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アニメ映画そして講演会

 昨日に比べて暑さが一段と強まった一日でした。ひょっとすると梅雨が明けたかもしれません。昨夕、今年初めてカナカナゼミの鳴き声を聞きました。梅雨明け直前に鳴き始めるとも聞いています。午前は市政レポートの配布活動で汗を流しました。明日、もう半日やれば、終わるでしょう。配布時に60代の女性に、「橋爪さんですね。頑張ってください。私も応援しますから」と声をかけていただきました。見たことがない人なので、どちらの方ですか、と聞いたら、何と大潟区に住む人でした。
 午後から妻と一緒にアニメ映画『あした元気になあれ』を観てきました。原作者の海老名香葉子さんについては『ことしの牡丹はよい牡丹』(文春文庫)で初めて知り、以来、フアンになってしまいました。父母やキョウダイなどを亡くした彼女の空襲体験を伝えることは平和の尊さを考え、平和を守る大きな力になります。今回の映画でも、人間の命を奪い、家族をばらばらにした戦争を絶対やっては駄目、という彼女の思いがすっと伝わってきましたね。
 今回の映画では、海老名さんについての新たな発見がありました。疎開先からお兄さんのところへ出そうとした葉書の束を見て思ったことですが、彼女の優れた文章力は子どもの時からのこうした積み重ねによったものだったんですね。向田邦子の「字のない葉書」(『眠る盃』所収)もいいけれど、この葉書の束には、どんなことが書いてあったのか見てみたくなりました。
 夜は元参院議員の笠井あきらさんの講演会でした。南米各地に続出した進歩的政権誕生と日本共産党とのかかわりなど野党外交については、細かいところも語ってもらいました。都議選の結果は、二大政党づくりが破綻に向かいはじめたことを示しています。笠井さんが多摩市の支部会議にも出て、ビラまきもしているということを聞いて、親しみがぐっと増しました。13年前に父親を亡くし、連れ合いを介護していた母親が脳梗塞になり、「最近は広島の話も聞けなくなった」というくだりではジーンときました。会場では入党コーナーの係りをしましたが、私のところだけでも3人の方から入党してもらいました。


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概要

2005年07月17日 00:00に投稿されたページです。

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