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カフカスの山の民

 なるほどね。今朝の「しんぶん赤旗」のコラムと特集記事を読んで、北オセチア共和国がどこにあって、どんな国なのか、やっとイメージがつかめました。ヨーロッパで一番高い山は、ロシア南部、カフカス山脈にあるエルブルース山(5642m)。同じ山脈の高峰カズベク山の北のすそ野に広がるのが北オセチア共和国……。世界を震撼させた学校占拠事件が起きた町は、高原の、ものすごく景色のいい町だと思います。同時に、苦難の歴史を持つ国であることが分かりました。
 新聞、テレビで事件を知ってまず最初にしたことは地図帳を見ることでした。新聞に概略図は出ていましたが、もっと詳しく知りたかったのです。ところが、わが家の地図帳は14年前に発行されたもので、北オセチアもウラジカフカスも載っておらず、話になりません。結局、インターネットで調べたのですが、私の検索の仕方が悪いのか、地理も歴史もいまひとつでした。
 カフカスが昔から大国ロシアと少数民族との紛争の地になっていて、トルストイの『コサック』に出ていることも初めて知りました。山の民はどこの国であろうが、人情に厚く、人懐こいというイメージを私は持っています。暴力の連鎖のなかでカフカスの山の民の苦しみがいつまでも続くのは許せないことです。武力による支配と、暴力に頼る抵抗の悪循環をいっときも早く断ち切って、対話による解決をめざしてほしいと思います。
 


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2004年09月05日 00:00に投稿されたページです。

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