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上越三市議会議員合同研修会

 どうもオリンピック疲れが出てきたようです。今朝も男子スピードスケート500mをライブで観たせいか、市役所でビラを作成しようとしても集中力はゼロ、それでは軽い本を読もう、と数ページめくったものの、これも続きません。きょうのメインである上越三市議会議員合同研修会も最初はダメでした。楽しみにしていた、北ア朝日岳から親不知日本海に至る栂海新道の開発で知られている小野健さんの講演も前半は睡魔との闘いとなってしまいました。
 でも面白い話は寝た人間も起こします。途中から完全に集中力を回復し、話を聴くことができました。地質にも植物についても詳しい小野さんならではの話の展開も内容も見事でした。たいした標高でないところの洞窟から冷たい空気が吹上げている。そのそばで高山植物がきれいな花を咲かせている。ある稜線、同じ高さの場所でありながら、片方の斜面は一面ブナ林、片方はブナが一本もない。ふたつの植物が「ここは自分の場所、この先はあなたの場所」と仲良く分け合っている。その分岐のラインは人間がつくったかと錯覚しそうになる「道」になっていました。福島生まれの男性が山に惚れ、石に惚れ、海抜ゼロから3000mの高山に至る道をつくったドラマに酔いました。栂海新道、ぜひ訪ねてみたいと思います。
 研修会後の懇親会では、懐かしい人やぜひ一度お会いしたいと思っていた人にも会うことができました。青海出身の鈴木勢子さんもその一人です。つい最近、手づくりのHPを立ち上げたというので、その話に花が咲きました。また妙高高原の北村正春さんとは、初めて言葉を交わすことができました。日本共産党の冬の赤旗祭りや民主団体の研修会などの実施にあたっては、地元の良き協力者となっていただいた方です。お礼を述べたら、「この状況(不景気)のなかで、お前はいつから赤旗を振るようになったのだという者もいたが、そんなこと言っていられる状況でなかった。みんな大事なお客様だった」と言われました。
 一昨年まで20数市町村があった上越、昨年3つの市になってしまいました。そして、全議員が集まっても、100人ちょっとしかいない。なんとも複雑な思いがしました。こうなれば、隣近所の3市の行政も議会もいままで以上に協力して、上越の発展をめざしたいものです。


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2006年02月14日 00:00に投稿されたページです。

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