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市長派の論戦が変わりはじめた

 市議会はきょうから5日間、一般質問です。事前に配布された通告一覧表を一読して、これまでと論戦が変わりそうな予感がしました。これまで木浦市長を支えてきた人たちの質問内容を見て、これまでよりも市長との距離が長くなったことを感じたのです。なかには、距離が長くなるというよりも、不支持へと発展しそうなものまで出てきました。
 実際、きょうの質問の展開はその通りの展開となりました。「世の中で一番悲しいのは仕事がないことだ。この程度で緊急対策と言えるか。来年の前倒しでしかないではないか。いまの(不景気の)現状を生身で感じてほしい」。経済の低迷に対する対応に生ぬるさを感じて、思い切った緊急財政出動への転換を求めたのは江口議員でした。3年前の市長選では、昼休みにもかかわらず、上越大通りでドライバーに手をふっていた人です。今年からコメの生産調整配分の方法が中山間地に不利になったと、元に戻すよう訴えた武藤議員からは、「最近、市の幹部の顔が見えないと言われている」と苦言。創風クラブ代表の滝沢議員は、同クラブの議員が3か月前、保倉川放水路問題で市長が地元に入るように訴えたにもかかわらず、入っていないことを厳しく指摘しました。いくら、質問の最後に、「市長への激励だ」と言っても、それまでの発言は明らかに不満の表明と受け取れる内容でした。
 市長選まであと1年を切りました。「公約した92項目中83項目について目標を達成した。どの分野も90%以上の達成率だ」「おしなべて成果をあげたと評価している」と言う木浦市長ですが、再出馬については、今回も、「忙しくて、じっくり考えるゆとりがない」と態度を明らかにしませんでした。


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2008年12月10日 23:56に投稿されたページです。

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