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小川未明文学賞贈呈式

 忙しい金曜日でした。市政レポートの作成、「しんぶん赤旗」日曜版の仕分け、配達、集金、そして市役所本庁へ。朝から夕方までバタバタと過ごしました。ゆっくりできたのは夕方からの小川未明文学賞贈呈式でした。
 小川未明文学賞贈呈式は今回で14回目。郷土出身の児童文学者の名前がついた文学賞はすっかり定着しました。選考委員のひとり、砂田弘さんによると、今回の応募作品のレベルはこれまでになく高く、甲乙つけがたかったとのことです。うれしかったのは、最終選考に残った10編のなかに上越市在住の人がひとりいたということでした。杉みき子さんに続き、地元から児童文学作家がまた出てくるかもしれません。楽しみですね。
 受賞者の挨拶の中で、優秀賞を獲得した小川直美さんの言葉が心に残りました。昨年お産をしたばかりという小川さんは、「育児と書くことは似ている。書くことは地味で、コツコツと書いていかないと、後で『何だ、これは』という作品になりやすい」と語りました。最近の私の原稿の書き方を批判されているようで、いい勉強になりました。
 さて、受賞式の後にコンサートがありました。まず十日町市松代に20数年間住んでいるというボイコ・ストヤーノフさんがピアノ演奏をしました。そして、その後は井上昭子さんが『島の暮れ方の話』を朗読し、ボイコ・ストヤーノフさんが様々な楽器、音の出る小道具を使ってそれに合わせる、これがまた見事でした。市役所の文化振興課長に聞いたら、井上さんの朗読のテープをストヤーノフさんが聴いて、アレンジされたとのことでした。きょう、井上さんと会って、練習なし。それなのに、朗読された文のイメージとぴったりの演奏でした。もう一度聴いてみたいと思いました。


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2005年11月25日 00:00に投稿されたページです。

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