっかりと確かめたいところです。担当課のみなさんからは一時も早く復旧させたいと頑張っていただいていますが、こういう事案では、事実経過、災害発生原因、復旧工事の工法などの説明でもっと工夫と丁寧さが求められているのではないでしょうか。

 午後からは議員団ニュースの検討と明日の総務常任委員会の準備をしました。上程された案件についての常任委員会審議は明日で一区切りです。一区切りと書いたのは、近々、追加提案が出されると聞いているからです。直江津図書館・社会教育館の移転整備問題で再び議論しなければならないようです。


2008年06月16日

厚生常任委員会

 先日、一般質問の通告を出しました。妊婦健診、農業振興(とくに畜産危機に関して)、労働行政についての3項目です。このうち妊婦健診に関しては12日、担当課長などに質問趣旨を説明しました。きょうは午前9時半から、残りの2項目について担当課長などに説明し、若干の議論をしました。通告書を出した時点で質問内容が完全に整理されていればいいのですが、私の悪い癖で、問題によっては頭の中でグルグルと回っていることがあります。今回は、市として取り組む労働行政についてがグルグル状態でした。市発注の公共工事、委託契約などで労働条件をどう改善していくか。23日の質問までにグルグルが止まってくれればいいのですが……。

 きょうは厚生常任委員会でした。議員改選後、厚生常任委員会は2回目の開催です。党議員団の平良木委員はいつも、「私はどういうわけか上がらないんですよ」と言っていますが、きょうも落ち着いて中越沖地震による被災者生活支援やごみ有料化について質問をしていました。4月から環境にやさしいごみ袋ということで、古米を素材にしたバイオマスプラスチック製の新たな袋が採用されています。そうしたなかで、平良木委員などが生ゴミのごみ袋としては「穴が開きやすい」との声があると訴えました。これに対して生活環境課長は、原料の1つである古米の含有率を変えることで袋の強度を改善していきたいと答えました。

 さて、きょうの委員会では注目の請願審査が行われました。請願は後期高齢者医療制度の廃止を求める意見書を提出してほしいという内容です。私は一般質問についての趣旨説明をしていて、採決の場面では委員会室にいなかったのですが、樋口議員がうれしそうに、「4人が賛成してくれたんだよ」と報告してくれました。これまでだったら、私たちの議員団と市民クラブ所属の委員だけの賛成で不採択でしたから、同じ不採択でも一歩前進です。これを力にもっと世論を盛り上げて廃止につなげていきたいと思います。


2008年06月15日

ホタル観賞

 わが家から歩いて10分のところに大出口川が流れています。先日、紹介した平成の名水100選に選ばれた大出口泉水を水源にした川です。吉川区内を流れる川のなかでは一番きれいな流れかも知れません。そこでホタルを見ることができるのです。きょうは、夕飯を食べてから妻と一緒に歩いてホタル観賞に出かけてきました。川の中の草や柳の木にとまっているホタルが1匹、2匹と飛び立ち、キラッ、キラッ。「いつもよりいっぱいいるね。7匹、8匹、わー、いっぱいいるゥ」と妻が言います。ホタルは大出口川だけでなく、そこに流れ込む田んぼの排水路沿いにもたくさんいました。ここ数年、ホタルが増えてきているように思えます。今晩はお月さんも見えたのですが、うっすらと靄がかかっていて、ホタルの輝きを見るには好都合でした。

 きょうは朝、わが家の畑へ行ってジャガイモを2株掘り起こし、ゆでて食べました。もちろん、今年初めてです。バターをつけて食べたら、美味しくて、鶏の卵くらいの大きさのものを3個分も食べてしまいました。午前9時半過ぎには家を出て、同級会に参加するという母を大島区の大山温泉に送り届け、その後、山間部で市政レポート配布活動をしました。途中、田麦川沿いに咲くキオンとコシジシモツケソウを撮ろうと思っていたのですが、コシジシモツケソウの見頃までもう2、3日といったところで、ねらっている構図の写真は撮れませんでした。キオンはいまが最盛期、どこへ行っても黄色の群落が目立ちました。風に揺れていて焦点が定まりにくかったなかで、比較的いい写真になったのはバラ科のヤマブキショウマ(画像)です。


2008年06月14日

コシジシモツケソウもヤマホタルブクロも咲く

 朝の地震、まさか東北の地で大地震が発生しているとは思いませんでした。わが家ではゆっくりした横揺れがしました。テレビで震度6強と聞いて、昨年の中越沖地震のときの激しい横揺れを思い出しました。被災された皆さんには、心からお見舞い申し上げます。
 きょうは親戚の法事でした。お酒を飲めば車で動けなくなるので、朝早くから9時ごろまで「しんぶん赤旗」日刊紙と日曜版の配達をしました。約4時間ほどかかったのは、途中で野の花が目にとまったから。
 最初に見つけたのは小川沿いに咲くコシジシモツケソウ(画像)です。場所は吉川区吉井地内。小学校の校長先生から数年前に教えてもらってから、この花は毎年撮影してきました。もう咲き始めて数日は経っているようですが、ほれぼれする美しさはいつものとおりです。市内では大島区板山から大平にいたる川沿いで見事な群落を見ることができるので、私のカメラより良いカメラを持っている杉本前議員と一緒に撮影に行こうと約束しています。
 もうひとつ、ヤマホタルブクロも撮ってきました。これは地元の代石の善長寺(本願寺派)の土手に咲いているものです。白い花のなかに薄紫色の斑点があるので、ここのヤマホタルブクロ(画像)も気に入っています。山間部に行きますと、ピンク色に近い花をつけるヤマホタルブクロもあります。そろりとトリアシショウマも咲くころです。明日は活動の合間をぬって野の花の撮影に出かけたい。


2008年06月13日

直江津図書館・社会教育館整備で貴重な前進

 今議会の最大の焦点は直江津図書館・社会教育館の移転整備です。駅前のホテルからホテルの一部を使用できないかという調査の申し入れがあったのは昨年の1月のことでした。それから、いろいろと紆余曲折があったのですが、市では、同ホテルの新館の1階から3階までを買い取り、整備する方針を固めました。そしていま、6月議会の追加議案で購入契約などを出そうとしています。ところが、申し入れてきたホテルが経営不振にあえいでいることもあって、同ホテルの救済ではないかとか、さまざまな疑問の声が出て、暗礁に乗り上げそうな気配になっていました。

 私たちの議員団では、直江津地区の住民から早期に整備してほしいという声が上がっていることを重視し、何とか実現させたいと思っています。しかし、そのためには、ホテル救済ではないかとか、6月中に購入手続きを終えたいと急ぐのはなぜか、など疑問を解明することが大前提です。この点で、きょうの文教経済常任委員会は貴重な前進をみました。前回マスキングされた文書は法的に保護対象となる法人情報も入っていましたが、ホテル側の了解も出て、全面的に公開されました。また、最初のホテル側の要求額、不動産鑑定結果など交渉経過も初めて具体的な数字を示しながら明らかにされました。ホテルとの契約のタイムリミットも、これまでよりも説明が具体的でした。ただ、市議会や市民への説明はまだまだ十分とは言えません。タイムリミットぎりぎりまで説明責任をしっかり果たし、関係住民の合意のなかで議会提案してほしく思います。

 ところで、この問題を報じた議員団ニュースでミスが発生しました。4人で原案を検討し、数か所を改めて最終版を作成したのですが、印刷段階で最終版よりも前のものを印刷してしまったのです。「法人情報」とすべきところを「個人情報」としてしまったなど、いくつかの間違った表現のものを印刷したのはファイル管理がまずかったから。ファイル管理のまずさからミスが発生したのは議員団ニュースだけではありません。議会事務局へ送信したファイルにも同種のミスがあったのです。4人で議員控室のパソコンを使うようになったら、これまで以上に管理をしっかりしないとだめですね。


2008年06月12日

定例会初日

 6月定例市議会がきょうからはじまりました。会期は27日までです。市議になって3年と4か月が経過しましたが、今定例会はいろんな意味で新しいことに取りくむことになります。何よりも議員団長になったことが大きいですね。4人の議員団全体をまとめていかねばなりませんし、質問などについての準備も私の受け持つ分野だけとはいきません。きょうは市議になって初めて総括質疑をしました。「学校評価の充実改善のための実践研究事業」に関して、集中的に質疑をしました。「研究だけにとどまらないで、学校評価指針を市の段階でもつくるのはいかがか。各学校の自主性を侵すことになるのではないか」などとききました。登壇して3回だけ質疑を行うやり方は久しぶりです。昨晩、どんな展開になるかイメージトレーニングをしてのぞみましたが、まずまずの出来だったかなと思っています。

 きょうは会議の始まる前に議員勤続表彰がありました。全国と北信越の市議会議長会の表彰です。当市議会では6人の議員が表彰されたのですが、そのなかには私も入っています。表彰規定で合併前に町村議をやってきたものは勤務年数の半分を市議としての勤務年数とみなすとなっているそうです。私の場合、町議は26年ちょっとでしたから、合併前の分で13年間市議をやってきたとみなされ、今回15年以上勤続表彰をもらいました(画像)。議場にはこの規定を知らない人もあったようで、何で表彰されたのかケゲンな顔をしている人もいました。私が議員になったのは28歳の秋です。合併で1ヶ月ちょっとの空白がありますが、議員生活は30年目に入っています。新たな気持ちでがんばります。

 午後、明日の委員会の準備を議員団でやっていたら、病院から電話が入りました。父のことで担当医の方からお話ししたいことがあるので、きょう、病院に来ていただけませんかという看護師さんからの連絡でした。父はいろうの手術をして流動食をチューブで胃に直接入れているんですが、聞くと、無意識のうちなのか、意識的なのか、今月になってチューブを2度も抜き取ってしまったとのことです。きょうの場合は抜き取った後にもう一度差し込むこともできなくなってしまい、再び点滴になりました。担当医からは、たいへんあばれて困っているとまで言われました。父の気持のなかで何か我慢できないものがあるのかも知れません。市役所からの帰り道、妻と話しました。一度、それも1時間でもいいから、家に連れて帰ってあげたいねと。


2008年06月11日

党議員団が初めて医師会と懇談

 午後から約1時間、上越医師会の幹部の方と懇談させていただきました。介護保険などで個人医院の先生と意見交換させていただいたことはありましたが、医師会とは初めてです。主たるテーマは4月にスタートした後期高齢者医療制度です。医療現場の医師会の方々がいま、何を考えておられるか。ぜひお聞きしたいと思っていました。
 後期高齢者医療制度の問題では、「(老人保健制度は)このままでは維持できないので、何とかする必要があったと思うが、今回の制度は方法論として失敗だった」「何もしないのに報酬をくれる後期高齢者医療診療料(担当医制)はいやな感じだ」「延命治療をどうするかは、どこの医者も患者の家族と話し合っている。これにお金が絡む(終末期相談支援料)がとても使う気になれない」など率直なご意見をお聞きしました。
 地域医療の問題として行政に何を望みますかと質問したところ、いくつも帰ってきました。「中小病院における医師確保対策に力を貸してほしい。大病院と格差がある」「休日夜間診療所はやっても何人も来ない。行政はもっとPRを」「特定健診は現場で混乱があった。吉川区などのように、すでに終わった地区では前年より3割くらい受診率が落ちている。国保関係者でない人たちへの宣伝も、(市民の健康を守る立場で)やってもらいたい」。いずれも大切なことばかりでした。
 医師会の方から懇談会に参加していただいたのは副会長さんなど4名でした。「議会関係者とのこうした懇談はこれまでなかった。今後もこういう機会をつくってほしい」とも要望されました。これは議長にも伝えておかねばなりません。懇談はとても有意義なものでした。樋口議員は自分が一般質問で取り上げようとしたことで生の声を聞けたとうれしそうでした。
 


2008年06月10日

マスキング

 きょうは文教経済常任委員会でした。議題は先日の続き、直江津図書館・社会教育館整備問題です。市教委はきょうの日のために、これまでの経過を時系列でまとまた資料を作成し、委員会に臨みました。前回の委員会でもっとも質問が集中したのは、ホテル・センチュリーイカヤという特定の民間業者救済ではないのかという点となぜ6月議会がホテル新館の一部購入を決めるタイムリミットなのかという点です。これに応える資料提示と説得力のある説明が求められていました。ところが、きょうの説明は、ホテルの企業機密に立ち入ることを強く警戒し、抽象的でわかりにくいものでした。仮に企業機密であったとしても、会社側と協議して、どこまで開示できるか話し合って委員会に出てきてほしかったですね。

 委員会では党議員団の上野議員が質問に立ちました。直江津図書館・社会教育館の整備の必要性を認め、住民合意のなかで計画を進めていくべきだとの基本姿勢を明らかにしたうえで、同議員は、ホテル・センチュリーイカヤが昨年1月、市長に申し入れた文書を資料として提示するよう求めました。提示された文書は企業機密にかかわるということから中心部の数行がマスキング(炭塗りして隠す)されていました。委員会での議論を見ていると、市民や議員が一番知りたい大事なところがマスキングされているように感じます。もっとオープンにできないものでしょうか。


2008年06月09日

議員定数どうするかは1年後までに検討をと議長

 午前10時から各派代表者会議でした。改選後の代表者会議は何回か開催されていますが、今回は、今後の議会活動にかかわる重要問題で議長から提案があり、話し合いました。提案は、月例議員懇談会の開催、議員勉強会、議員定数条例の検討、議員政治倫理条例の検討、新たな議会改革など6項目にも及びました。

 このうち、議員定数条例に関しては市民が大きな関心を寄せている問題のひとつです。議長は、「市民の関心の高い問題で、議会側からも積極的に検討していかないといけない。1年が経過すれば、いつリコールがあっても不思議でない状況がある。むこう1年くらいの検討で方向を出していきたい」とのべました。議長としては議会内部で任意の検討委員会を8月中には発足させたい意向でしたが、私をはじめ何名かの代表者が発言しました。その結果、正規の特別委員会での検討もありうるのではという声もふまえ、どういう組織で検討するかも含め、各派が20日までに話し合ってくることになりました。上越市の議員定数は現在、合併特例で48になっていますが、市の条例では定数が30です。市域が広くなった中で市民の声をきちんと反映できる定数はいくつなのか、今後、定数の増減をめぐり活発な議論をしなければなりません。

 いまひとつ、議員政治倫理条例についても議論になりました。この問題は改選前の議会内に設置された検討委員会で議長に答申を出した経過もあります。議長提案は、議会内部の検討委員会あるいは各派代表者会議において、前回の答申、その後の各市の条例制定の動きなどをふまえ、条例制定をということでした。これも各派持ち帰りとなりました。


2008年06月08日

地区別懇談会

 総合事務所が主催する地区別懇談会が昨日、きょうと2日間開かれました。この懇談会は旧吉川町時代から毎年行われていて、総合事務所がその伝統を守っています。その年の吉川区関係の予算などを担当グループ長が説明し、住民と懇談する。1会場あたり約1時間から1時間半をかけ、2日間で7会場回っています。私は昨日は参加できませんでしたので、きょうの3会場での懇談会(画像は東田中地区懇談会)に参加させてもらいました。住民からは、「市道の草刈は遅い。いつからやるのか」「経営安定対策の担い手要件が緩和されたということだが、説明してほしい」「市道の路面の修繕を4、5回やってもらっているが、じきにまたへこんでしまう。抜本的な対策を」「三セクの経営で損失補償の話が出ているが、休業、民間への売却などは選択肢として考えられないのか」などたくさんの質問や意見が出ました。懇談会参加者は約80人。各地でいろいろな行事があって、参加者数は少なめでしたが、こうした懇談会を開催し、住民の声を一つひとつ拾い上げていくことはとても大切なことです。

 市政レポートNO1349号を掲載しました。トップページからお入りください。左上の「小さな町の幸せ通信」をクリックすると入れます。


2008年06月07日

全県の党活動者会議

 加齢による判断ミスというのがあるそうです。私はまだ還暦前ではありますが、最近、うっかりミスとは違ったミスをすることがあります。先日は車のドアを閉める時に、自分の足を挟むという馬鹿なことをしました。幸い、軽い打撲で済んだのでよかったのですが、きょうは、他人の車に乗せてもらうというのに、直前に「あさつき」をぱくりとやってしまいました。たまたま自分の車の後部座席に1個落ちていたのでもったいないと思っただけなのでしたが、食べれば、「あさつき」の強烈な匂いがぷんぷんです。運転をしていた上野議員や大潟区の仲間の皆さんにあやまり、飴をなめたり、高速のサービスエリア売店で口臭防止の清涼菓子を買ったり。「年のせいだよ」と言われてしまいました。

 きょうは全県の党活動者会議がありました。山口典久さん(北陸信越ブロック衆院比例候補)を1回で当選させるためにどういう活動をしていくかを考え、経験交流する会です。党中央の増子典男さんの講演で衆院選勝利のためにどうすべきかを学び、山口さんの決意表明や県内各地で頑張る人たちの発言を聞いてきました。増子さんの講演は初めてでした。21年間、埼玉の党組織を指導してきた人ですが、新潟との関係をたっぷり話して、新潟の良さを語り、それから総選挙勝利をめざす党勢拡大の意義をのべる。ユーモアがあり、わかりやすい話でした。県内の仲間から先の上越市議選の経験を聞きたいという声が強いとのことで、私と上野議員も発言しました。上野議員は頸城区内のほとんどの集落で、参加者の要望や意見を引き出す双方向型の懇談会を成功させた経験を語りました。気軽に懇談会をやり、「しんぶん赤旗」の購読や入党を訴え、味方の陣地をどんどん大きくしていった経験は全県の仲間たちを励ましたと思います。

 私は帰り道、途中で妻と一緒になり、柏崎の義父を見舞いました。昨年の今頃入院し、医師に「暑い夏を乗り切れればいいのですが」と言われたのですが、おかげさまで元気に自宅で療養生活をしています。患部は肺、再び暑い季節を迎えるので、無理をしないでほしいと思っています。


2008年06月06日

『春よ来い』の感想が書かれたお便り

 埼玉県は所沢市のOさんからお便りをいただきました。吉川区山直海出身のTさんのすすめで私のHPを知り、私の『春よ来い』を求めてくださった方です。中身はこの本の感想がほとんどです。Oさんは東京生まれの東京育ちですが、生家は米軍の空襲で焼けてしまったそうです。焼かれる寸前に埼玉県にあるお母さんの実家に疎開、風呂たき、牛の世話、炭焼などを体験されました。この体験があったことから、私の本についてはとても懐かしい思いを抱きながら読んでくださったようです。お便りのなかでは、「『議員の奮戦記』だと思い込んでいたのとは、まるで違っていました。日常の出来事を飾ることなく、飾ることなく、淡々と書いてあるだけで意外でした。しかし、そこにはふるさとや家族など周りの人たちへの愛情に溢れていました。そここそ、私たちが忘れていた日本のふるさとの原風景だと思います」とまでほめてくださいました。お便りの最後のところで、「近所に吉川高校出身の女性がいますので、この本を読んでもらおうと思います」とあります。どこの集落のご出身なのかはわかりませんが、私の本がこんな風にして読まれていくことをとてもうれしく思います。Oさん、ありがとうございました。


2008年06月05日

平成の名水100選に大出口泉水

 今朝の新聞に、尾神岳のふもとから湧き出ている大出口泉水が平成の名水100選に入ったという記事が大きく掲載されていました。うれしいもんですね。早速、デジカメを持って大出口へ行ってきました。先客は一人。大きなポリ容器を持っての水汲みです。私の目的は「きょうの大出口」の様子を写真に撮ることです。新聞各紙に掲載された水の湧き出ているところ(画像)もいいですが、そこより少し下ったところ(画像)で、水が勢いよく流れ落ちていく場所が気に入りました。黄色い花はダイコンソウでしょうか。市では「公の施設の統廃合計画(案)」で大出口公園施設を平成26年度に廃止予定としています。今回の名水100選入りでどうするか。財政効率だけで決めてはいけません。

 市役所では午前中、教育委員会の質問取り、議員団の学習会と続きました。「学校評価の充実・改善のための実践研究」事業について総括質疑することになりましたので、質問の趣旨などを説明し、事業の要綱、事業計画書などの資料も求めました。上越市では昨年、総合教育プランを策定したばかりです。それとも関連させながら、現場の学校、児童・生徒にとってどうなのかを明らかにしたいと思います。学習会では配布された委員会資料を読み、意見交換しました。今定例会では、文教経済常任委員会と被災者対策費、ごみ処理費などを審議する厚生常任委員会で議論が盛り上がりそうな感じです。

 午後は柿崎病院後援会の役員会でした。昨年度の事業取組結果と決算、本年度の計画と予算が承認されました。今年度の予算額は55万1000円、医師の招聘活動、後援会ニュースの発行などに使われます。注目の病院の行方ですが、単年度では赤字となっているものの、県内の県立病院のなかでは健闘しているとの評価の声が出ていました。病院関係者は、「国の政策のため、病院経営が難しくなっている。近くに病院があることが地域住民にとっての安心、安全につながる。地域医療病院としてだけでなく、呼吸器系の病気の専門病院としても力を入れている。公立病院改革ガイドラインもあるので、ぜひ利用していただきたい」と訴えていました。

 ところで、市役所から柿崎区へ向かう途中、農産物直売所「あるるん畑」に立ち寄ってみました。何が出ているか、時々、のぞいているのですが、外に並べてあった鉢植えの野の花などのコーナーで知り合いのものが出ているので、ゆっくり見せてもらいました。きれいな花をつけたホタルブクロ、ヤマアジサイなどを出したその人は昨年お連れ合いを亡くしたばかりです。以前から生活力のある人だとは思っていましたが、花もやっているとは驚きでした。


2008年06月04日

赤旗をゆっくり読んで

 朝早く市役所に着くとちょっとした余裕が生まれます。きょうは8時半過ぎに着いたので、「しんぶん赤旗」をゆっくり読むことができました。ここ、一か月ほどはまだ市議選の余韻が残っていて、新聞記事も選挙の時に訴えた内容に関連するものに目が行きます。

 後期高齢者医療制度の廃止法案の審議の行方は一番先に読みたくなることですが、今朝注目したのは、参院厚生労働委員会でわが党の井上哲議員がとりあげた厚労省全国調査です。一般の商業新聞では、全国調査をやったところ、これまでよりも保険料が安くなるとして大々的に宣伝していました。井上議員は、厚労省全国調査は、土地や家屋などの「資産」がない世帯も「資産」があると仮定して保険料を計算していること、負担増となりやすい世帯構成を除外していることなどを指摘し、負担増の実態を隠すものとなっていると批判しています。京都府宮津市で試算した場合、「資産」がない場合は8割が負担増となるという実例を示しての追及には説得力がありました。

 妊婦健診の公費負担の全国平均回数が4月時点で5.5回に増えているという記事もすぐに目にとまりました。これはわが党の笠井亮衆院議員が予算委員会でとりあげ、厚労省が2008年度実施状況の再調査を約束していたことが出発点でした。同省が調査結果を笠井議員に明らかにしたのですが、その結果は、昨年8月の調査を大きく上回っていました。上越市は5回分公費負担ですので、現時点では全国平均以下ということになります。同調査では、里帰り先での妊婦健診も公費負担の対象にしている自治体は63.9%にのぼっていること、助産所での健診の公費負担も24.7%で行われていることが明らかになったといいます。これは、さっそく資料を取り寄せなければなりません。

 きょうは生活相談と質問準備で一日が終わりました。総括質疑は昨日の議員団会議では、やるべきだという声と委員会審査でいいのではないかという声、どちらもあったのですが、学校評価をめぐる新事業を調べていくうちに、これは総括でやっておかないとまずいなと感じています。明日、議員団の仲間と相談して最終決定したいと思います。


2008年06月03日

食むことも酒も煙草も叶はねど…

 夕方、そろそろ妻に帰りの時間の連絡をしなければならないと思っていた時でした。妻の方からメールがきたので見ると、「きょうの朝日に短歌が載りました」とあります。先日、「今度、朝日新聞にも出してみようかな」と言っていたのですが、こんなにも早く載るとはびっくりです。議会事務局でさがしたところ、朝日の新潟版の「歌壇」にありました。食むことも酒も煙草も叶はねど舅(ちち)朗らかに歌うたふなり。選者の評には、「食事も叶わなくなった老い人の、なお朗らかに歌う心の健やかさにこちらが励まされる。事実のみ述べて余分な感想などださないため作品が深まった」とありました。父も喜ぶことでしょう。

 さて、いよいよ6月議会です。6月定例会そのものは12日から始まりますが、きょうから事実上のスタートです。きょうは午前に議会運営委員会がありました。上野議員から委員会報告を受けましたが、今回は改選後の初定例会ということから、開会前に記念撮影が行われます。その後、議場で議員表彰があるといいます。そのなかに私の名前まであるので驚きました。在職15年以上者という扱いで表彰されることになっていました。市議になったのは3年4か月前ですから、それ以前の町議在職期間26年を考慮したのでしょう。午後からは議案の勉強会を団でやりました。提出された議案数は少ないものの、条例などでわからないものもあり、さらに検討することにしました。一般質問の準備もしなければなりませんが、党議員団では平良木、上野両議員がすでにスタンバイ状態です。こちらも遅れないようにしないと。


2008年06月02日

議員団ニュースの検討は賑やか

 きょうの議員団会議では議員団ニュースの次号の検討や一般質問をどうするかなどで時間をかけました。また、平良木議員が作成してくれた各議員のスケジュール表の入力方法などを学びました。

 議員団ニュースは、次号の当番の上野議員が原稿を用意してきてくれましたので、賑やかな検討会になりました。「見出しは中身がズバリわかるものにしたらどうか」「(原子力災害発生時に使う)ヨウ素剤はどこで備蓄されているのか」「平良木さんの初質問だから、どうであったかについても読む人は知りたいのではないか」など次々と意見や注文、事実確認の声が出ました。自分の文章をみてもらって、よりわかりやすく、よりいいものにしていく。私もいろんな人にご指摘いただいて、たびたび助けてもらっていますが、こうして集団的に検討するといいものですね。とても勉強になります。

 夕方までに2件の生活相談に取り組み、夜は党支部の会議でした。時々、旬の食べ物を持参してきてくださるのは年配のKさんです。今晩はキイチゴの実(画像)を採ってきてくださいました。「日陰だったから、ちょっと甘味が薄いかな」と言われましたが、美味しくいただきました。


2008年06月01日

ササユリ、すでに開花

 うっかりしていました。私の大好きな野の花のひとつ、ササユリの開花がまだ先だと思い込んでいました。金曜日にある家で咲いているのを見て、きょう、里山のなかに入ってみたところ、ほとんど咲き終わっていたのです。昨年、ひとつの茎から3つの花を咲かせ、あでやかな姿を見せてくれたものは見当たりませんでした。それでも救いだったのは、ちょうど見ごろを迎えたものが何本かあったことです。もちろん、写真(画像)に撮ってきました。

 ササユリは今年、マスコミで大きくとりあげられました。糸魚川産ササユリの種が宇宙への旅をするというのです。ササユリの種は今年八月以降にロシアのロケットで打ち上げられ、国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」で過ごすことになっています。帰還後、さまざまな分野で活用されることになるでしょう。このササユリが自生している場所は、本州では私たちの住む吉川区が北限と言われています。それだけに、また注目を浴びることになりそうです。

 きょうは山間部で市政レポートの配布活動でした。デジカメを持ちながら、ゆっくりと歩いて配布しました。カメラに収めた野の花は白いバイカウツギ、キオンなどです。紫色をしたコシジシモツケソウの花ももうすぐ開化です。一昨年、昨年とキオンとコシジシモツケソウの花が同じ場所で咲く姿を撮ろうと思ったのですが、私の都合と花の最盛期がかみ合わず、実現できませんでした。ねらっている場所は、上越市大島区です。急な岩肌が続いている場所で黄色と紫色の花が大規模に咲く姿は一度ごらんになるといいですよ。忘れることのできない風景として記憶されるはずです。


2008年06月投稿分

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