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2008年07月投稿分

2008年07月31日

足の手術、無事終了

 足の裏の腫瘍除去手術は無事終了しました。手術台の上にのるのは初めてです。手術前に血圧の測定をおこない、患者の名前の確認、手術か所の確認をやってから手術に入りました。患者の間違い、手術か所の間違いのないように入念なチェックをやるんですね。台の上ではうつ伏せでした。左手は血圧測定器がつけられ、肩だか首だかに心臓の超音波検査の機器がとりつけられました。手術中に何回か血圧測定器が動き、左腕はキューッと締められたり、ゆるんだりしました。超音波検査の機器の音でしょうか、ピィー、ピィーという音が手術室で響きました。足の裏の出来物を切除するのに、これほどいろんな機器が動くとは知りませんでした。

 手術は約15分ほどで終わりました。痛い時は痛いと言ってください、看護師さんからそう言われましたが、手術そのものは局所麻酔が効いていたのでまったく痛みを感じることはありませんでした。痛かったのは痛み止めの注射です。これは涙が出る一歩手前の痛みが走りました。病理検査で追加が出ない限り、順調にいけば2週間ほどで普通に歩けるそうです。医師からは、足を安静にしておいておくようにと言われました。これで、やったれ祭りでは神輿を担ぐことはできなくなりました。「しんぶん赤旗」の配達・集金も仲間から手伝ってもらうことにしました。しばらくご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。


2008年07月30日

集金、生活相談、見舞い

 昨日の雨が効いたのか、ちょっぴり涼しくなったように思います。きょうは、「しんぶん赤旗」の集金と生活相談を中心に動きました。今度の土日もイベントが入っていますので、平日に少しでも集金しておかないとすすみません。
 午後からは2つの病院、市役所などを回りました。従姉のお連れ合いを見舞った際、吉川区の2人の人とばったり出会い、話をしました。そのうちのひとりはMさん、おじいさんが入院されていると聞いてびっくりしました。春の市議選の時はとても元気で動いてくださった方だったからです。
 高熱が続いていた父はようやく平熱になりました。病室に入ると、私の顔を見るなりニコッとし、耳垢をとろうとすれば「いいがど」と大きな声を出す。いつものスタイルが戻ってきました。
 


2008年07月29日

合併前上越市の区域に地域自治区設置することで新方針

 合併した上越市には地域自治区が設置してあり、そこに総合事務所と地域協議会がある。地域協議会委員の選任にあたっては公募を基本にすえ、定数より多かった場合は選任投票が行われる。これでいま、上越市は全国的に有名になりました。しかし地域自治区は編入された旧町村部だけであり、合併前の上越市の区域に設置することが重要な課題となっています。きょうの総務常任委員会では、「合併前の上越市の区域への地域自治区の設置について」、これまでの経過や今後のスケジュール、検討項目などについて市側が説明し、議会側の意見を聞きました。

 昨日の日記でも一部紹介しましたが、市側から、来年3月議会で「地域自治区の設置に関する条例」の改正を行い、市長選が行われる来年10月に施行することをめざすとの説明がありました。そのためには、市民への周知・説明をこれまで以上に丁寧に分かりやすくやって、条例改正案についてのパブリックコメントを今年の12月頃を目途に実施したいとしています。この問題では昨年、16の地域自治区設置案を示し、市民説明会をやったものの、市民から十分理解してもらえなかった、議会内でも実施は時期尚早との意見が大勢を占めて、事実上の先送りをしたという経過がありました。

 きょうの委員会では市側の今回の提案に反対論こそ出ませんでしたが、「これを実施しなければ、市が持たないという覚悟での市長の姿勢が大切だ」「今年の県知事選が導入時期かと思っていた」などの声が出ました。私たちの議員団では昨日、検討会をやり、市側の方針案については基本的に賛成する方向を確認しました。町内会と地域協議会の違い、地域協議会と議会の違いなど、市民の皆さんから十分理解していただくためには最低これくらいの期間を確保する必要があると判断したからです。ただ、きょうの委員会で市側は、合併前上越市に設置する地域自治区については昨年示した16の数と区域を基本とすると説明しました。この点は議論を深めないといけないなと思っています。

 夕方からは「上越市の学校給食を考える会」が久しぶりに開催されました。市議選などでバタバタしていた時期に重要な動きがあったりしましたので、事務局からこれまでの経過説明が行われ、今後の運動をどうすすめるかについて議論が交わされました。これまでの運動で、民間委託の動きにブレーキがかけられ、今年度新たに派遣による学校給食調理(これは直営にあたる)という事態も生まれています。市教委では派遣で一定の経験を積んでもらい、民間委託に持っていこうという方針ですが、この方針の問題点などについて整理する必要性が指摘されました。会が終了後には懇親会も行われ、楽しいひと時を過ごしました。


2008年07月28日

議員団会議、そして地域協議会

 朝、妻を職場に送ってから父が入院している病院へ。きょうは朝と夕方の2度病院へ行きましたが、相変わらず熱は高いままでした。これでもう4日ほど高い熱が続いています。これまで熱があっても「大丈夫だ」と言っていた父も今回ばかりはきついらしく、「じいちゃん、たいそかね?」と訊くとゆっくりと首を縦に振ります。夕方からは再び点滴をしてもらっています。額は熱く、水枕をしてもらっいるくらいなのに、どういうわけか足や手は冷たいのでびっくりでした。

 きょうは久しぶりに議員団会議をやりました。11日に予定している農業委員会幹部の皆さんとの懇談会の準備、明日の総務委員会や11日の文教経済委員会で審議される課題にどう対応するかなど短時間で整理しました。合併前上越市の区域に地域自治区を導入する課題については、市議選後の総務委員会としては初めての本格的な議論となります。行政側の案では、来年の3月には条例の一部改正を行い、来年秋に予定されている市長選と合わせて地域協議会委員を選任したい意向です。

 夜は吉川区の地域協議会でした。新メンバーになって3回目の協議会です。「公の施設の統廃合計画(案)」に基づいて、六角山リフト、旭地域生涯学習センター(校舎棟)については来年度から廃止したいという市長の諮問について審議されました。賑やかな議論となったのは旭地域生涯学習センターです。撤去費だけでも3987万円もかかるので当面は壊さないでおくという説明に、「廃止後、確実な安全管理をしてほしい」「耐震面で問題があっても条件付きで貸出できないか」「プールはどうするのか」などの質問や要望が相次ぎました。自主審議事項のなかでは、今春閉校されたばかりの吉川高校跡地について総合事務所から説明がありました。県では利用計画がないこと、土地建物は一括処分する方針であることなどが説明されましたが、「体育館だけでも利用できないのか。もったいない」などという声があがっていました。「一括処分」にこだわると、まったく手つかずのまま推移していくことになりますが、それでいいのでしょうか。


2008年07月27日

上越地区消防大会

 上越地区の3市の消防団が集まって各種訓練を行う大会が吉川小学校のグランドで開催されました。合併前からずっと行われていた大会ですでに40数回になるといいますから、吉川区での開催は2度目かも知れませんが、1回目については、私の記憶には残っていません。団単独訓練はポンプ操法、部隊訓練の2つでしたが、地元原之町などの住民が加わっての訓練は避難訓練、救助訓練、消化訓練、炊き出しと盛りだくさんでした。AEDを使った訓練(画像)は関心が高かったですね。

 私は来賓席では消防団単独の訓練をみました。テントが張られた来賓席は最後列でした。真夏の太陽が背中に直接あたり、厳しい暑さでしたが、時折、西の野球場側からいい風が流れ込んでくれました。これはありがたかったですね。テント内は市議が20人ほど同席していて、いろいろ質問されたので、グランドが谷間の田んぼであったことなどについて説明しました。地元吉川方面隊が部隊訓練で1位の成績をおさめた時には、「いかったな」と声をかけてもらいました。また、炊き出し訓練で出されたおにぎりは、「うまいコメだ」と大好評でした。

 大会が始まる前、木原上越市消防団長と言葉を交わす機会がありました。先日の市長点検では言葉を交わす機会がつくれませんでしたが、きょうは私の地元開催ということで、短時間でしたが、話をすることができました。同団長には昨年の震災や私の地元集落で発生した行方不明事件でたいへんお世話になった経過があります。とくに行方不明事件では毎日吉川に来て心配してもらいました。お礼を述べ、近況を報告させていただきました。たいへん人懐こい方で、「なんかあれば、いつでも来ますよ」と言われたので、「来てもらうことがなければいいんですがね」と言って笑い合いました。


2008年07月26日

第50回自治体学校

 暑い2日間でした。昨日の朝早くに直江津駅を出発、大阪吹田市で開催された第50回自治体学校に参加してきました。吹田市は自治体問題研究所発祥の地です。会場では、昨年、『山村集落再生の可能性』出版でお世話になった自治体研究社の深田さんなどと再会、吉川から持参したトマトをプレゼントしてきました。当初2日間は出る予定でしたが、地元でのイベントと重なり、勉強は初日の講演と3本の報告(リレートーク)だけでした。それでも、参加して良かった。私が学生だった時代から自治体研究の第一人者として有名だった宮本憲一さんの講演を初めて聴くことができましたし、岡田知弘現理事長の歯切れのいい基調講演で、先日、高田で聴いた岡田講演の復習ができました。構造改革路線の破綻の中で、「社会的弱者が生きていけない社会が到来している」ことを改めて意識、いま、議会活動はどうあるべきかを学びました。

 宮本、岡田講演を聴いた後で行われたリレートークは自治の現場での生き生きとした動きを伝えるものとして印象に残りました。宇和島市の市立病院で働く若藤さんのスピーチは、新潟県立柿崎病院のこととダブらせて聴きました。率直に言って、これまで、病院で働く人たちとの連携をあまり意識しないで運動を進めてきましたが、「仕事着」を着て報告に臨んだ若藤さんのスピーチで大事なことのいくつかを再認識しました。「うじうじしていてはダメ。小さくても声を出さないといけない」そのとおりです。長野県阿智村長の岡庭さんの報告は、「集落を基礎にした地域再生と自律の村づくり」。総論ではなく、個々の集落をどう守っていくか、集落に人が住み続けられるようにするためにはどうすべきかが大事である、と言われた言葉が重く響きました。流暢さはなかったものの、自分の言葉で首長としての考えを誠実に語る姿は忘れません。

 今回の大阪行きは自治体問題の勉強以外でも興味深いものとなりました。読み終わったばかりの『里山を歩こうPart2』(岩波ジュニア新書)の現場を、行きも帰りも特急で通過することになったからです。琵琶湖の北部から西部をJR線が走っていますが、青い湖面、湖に近い田んぼ、おそらく湖に注ぐであろう川の源流地帯などの風景を見ながら、本を読み返しました。こんな経験はめったにできるものではありません。田んぼでは、何という品種でしょうか、穂が出そろい、出穂前の田んぼの緑とは違った色の風景をつくりだしていました。もう少し遅いスピードの電車で通れば、本に登場した三五郎さんのような人の姿も見ることができたかも。帰りの特急では、車掌さんが琵琶湖やトンネル温泉などについて短い紹介をするというサービスもありました。これも良かった。


2008年07月24日

ソバの海苔巻き

 母を送って十日町市松代(旧松代町)まで行ってきました。母が同級生の人と温泉に泊まるというのです。温泉に行く前に、その人の家に行くと、いまかいまかと待っていてくださいました。「さーさ、お父さんも入って」と誘われました。お茶をご馳走になり、さっと帰るつもりだったのですが、すでにお昼ごはんを用意してあって、飯台に次々と美味しい食べ物が出されました。サヤインゲンの味噌和え、キュウリの酢もの、赤飯、ナスやタラの煮物、漬物などどれも美味しかったのですが、とびきり美味しかったのは、ソバの海苔巻き(画像)でした。ソバをこんなふうにして食べるというのは初めて、これははまりそうです。

 午後からは市役所へ。たまたま会った小関信夫議員と歓談した後、市政レポート吉川版の作成にとっかかりました。いつも吉川区の市民にとってできるだけ身近な話題をと考えているのですが、明後日から市立博物館で展示される長峰遺跡のミニ土偶の写真ファイルを探すのに手間取りました。2年前に津南町で展示されたことを思い出し、やっと「発見」。解像度の落とされた写真でしたが、これで我慢することにしました。思った以上に時間のかかったレポートづくり、今回も、裏面まで手が出せませんでした。

 明日は朝早くから大阪に向かいます。自治体学校でどんな情報を入手できるか、どんな出会いがあるか、楽しみです。返ってくるのは、明後日の夕方になります。昨年、一昨年と参加できなかった特別養護老人ホーム「ほほ笑よしかわの里」の祭りの開始には間に合わせる予定です。


2008年07月23日

足の腫瘍、手術へ

 足の裏に違和感を感じるようになったのは2週間ほど前のことでした。靴の中に小さな石ころが入っている、そんな感じがしたのです。ところが、靴を脱いでも石もゴミもない。何だ、気のせいかと思って、再び靴をはくとまた同じ感覚です。そして靴下を脱いで見たら、足の裏に小さなほくろのようなモノができていました。友人に皮膚科へ行くことをすすめられ、見てもらいました。その結果、別の病院へ紹介状を書いていただき、検査することになったのでした。

 きょうは、診察をしていただいただけで終わりました。担当の医師の診察では、悪性とは考えられないが、ほくろのようなモノは内部から出てきている腫瘍であり、切除をした方がいいということでした。切除の手術は来週の木曜日と決まりました。局部麻酔をかけて切除するという簡単なものです。ただ、腫瘍ができた場所は、足の力がかる部分で、2週間ほど安静にしているようにとのことです。そうしないと、傷口がすぐ開いてしまうのだそうです。松葉杖を使うまでもないし、どんな形で安静にしていればいいのか。困ったことになりました。

 きょうは父の入院している病院へ行き、紙おむつを手配。その後、市役所で原稿書きをしました。金曜日の早朝、大阪での自治体学校に行きますが、そこへ行くためにはやっておかなければならないことがいくつもあります。そのひとつが原稿書きでした。明日は市政レポートも書いて印刷しておかねばなりません。母のアッシー君を務めたりしながら、大島区へも行く予定です。


2008年07月22日

新井柿崎線整備促進議員連盟総会

 市議選後、県道新井柿崎線整備促進議員連盟を存続させていくことが確認されていましたが、きょう、その総会、そして平成19年度要望についての報告会(画像)が開催されました。

 報告会には上越市選出の県議、新潟県上越地域振興局の幹部などが招かれました。来賓として挨拶に立った上越地域振興局の白石地域整備部長は、「今年度の県の道路整備予算は1679億円で前年よりも167億円減っている。厳しい財政状況が続いているが、来年度についてはまったく不透明だ」「新井柿崎線は全長31.7キロ。上越市の南北を結ぶ重要路線だ。管内の主要道路でも一番名が通っていて、格としては国道クラス。まだまだ整備しなければならない路線で、地元の皆さんの協力を得ながら整備していきたい」とのべました。

 昨年度、議員連盟として県に整備を求めたのは歩道整備、防雪柵設置など21か所。三和区本郷地内などで一定の整備が実現されてきていますが、なかなか前進しない状況にあります。地吹雪に弱いということで整備を強く求めている防雪柵設置については、昨年、山間部の雪崩防止工事を優先させるので少し待ってほしいとのことでした。この雪崩防止工事は妙高市内のスノーシェッド工事です。当初、3年くらいで終わらせたいということでしたが、財政難でいま少し時間がかかりそう。ただ、新井柿崎線の地吹雪対策として、当面は仮設型の防雪柵設置で対応していくとの表明がありました。党議員団にも関係住民から要請のあった頸城区上増田地内の交差点改良もなかなか前進しませんが、きょうの会議では、信号に時差をつけたのでいくらか改善されたのではないかと報告がありました。調べてみようと思います。

 総会が終わった時点で、病院から電話がありました。父が使用している紙おむつが足りなくなっている、手を打ってほしいとのことでした。農協と紙おむつの契約をしていたのですが、どうなっているのか、明日、確認してみないと。


上越地域3市の党議員で泊り込み学習交流会

 昨日は午前中が生活相談、午後からは糸魚川市、妙高市、上越市の日本共産党議員が集まっての学習交流会でした。生活相談でおじゃましたある年配の方の家では、思いがけない収穫がありました。その方は新聞記事などをきちんと整理されていました。私と大違いなので、整理能力と習慣について話をしたところ、1冊の本を紹介していただいたのです。築山節さんの『脳が冴える15の習慣』(NHK出版)です。目次を読むと、「脳を活性化させる朝の過ごし方」「忙しいときほど机の片付けを優先させよう」など読んでみたくなることがずらりと並んでいます。読めば、おそらく、私の生活の仕方に影響を与える、そんな予感がします。

 学習交流会。先頃開催された第6回中央委員会総会の報告を受けて、地方議員として衆院選での勝利に向けてどうがんばるか、6月議会ではどんな課題に取り組んできたかなどを学び、話し合いました。私は地元後援会の行事があって聴けなかったのですが、新潟県委員会から川俣副委員長を迎えての講義はとてもよかったようです。上野議員は、「おもしろくて、とてもためになった」と繰り返し言っていました。夕食時に川俣さんが話しかけてきました。「沖縄県議選での勝利は、上越市議選での実践が生かされた。当分の間、論戦の組み立ては上越でのパターンが続くのではないか」国政の課題を地方議員選挙でも訴えるといったやり方はしばらく続くのかも知れません。

 昨日は鵜の浜温泉で泊まりました。開湯50周年を迎えた同温泉の海岸では、花火が打ち上げられていました。近くで花火を見るのは久しぶりでした。夏本番がやって来た、という感じがしますね、花火は。旅館で出された料理は、朝捕ったばかりの魚の刺身など新鮮なものばかり。温泉には4回も入って、体を休めることができました。そう、そう、昨日は、カナカナゼミ(ひぐらし)の鳴き声をこの夏、初めて聞きました。オニヤンマにも初めて出合いました。


2008年07月21日

柏崎で原発住民運動センター全国交流会

 常任委員会の視察による疲れをとらないうちに連続して会議などがあり、この日記もなかなか書けない状態が続いています。
 昨日は原発問題住民運動連絡センターなど3団体共催による全国交流集会が柏崎でありました。中心課題は史上初の原発震災となった柏崎刈羽原発震災の全容を第3者機関で徹底解明させようというものです。国道上で事故があって大渋滞となり、会場には30分遅れで到着。ちょうど立石雅昭新潟大学教授の講演(画像)でした。地質の専門家の方から立石教授のことをお聞きしていましたが、期待どおりの講演内容でした。設計基準を大きく超えた地震動が原発を襲った、その事実を様々なデータで解明していく。最新の知見を過小評価することなく、国民の安全・安心を守っていくことの大切さを学びました。きょうの講演をもとに『前衛』最新号の論文も読んでみたいと思います。
 講演、全国センターの伊東達也さんの問題提起を受けて10数人が発言しました。私も地元実行委員から「地域防災計画に原子力防災を盛り込んだ上越市の事例報告を」という求めに応じて発言させてもらいました。原発から10キロ以上離れている自治体が世論や議会の議論を重視して原子力防災計画を策定したのはきわめて重要な動きだということで発言を要請されたのですが、6分という制約の中で発言するには原稿の用意が不可欠でした。言わなければいけないことの3分の1ほどしか言えず、実行委員の方々には迷惑をおかけしました。
 昨日の集会は原発震災問題を学ぶ絶好の機会となりました。いただいた資料などを大切にして、しっかり勉強していきたいと思います。


2008年07月19日

梅雨明け

 梅雨が明けたそうです。気温は30度を超え、汗が次々と出てくる。きょうは、いつものようにタオルを首に巻いて「しんぶん赤旗」の配達をしました。特別に意識したわけではないのですが、あちこちで避暑風景が見られました。一番いいなと思ったのは子どもの水遊び風景です。木陰で小さな洗濯用の桶に水を入れてもらい、その周辺で水を汲んだり、流したりして楽しんでいました。すぐそばにはネコが寝そべってのんびりしているというのもいい雰囲気でした(画像)
 
 きょうは市議会報告(6月定例会及び7月臨時会)の印刷もしました。印刷機のある部屋は冷房がきいていないため、窓を開けて自然の風が流れ込むのを期待しながら作業を続けました。印刷機械は順調に動いてくれたので、ほぼ5時間で作業を終えることができました。大量に印刷するのでインクをかなり使います。少しでも長く使いたいというクセがあり、濃度を下げて印刷したところ、私の一般質問の部分は少しかすれたものもありました。午後からは後援会事務局の人からの手伝ってもらいました。ひとりで黙々と仕事をするのはつらいものです。いい話し相手があって助かりました。

 父の様子です。お陰様でここ数日は体温も下がり、安定しています。昨晩、見舞いに行きましたら、とてもうれしそうな表情をしてくれました。視察で留守にしていた間は、妻が毎日通い、父の様子を見てくれていました。この暑さを乗り越えてほしいと願っています。


2008年07月15日

肺炎再発

 病院から連絡がありました。父が再び肺炎にかかっているというのです。日曜日あたりから熱が高いなとは思っていたのですが、一時、39度1分にもなったといいます。レントゲンでは肺は白くなっており、当面、頸管栄養は中止して点滴で対応したいとの説明がありました。ただ、思っていたよりも父は元気で、私の顔を見て笑うこともあります。
 こういう状況なので、明日からの常任委員会の視察をどうしようか迷いましたが、担当医から「急におかしくなることはないと思います」という言葉をもらいましたので、出かけることにしました。18日まで千葉県、東京都方面へ行っていますので、この日記も休みます。


2008年07月14日

吉川区内の2級河川を視察

 昨日は本当に運が良かったと思います。一昨日の荒れ模様ときょうの激しい雷雨の間にさわやかな晴れがあり、そこで体育祭があったのですから。
 きょうの午前は上越地域振興局の白石地域整備部長、棚橋治水課長がこられ、吉川区内の2級河川の視察をされるということで、それに同行しました。視察箇所は玄僧川の道之下地内、吉川の東田中地内、入河沢川の河沢地内、平等寺川の泉谷地内、大出口川の泉地内などです。白石部長は東田中地内の状況を3年前にも見ておられますが、柳の木の生長のスピードが速いのにびっくり、「いまのうちだね、手を打つのは」。きょうの視察箇所の中で草木が一番大きくなっていたのは、入河沢川の河沢地内(画像)でした。「こりゃ、業者を入れないとだめだ」と言っておられました。白石部長などからは先日の合同陳情の際にも区内の河川を見ていただいています。先日視察していただいたところも、きょう視察していただいたところも、いずれの箇所も大雨になれば、水害の誘因となるところです。早急に手を打ってほしいものです。
 午後からは党議員団会議でした。第6回中央委員会総会幹部会報告を受けて、今後の活動をどうすすめていくか、議員団ニュース、市議会報告をどう編集していくかなどについて話し合いました。会議中、何度も落雷があり、激しい雨も降りました。梅雨明けはいつになるのでしょうか。


練習したチームは強い

 昨日は吉川区体育祭、くびき野地域問題研究会と続き、深夜に帰宅しました。体育祭は昨年に続き、屋外での開催となりました。一昨日までの梅雨空はどこかに行き、青空が広がりました。時折、さわやかな風がグランドに流れて、最高の体育祭日和でしたね。参加者も次第に増え、会場の吉川小学校周辺の駐車場は車でうまりました。ある町内会長さんが「例年の倍は来たね。とにかく大勢だった」と言っていました。

 体育祭では本部テントでずっと競技を見学させてもらいました。地域対抗競技は玉入れ、綱引き、大玉・小玉おくり、障害物リレー(画像)の4種目。7つの地域づくり会議のチームのなかで群を抜く強さを発揮していたのは源地域づくり会議でした。本部テントのなかでも、この強さが話題になりましたが、この日のために9日と11日の2度にわたって練習を重ねてきたのだそうです。練習には選手メンバーの100%が参加したわけでもないけど、みんなで力を合わせて勝つ訓練をしてきたチームはやはり強かった。

 夜は市民プラザでくびき野地域問題研究会の報告と講演会(画像)でした。京大の岡田知弘先生とは約1年ぶりの再会でした。岡田先生の講演テーマは合併後のまちづくりをどうすすめるかです。いつも興味深い話の展開とデータの紹介があるので引きつけられますが、今回もそうでした。「合併の動きはまだ終わっていない」「あらたな地域間格差が広がりつつある」「民間化推進政策の中で、周辺部を中心に住民の生存の危機が広がっている」などの指摘に注目しました。今後のまちづくりをどうするかについては、①まちづくりの目的を明確に、②合併に伴う必然的な影響を予め把握しておく、③失敗例から学ぶ、など5つのポイントは参考になりました。

 後援会が終わってから、直江津の居酒屋で岡田先生を囲んで何人かで懇談会をやりました。私も執筆に参加した『山村集落再生の可能性』(自治体研究社)出版のご苦労さん会も兼ねての開催でした。「新潟日報の山村集落の連載ルポもよく調べて書いている」「道州制の案がいくつかでたけど、いずれの案でも新潟ははずれ」「地方新聞各社は会社の存続にもかかわる問題なので多くは道州制に反対している。新潟日報はどうなっているんだ」「町内会は自治組織なのに町内会長が市からの仕事をうけているので下請け機関化しているのではないか」など、話題は転々とし、議論が賑やかになり、お開きになったのは12時過ぎでした。


2008年07月13日

新聞配達、そして校友会に

 昨日は高田に泊まってきました。一日中、「しんぶん赤旗」日曜版の配達と集金をやり、夕方からは高田高校の校友会でした。配達を終了したのは6時半すぎでしたので、校友会には遅刻でした。「遅いぞ」と同級生に叱られ、その後は一気に酒とビールを飲んで、楽しいおしゃべりをしました。昨年、上越市に戻ってきたという人が私の『幸せめっけた』を読んだと感想を述べてくれました。この本の紹介をしてくれたのは、恩師の先生だということです。ありがたいです。
 これから吉川区の体育祭です。


2008年07月11日

〝笑って交流〟社会参加いきいき推進大会事業

 早朝に起きて市政レポートづくりをしました。しばらく表面しか作っていなかったのですが、今回は久しぶりに表も裏面も書きました。9時半には印刷まで含めて終了させねばならないという時間制限の中での仕事でしたので、きつかったですね。記事の内容は、ほとんどこの日記をベースにして書いています。今回は自治基本条例施行記念フォーラムの様子、年金者組合の市長への申し入れなどを書きました。
 10時からは〝笑って交流〟社会参加いきいき推進大会事業に参加してきました。料理研究家の井部真理さんの「地産地消による高齢者の健康献立」という講演では、「人間の歯は草食のための臼歯が一番多い」「草食動物はやさしいが、肉食動物はおっかない」「地場産野菜の価値は採ってから早く食べられること、栄養価が違う」などの話が新鮮でした。午後からは社団法人長寿社会文化協会のインストラクターによる高齢者疑似体験とNPO運動の理論家として有名な田中尚輝さんの講演でした。高齢者疑似体験では、足、腕、目に障がいがある状態にして歩いてみました。平らな所を歩いている時はどうってことないと感じていましたが、階段を降りる時に怖さを感じました。手すりがあるかないかは重要ですね。
 このところ、わが家のファックスがうまくありません。受け付けるものと受け付けないものがあるのですが、その違いが何によるのかわかりません。来週には、いまのものとは違う機種に入れ替えてみようと思っています。

 


2008年07月10日

長岡市議団の視察に同席

 上越市の自治基本条例を学ぼうと日本共産党長岡市議団(笠井則雄議員など3人)の皆さんが上越市役所へ来られました。私も何とか都合をつけることができたので、同席させてもらいました。合併協議の段階から条例制定に至るまでの経過、条例の逐条説明を自治・地域振興課副課長の池田さんなどから語ってもらいましたが、長岡市議団のメンバーの皆さんは、「市民や市役所職員が市民会議を立ち上げて3年も検討したのはすごい」などと感想をのべていました。私も復習できて、よかったです。

 条例が施行されて3か月が経過してどうなったかを考える時に、頭に浮かんでくるのは直江津図書館等整備問題です。長岡市議団も新聞報道で知っていて、「市議会及び市長等の説明責任」、パブリックコメントなどが話題になりました。「当市ではパブリックコメントは要綱で運用してきたが、庁内でも解釈に食い違いがあって…」との説明を聞き、改めて条例制定の必要性を理解できました。図書館等とは直接関係ありませんが、「住民投票条例を本年度中に制定したい」との話もありました。パブコメ条例、住民投票条例制定は今年の後半、しっかり対応せねばと思いました。

 午前、父の入院する病院に寄ってきました。院内の床屋さんから昨日電話をもらい、きょう、お風呂に入る前にカットすると聞いていました。動かないで、ちゃんと刈ってもらえるかどうか心配でしたので、寄ったのです。こちらの心配は無用でした。動くどころか、気持よさそうに刈ってもらっていた(画像)のです。床屋さんは、市議仲間や吉川区の住民についてもよく知っていて、楽しいおしゃべりもできました。


2008年07月09日

やまぎし農園のトマト、今年も評判上々

 どうしてこんなに甘いのか。美味いのか。長年、野菜をつくってきた農家ですら絶賛するトマトが吉川区にあります。大乗寺のやまぎし農園のトマト(画像)です。
 農薬の使用は最低限にする。苗の段階から微生物が活躍している。水分補給はひかえ、トマト本来の力を引き出すようにしている。1個1個のトマトは重く、真赤。私が耳にしているのはこれくらいですが、一度食べたら、自分の家の畑で栽培していることも忘れて買ってしまいます。
 いまや、吉川区の名物トマトとして広く知られるようになりました。きょうも、市役所のある職員さんに会ったら、「この間、吉川区の友だちからトマトをもらったけど、本当にうまいですね」と言われました。吉川区在住の人たちが土産としても使っているようです。
 やまぎし農園の電話番号及びファックス番号は、025-539-3033。
 メールアドレスはymgs@valley.ne.jp
 全国どこにでも発送しています。


2008年07月08日

今年初めて尾神岳へ

 強烈な雨と雷でした。大雨になるかも知れないと思うような降り方は梅雨に入って初めてです。県職員のSさんから電話をもらうまで、上越地方に大雨洪水警報が出ていることを知りませんでした。きょうは雨が落ち着くまで吉川区にとどまり、その後、病院、市役所へと動きました。市役所では、13日午後7時から市民プラザで行われる岡田知弘京大教授の講演会の準備をしました。

 病院は父が入院しているところとは別の病院です。夜中に従姉のお連れ合いが救急車で運ばれたというので、お見舞いに行ってきたのです。脳血管障害で緊急入院したSさんは、10年ほど前にも同じ病気で入院し、その後、頑張って社会復帰した人です。「たいへんだね」と言うと、「おまんの大変さに比べればたいしたことないさ」という言葉が返ってきました。今回は前回よりも症状が軽そうなので一安心しました。

 夕方、尾神岳に登りました。考えてみたら、今年になって初めてでした、尾神岳に登ったのは。大好きなふるさとの山とはいえ、市議選、6月議会と忙しい日が続き、すっかりご無沙汰していました。きょうのねらいはエゾアジサイ(画像)です。市道沿いに青い花をたくさん咲かせていました。花の色は鮮やかで、葉も例年のように虫食い状態ではありませんでした。それと、きょうは野ウサギと何回も出合いました。ウサギは増えていますね。


2008年07月07日

肥満の原因は疲労か

 うーん、まいった、まいった。夏用のズボンを一本ほしいと思ってデパートでさがしたところ、いつものサイズのものがなく、少し大きめの94(腰回り?)を試着してみました。ところが、これがなんとぴたりだったのです。またもや太ったこと、まちがいなし。試着室の鏡で見ると、腰は大きく膨らみ、お腹は出ています。この調子でいくと、いま持っている背広が着られなくなり、ズボンがはけなくなるのは時間の問題です。なんとかしなければなりません。

 ある本に、肥満の原因は疲労だとありました。疲労とは体の中に老廃物がたまった状態をいい、体内に増えすぎた老廃物を封じ込めるために「ぜい肉」がつくのだそうです。夜型の生活、不規則な生活が続き、体をゆっくり休ませることがない人は疲労がたまって太りやすい体質になるとの指摘もあります。私のいまの生活そのものです。きょうも、午前中、議員控室で上野議員とともに議員団ニュースをつくろうと思っていたのですが、椅子にすわると、すぐに眠くなってしまいました。どこかでゆっくりと休み、食事も落ち着いてとるようにしないと…。

 きょうも暑い一日となりました。父の入っている病院へ行くと、病室には父の姿がありませんでした。お風呂に入れてもらっていたのです。毎日のように見舞っていますが、お風呂に入っている時と重なったのは今回が初めてでした。30分くらい待ったでしょうか、頭の毛がしっとりとした状態で病室に戻ってきた父に、「気持ちいかったかね」ときくと、こっくりしました。もともと、父はお風呂が大好きです。お風呂上がりの父は上機嫌でした。


2008年07月06日

タオルの出番

 とうとう今年もタオルの出番がやってきました。どこへ行くにもタオル持参、汗をふきふき、活動する。家では、首にタオルを巻いて原稿を書く。このスタイルが暑い夏を乗り切るには一番です。それにしても、きょうは暑かった。
 きょうは午前中、「しんぶん赤旗」の集金活動でした。1か月ちかくご無沙汰していた読者のみなさんのところへ顔を出したので、どこでも話がはずみ、集金はなかなか進みませんでした。
 途中、セミの鳴き声が車の中に飛び込んできました。おそらく、もっと前から鳴いていたのでしょうが、私にとっては初めて聞く夏ゼミの声でした。
 午後からは市長による消防点検でした。


2008年07月05日

「時間切れ行政の必勝」

 きょうは上越市自治基本条例施行記念フォーラム(画像)の日でした。第一部で基調講演をした辻山幸宣先生は、旧吉川町時代からたいへんお世話になった方です。自治基本条例をまちづくりにどういかしていくかが講演テーマでしたが、直江津図書館等整備問題を頭に浮かべながら、聴かれた方がたくさんおられたのではないでしょうか。市民の権利はどうだったか、市長や議会の責務はどうであったか等など。それぞれの持ち場でこの条例を考えると、とても勉強になる講演だったと思います。

 辻山先生は政策形成過程への市民参画のひとつ、パブリックコメントについてふれ、「これからは以前よりも1か月前倒ししなければなりません」と語られました。そのとおりです。第二部の自治基本条例を語る会で山岸議長は、今回の直江津図書館の件でいくつかの会派から議会として議会報告会をやるべきだと提案があったとのべました。そのひとつは私たちの議員団です。今後、定期的に議会報告会を開催していきたいと議長は市民に約束しましたが、議会内にいくつかのチームをつくって全市をまわればよいと思います。

 この日のフォーラムが6月議会前に行われておれば、直江津図書館等の問題は違った展開をしていたはずです。まず、パブリックコメントの扱いの状況からいって、6月議会に提案できなかったと思います。議員の質疑や質問を市民にわかりやすくするために委員会での議論にプロジェクターを持ち込む委員も出てきたかも知れません。議会報告会、あるいは市民の声を聞く会を開く会派は私たちだけでなく、複数にのぼったでしょう。どうあれ、自治基本条例をもっと意識してこの問題を考えたはずです。講演が終わって休憩時間に辻山先生と言葉を交わしました。先生いわく、「レジュメを送ってから図書館問題を知ったけど、『時間切れ行政の必勝』と書いていたのでびっくりしたよ」。もし、7月4日の契約期限が延長されていたら、どうなっていたでしょうか。

 夜、久しぶりにテレビをゆっくりみました。NHK衛星で放映されていた黒澤明監督の『醜聞(スキャンダル)』です。画家役の三船敏郎と弁護士役の志村喬の見事な演技に酔いました。黒澤監督作品はこれまで『七人の侍』しか観たことがなかったのですが、映画作成のテーマ・ねらいをはっきりさせていること、映画の構成、流れがしっかり練られていて、俳優もベストの人を持ってくる。変に凝っていなくて、わかりやすく、心を打つ。議会の質問でもこうしたことをやれるようになりたいものです。そうそう、最近では、人間をモノのように使い捨てにする派遣労働の深刻な実態を告発した、2月の志位和夫共産党委員長の質問がそうでした。


2008年07月04日

反対10 賛成37

 きょうの臨時議会、継続審査となっていた一般会計補正予算(直江津図書館・社会教育館整備事業が中心)は賛成多数で可決されました。継続審査の理由としていた市民説明会の不足、パブリックコメントの回答、市長によるイカヤとの直接交渉という3つの宿題で市側が、この1週間必死になって動いたのがある程度評価されたということでしょう。6月議会では継続審査に同調していた保守系議員も今回は賛成に回りました。もっとも、きょうの臨時会にむけて賛成するように強力な圧力がかかった議員も何人かいたようです。

 今回の異例とも言うべき継続審査は市長にとって大きな打撃になりました。「これで来年秋の続投は完全になくなった」とはっきり言う議員もいるほどです。市民の間で賛否が分かれていた問題で、「市長の顔が見えない」「何をしているのか」という声は市長与党の人たちからもあがっていました。継続審査となってから、さあたいへんだと市長自ら先頭になって動いた、それは一応評価はされました。しかし、今月2日の段階でも、「手順は尽くしたのに議会に理解してもらえなかったのは残念」と公の場で発言したのには保守系議員もびっくりしたようです。今朝、ある保守系議員が私に電話をくれ、「うちのトップは修正がきかない。困ったもんだ」とぼやいていました。

 きょうの会議が終わったのは夕方6時ころでした。父の入院している病院へ行き、妻と合流しました。最近、声が弱弱しくなったなと感じていましたが、右腕の握力が強いのには驚きました。「じいちゃん、働き者だったから、いつになっても力あるんだね」と呼びかける妻に、父は小さく笑って喜びました。ここ数日間、忙しい日が続きました。緊急議会報告会の準備などもあって、疲れはピークに達しています。夜8時過ぎになって、「ゆったりの郷」へ行き、ゆっくり湯につかりました。これで明日から、またがんばれるでしょう。


緊急議会報告会

 家に戻ったのは夜中の12時を回っていました。緊急議会報告会(画像は市民プラザでの報告会)が終わったのは午後9時半過ぎ、その後は議員団会議できょう開催される臨時議会での対応を協議しました。忙しい一日となったので、まだ頭がボーッとしています。緊急議会報告会は直江津のレインボーセンターでの参加者は20数人にとどまりましたが、市民プラザで50人を超える人が集まり、今回の問題に対する関心の高さを感じました。まずは緊急議会報告会に参加してくださった皆さんに心からお礼申し上げたいと思います。ありがとうございました。

 合併前上越市内で初めて取り組んだ議員団としての議会報告会、やはりやって良かったと思います。いただいたご意見や質問をA4のメモ用紙に書いたのですが、その分量は7ページ分にもなりました。「図書館は文化の核だ。そういうことを前面に出して考えてほしい」「子どもはいまのように学校のそばがいいと言っている。なぜ駅前のこだわるのか」「相手の言いなりになってほしくない」「ことの本質は日本政策投資銀行の利益確保だ。もう一回継続審査とすべきではないか」などたくさんの方から発言していただきました。市側は市民に対する説明は十分だと言っていますが、参加者の多くはもっと時間をかけて丁寧に説明すること、慎重にことを進めてほしいと思っていることがわかりました。議員や議会に対して厳しい意見が出たのも特徴のひとつです。「いろいろな疑問が出ていることについては、議会は議決機関として真相を究明するために参考人招致などをやり汗をかくべきだ」「自治基本条例を尊重して議員は地元で住民の声を声を聞く必要がある」など反論の余地はまったくありませんでした。

 今回の議会報告会はテーマを限定してのものでした。初めての試みだけにスライドなどにミスがあったりしましたが、参加者からは一定の評価をしていただきましたので、今後はいろんな問題で市民の皆さんの声を聞く会を開催していきたいと思います。議員団としては今後、議案提案権を行使していくことが求められてきますので、「答弁をする」経験を積んでいくことも大切だと思っています。


2008年07月02日

市長発言に反発の声相次ぐ

 言葉の使い方ひとつで流れは変わる。きょうの文教経済常任委員会での市長発言がまさにそうでした。6月議会で直江津図書館等整備事業が盛り込まれた一般会計補正予算が継続審査となり、その後、市長は市民説明会に3度出席しました。パブリックコメントで寄せられた市民の意見についても異例ともいえるスピードで回答を出しました。議会で問題になったからとはいえ、それで、議員の間では、「市長もがんばって動いたことだし、もうそろそろいいのではないか」といった雰囲気が生まれていました。ところが委員会の冒頭、市長は、「手順を尽くして提案したのに継続審査となったことは残念だ」と言ったのです。議会側が反発したことは言うまでもありません。上野委員など数人の委員が激しく抗議し、市長は当初予定した時間に委員会室から引き上げることができませんでした。

 きょうの委員会では、まず市長が6月定例会最終日の6月27日以降、市として何をやってきたかについて説明。センチュリーイカヤの社長に会い、契約期限の延期を申し入れた。市民説明会については3会場で市長自らも参加して行った。パブリックコメントは総力をあげて回答するように努め、その結果を公表するに至ったことなどについてのべました。その中で昨日、イカヤの社長が「上越市に対して新館の一部を売却する時期を遅延することは、弊社にとって今後この計画を二度と組むことが不可能となりますことから」延期はできないとの回答文書を市役所に持参してきたことも明らかにしました。しかし、回答文書は何回読んでも、これまでの市議会での説明から一歩も前に出ない、抽象的な内容でした。委員からは、「これでは納得できない」との声が相次ぎました。市長が退席してから、教育部長が市民説明会の概要、パブリックコメントの概要について説明しましたが、きょうは説明を聞くだけで、委員からの質問はありませんでした。分厚いパブコメの結果などを読んでから質問しようということなのでしょう。これらは4日の委員会で質問が行われる見込みです。

 午後から党議員団で明日の緊急議会報告会の準備をしました。少しでもわかりやすくということで、パソコンに詳しい平良木議員がパワーポイントのスライド原案を作成し、それをもとに4人で意見交換しました。直江津図書館のあり方をどう考えるか、これまでの議会での取り組みやマスコミの報道などで何が解明され、何が疑問として残っているのか、ひとつ議論を始めると次々と意見が出てきて、なかなかはかどりませんでした。明日の午前も準備をすることにしました。当初はリハーサルもやってと思ったのですが、ぎりぎりまでスライドづくりに追われそうです。

 最後にご紹介をひとつします。平良木議員がこのほどホームページを開設しました。これで議員団の中で3人がホームページを持ったことになります。同議員のホームページのアドレスはhttp://www.valley.ne.jp/~nanten/です。ぜひ訪問してみてください。


2008年07月01日

継続審査の準備

 きょうは午前10時過ぎから議員団会議を行いました。テーマは3日の緊急議会報告会の役割分担、報告内容の検討などです。4人で話し合った結果、報告は上野議員、司会は平良木議員が担当してくれることになりました。報告は上野議員にすべてまかせるのではなく、どうしたら分かりやすくなるか、みんなで考えています。4人そろって議会報告をするのは初めてです。行き届かないところがあるでしょうが、一生懸命がんばりたいと思っていますので、ご協力よろしくお願いします。

 午後からは4人で直江津図書館へ行き、見てきました。入口の壁に竣功記念のプレートが埋め込まれていて、そこには「竣功 昭和参拾五年壱月 植木組」とありました。午前の事前学習では「東京オリンピックの2年前」と憶えたのですが、4年前でした。子ども向けの図書スペースの狭さにはびっくりでした。吉川の図書館分室の方がいいなと思ったくらいです。その後、夕方まで2人の不動産登記などの専門家と会い、市とセンチュリーイカヤとの売買契約書(案)をどう見るか意見を聞いてきました。区分建物登記は整備工事が終わってからとなりますが、それよりも2年も前にお金を全部払ってしまうのは通常では考えられない特別扱いだ、などいろいろと専門的なことを教えてもらいましたが、議会の議論ではだれにでもわかってもらえるわかりやすい論戦にすることが大切です。どういう議論をしたらいいかについてもアドバイスをしてもらいました。

 議会は明日の午前10時半から文教経済常任委員会が開催されることになり、臨時議会は予想通り4日です。議会事務局から全議員にファックスが送られてきました。その中に、センチュリーイカヤの社長さんが本日、市長に提出したという文書のコピーが入っていました。なぜ契約の期限が7月4日なのかを説明しようとしたものですが、これまでの市や市教委の説明よりも具体性のあるものになるかと思っていたら、抽象的で説得力ゼロでした。明日の文教経済常任委員会ではこの文書についての評価が問題となるでしょう。


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