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『Fゼミ通信』刊行

 5月11日付「見てある記」でも紹介した元新潟大学教授・古厩忠夫著『Fゼミ通信』が出来上がってきました。同著は古厩先生がゼミの教え子などに発信したFゼミ通信をまとめたもの。私にとっては、ベストセラーとなった『裏日本』(岩波新書)とともに忘れることのできない1冊になりそうです。『裏日本』は、私が生きてきた戦後を問い直すきっかけを与えてくれました。今度の本は、出版に至る過程で微力ながらお手伝いをさせていただいたこともあり、自分の本が出来上がるような気持ちで刊行を心待ちにしていました。
 ゲラの段階で全文を読んでいるのですが、本になった段階での文章は風呂上りの体のように、きれいになってさっぱりとしています。また、通信として発行されていた時にはなかった写真も掲載されている。うれしかったのは、出版の打ち合わせの時に候補に挙がっていなかった古厩先生の還暦祝いパーティの写真です。私も写っていてびっくりしました。今回の出版にあたっては、先生の学生時代の友人のみなさん、Fゼミ通信愛読者など何人もの素敵な人との出会いがありました。これから出版記念会をやろうという声も出ています。『Fゼミ通信』がどんな交流を生み出し広がりをみせてくれるか、楽しみです。
 きょうは議会総務文教常任委員会でした。メインは学校訪問です。総務文教常任委員会の学校訪問は本当に久しぶりでした。おそらく前回の訪問から5年以上は経っているでしょう。今回の訪問では、学校の施設、備品などを調査するとともに、学校経営の方針、当面の課題について説明をうけました。前回と比べて大きく変わったことの1つは、安全対策が強化されたことです。窓からの転落防止の横棒が目立ちました。また、学校経営目標の実現のために方針が具体化されている点も前とは変わりましたね。「授業が分かるという生徒を75%に増やす」「異学年の子ども同士のかかわりができたを70%以上にする」などといった具体的な提起の仕方はとてもいいと思います。
 委員会の学校訪問にあたって気を使ったのは、教職員のみなさんから、緊張しないで、リラックスしてもらうこと。ありのままを見せていただき、よりよい学校教育実現のために何をしたらいいのかを見出すには大切なことです。この点では各委員が気配りしてくれました。特に委員と教職員の面識会では、ユーモアたっぷりの自己紹介で笑いが続出、楽しい会になりました。極め付きは吉村一博副議長の中学校での自己紹介、いきなり「How do
you do」にはまいりました。脱帽です。
 (『Fゼミ通信』のご注文受け付けます)
 『Fゼミ通信』は1冊2500円です。出版元の同時代社または私のところにメールなどで連絡いただければお送りします。


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概要

2004年06月08日 00:00に投稿されたページです。

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