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熱した油の中に水を入れた時のような議論

 すごい話し合いでした。頸北議長会主催の会議も、頸北町村長との懇談も上越市や合併協議会事務局に対する不信感をあらわにしたものとなりました。「こんなんだったら、共通事業は全部上越市にやる。そのかわり、地域事業が8割、共通事業は2割だ」「建設計画の財源は市町村の出し合いだ。上越市が全体の49%しか出さないでおいて6割、7割の計画をとるとは許せない」。こういった発言が相次ぎ、にぎやかな議論が続きました。新市建設計画の共通事業が上越市に集中したことで、これまで各町村で描いてきた合併後の主要事業構想の実現が危うくなってきたという共通認識ができた。そこへ何か問題を提起すると、バチバチッと怒りが起きてくる。まるで油をしいて熱したフライパンの中に水を入れた時のような状況でした。
 4町村長の挨拶の中では、「大事なことが私たち(首長)を素通りして小委員会に行っている」「すべてが上越市中心の事業に変容しつつある。このまま突っ走っては困る」という発言まで飛び出しました。こういった発言に対して、議会側から「こうしたことを許してきたことにも問題がある」と首長側の対応を追及する場面もあり、激しいやりとりとなりました。どうあれ、首長が知らないうちに計画が決まっていく流れは異常です。首長が入った運営委員会が一度しか行われていないのもおかしい。速やかに正常化すべきです。
 頸北町村議会の正副議長・合併協委員である議員と町村長との話し合いの結果、①次回の合併協議会開催までに合併協の運営委員会を開催するよう申し入れる、②その場では、協議会運営のあり方を問題にすると同時に新市建設計画共通事業の選定基準の見直しを求めていく、③新市の議員の定数及び任期については、頸北4町村とも定数特例7年3ヶ月を主張していく、ことが決まりました。きょうの会議の模様は、マスコミ2社も取材していました。記者たちの目には、きょうの議論がどう映ったのでしょうか。


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2004年02月13日 00:00に投稿されたページです。

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