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吉川大暴れ、記録的豪雨で人も牛も避難

 昨日は恵みの雨、きょうは一転してまさかの豪雨災害。夜中から雨足が速くなってきて吉川の水位はぐんぐんと上昇、朝6時半過ぎに吉川区総合事務所へ出かけました。そのころから風が強くなり、横殴りの雨となります。区内の川谷、尾神、村屋の観測所で1時間雨量が30ミリを突破しました。そして総合事務所のグループ長に招集がかかり、消防団吉川方面隊長も加わって対策会議を開き、7時半には警戒対策現地本部を設置することに(この本部は10時55分、災害対策本部になりました)。
 その後、降るわ、降るわ、川谷観測所では28日午前0時から17時までに330ミリを記録しました。村屋が274ミリ、尾神は295ミリ、原之町162ミリでした。豪雨になれば必ず警戒を要する民家などでまず発生した災害は、その後、予想以上の被害へと拡大していきました。国田、東田中で吉川の堤防が決壊、私の住んでいる代石では越水し、これまで経験したことのない水害になりました。区内での床上浸水は4、床下浸水12、孤立した民家は合計6世帯(大賀、代石)におよびました。自主避難した世帯も6世帯となりました。冠水、土砂崩れなどによる道路の交通止めが相次ぎました。農作物の本格的な調査は明日となりますが、水没した稲、転作大豆はかなりの面積になるもようです。これより詳しい被害状況は、被害状況メモをごらんください。
 尾神から代石に転居して23年目になりますが、この豪雨でわが家にも被害が出ました。牛舎および管理舎が水浸しになったのです。ちょうど木浦市長とともに総合事務所で打合せをしていた時に、家から電話があり、牛舎に水が流れ込んだとの情報が入りました。時間をもらって牛舎に急行、家畜商と連絡を取って牛たちを頸城区に避難させしました。除雪機、洗浄器などいくつもの機械は水没したのであきらめました。管理舎は床下浸水し、さらに増えそうだったので、党地区委員会から応援をもらって、印刷機、コピー機の移動などを手伝ってもらいました。
 今回の水害は合併後初めて経験する大災害となりました。河川改修の遅れが根底にあります。記録的豪雨とはいえ、改修がもっと進んでおればこんなことにならなかったでしょう。だから今回の災害は住民の安全を軽視した政災です。昨日、「市民と市長の対話集会」で原之町町内会長さんが要望したように、河川改修は急務です。また、市役所本庁と総合事務所の連携のあり方など検討すべき事項がいくつもでてきました。しっかり調査し、速やかな対策を求めていきたいと思います。


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2005年06月28日 00:00に投稿されたページです。

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