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花と実と

 6月も半ばだというのに、わが上越市は未だに梅雨入りせず、きょうは真夏を思わせるような天気でした。カラッと晴れて、白い雲がポコッ、ポコッと浮かんでいました。そういうなかで、きょうは地質や地理の専門家の方たちと廃棄物最終処分場候補地になっている宮野尾の現地調査をしました。谷の中の現地まで歩いて降りたのは初めてです。行きは道に迷い、2時間以上も歩きました。歩きはじめてから約30分後、田んぼが見え、車があるのでどこかと思いきや、なんと出発した地点に戻ってしまったのです。山道の怖さを感じました。
 でも草をかき分け、山を上り下りする道中、楽しませてもらいました。何よりも野に咲く花がきれいでした。ヤマアジサイが紫や少しピンクがかった色の花をつけています。コシジシモツケソウも開花していました。こちらはいまが花盛りです。ふわっと広がったピンクの花の色っぽさは文字では書けません。ホタルブクロもいまが一番いい時です。そしてトリアシショウマにヤマブキショウマ、キオン、ツルアリドオシなど夏の花をこんなにもたくさん見ることとができるとは。もうひとつは野にある食べ物です。キイチゴと桑の実はちょうど食べ頃でした。キイチゴはいいものが何ヶ所もあり、いったん食べ始めるとなかなか動けませんでした。昔、田植えが終わって一段落した頃、キイチゴや桑の実をアルミの弁当箱にたくさん採ったものですが、ちょうど今頃だったんですね。
 さて、現地(といっても予定地の一角)は元田んぼ、ヨシが生い茂っていました。秋に花をつけるツリフネソウ、ミゾソバの姿もありました。城ケ峰の方から流れてくる川の水量は、このところの少雨の影響か、多くはなかったですね。小川という感じでした。海抜125メートルほどの現地では地質図を広げ、地下にどういう地層が広がっているのか説明を受けました。地すべりを起こしやすい能生谷層がどんな広がり方をしているのかは大きな問題です。地元説明会で市側は、こういう図を使った説明をしていないのではと思いました。2万5000分の1の地図を見て、尾根、地すべりでできた土地、川をふさいで土砂がたまった土地などにグループ分けをして色を塗る。きょう参加した研究者のひとりは、その色塗りした図を初めて公開してくださいました。この図を作成するだけでも5日間もかかったそうです。分かりやすい図として出来上がっていて、労作でした。
 昨日の私の一般質問は上越市議会の「過去の議会中継(6月15日)」を開いて、4番目に登場した私のところの動画のマークをクリックするとご覧いただけます。1回目の質問は約13分、その後、市長の答弁が一通り終わってから、一問一答が続いています。


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概要

2007年06月16日 00:00に投稿されたページです。

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