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手の怪我のことを忘れて

 きょうは私の常任委員会です。会議の前に診療所へ行ってきました。手の怪我の状況を見てもらうためです。回復の兆しがまったくなければ入院、そして手術ということでしたが、診断の結果、親指が少し動くことから、短母指伸筋が完全には切れてはいないことがわかりました。現在の補助具(親指を使わないように固定している)をつけたまま、もう2週間、様子を見ようということになりました。最悪の場合、私の委員会開会中に入院と思っていただけにホッとしました。

 きょうの委員会では、中越沖地震があったことをふまえ、地震対策を中心にすえて質問をしました。避難所と指定されている市内の学校(幼稚園含む)は78校です。このうち耐震化のできている学校はまだ49校であることが私の質問で明らかになりました。これでは大地震が発生した場合、心配ですね。
 そして、もうひとつ重大なことがわかりました。避難所として指定されている学校のうち、水を確保するための浄水設備が整備されているのは11・5%(9校)、自家発電設備があるのは2・6%(2校)、防災倉庫・備蓄倉庫があるのは10・3%(8校)にすぎなかったのです。ちなみに吉川小学校も吉川中学校もこうした設備はないとのことです。これでは、防災機能はきわめて不十分と言わざるをえません。
 学校のこうしたデータは、昨年5月に国立教育政策研究所が学校施設の防災機能に関する全国調査をしたことでまとめられました。全国では、浄水設備の整備率は27%、自家発電は14%、防災倉庫・備蓄倉庫は27%です。上越市は全国レベルからみても整備率が低い。対策強化を求めていきたいと思います。

 委員会は朝10時から夕方の6時半すぎまでかかりました。きょうはひとつ勉強になりました。発言力というのは手足にキズを負っているとにぶるということです。最初、手に力を入れぬようにと気をつかいながら発言したら、うまく言葉が出てきませんでした。でも、議論に集中してくると、指の怪我のことはすっかり忘れていました。同僚議員に、「怪我をしているんだから、手を振るなと言っているのに。それじゃ、なおらんこて」と笑われました。


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2007年09月06日 22:14に投稿されたページです。

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