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「失敗学」

 きょうは9月議会最終日でした。提案されていた議案審査についての委員長報告、意見書の提案、討論等が行なわれました。最終日を賑やかにしたのは、昨日になって急遽出てきた市長と助役の報酬の減額条例及び関連予算でした。1ヶ月10%の報酬カットはごみの最終処分費用の支払遅延の責任を取ったものですが、責任のとり方をめぐって本会議と委員会で活発な質疑が行なわれました。
 印象に残ったのは総務常任委員会での審議です。杉本委員の「市長は自分にはどういう責任があると思っているのか」に始まって、これまでの経緯と市長のかかわり、さらには再発防止に向けた対策論議へと発展しました。民間会社での経験から「失敗学」を語ったのは吉田委員、「人間には失敗がある。自分がやった失敗は即刻明らかにすることが大事」「失敗を防ぐには精神論ではダメ、人間は1人だけでやるとミスってしまう。チームで責任がとれ、チームでチェックする仲間意識を育てる必要がある」などの発言は注目されました。
 きょうの私の出番は道路特定財源に関する意見書についての討論です。議運で全会派が一致できる内容に修正しようと議員団の代表が提案したのですが実りませんでした。その結果、私の出番となったのです。討論では、「あくまでも道路に関する事業に充てることが適当」「道路特定財源を堅持」という文言を盛り込んだ意見書を出すということは、時代の流れに逆行するばかりか、市民の利益・国民の利益にもそむくと訴えました。討論が終わったら、保守系大物議員が議員団控え室にやってきて、「いずれ橋爪さんの言うとおりになる」と声をかけてくれました。
 夕方まで控え室で市政レポートを作成し、その後は党議員団で懇親会をやりました。上野事務局長を含め4人で飲み、語ったのは今年初めてでした。今定例会は1ヶ月の長丁場でしたので、いろんなことがありました。議会での様々なエピソードなどを出し合い、楽しいひと時を過ごすことができました。


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概要

2005年09月29日 00:00に投稿されたページです。

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