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マラソンは何が起きるかわからない

 きょうは風もあり雨もありの悪天候でした。午前は、生活相談で上越市に出かけてきました。その帰り道、久しぶりに本屋さんへ。私にとって、本屋でブラブラするのは楽しみの一つです。気に入った本はないかとさがす、買うまでもない、雑誌の、ちょっとした記事を立ち読みをする、これがけっこう面白くて楽しいんです。30分や1時間、あっという間に過ぎてしまいます。今回はある週刊誌の最新号が総選挙結果について特集していたので、立ち読みしてしまいました。本多勝一氏などが総選挙の争点となるべき憲法問題や消費税増税問題がそうならなかったことへの不満を述べ、二大政党制の批判をしていたのは注目でした。
 午後からは東京国際女子マラソンのテレビ中継を途中まで見て、「まちづくり基本条例」についての原稿書きに入りました。途中からというのは、高橋尚子選手が独走状態になってからです。「そろそろゴールの時間だ」とテレビのところへ戻ったらなんとなんと高橋選手がいつ倒れても不思議のない格好で走っているではありませんか。驚いてしまいました。小出監督は、レース中、「Qちゃんは天才だ。レースも自分で(どう走るかコントロールして)走っている。最後はうまくまとめてくれるでしょう」と言っていたので安心しきっていたのですが、マラソンも政治の世界と同じで何が起こるかわからない。レース前の食事のとり方などいろいろ問題があったのでしょうが、マラソン大好きの私の目では、25度前後の暑さの中で2時間20分を切ることを目標に持ち続けたことが最大の間違いだったと思います。そうは言っても、目標も切り替えは難しいでしょうが……。
 夜遅くなって、岡谷市の毛利正道弁護士からメールが送られてきました。1967年の衆議院選挙から今回の選挙までの各党の得票率、世論調査の政党支持率などを整理し、今回の選挙結果を分析しています。いつものことながら、数字を歴史的に追い、きちんと分析していく、几帳面さには脱帽です。彼の総選挙総括は近いうちに彼のホームページに掲載されるでしょう。その時は紹介します。ところで、彼の送ってきた文書の中で信濃毎日に掲載された興味深いデータがありました。信濃毎日が選挙直後に実施した世論調査で、「第三勢力の共産党・社民党・保守新党が減少したこと」に「好ましくない」と答えた人が47.5%にのぼり、「好ましい」の43%を上回っていたというのです。この47.5%の中で、これらの政党に投票した人は合計しても半分もいないのに、こういう結果が出る、何となくホッとしました。


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概要

2003年11月16日 00:00に投稿されたページです。

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