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そもそも分庁舎は必要か

 秋晴れでした。それもじつにさわやかな晴れ方でした。ゆっくりする時間があればねぇ、カメラ片手に出かけられたのに……。きょうは休会日ですが、総務常任委員協議会があるというので市役所に出かけました。テーマがまた大事なものばかりときています。分庁舎整備計画の中間報告、アスベスト対策、さらに土地開発公社の業務運営改善計画、いずれも市政の将来に係わる重要性を持っており、半日の議論では無理でした。
 きょうの議論で一番燃え上がったのは分庁舎整備計画についてでした。口火を切ったのは昨日の一般質問で本庁機能の分散化論をぶった山岸委員です。経済がなかなか上を向かない時代、10億円もの税金を使って事業をすすめるのではなく、旧町村の公共施設、民間の空いている施設を利用すべきではないか、という同委員の提起は正論です。この論戦に杉本委員が加わりました。「(提出資料には)分庁舎に必要な機能ということで7つのことが書いてあるが、何が必要か整理してあっていい」とほめたうえで、資料に書かれている機能にふれながら、「必ずしもまとまった建物が新たに必要だとは思わない」と論じました。
 さらに論戦を熱くしたのは旧中郷村長、吉田委員でした。同委員は、「分権時代の市役所はいかにあるべきか、住民の近くで仕事をするにはどうあるべきかを考えるべきだ」「上越市役所は、まだ中央集権の、従来通りのやり方からぬけきれていない。先見行政をやっているか疑わしいところもある。もっと将来に責任を持つべきだ」と発言しました。また、20年後に減価償却期間の終了する本庁舎の建設計画が資料に書かれていたことから、「民間なら償却が終わってから利益を出すんです。(償却が終わる時点を意識して)計画を考えるなんておかしい」と批判しました。吉田委員と高橋財政部長の丁々発止の論戦は聞き応え十分でした。
 午後からは吉川区に戻り、党支部の仲間と組を作って「しんぶん赤旗」の購読を勧める活動を約1時間やりました。途中、私と別の組になった人から携帯電話があり、「ここの家のおばあちゃんがぜひ橋爪さんの顔を見たいと言っている。来てもらえないか」と言われました。行くと、ニコニコして、「忙しそうだねや。おら、おまさんに、早くこの道、直してもらいたくてさね。合併したすけ、もうダメかと心配してるがだ」と語りかけてこられました。こうした住民要求は大事にしないといけません。早速、行政に働きかけたいと思います。きょうの活動では、2人の方が「しんぶん赤旗」の購読を約束してくださいました。


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2005年09月28日 00:00に投稿されたページです。

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