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の1…「3名を救え」

 岡谷市の友人、毛利正道弁護士から「3名を救え」というメールが一日に2回くらいの割合で送られてきています。昨夜から今朝にかけても2回の送信がありました。新聞、テレビでは見ることのできない情報がいくつも載っています。転送可とされたものの中から2つほど紹介します。
 山崎久隆@劣化ウラン研究会です。 バグダッドの国際占領監視センターから送られていたメールです。日付を見ていただ くと分かりますが、拉致事件が明らかになった日付です。 私は以前、この事件はファルージャでの米軍の無差別攻撃が原因の一つと指摘しまし た。このメールはイラクから緊急事態を告げる行動要請です。 みなさん、この行動要請に応えてください。具体的には、米軍によるイラク市民への 攻撃を一切停止を要求するバナー、横断幕、プラカード、ゼッケンを付けて、国会 前、首相官邸前等への行動に参加をしてください。英語で書いてください。海外メ ディアに注目され、それが配信されるように振る舞ってください。イラクに日本の市 民が米軍の攻撃に抗議していることを伝えましょう。 ファルージャでの虐殺が今回の事件を招きました。そのことを念頭に置いて、3人の 解放を要求しましょう。 停戦が始まったとはいえ、状況はいっこうに好転していません。また、他の都市での 攻撃は止んでいません。 そして日本政府、もう「何もするな!!」と叫びたいところですが、日本政府をして 停戦を支持する、ないしは攻撃をしないように望んでいるといったトーンのメッセー ジを出させましょう。最低でもそのくらいは言えるでしょう。いや、それさえも言え ないのであれば、日本は米国の虐殺に荷担したことにしかならないのです。 以下、緊急に訳しましたので、誤訳があると思いますが、お送りします。 転送歓迎です。 可能な限りがんばりましょう。まだ希望はあるのです。
 占領監視センターからの緊急行動要請  訳文
  イラクの人々と共に連帯するための緊急要求
  国際占領監視センター代表エマン・アーメド・カマス
  国際占領監視センター
  2004年4月8日
 バグダッド占領
 世界の人々と代表者に、国際連合で米国主導の占領軍による攻撃に反対するよう、イ
ラクの人々は国際的な連帯を要求します。
 これらの攻撃がイラクの都市とその周辺に住む全ての住民を恐怖に追いやることを
意図しているのは明確です。
 報告によれば、4月4日に始まった攻撃により、ファルージャだけで300人以上
(*)のイラク人が殺され、さらに何百人もの負傷者で溢れています。
 アダーミヤ、スーラ、ヤモク、ファルージャの市街とその近郊、、ラマディ、バス
ラ、ナシリーヤ、カルバラ、アマラ、クート、クファ、ナジャフ、ディワニヤ、バラ
ドおよびバグダッドでは特にサドルで戦闘が続いています。
 住宅、病院、モスクのみならず救急車が怪我人を搬送中にも占領軍兵士や戦車に
よって爆破され、銃撃されています。
 ファルージャとアダーミヤは、民間区域を包囲し長期間抑留下におくことを禁止す
るジュネーブ協定も違反して、現在占領軍によって包囲攻撃の下にあります。病院も
十分な医療援助、不可欠な医薬品と装備、あるいは輸血用血液供給の手段も奪われています。ファルージャでは包囲されているために、病院は医者に自分の家で野戦病院
を開設するしかない状況におかれています。献血者が入ることさえ許可されていません。従って、バグダッドとファルージャではモスクが怪我人のために血液を集めてい
る状態です。水と電気がこれまでの数日の間断絶されたままです。
 サドルシティでは、米軍ヘリコプターが住宅地域をロケット弾で攻撃し、家を破壊
しています。外出禁止令が公式には出されていないなかで、米国軍兵士は暗くなって
から街路を動いている車輌を発見すると戦車砲で攻撃をしています。火曜日の夜だけ
で、少なくとも6人の人々がこのようにして殺されました。米軍はすべての警察署と
サドル市役所を占領し、包囲し続けているのです。
 このような攻撃がこれまでの1週間にわたって急激に拡大したのですが、それは決
して占領されているイラクで新しい現象ではありません。文民への無差別殺戮、人々
への安全保障義務の提供や電気もまともな医療のための社会基盤整備も拒絶している
現実は、占有当局がイラクにもたらした「自由」を特徴づけるものです。
 我々は諸国家、市民社会と反戦および反占領の運動に対して団結の具体的な表明と
して、この恐怖の米国主導の戦争に対し、そしてイラクの人々を支援するために、こ
の身の毛がよだつ事実を直視することを求めます。
 どうか米国によって指揮された攻撃を直ちに中止するよう要求するために、街頭に
出てください。世界中の米国領事館と大使館の前で抗議と要請行動を組織化してください。この大虐殺を直ちに止めろ!イラクの都市や近郊の包囲攻撃を直ちに止めろ!攻撃下に住んでいるイラクの人々への援助を提供しようと努めている、人道・医療支援組織にの立ち入りを直ちに認めよ!そして、「我が国」による占領を止めろ!
 デモがすでに組織化された都市は、ミラノ、モントリオール、東京、イスタンブー
ル、ボストン、サンフランシスコ、ロサンゼルス、ワシントン D.C. とニューヨーク
です。  バグダッドの国際占領監視センターと連絡を取るために、どうか001
914 360-9079 あるいは001 914 360-9080に電話をしてください。また、電子メールは
eman@occupationwatch.org です。
 倉本聰氏から今井君のお母様に宛てられた手紙
 今井直子 様
前略。
御家族の皆様の御心中、衷心よりお察し申し上げます。
こゝ四日間の世の中の動き、小生の頭では整理つかぬまゝ、
しかし、鋭い痛みと激しい怒りでいっぱいです。
殊に、一国の総理が、自衛隊撤退という選択肢を最初から
捨ててかゝり、一顧だにしないという不思議な態度。
 
はっきり云いますが、そもそもアメリカのあやまちなのです。
大量破壊兵器。見つかったのですか?
それがそもそもの起源だったのに、そのあやまちにのることが
日本の国益だとする小泉氏の考え方。
それは日本国民の考え方とどんどん離れて行きつゝあるように思います。
国益はたしかに大切ですが、しかし「国格」―――人格に相当する国格は
国益に勝る一国の尊厳だと僕は思います。
国益を重視して、人質を救出する最大の選択肢を最初から放棄してしまうこと。
いかなる理由があろうとも、政府のとった今回の態度には、
激しい憤りを覚えます。
この事件が如何なる形で集結しようとも、この問題は、
現政権を選んでしまった我々国民の責任として、
これからの選挙に反映させねばならぬ、重要な今後の課題でしょう。
今僕たちに何が出来るのか。
皆様から突きつけられている悲痛な叫びを、
自分の痛みとして味わっています。
国の代表者に切望いたします!
国益より国格を考えて下さい。
国家の尊厳、国民の尊厳を考えて下さい。
国格なき国家は悲しい国家です。
あなたの家族、あなたの友人が人質にとられたら、
やっぱりあなた方は同じ選択肢をとるのでしょうか。
あらゆる面子や利害関係を捨て、人の命を考えて下さい!
国民の命を預かっている最高責任者として
それがあなた方の最大の仕事なのだということを、もう一度熟考して下さい。
御家族の皆様のご苦渋の前で、何も出来ぬ非力をつくづく感じます。
三人の方の無事の救出を、只衷心より祈るばかりです。
北海道富良野  倉本 聰
 今朝の「しんぶん赤旗」コラムで高遠菜穂子さんのホームページが紹介されています。彼女がどんな活動をしてきたのか、よく分かります。「菜穂子のインド滞在日記」をぜひ訪れてみてください。
(午前7時半)


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2004年04月13日 00:00に投稿されたページです。

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